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Posted by ブクログ
短編集。
ミステリの短編集って、あたりはずれが大きい(と思っている)。
これはあたり。というか、長岡弘樹さんの短編ははずれなしだよね。
なんとなく違和感のある話が続き、だんだん疑惑が確信に変わっていき、最後にそういうことかと納得できる。
この本は繋がりのない短編を集めたものだけど、すべてそういうお話の構成になっている。
波形の声っていうのは、本当にそんな実験で録音再生できるのか?
最後の小学生からのメッセージは泣いた。一言だけでも、心にくるよね。
自分自身も、小学2年の時に短期間だけ(担任の妊娠出産で)臨時で来てくれてた先生いたなぁと思い出す。
名前が「みか」だから、皆「みかん先生」って呼んでた。
あの先生はあれからどうしたんだろうなぁ。
すごく些細な話だけど、その先生が児童としりとりをしてて、誰かが「ん」で終わる言葉を言ってしまったとき、先生が一生懸命「ん」から始まる言葉を探してくれていたこと、すごく印象に残っている。私も、それ以来「ん」で始まる言葉を探すようになって、外国語で「ん」から始まる言葉が見つかったとき、みかん先生に教えたいなとか思ったりした。
今もし伝えられるなら、「覚えているよ」ってことだけでも伝えられたらなぁ。
「教場」の登場人物は出てこないものの、教場シリーズのような空気感があり、長岡弘樹は教場しか読んだことないって人でも楽しめると思う。
Posted by ブクログ
短編集。「波形の声」、「宿敵」、「わけありの街」、「暗闇の蚊(モスキート)」、「黒白の暦」、「準備室」、「ハガニアの霧」の7編。
どの作品にも謎があり、最後にはそれが解明されるのだけれど、謎自体よりもそこに至るまでのストーリーが面白いかな。
「波形の声」と「黒白の暦」はトリックがこの辺だろうなと少しわかってしまいながら読んだけれど、それでも先が気になるので楽しんで読めた。
「わけありの街」はあまりぴんと来なかった。なぜ日記が入ってくるのかよくわからなかったし。
「黒白の暦」、動機の部分でちょっと現実味がないように思ったけどどうかな。当事者になったらそうしようって思うんだろうか。
「ハガニアの霧」が一番よかった。
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