三津田信三のレビュー一覧

  • 密室の如き籠るもの

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    『首切の如き裂くもの』:籠手家と阿曇目家の縁談があったが、旦那は戦後の心神喪失にて縁談は間延びになる。両家の前の行き止まり路地で首切の犯行が4件あり、旦那も行き止まり先の祠で首切自殺をする。旦那の弟旭義と縁談をまとめようとするが貴子は拒否。付き纏う旭義の前で貴子が首切される。旭義が犯人かと疑われるが凶器がない。
    凶器消失トリックが烏の特性を活かすとはふむふむ。
    『迷家の如き動くもの』:薬売りの女性2人が違う村経由で出会い意気投合。他に男性2人とも出会い話をするが謎の家があったなかったの話に。家が動き人を喰う迷家なのではと。言耶登場で謎解決。村の伝承がそれぞれ違うので家がそれぞれ違うとな。
    『隙

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    2026年01月18日
  • 山魔の如き嗤うもの

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    成人の儀を行うとのことで実家のある忌み山で親戚一家消失に会う末っ子靖美(男)。その後ろでは山魔の嗤い声とおーいと呼ぶ声が。その後靖美は心身喪失して失踪してしまう。
    刀城言耶が一家消失の真相を調べるために忌み山へ。そこで地蔵に纏わる童歌になぞらえて連続殺人が起きる。
    謎解きパートで刀城言耶の事件へのなぜなぜが46出てきておさらいしてくれる相変わらずの優しさ。
    最初の謎解きはしっくりこないなぁと思ったら次の展開に。ラストの謎解きでそうこなくっちゃと思える。
    最後の余韻めいた犯人消失も舞台設定もあり良きかと。

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    2026年01月16日
  • 寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理

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    怪民研シリーズ。
    「山神様のお告げ」で決まったという友人の婚姻の儀式に参加する瞳星愛が奇怪な事件に巻き込まれ、怪民研の天弓に手紙で報告しつつ自らも事件の謎解きに挑む。
    この婚礼儀式が「嫁首様」という屋敷神の祟りを避けるためにものすごく複雑で面白く、また何かがいそうな雰囲気がとてもいい。二転三転する真相からのラストの不気味さはゾクッとした。

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    2026年01月14日
  • 怪談のテープ起こし

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    短編1つ1つの這い寄るぞわわっとする感じがすごく良い!個人的に好きなのは留守番の夜、集まった四人あたり。何かくる予感はずっとあって最後にぐいぐいっとくる感じがいい。書き下ろしの幕間は自分はあんまピンとこなかったかも。

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    2026年01月13日
  • 赫眼(あかまなこ)

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    ネタバレ

    異形コレクションの短編を核とした短編集。
    『怪奇写真作家』と『合わせ鏡の地獄』が良き。
    ただ、一番怖いのは表紙っていうね。表にして置いとけない。

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    2026年01月07日
  • 首無の如き祟るもの

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    ひさしぶりに読んだミステリー小説。登場人物が多く、複雑なので読みながら何度も相関図が欲しいと思った。家柄や家系にまつわる禍々しい呪いなどは横溝ミステリーを彷彿とさせるが、文章や展開が現代的で読みやすかった。

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    2025年12月30日
  • 寿ぐ嫁首 怪民研に於ける記録と推理

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    ネタバレ

    大学生の瞳星愛が、友人である唄子の頼みで、彼女の実家で行われる婚礼に参加することになる。

    辺鄙な村での風変わりな習慣、村民が恐れる嫁首様の呪い、本家と分家の確執、気味の悪い死体、ホラーとミステリーがてんこ盛りの一冊である。

    村にとっては部外者の愛が、嫁首様を祀る迷宮社、山の中で、すご〜く怖い目に遭ってる。読んでいるこちらもコワイ。刀城言耶の助手、天弓馬人が登場するのは終盤も終盤なので、愛はそれまで、分家の四郎と協力しながら謎を解こうとする。この四郎、語尾に必ず「け」がつく、かわいい喋り方をするし、愛とのコンビもいい感じだったのに‥ラストはちょっとショックだった。

    ミステリーに関しては、ま

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    2025年12月14日
  • 首無の如き祟るもの

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    ネタバレ

    この描写ノイズじゃない?ってのが全部伏線だった。すごいね。
    ところで本日雨なんですがどうやって寝たらいいですか?

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    2025年12月13日
  • どこの家にも怖いものはいる

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    第一章が怖かった
    派手さはないが不気味、後半の謎が解けてく感じがとてもよかったです

    読んでる時物音もしたような気がする…?

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    2025年12月09日
  • 水魑の如き沈むもの

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    偲さんとの掛け合いなどエンタメ要素もあり、ホラー苦手だけど刀城言耶シリーズの独特の雰囲気が好きでついつい読まずにいられない自分からしたらびびりすぎず、一番読みやすかった。
    四つの神社をめぐってドロドロした人間関係が築かれていく、というのも設定として面白くて、かつそれぞれでキャラ付けもしっかりしてるから読んでて面白い。游魔さんのまっすぐな感じ良かった。
    このシリーズは最後ぞぞぞ!っとなるけど珍しく爽やかな終わり方で良かった。
    これまで読んだ中だと首無の次に好きな作品。
    結末が二転三転するのはいつも通りのお約束。笑

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    2025年12月07日
  • 凶鳥の如き忌むもの

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    ネタバレ

    ホラー要素は少なめ。
    ミステリとして読むものかなと思った。

    最後のオチのためにストーリーが構成されてるんだなぁと思った。
    最後に謎が解けてスッキリ読み終われた。

    建物の描写が僕の読解力不足なんだろうけどあまり映像として頭に描くことができなかった。
    謎のリスト化もあまりわかりやすくはなく、考え方としてはそうするべきなんだろうけど、小説として読むのは少し冗長というか読みやすいものではなかった。

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    2025年12月05日
  • 逢魔宿り

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    ネタバレ

    作家が集めた怪異譚を語る短編集。……かと思いきや、最後には今までの話が繋がる連作短編でした。どの話も最終的な解決はつかないまま不思議というか怖いね、と思いつつも他人事だったのがいつの間にか自分も…という、あとでヒヤッとする怖さ満載でした。

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    2025年12月03日
  • 厭魅の如き憑くもの

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    再読本。満点にはもう少しハッとする要素が欲しいところ。再読だからか、犯人を忘れていたものの、答えに驚くと言うより構成の違和感が後からトリックと共に言語化されていた所でスッキリした。

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    2025年12月02日
  • 怪異十三

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     三津田信三によるホラーアンソロジー。国内編、海外編、番外編に分かれている。番外編に収められた三津田の自作『霧屍疸村の悪魔』(pp337-390)は、作者が怪異小説に親しむようになったきっかけを振り返りつつ、でも日本人の子供にとって悪魔ってなんだかよくわからなかったというエッセイのような文章のあと、民俗学者から聞いた体験談を書き起こしていくスタイルの短篇で、前半で振り返られる有名な作品群へのオマージュのような味もあり、とても楽しく読めた。丘美丈二郎『佐門谷』(pp125-152)では作者の仕掛けたトリックに見事に騙され、菊地秀行『茂助に関する談合』(pp157-165)では声だけの存在に息をの

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    2025年11月30日
  • 妖怪怪談

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    題名のとおり、『妖怪』をモチーフにした『怪談』でした。モチーフにした妖怪の説明から入り、その妖怪が不可解な形で当事者達に怪異をもたらし…、最終章で当事者達のその後、つまり理不尽ではあるが”それ”に出会ってしまったが最後、逃げられはしない、という恐怖を告げています。好奇心は猫をも殺す、とならないようにゆめゆめお気を付けあれ。

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    2025年11月20日
  • 妖怪怪談

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    恐ろしいものに遭遇した者たちが語る怪談話し。

    中でも「蓑着て笠着て来るものは」
    私はこれが一番怖かった。
    本で読んでいるはずなのに、まるで映像で見たように頭の中で残ってます。

    この怪談の最後も、この本の最後もゾッとするような結末でした。

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    2025年11月20日
  • 首無の如き祟るもの

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    やっと読み終わった〜!
    かなり骨のある文章でした。
    やはりこの人はホラーの部分もミステリの部分も満足度の高いものであると実感することが出来た。
    結末大好きです!

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    2025年11月13日
  • 怪異十三

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    佐門谷 丘美丈二郎 怪談にミステリー的解決策を後述するタイプ。しかし馬車での描写は本当に怖い。魅入られて、もなかなか震えそう。古い作品が多いが、今でも恐怖をかんじ、幼い頃の田舎の暗闇を思いだす。都会ではもう本当の暗さを感じることも無い。

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    2025年10月13日
  • どこの家にも怖いものはいる

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    自身の体験を交えて(という体で)話が進んでいく、いわゆる古くは太宰スタイルの怪異本。

    いま大ブームのモキュメンタリーは三津田氏が作ってきた土台の元にあるんだなぁと改めて思わされる。

    私も大好きな背筋氏の近畿地方とかもこの形式を踏襲してるんだなぁと。どっちがパイオニアかとかはまぁどうでも良くて。どっちも面白いんでね。

    並行して雑誌ユリイカの澤村伊智特集号を読んでいるのでなんだかどっちが書いたんだろうと混乱するのも逆に心地良し。

    次何読もうかなーとワクワクが止まらないな。

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    2025年10月07日
  • どこの家にも怖いものはいる

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    ネタバレ

    これはなかなか面白い作品だった。
    まず、架空の世界の出来事なのかそれとも作者の三津田信三先生の現実で起こった話なのかがわからない。随所に出てくる作品名が三津田先生の実際の作品であるし出版社だからだ。たまに本当に起きた話なのかわからなくなる時がある。
    話は5つ話を読み、三津田先生と三間坂という人物が5つの怪談について共通点を見出すために検討をする。もっとも5つの話はどれも不気味で怪奇現象が起きたりとホラー満載だ。そして、5つの話が全て終わった後の三津田先生は驚くべき共通点を見つけた。それは全て同じ場所での出来事だというのだ。建物は取り壊されてもその土地には霊が居続けているというのだ。
    最後の解説

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    2025年10月07日