長岡弘樹のレビュー一覧

  • 119

    119

    いやー、面白かった。ほんと長岡弘樹にはずれなしだ。タイトル通り、消防士たちの9編の連作短編集。消防、救急、救助。ほんとみんなこんな大変な仕事に就くなんてすごいなぁ。自殺未遂をする話が多くて、これも命に関わる仕事をしているからなのかなと思う。話の繋がり方も絶妙。特に土屋・大杉コンビが成長していくのが好...続きを読む
  • 風間教場
    シリーズ4作目、長編ですが扱われる生徒のエピソードを重ねる形式です
    年月がたち、自身も丸くなったと思わされたら何が何が

    資質に欠けるものを辞めさせていくのがこれまでの作品でしたが、今作は資質を見いだし辞めさせないというストーリーです

    くせ者校長がうまく絡んできたり教え子たちが登場と、とても面白い...続きを読む
  • 風間教場
    すっかりキムタクのイメージが定着し、彼の声が物語から聞こえてくるようだった。
    いつもとはスタイルが違って脱落者を出さないようにと進んでいくストーリー。深読みしながら自分の中であれこれと思いを巡らせるのはとても楽しい時間だった。時間の流れも感じてまた新たなステージになるのかなぁ。
  • 教場2
    教場を読んでからの続編。
    アタマん中、義眼を入れたキムタクが喋ってます(笑)
    面白いけど。
    益々子供は警察官にしたくなくなった(笑)
  • 救済 SAVE
    こんな上手い具合にいくとは限らないと冷静に分析するのは無粋と思っていて、短編の中にこめられたちょっとしたどんでん返しやブラックさ、そしてちょっとハートウォームな世界に浸るとこれが癖になるのである。
  • 緋色の残響
     全5編で200pに満たない本作は、ボリュームこそ少ないものの、短編ミステリの雄・長岡弘樹さんの真髄が詰まった、傑作作品集と言えるだろう。

     刑事である母・啓子と、中学生の娘・菜月。夫には先立たれている。この母娘を中心とした連作短編集である。管内で事件が発生すれば、啓子は何日も帰宅できないことはし...続きを読む
  • 教場

    やっと読みました!

    ずっと気にはなっていたものの、長らく未読でした。年始にあったキムタクのドラマから入りました。そして原作が気になり読んだ次第です。風間公親がいいですねーやはり。好きなキャラです。警察学校は本当にこんなに過酷なんだろうか?と思いつつもハマって読んでしまいました。続編もあるので順番に読みたいと思います。
  • 風間教場
     250p程度とはいえ、長岡弘樹さんの作品として初の長編だろうか。同時に、警察学校を舞台にした『教場』シリーズの最新刊でもある。

     本作の大きな特徴は、短編集だったシリーズ既刊作品と違い、長いスパンの物語である点だろう。第百二期初任科短期課程に入校してきた37名。本作は、この期の入校から卒業まで、...続きを読む
  • 白衣の嘘
    好きだなあ。1作目と、「小医は病を医し」が好きだな。
    優しい悪党が出てくる。
    普段接している人たちもあんがい脛に傷があったりするのかなあと下世話な勘ぐりをしてみたり。
    舞台装置のディテールが細かくてきっちり調べてあるところも好き。教場では警察学校を、今作では病院を。どこへでもいける作家さんですね。
  • 風間教場
    シリーズ最終作品になるかもしれない。
    風間教官は随分丸くなった印象だが、緊張感あふれるシーンが満載だった。
  • 教場2
    表情、仕草等から人の内面を読み取る能力。勉強になりました。
  • 教場2
    続けて読んだ。
    1作目より風間教官に人間味が出てきて○。
    どんな仕事も大変だが、試験に合格してから、また学校があり篩にかけられるのは、消防、自衛隊等、危険な公務員にしかないだろうな。
    自分は楽してる。
    敬わないといけない。
  • 白衣の嘘
    長岡弘樹『白衣の嘘』角川文庫。

    人間ドラマを色濃く描いた医療ミステリー短編集。6編を収録。

    いずれの短編もミステリーとしての捻りが効いた味わい深い人間ドラマという構成になっており、最後にはあの描写はこの結末のための伏線だったのかと驚かされる。さすがは名手。

    個人的には『涙の成分比』が最も良かっ...続きを読む
  • 道具箱はささやく
    短篇集。
    読み終わってから背筋がぞくっとしました。
    南谷刑事が出世しながら何回か登場していて、それはとてもいい感じでした。
    こんな短い中でこれだけ想像力を発揮させてくれるってすごいな~。
    長岡弘樹さんの他の本も読んでみようと思います。
  • 道具箱はささやく
     長岡弘樹さんの新刊は、やはり短編集だが、今回は全18編も収録された豪華版。1編の長さが原稿用紙20枚と、短編としても短いことが大きな特徴である。

     「声探偵」。パーティーに紛れ込んだ犯人を、見つけ出した方法とは。たまたまとしか言えない。「リバーシブルな秋休み」。別れた夫婦の行動に、親としては突っ...続きを読む
  • にらみ
     短編ミステリーの雄、長岡弘樹さんの新刊が届けられた。表紙を見て警察物かと思ったら、共通したテーマは特になさそうである。共通しているのは「驚き」だ。

     「餞別」。いわゆる「お勤め」はヤクザの出世コースと聞くが、ヤクザがこんな気が利いたことをするのだろうか。男には違う道もあったような気がするが…。「...続きを読む
  • 猫ミス!
    新井素子さんと小松エメルさん目当てで買いましたが、どなたも面白くて買ってよかった!
    ただ、推理を期待する方は物足りないかもです。「猫どろぼう猫」「オッドアイ」の風味が味わい深く好みでした。
  • 傍聞き
    先日、偶然、「傍聞き」のドラマを見て、原作も読んで見たくなりました。

    「迷走」「傍聞き」「899」「迷い箱」の4編収録の短編集。
    全て、良い意味で、読者の予想を裏切るストーリー。
    短編小説で、これができる作家さんって、すごいと思います。
  • 波形の声
    長岡弘樹『波形の声』徳間文庫。

    長岡弘樹らしい技巧トリックを駆使した短編集。デビュー作の『陽だまりの偽り』から一貫してスタイルが全く変わらないというのが凄い。トリック重視とも受け取れるほどの硬い文章と描写のギャップに、心して読まないと少し戸惑いを覚える。読み始めてすぐに文章に描かれる光景が目の前に...続きを読む
  • 陽だまりの偽り
    上手い。巧みだ。
    短編だけにリズムが良く、次々と読み進められた。
    途中でネタには気づくんだけど、まるで航空機の着陸のように予想された着地点に綺麗に落ち着く様がまた良い。