長岡弘樹のレビュー一覧

  • 教場0 刑事指導官・風間公親

    Posted by ブクログ

    警察学校教官になる前の風間公親の話です。それぞれのタイトルが刑事コロンボと似ていて、犯人側から描く倒叙ものになっています。作者がホントにコロンボが好きなんだなと思わずニヤッとしてしまいます。
    TVドラマになった時に読んだので、今回2回目です。今度は「教場」が2026年に映画になることと、原作の「新・教場」も文庫になったので、時系列順に刑事指導官時代から読むことにしました。どの話がドラマになったのか忘れましたが、犯人を落とす決め手になるものがそれぞれ面白く、どこかコロンボに似ているのもうなずけます。
    この巻の最後には、風間公親の義眼の理由が…。ドラマはちょっと違っていた気がします。そして、これが

    0
    2025年07月10日
  • 新・教場

    Posted by ブクログ

    長岡弘樹『新・教場』小学館文庫。

    『教場』シリーズの第6作。

    またまた木村拓哉主演で映画化されるようだ。プロローグとエピローグ、短編6話収録の連作短編集。

    プロローグでは、あの風間公親が警察学校に赴任し、さっそく類稀なる捜査知識と洞察力を見せ付ける。また、プロローグでは伝説の刑事と呼ばれた風間が何故、警察学校に赴任して来たのかという説明もあり、これまでのシリーズを一旦リセットし、仕切り直しているから『新・教場』ということのようだ。

    相変わらず面白い。警察学校という特殊な場にミステリー要素を持ち込み、風間公親という非常に興味深いキャラクターを登場させたのが面白さの理由であろう。しかし、風

    0
    2025年07月09日
  • 交番相談員 百目鬼巴

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    長岡さんの短編6篇、前作たち同様今回も切れ味抜群。

    この相談員の切れ者っぷりに暑さも吹っ飛ぶような爽快感を感じます。
    「ものごとをほじくり返すとろくなことがない」が信条で実際そのようにスルーしてしまう(いいのでしょうか。でも信条ではなく心情を取ったということか⋯)事件もあり、「この人何者感」が読めば読むほど深まっていきます。
    ぜひ交番相談員になる以前の現役の頃の話も読みたいけれどいつか出ることはあるのかな⋯それはないのか。現役引退した相談員という立場で事件に向き合うからおもしろい小説になるということか。

    ゾッとする話も結構あり「瞬刻の魔」「曲がった残効」、とりわけ「噛みついた沼」は食欲も暫

    0
    2025年07月08日
  • Jミステリー2025~SPRING~

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    *超豪華アンソロジー第7弾を彩るのは、誉田哲也、長岡弘樹、青柳碧人、織守きょうやと、初登場の三上延、紺野天龍の六人。全編新作書下ろしの一冊をご堪能下さい*

    このシリーズ、本当に面白くて大好きです。
    お目当てはいつも本田哲也氏と長岡弘樹氏ですが、初読みの三上延氏「微笑みに死す」もとても読み応えがあって、すっかり惹き込まれました。
    一度読みはもちろん、二度目にじっくり読み込むと仕掛けの奥深さにじわじわ…
    短編集ですが、長編と同じくらい満足度の高い一冊。

    0
    2025年07月08日
  • 交番相談員 百目鬼巴

    Posted by ブクログ

    教場っぽいと思ったら、筆者同じじゃん、と自分で突っ込んだw
    後味が悪い、すごく悪いw
    「曲がった残効」は切ないが、「噛みついた沼」が希望があるだろうか……
    登場人物が百目鬼の他は毎回ちがうので、人名を覚えるのが苦手なわたしにはつらい。

    0
    2025年07月06日
  • Jミステリー2023~FALL~

    Posted by ブクログ

    今年も面白かった〜。お気に入りは、似鳥鶏「名探偵名前が適当」と宮内悠介「最後のひと仕事」。どちらも読み応え抜群!
    「どうして今夜の彼女は魅力的に映るんだろう」は東川篤哉楽して良き。

    0
    2025年04月30日
  • Jミステリー2025~SPRING~

    Posted by ブクログ

    様々なストーリーがあるので、一話終わるごとに余韻がすごすぎる!
    良い意味で、次の作者の話が前作の余韻で集中出来ず状況をのみこむのに少し時間がかかる!
    でも、しばらくすると、のめり込むように面白くなるー!

    0
    2025年04月21日
  • Jミステリー2023~FALL~

    Posted by ブクログ

    推しの太田愛が書いていたので買った本。300ページほどなのに1200円+税。高え!
    6人の作家の書き下ろしミステリー、半分は読んだことがない。楽しみだ。
    まずは太田愛から。うーんいつもと違う。お嬢さまだのなんだのセレブなお屋敷舞台のミステリー。好みではない。
    東川、逸木、宮内の作は面白かった。
    アンソロジーは次に読む本の入り口になる。

    0
    2025年04月01日
  • 教場

    Posted by ブクログ

    前にドラマで見て、書店で本を漁っていたら偶然この本が目にとまり購入して読んでみて感じたことは

    警察官になるために簡単な憧れだけでなれるものではない。過去に自身であったきっかけで覚悟決めて警官になると志した生徒達の奮闘に感心しました。

    また読みたいと思いました!

    0
    2025年02月02日
  • 猫はわかっている

    Posted by ブクログ

    ほっこり系からミステリーまで。猫にまつわる短編集。個人的には村山由佳さんの「世界を取り戻す」と長岡弘樹さんの「双胎の爪」、嶋津輝さんの「猫とビデオテープ」が良かった。

    0
    2024年10月07日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

    Posted by ブクログ

    7人の作家さんのアンソロジー。

    色々な部署の話で、とても新鮮で面白かった。
    ルームシェアの話が1番好きだったので、もしシリーズ化などしていれば読みたいと思った。

    オススメです。

    0
    2024年09月11日
  • 球形の囁き

    Posted by ブクログ

    シングルマザー刑事シリーズ、第3弾。
    葉月が、あっという間に、大人になって、母になって!

    短編の最初の頃に、それとなくヒントを出してくれて、
    そうかな、と思うと、そのまま結末。
    そして、短編ごとに、身近な人が被害者や加害者に・・・
    ちょっと辛すぎる・・・

    定年になり、祖母になった啓子と母になった葉月、
    そして、二人のDNAをしっかり受け継いだ、
    勘の鋭い孫!

    このシリーズは、最終章ではなく、
    きっと三世代の活躍による続編がでそう!
    映像化も、期待大!
    (キャストは「ぎぼむす」のコンビで)

    0
    2024年07月02日
  • 線の波紋

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    短編的になってはいますが繋がったストーリーで集中して読みきることができました。
    そういう結末か、と予想しない展開でした。

    0
    2024年06月09日
  • 教場2 お試し特別版

    匿名

    購入済み

    ドラマとはまた違った景色で楽しく読めました。展開があれよあれよ・・・と。また、時間がある時にじっくり読みたい。

    0
    2024年06月03日
  • 教場 お試し特別版

    匿名

    購入済み

    テレビで放送してたけど全部は観れなくて。たまたま原作本を見つけてで読んで見ました。リアルに凄いですね。

    0
    2024年06月03日
  • 殺人者の白い檻

    Posted by ブクログ

    とても好きな作家さん。
    今回は医療ミステリー。

    刑務所の隣の病院に勤務しているとはいえ、
    自分の両親を殺した殺人犯で死刑囚の主治医になるなんて、
    こんな偶然、小説の中でしかない。

    被害者としての感情と、医者としての矜持、
    揺れ動く心模様が絶妙に書かれている。

    そして、まさかの冤罪疑惑・・・

    舞台が病院の中だけで完結していて、
    「この中に真犯人がいる?」
    なんだか、クローズドサークルっぽい。

    ラストの手術の場面は、感動的だった。

    0
    2024年05月19日
  • 教場2

    Posted by ブクログ

    今回も抜群の面白さだった。
    やっぱり風間教官はかっこいいなあ。
    いろんな思惑を持ってる生徒達を、警察官に相応しいのか見極めて、背中を押すのか見切りを付けるのか、風間教官の見る目が素晴らしかった。
    警察官としての現実を見せる厳しさもあるんだけど、誉める時はちゃんと誉めて、良い所を伸ばそうとしてくれる。風間教官のそんな所も好きだった。

    散りばめられてる伏線が最後に回収されて、うわあ~となりました。
    いろんなドラマがあるんだなあ。

    0
    2024年04月13日
  • 教場2

    Posted by ブクログ

    前作より学生の人間性の歪みを深く描いているように感じる
    前作の衝撃には少し劣るけれど風間教場が大好きだ

    0
    2024年03月12日
  • 球形の囁き

    Posted by ブクログ

    シングルマザー刑事・啓子と娘の菜月の母娘シリーズの第3作目。
    第一話第二話は、ヨウ素デンプン反応や音の伝わり方など理系の知識も基になっていて面白かった。

    0
    2024年03月01日
  • 教場0 刑事指導官・風間公親

    Posted by ブクログ

    いつ読んでも飽きない小説といえば教場ですよね!
    風間教官かっこよすぎます!!!
    この本は警察を目指してる生徒が通う警察学校をテーマに書いていると思います。
    僕のお気に入りのシーンはネタバレになるので書けませんが。きっと共感できると思います。
    ぜひ見てみてください。

    0
    2024年02月27日