長岡弘樹のレビュー一覧

  • 白衣の嘘

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    舞台が病院の医療系短編6編の短編集。

    はっきり言って医者が犯罪を犯すとは考えられないが、それを言っちゃ始まらない小説。

    *最後の良薬
    *小さな約束
    *涙の成分比
    がおすすめです。 
    長岡弘樹さんらしい内容で満足できる短編集でした。

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    2024年10月17日
  • 陽だまりの偽り

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    久しぶりにグイグイと引き込まれる小説と出会いました。
    迷いや葛藤、そしてその後の心理描写が、とても良かったです。

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    2024年10月14日
  • 血縁

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    親の介護、姉妹の葛藤、婿の反乱、等などの話が詰まった7編の短編集。
    日常的に起こりそうな内容だが、多少無理もあるが考えさせられるストーリーばかりです。

    印象に残っているのは
    オンブダイ、血縁、32-2、黄色い風船。
    どれもおもしろいが特にこの4編が後に残った。

    「傍聞き」もおもしろかったが、流石、短編小説の巧者である長岡弘樹さんの短編は読みやすく内容が濃い。
    次は何を読もうかなぁ?

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    2024年09月21日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    アンソロジーにしてはどの作品も読み応えがあり著者の特徴が出てる。読んだことない作家ではルームシェアの話が気になった。著作として出ていれば読んでみたい

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    2024年09月07日
  • 緋色の残響

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    気が強く優秀な強行犯課の刑事、羽角啓子。
    将来新聞記者を志す中学生の娘、菜月の母娘が様々な事件を解決する連作短編集。
    5編、何れもおもしろいが多少設定に無理があるところもあるが真実を知れば奥深い。
    良く出来た短編集です。

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    2024年08月20日
  • つながりません スクリプター事件File

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    火種/ぼくが殺した女/落下の向こう側/揺れる球場/
    炎種/冥い反響/緑衣の女

    ”スクリプター”?? これも私にはできない仕事ですね
    そんな彼女が真実を暴いたら……

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    2024年08月17日
  • 殺人者の白い檻

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    結末にびっくり
    自分の親を殺害した人間を治療をするべきかと苦悩する医師の物語かと思っていると全然想像していなかった場所に着地しました

    読んでいる時に少々の違和感は感じていましたが最後まで読めば納得
    ラストの一文に複雑な気持ちになりますが登場人物のこの先に少し希望が持てました

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    2024年08月16日
  • 白衣の嘘

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    医療とサスペンスが合わさった短編集。
    予想外の結末もあり、面白かった。
    私が好きだったのは、1話目と最終話。
    バレーボール選手のも良かった。

    ただ、もうちょい幸せ感が欲しいな~
    なんか切なすぎる。

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    2024年08月16日
  • 緋色の残響

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    強行犯係の刑事で、母親でもある羽角 啓子。そして、その娘・中学生の菜月。
    母娘の名コンビが、謎の事件を追い詰める。
    連作短編なので、サクッと読めます。

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    2024年07月28日
  • つながりません スクリプター事件File

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    ちょうど良い長さの短編集で読みやすかった。
    難しくもないし、サクサクっと読めた。
    シリーズになるんだろうなぁ、と。

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    2024年07月08日
  • 波形の声

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    長岡弘樹さんの短編集「陽だまりの偽り」「傍聞き」に続き「波形の声」3冊目を読みました。
    長岡さんの作品は内容が多岐に渡り大変楽しめます。又、読後感も良くさらっと読めます。

    この「波形の声」では
    *暗闇の蚊
    *黒白の暦
    *波形の声
    *ハガニアの霧  
     の4作品が面白く、私の好みです。
    流石に短編集を3冊も続けて読むと長編物が読みたくなりますが「時が見下ろす町」「白衣の嘘」も読もうと思います。

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    2024年06月23日
  • 戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー

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    佐々木譲、乃南アサ、松嶋智佐、大山誠一郎、長岡弘樹、櫛木理宇、今野敏『戸惑いの捜査線 警察小説アンソロジー』文春文庫。

    警察小説を手掛ける人気作家による警察小説アンソロジー。7作を収録。面白い短編もあれば、ハズレの短編もあり、人気作家と言えどなかなか高いレベルの作品を上梓し続けるのは難しいのだなと思った。


    佐々木譲『弁解すれば』。北海道警察本部の小規模警察署の刑事部門に復帰した仙道孝司が主人公。物語はまだ続くようで、タイトルの意味が解かるところまでも描かれず、唐突に終わってしまう。てっきり読切り短編かと思ったのだが、連載作からの1話だったようだ。

    乃南アサ『青い背広で』。背広とは随分と

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    2024年06月15日
  • Jミステリー2023~FALL~

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    太田愛さんのファンで、手に取りました。
    良く練られた話で、思わずウルッとくる物語でした。人物像を肉付けして、長編で読みたい…。

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    2024年06月11日
  • 傍聞き

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    連作短編ではない4編の短編集。
    1.迷走-救急隊員
    2.傍聞き-女性刑事
    3.866-消防士
    4.迷い箱-更生保護施設 施設長
     の人間ドラマを描いた作品です。
    どの作品も人情味あふれ、何故かほっとする結末の話で読後感が良く非常に読みやすい作品です。
    流石、短編小説の巧者が書かれただけの事はある内容でした。

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    2024年05月11日
  • 幕間のモノローグ

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    ネタバレ

    教場の作家、長岡弘樹氏の作品。
    芸能、舞台や映画の俳優が1話ごとに主人公になる。
    ベテラン俳優の南雲氏の鋭い観察眼と指摘。教場の風間公親を思わせる。
    一気読みできました。

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    2024年05月04日
  • 幕間のモノローグ

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    沈黙のスピーチ/一拍遅れのプロローグ/殺陣の向こう側/
    汚れ役の歌/黒い代役/白紙の応援歌/湿った密室/
    歪んだ凶弾/一拍早いエピローグ/ヘッドボイスの行方

    俳優の世界での日常に潜む謎を解くという設定?演劇学校の講師でもある南雲が探偵役を務める。
    知らない世界での知っているようで知らないことが面白い

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    2024年04月24日
  • 陽だまりの偽り

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    「自薦Theどんでん返し3」を読んで長岡弘樹さんを知り、第一作目のこの短編集を手にしました。
    5編の短編集です。どれも評判通り構成がしっかりしてて内容が素晴らしく面白かった。
    「陽だまりの偽り」を手にして正解でした。
    「傍聞き」も是非読んでみます。

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    2024年04月22日
  • 教場

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    憧れだけでは務まらない。どの職業もそうでは無いかなと思います。
    過酷な状況を乗り越えて、警察官になった人たち。
    やっぱりカッコいいなと思います。

    ドラマの方が風間の思いや行動の理由がよくわかるかなと思いましたが、エピローグを読んで彼の人間らしい部分が感じられてよかったです。

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    2024年04月14日
  • 夏の終わりの時間割

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    できるだけタイトルに合った季節に読みたいと思っているのにまだ春が始まったばかり。しかし6つの短編中、夏の終わりのお話は最終話だけでした。

    200頁ちょいの薄さに反して内容は厚い。誰しも行動の裏には理由があるのですね。さらっとうわべを見ているだけではわからないことがある。そこに考えを及ばせたとき、本作で「何かを起こした人」それぞれの気持ちに想いを馳せると切なくなります。

    生活の節約術だったり蜂避けのおまじないだったりは初耳で目からウロコ。それがまた切ない要因。

    余談ですが、母が危篤状態にあります。死ぬ間際の人は嘘をつかない。もともと嘘はつかない人だけど、病床でいま言うことは本心でしょうね。

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    2024年04月05日
  • 教場

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    風間公親の好きな言葉は、吾能弭謗矣(われよく謗りをとどめたり)、意味は、私は国民非難を防ぎ止めた と言う意味だそうです。

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    2024年03月28日