三津田信三のレビュー一覧
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ネタバレこれはホラーだな、と思ったら本格ミステリにもなっているそうだ・・裏表紙から
その村には、山の上に神櫛家、少し下の小山の上に谺呀治(かがち)家があった。
谺呀治家の祖母は憑座(よりまし)という憑き物落としの重要な役目があった。それは代々受け継がれて来た。
祖母の叉霧(さぎり)という名前も娘の嵯霧、孫の紗霧へと読みは同じでも表記の違う形で受け継がれている。
落とした憑きものはお札に移されて緋還川に流されてきた。
そして四人が怪死を遂げる。
死体は共通して、カカシの笠をかぶり蓑をつけていた。
山神信仰も案山子様を祭ることもまだ行われていた頃。
何の祟りだろうといぶかしむ。
フラッと訪れた、怪奇 -
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『首切の如き裂くもの』:籠手家と阿曇目家の縁談があったが、旦那は戦後の心神喪失にて縁談は間延びになる。両家の前の行き止まり路地で首切の犯行が4件あり、旦那も行き止まり先の祠で首切自殺をする。旦那の弟旭義と縁談をまとめようとするが貴子は拒否。付き纏う旭義の前で貴子が首切される。旭義が犯人かと疑われるが凶器がない。
凶器消失トリックが烏の特性を活かすとはふむふむ。
『迷家の如き動くもの』:薬売りの女性2人が違う村経由で出会い意気投合。他に男性2人とも出会い話をするが謎の家があったなかったの話に。家が動き人を喰う迷家なのではと。言耶登場で謎解決。村の伝承がそれぞれ違うので家がそれぞれ違うとな。
『隙 -
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ネタバレ大学生の瞳星愛が、友人である唄子の頼みで、彼女の実家で行われる婚礼に参加することになる。
辺鄙な村での風変わりな習慣、村民が恐れる嫁首様の呪い、本家と分家の確執、気味の悪い死体、ホラーとミステリーがてんこ盛りの一冊である。
村にとっては部外者の愛が、嫁首様を祀る迷宮社、山の中で、すご〜く怖い目に遭ってる。読んでいるこちらもコワイ。刀城言耶の助手、天弓馬人が登場するのは終盤も終盤なので、愛はそれまで、分家の四郎と協力しながら謎を解こうとする。この四郎、語尾に必ず「け」がつく、かわいい喋り方をするし、愛とのコンビもいい感じだったのに‥ラストはちょっとショックだった。
ミステリーに関しては、ま -
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三津田信三によるホラーアンソロジー。国内編、海外編、番外編に分かれている。番外編に収められた三津田の自作「霧屍疸村の悪魔」(pp337-390)は、作者が怪異小説に親しむようになったきっかけを振り返りつつ、でも日本人の子供にとって悪魔ってなんだかよくわからなかったというエッセイのような文章のあと、民俗学者から聞いた体験談を書き起こしていくスタイルの短篇で、前半で振り返られる有名な作品群へのオマージュのような味もあり、とても楽しく読めた。丘美丈二郎「佐門谷」(pp125-152)では作者の仕掛けたトリックに見事に騙され、菊地秀行「茂助に関する談合」(pp157-165)では声だけの存在に息をの