感情タグBEST3
ミステリを読み慣れてしまうと、本当に驚くことって減ってしまって、楽しめる作品が減ったなぁと寂しく思っていた。
そんなとき、こういうアプローチもあるんだ!と感動した。
いま、この作家さんに出会って良かったと思う。
まだまだ沢山読んでみたい!
Posted by ブクログ 2024年04月05日
できるだけタイトルに合った季節に読みたいと思っているのにまだ春が始まったばかり。しかし6つの短編中、夏の終わりのお話は最終話だけでした。
200頁ちょいの薄さに反して内容は厚い。誰しも行動の裏には理由があるのですね。さらっとうわべを見ているだけではわからないことがある。そこに考えを及ばせたとき、本...続きを読む作で「何かを起こした人」それぞれの気持ちに想いを馳せると切なくなります。
生活の節約術だったり蜂避けのおまじないだったりは初耳で目からウロコ。それがまた切ない要因。
余談ですが、母が危篤状態にあります。死ぬ間際の人は嘘をつかない。もともと嘘はつかない人だけど、病床でいま言うことは本心でしょうね。最期の時間を大事にしたい。
Posted by ブクログ 2021年09月04日
短編の名手のショートショート作品。
作品は六作。それぞれが趣向を凝らした秀作。
この作家さんは兎に角引き込まれる文章力でぐいぐい読ませてくれる
Posted by ブクログ 2022年07月03日
犯罪はあるがミステリー小説というよりは人間ドラマを描いている。知的障害などハンデを抱えた人たちとその周りの人たちの思い込みの隙や違いをミステリ仕立てで書いた短編集。だがこのテンポの展開、書き方がちょっと私にはダメだったようだ。筋道の歩き方がなんとなく合わず、というのは短編だから?