あらすじ
映画製作の現場において撮影シーンの様子や内容、物語の?ぎなどを管理する役目、スクリプター。監督にも物怖じせずに、「つながりません」と告げることで有名なスクリプター真野韻は、様々な現場で見逃されようとしている事件、人間の欲と業、そして罪と謎を暴き続ける。辿り着いた先に待っていたのは……。『教場』の著者が描く連作短編ミステリーの傑作!
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Posted by ブクログ
火種/ぼくが殺した女/落下の向こう側/揺れる球場/
炎種/冥い反響/緑衣の女
”スクリプター”?? これも私にはできない仕事ですね
そんな彼女が真実を暴いたら……
Posted by ブクログ
教場の長岡弘樹の新作。今回は、スクリプターが主役の話だが、初めてそんな職がある事を知った。教場と同様に一話完結の短編集だが、全体は繋がっている。内容は映画の撮影にまつわる事件をスクリプターならではの観察眼で解決していく。サラッと読める作品。3.4
Posted by ブクログ
長岡弘樹『つながりません スクリプター事件File』ハルキ文庫。
映画製作現場で活躍するスクリプターの真野韻を主人公にした連作短編ミステリー。
相変わらず読者などには全くお構いなく、置いてけぼりを喰らわせるような描写が連続する。何時も以上に訳が解らず、余りにも欲張り過ぎているような感じで、連作短編ミステリーとしては成立していないような気がする。
主演女優が映画で縊死による自殺を図るシーンの練習で起きた事故、カースタントマンから転身した男優が付き合っていた女性と別れようとして揉める事件、撮影所近くで起きた轢き逃げ事件。次々と事件は起きるが、全てが放置されたまま物語はどんどん進んでいく。
スクリプターは映画製作の現場で撮影シーンや内容、物語のつなぎに矛盾が無いように管理する役目を担っている。そんなスクリプターの中でも、真野韻は監督に物怖じせずに「つながりません」と告げることで有名だった。そして、真野韻には類稀なる観察眼と推理力を持っていた。
本体価格680円
★★★