長岡弘樹のレビュー一覧

  • 交番相談員 百目鬼巴

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    百目鬼さんの洞察力と経験が事件を解決はするんだけど
    なんか悲しい気持ちになった。
    犯人が確かに悪いし同情できない動機だったりもするのに
    なぜなのか、人間の愚かしさと哀れみを感じた。

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    2025年08月09日
  • 殺人者の白い檻

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    緊急手術で救った男は、自分の両親を殺した死刑囚だった
    憎い相手を救うべきかという問題だけでなく、治癒すること=絞首台に近づくこと、という側面に対する葛藤がおもしろかった
    ただ医療の現実となかなか乖離している面も見られ(三次救急病院にPTが3人だと…!?)つっこみどころは多かった

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    2025年08月07日
  • 交番相談員 百目鬼巴

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    短編だからなのか、百目鬼さんの描写が少ないのでまだキャラが立っていないのが残念

    あと設定上、仕方がないのか、警官は悪い人ばっかりだなと思いました

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    2025年07月20日
  • 交番相談員 百目鬼巴

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    ぞくっとする話ばかりだった。瞬刻の魔が一番面白かった。土中の座標は無理があるような、、でも百目鬼さんだったら出来そう。

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    2025年07月15日
  • 交番相談員 百目鬼巴

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    ネタバレ

    警察を定年退職した後、非常勤の交番相談員として働く百目鬼巴。有能な警察官だった百目鬼は、行く先々で警察官が起こす事件を鮮やかに解決する‥。

    1話目は、先輩からのパワハラが原因で自殺した親友の仇を取った、警官の話。百目鬼は、張本人に推理を披露するも、どうもしないと言う。あ、見逃すんだ、とちょっと引いてしまった。確かに同情の余地はあるんだけど。本当に「教場」と同じ人が書いたのか?とすら思ってしまい、テンション下降。

    短編集だから、サクサク読める。でも事件の内容は重いし、短編のせいか百目鬼のキャラクターが立ち上がって来ない。もう少し長めの話で、百目鬼の人となりをもっと深掘りしてほしかった。
    唯一

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    2025年07月05日
  • 交番相談員 百目鬼巴

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    やはり長岡作品は肌にあわない。百目鬼巴というキャラは良いと思うし、事件自体も無理のないものだが、その推理力と千里眼のような特異さは無理筋で荒唐無稽さが際立つ。不自然な謎解きを見せられているようでだんだん不快になる。次は面白いかもと思い「教場」から何冊か読んだが、もう読まないだろう。

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    2025年07月04日
  • 交番相談員 百目鬼巴

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    ネタバレ

    【収録作品】裏庭のある交番/瞬刻の魔/曲がった残効/冬の刻印/嚙みついた沼/土中の座標

    警察を定年退職し、非常勤の交番相談員として働く百目鬼巴は見た目はふつうの優しげなおばさんだが、卓越した洞察力をもっている。
    交番内部でのパワハラ、脱法ハーブ、逆さ眼鏡、意外な場所に残されたメモ、カミツキガメ、似顔絵の伝え方と、短編でテーマがはっきりしており、フェアに描かれているので、展開は読めるが、それでも十分面白い。

    そして「教場」シリーズと異なり、交番相談員という立場や「ものごとをほじくり返すと、ろくなことがない」という考えから、「見逃す」という選択肢もあるのがいい(もちろん、甘い見逃しではなくて)

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    2025年06月21日
  • 夏の終わりの時間割

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    私がミステリー好きでないことが良くわかった。短編でよく練られているストーリー。サラサラ読んでしまった。好きな人にはたまらないのではと思う。

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    2025年05月25日
  • 傍聞き

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    ネタバレ

    救急、刑事、消防といった堅い職業の第一線で起こる、人情のやり取りにまつわる短編集。
    全話とも「序盤にほのめかした些細なうんちくが事件解決の伏線になる」という展開で、統一感を感じる一方でやや単調な印象がある。ハッピーエンドながらどこか陰を持った話が多く、でもそれが人間味だといえるようにも思う。

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    2025年05月23日
  • Jミステリー2025~SPRING~

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    「私を見ないで/誉田哲也」
    「微笑みに死す/三上延」
    「名もない男/長岡弘樹」
    「死を招く蝶/紺野天龍」
    「薬師川家のあやとり/青柳碧人」
    「廃墟で○○してみた/織守きょうや」
    全編書き下ろしが嬉しいJミステリーシリーズ第7弾。

    お目当てにしていたのは、長岡弘樹さんと織守きょうやさん。

    長岡さんは短編の名手と言われるだけあって、リーダビリティが高く切れ味抜群。
    オチもいい。

    織守さんの作品はホラーミステリー。
    バズり目的で廃墟へ行ったばかりにとんでもない目に遭った男性の話。
    後悔先に立たず。
    自業自得と言うには恐ろし過ぎる結末。

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    2025年05月23日
  • 緋色の残響

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     「傍聞き」「赤い刻印」で活躍した母娘コンビを主人公にした5編収録の短編集。
     どの作品でも、最初に何気なく話題に出た物事が事件解決の鍵になっている。ただ、それを心理的に応用するか、執念的に応用するかの違いはあるが、短編らしく複雑なトリックを介することなく、すんなりと進むところが分かりやすい。それでいて、どの作品もインパクトに残るところが、この作品集の魅力。

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    2025年05月17日
  • 陽だまりの偽り

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    長岡弘樹さんのデビュー作。
    日常に起こりうる事件から、人間の心の葛藤や弱さ、
    優しさが描かれた5つの短編集。

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    2025年05月16日
  • 119

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     警察に比べ、意外と少ない消防を舞台にしたミステリー短編集。それぞれ内容は独立した9話を収録してあるが、1話から順に読んでいくと、時間が流れていることがわかる。そういった意味では、連作短編集とも捉えられる。
     本作の特徴とも言えるのが、命を救うはずの消防士が、意外にも自殺の思いに囚われている場面が多いことだ。なぜそのような思いに至るのかという謎を解くミステリー的な要素もあるが、犯人がどうというよりも人の内面にスポットを当てているところが、本作の真骨頂だと感じる。

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    2025年05月13日
  • 球形の囁き

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    ネタバレ

    「傍聞き」シリーズ第4弾で連作集としては第2集目。

    「緑色の暗室」
    「球形の囁き」
    「路地裏の菜園」
    「落ちた焦点」
    「黄昏の筋読み」
    の5編収録。
    前作以上に時間の経過が早すぎます。
    娘の菜月が高校生から大学生、就職して子持ちになるとは想像していませんでした。
    それぞれの物語に著者らしい蘊蓄が使われていて、やはり一流のショーとミステリーテラーだと思いました。
    しかし、長年描いている大切な登場人物の時間を駆け足で過ぎてしまうのはリアルかもしれませんが、もったいないし、一度は長編も読みたかったです。
    菜月の子供の父親がどうなったかが一番気になるので、そこはぜひ長編で各人の心理描写も丁寧に描いて

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    2025年03月15日
  • 風間教場

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    風間教官の洞察力は相変わらず鋭いけど、人として丸みが出てきたかんじがします
    宮下のはりきりぶりが微笑ましく、宮下も成長したなぁってなりました

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    2025年01月26日
  • 教場X 刑事指導官・風間公親

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    ネタバレ

    そして教場に繋がる
    本書をもって風間公親の物語が完結した
    時系列ではないし、千枚通しの通り魔も
    退治していないけど風間はやりつくした
    新教場が始まった理由が分からない
    蛇足で無ければよいが

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    2025年01月14日
  • 風間教場

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    ネタバレ

    そうか、昔の名探偵モノの様に四部作と思えば
    良い作品だったのか?(ラストに読者を騙す)
    正直言えば余韻が少なく「省略しすぎじゃね?」
    と見えたシリーズだったが、四作品を読み終え
    て感慨深いものが湧き上がる

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    2025年01月13日
  • 教場0 刑事指導官・風間公親

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    ネタバレ

    刑事指導官という風間公親ありきの仕事がある
    OJTを捜査現場に持ち込み、捜査官の成長の
    ためなら犯罪を暴くことを後回しにさえするw
    衝撃のラストを経て警察学校教員となる

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    2025年01月13日
  • 教場2

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    ネタバレ

    タイトルから成長物語を連想するがコノ
    シリーズは脱落の物語である
    登場人物がいかに闇を抱えたり、目先の
    欲望や思いつきに飛びつき取返しのつか
    ない人生を歩む姿を淡々と描く、趣味が
    悪い作品なのに主人公の超禅的なクール
    さに読者は魅了されるし価値観も変わる

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    2025年01月13日
  • 教場

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    ネタバレ

    不思議な警察小説、全知全能の風間教官だが
    昔のSFショートショートみたいな悲喜劇を
    傍観する(介入する・しないの差が激しい)
    警察学校にくるヤツは精神のねじ曲がった系
    が多くて警察不信になってしまう

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    2025年01月12日