長岡弘樹のレビュー一覧
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ネタバレ長岡弘樹さんの新刊は、やはり短編集だが、今回は全18編も収録された豪華版。1編の長さが原稿用紙20枚と、短編としても短いことが大きな特徴である。
「声探偵」。パーティーに紛れ込んだ犯人を、見つけ出した方法とは。たまたまとしか言えない。「リバーシブルな秋休み」。別れた夫婦の行動に、親としては突っ込みたいぞ。料理勝負の裏の意図とは、「苦い厨房」。他の方法はなかったのか?
「風水の紅」。姑との微妙な関係。普通に伝えれば…。「ヴィリプラカの微笑」。夫婦の微妙な関係。……。「仮面の視線」。異国で色々と勘違いした男の末路は。「戦争ごっこ」。今どきの息子の機転が光る。「曇った観覧車」。わずか20枚 -
Posted by ブクログ
『傍聞き』と『教場』を合わせたような連作短編集。『声色』『符丁』『伏線』『同房』『投薬』『予兆』『残心(前編・後編)』の8編を収録。
余り多くのことは描かず、読者が自らの想像力でその隙間を埋めるといった趣きの連作短編集である。一つひとつの短編も見事なミステリーの仕掛けと意外な犯人の正体に唸らされた。そして、最終話で気付く全編に亘って仕組まれた壮大なミステリーに驚愕した。
警察学校時代から警察官になっても競い続ける戸柏耕史と陶山史香の二人を主人公に描かれ身近な事件とミステリー。全ての短編がひとつの物語として繋がっており、全編を通した時間経過にも驚かされる。 -
Posted by ブクログ
警察学校という、必要な人材を育てる前に不要な人材をふるい落とす場所で、風間教官に鍛えられる新たな初任科生たちの6つの物語でした。
医師上がりや広告塔候補など、今回もクセの強い面々がそろい、それぞれの弱さや嘘が暴かれていく過程はやっぱりゾクゾクします。
トリックや伏線の回収も相変わらず見事で、「敬慕」「奉職」は胸に刺さりました。
ただ、前作から読んでいると構図が少し見えてしまい、オチにやりすぎ感を覚える章もありました。
それでも、追い込まれてなお立ち上がろうとする若い警察官たちの姿に感化され、現実の警察官へのリスペクトが少し増えました。
覆面パトカーや一時停止で待ち構えている警官は、今でもあまり