長岡弘樹のレビュー一覧

  • 道具箱はささやく

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    ネタバレ

     長岡弘樹さんの新刊は、やはり短編集だが、今回は全18編も収録された豪華版。1編の長さが原稿用紙20枚と、短編としても短いことが大きな特徴である。

     「声探偵」。パーティーに紛れ込んだ犯人を、見つけ出した方法とは。たまたまとしか言えない。「リバーシブルな秋休み」。別れた夫婦の行動に、親としては突っ込みたいぞ。料理勝負の裏の意図とは、「苦い厨房」。他の方法はなかったのか?

     「風水の紅」。姑との微妙な関係。普通に伝えれば…。「ヴィリプラカの微笑」。夫婦の微妙な関係。……。「仮面の視線」。異国で色々と勘違いした男の末路は。「戦争ごっこ」。今どきの息子の機転が光る。「曇った観覧車」。わずか20枚

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    2018年06月22日
  • 猫ミス!

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    新井素子さんと小松エメルさん目当てで買いましたが、どなたも面白くて買ってよかった!
    ただ、推理を期待する方は物足りないかもです。「猫どろぼう猫」「オッドアイ」の風味が味わい深く好みでした。

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    2017年11月03日
  • 波形の声

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    長岡弘樹『波形の声』徳間文庫。

    長岡弘樹らしい技巧トリックを駆使した短編集。デビュー作の『陽だまりの偽り』から一貫してスタイルが全く変わらないというのが凄い。トリック重視とも受け取れるほどの硬い文章と描写のギャップに、心して読まないと少し戸惑いを覚える。読み始めてすぐに文章に描かれる光景が目の前に浮かべば勝ちなのだが…

    表題作の『波形の声』と『宿敵』が秀逸。『わけありの街』『ハガニアの霧』も良かった。他に『暗闇のモスキート』『黒白の暦』『準備室』の7編を収録。

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    2017年02月15日
  • 群青のタンデム

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    『傍聞き』と『教場』を合わせたような連作短編集。『声色』『符丁』『伏線』『同房』『投薬』『予兆』『残心(前編・後編)』の8編を収録。

    余り多くのことは描かず、読者が自らの想像力でその隙間を埋めるといった趣きの連作短編集である。一つひとつの短編も見事なミステリーの仕掛けと意外な犯人の正体に唸らされた。そして、最終話で気付く全編に亘って仕組まれた壮大なミステリーに驚愕した。

    警察学校時代から警察官になっても競い続ける戸柏耕史と陶山史香の二人を主人公に描かれ身近な事件とミステリー。全ての短編がひとつの物語として繋がっており、全編を通した時間経過にも驚かされる。

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    2016年08月11日
  • 陽だまりの偽り

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    上手い。巧みだ。
    短編だけにリズムが良く、次々と読み進められた。
    途中でネタには気づくんだけど、まるで航空機の着陸のように予想された着地点に綺麗に落ち着く様がまた良い。

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    2015年07月20日
  • 交番相談員 百目鬼巴

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    ミステリー入門みたいな、わかりやすくて簡単な話ばかりで読みやすかったです
    ボリュームもそこまでだったので、読書を始めるのにちょうどいい作品だと思います

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    2026年05月23日
  • 教場Ω 刑事・風間公親

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    木村拓哉主演でドラマ化、映画化されて話題となった教場シリーズの最新作。今作では、富葉署の刑事・石貫が警察学校に講師として訪れ、学生時代の風間公親と対面する。そして、その5年後、石貫は風間と共に2人の若い女性が殺害された事件を捜査する。十崎と風間の因縁が初めて明らかになり、今まで欠けていたピースが嵌まった感じがした。これで最後(Ω)かと思うとちょっと残念だけど、これを読まずにこのシリーズは終われないと思うほど、風間についても十崎についても詳しく描かれていたし、物語の展開も面白かった。

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    2026年05月19日
  • 教場

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    警察官という職業を選ぶ人に対して、人間的にある種の理想みたいなものがあると思う。正義感が強くて、優しくて、きっと良い人に違いないという理想。
    ところがこの本に出てくる警察学校の教官や生徒ときたら。
    これが物語ということはわかっているけれど、警察学校の中ってこんなに体罰とか犯罪が横行してるの?リアリィ?
    普通の会社で普通に会社員をやっていると、なんとかハラスメントにならないよう皆んなが気をつけている昨今、あまりにも世界が違うことに驚く。命が掛かってるから体罰ありなの?わからないでもないけど、すごく嫌だ。違反をしてまで何かを調達するとか、相手を傷つけるとか、ほぼ刑務所だな。
    一方で、話は面白かった

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    2026年05月04日
  • 119

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    消防士は無敵のヒーローなんかじゃない。
    人命救助の最前線にいるからこそ、悩み苦しみもがく……登場人物の顔や姿が防火服を通して見えてくる。

    消防士をテーマにした連作短編集
    お仕事小説ではあるが、さすが警察小説でも一味違う作者、読む手は止まることが無い。

    短いながら、けっこう濃いドラマだった。

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    2026年05月01日
  • 新・教場2

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    ネタバレ

    ついに友人に借りた教場シリーズ7冊読み終えた!

    …と、感動していたらまだ続きがあるそうですね(苦笑)
    でもこのシリーズは面白いので大歓迎です!
    友人も
    「文庫になるのを待ってるの」
    と言っていたのでこの続きを読めるのは数年後なのだぞ!と、自分に言い聞かせております。笑

    この巻で最も恐ろしいと思ったのは
    『不作為の鏡』
    でした。
    当人の患っている病気に気づかせないようにする…。
    そんなひとが身近にいたら…と考えると怖いです。

    映画はついに観ることができそうにないのですが、小説と違うのだろうなと思われるのでそちらも配信されるのご待ち遠しいです。

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    2026年04月29日
  • 新・教場

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    風間が警察学校の教官を初めて勤めたときの話し。

    ふるいにかけるような教官ぶりとはまた少し違っている?
    教官を続けるうちにどんどん厳しくなっていったのかしら?

    さて、この続きはどうなるのでしょうか?
    楽しみです。

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    2026年04月26日
  • 119

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    最近、山火事や民家が焼ける火災など火事の事件が多いなと感じているが、そんな火事やレスキュー、救助に活躍する消防署員をフィーチャーした作品が本作です。
    この小説は全9編の短編から成っていますが、消防士や救急隊員の活躍や苦悩、そこにある人間ドラマが描かれている数少ない消防ミステリーのひとつだと思います。警察小説は有名な作品が多いのに消防をテーマにした作品が少ないのは扱う現場の違いに拠るものなのかもしれません。警察は起きた事件を捜査するが、消防の現場仕事は火災であれ、急病人であれ現在進行形の事案が多いと解説でも説かれています。
    それは火災の凄惨な現場から鎮火作業は元より巻き込まれた要救助者を救うこと

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    2026年04月25日
  • 教場X 刑事指導官・風間公親

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    犯罪にも色々ある。
    今回のは本来悪い者がのうのうと生きていて、被害者が辛いめにあっているケースも何件かありました。
    被害者が復讐のため更に犯罪者になってしまう…
    哀しい連鎖ですね…。

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    2026年04月24日
  • 風間教場

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    厳しい警察学校。
    今回は風間教官にも更に厳しい課題が出される。
    『退校者ゼロ』
    ふるいにかける目的の今までの方針とは正反対。
    それでもやるしかない。

    特技を見抜いてそれを育てる方法は色んな場所でもっと取り入れられるといいな…と思いました。

    …これで半分以上読み終えました。
    あと3冊!
    楽しみです。

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    2026年04月22日
  • 教場

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    ドラマで内容わかってるけど、ドラマはけっこう忠実にやってたんだね
    ドラマ見ないで読んでも楽しめたかも
    これはシリーズ読みたい

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    2026年04月22日
  • 教場Ω 刑事・風間公親

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    殺人事件の犯人がなんとなく
    解ったのが早くて
    あまり込み入ってなかったのだが
    犯人の異常な優秀さと固執か執着か
    その気質に
    ちょっと気分が悪くなった

    今の時代何だかこんな人
    居そうな気がする
    恐怖を感じた
    読みやすい警察のストーリーで
    職務に忠実な警察の日常や人間模様が
    よく描かれている

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    2026年04月17日
  • 傍聞き

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    今更ながら読んでみた。
    短いなかで読みごたえのある作品。人と人の関係のダイナミックさが、余韻を残して、長編を読んだかのような読後感あり。解説にあるように想像だけなら、なんと豊かな想像力。裏の読めない展開に浸れる。

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    2026年04月12日
  • 教場

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    ネタバレ

    ■第一話 職質
    宮坂定(みやさかさだむ)
    平田和道(ひらたかずみち)

    「いつ辞めるんだって訊いてんだよ。明日か、今日か。いまでもいいぞ。お前には無理だから。警察官なんて絶対に無理。これからすぐに退校の手続きをとってやる。どうだ。ん?」(P.11・植松教官)

    成績の悪い平田と、平田を庇うように成績の悪いふりをする宮坂。過去平田の父親に命を助けられた宮坂は、平田のことが放っておけなかった。しかし平田は宮坂がわざと成績の悪いふりをしていることに気づいていた。見下されていると感じた平田は、入浴剤とトイレの洗剤で宮坂を巻き込み自殺を試みる。

    ■第二話 牢問
    楠本しのぶ(くすもとしのぶ)女子の中で最

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    2026年04月12日
  • 教場Ω 刑事・風間公親

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    新人時代の風間。うまく描いてるわ。まさに風間らしい。そして十崎との因縁。なるほどねえ。読み応えあった

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    2026年04月04日
  • 教場0 刑事指導官・風間公親

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    シリーズ3作目、今回の舞台は教場ではなく風間公親が刑事指導官の時の話、個人的には過去2作より教場0の方が面白かった、連作短編集で倒叙ミステリーの話が多かった。
    風間公親の観察眼が凄すぎて最初から犯人分かってるやん、凄すぎって思いながら読んでた()
    刑事指導官という立場だから自分が解決するのではなくて、新米刑事にヒントを与えて育てながら事件を解決していくのも良かった、ラストに風間公親が何故義眼になってしまったのかが描かれていたけどドラマと少し違うなと思った

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    2026年04月02日