長岡弘樹のレビュー一覧

  • 教場0 刑事指導官・風間公親

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    なんだなんだ!
    ラストの風間指導官のかっこよさは。
    本当にかっこいい。

    それまでの流れは、風間道場に入った警察官達へ教示する風間や殺人事件の動機や事件解決への短編であったが、ラストのストーリーのみ他とは違っていて壮大、且つ風間の完璧さ、人としての大きさが際立っている。

    他のストーリーでは、第2話の3枚の画廊の絵がよかった。親子の情愛の話にはいつも深く考えさせられる。

    風間指導官の義眼の理由が明らかになる本書であるが、
    風間の絶対的な正義感や優しさも表現され、ますます風間指導官に心酔してしまう。

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    2024年02月25日
  • 教場

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    とにかく「凄い!」に尽きる小説。警察になるためには、皆こんな過程を経ているのか!と、そこで繰り広げられる人間ドラマもとにかく濃かった…!

    厳密で、過酷で、命懸け。生半可な気持ちでは絶対になれない職だと感じたし、もしこれがリアルなら、時々ニュースで取り上げられる警察の不祥事には心の底から呆れてしまう…。

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    2024年01月10日
  • Jミステリー2023~FALL~

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    ネタバレ

    23/12/23〜24/1/2
    7月に『23春』、8月に『22秋』、10月に『22春』、今回12月に『23秋』。順番が入れ替わったりしたけど、やっと最新作に追いついた。『23春』だけ、あと4人分がまだ読めてないので、次はそれを。
    今回の『23春』は、今まで読んだ3つと比べてとても読み応えがあり、楽しめた。

    12/23〜12/27東川篤哉 ★★★
    『どうして今夜の彼女は魅力的に映るんだろう』
    『謎解きはディナーのあとで』以来。
    おじさん作者らしいめんどくさい感じはあるものの、軽く読めて面白かった。トリックは想像通りだけど、まあ楽しく読めたのでよし。あるマイカの口調が楽しい。

    12/27逸木裕

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    2024年01月03日
  • 球形の囁き

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    いつもと同じように切れ味ある短編集。
    プロローグ的なところにヒントがあるんだろうがそれが何に結びつくのか分からないし結果最後にとても驚く。
    表題作「球形の囁き」が一番好きだけどトリック的にはホントかよと思ってしまう。

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    2023年12月20日
  • 教場0 刑事指導官・風間公親

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    風間教官の刑事指導官時代の話。教場、教場2を読んでから読んでもいいし、今作を読んでから教場シリーズを読むとまた違う読み方ができて、より面白い。

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    2023年10月04日
  • 教場X 刑事指導官・風間公親

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    風間教官が教官となる前の刑事指導官時代の話。各章では異なる新米刑事たちが風間指導官と組み、犯人に迫っていく。新米刑事が事件の真相解明に苦戦する中、ヒントを与えて自ら気づき考えさせようとする風間指導官の厳しさが光る、

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    2023年10月04日
  • 教場X 刑事指導官・風間公親

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    このシリーズ、風間教官が好みのタイプすぎるので毎回星5をつけてしまう…かっこいいんだもん…

    本作は教官になる直前の過去編というところでしょうか。
    シリーズ通して短編集なので非常に読みやすいです。
    ただのミステリ作品ではなく、登場人物たちの背景が切なく苦悩に満ちたものとして描かれているので面白いです。
    「本当は人なんか殺したくないのに」というのが共通していて良いです。
    だからと言ってやむを得ず殺人に手を染めるのはダメなんですけどね笑

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    2023年08月13日
  • 119

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    『119』をかけるのは
    火事・救急・レスキュー
    どんなときも、すぐに駆けつけてくれる。
    時には命がけで私たちを守ってくれる。

    消防署で過酷な任務で働く人たちの
    様々な事情や、家族や日常を垣間見たようなストーリー

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    2023年07月06日
  • 緋色の残響

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    長岡弘樹『緋色の残響』双葉文庫。

    日本推理作家協会賞受賞作『傍聞き』で主人公を務めたシングルマザー刑事の羽角啓子と一人娘で中学生の菜月を全編の主人公にした5編収録の連作短編集。裏表紙の解説によれば、本作がシリーズ第1弾ということなので、今後シリーズ化されるようだ。

    刑事である啓子の推理や洞察力も凄いが、娘の菜月も負けていない。つまりは母娘が二人で主人公を演じることになり、どの短編でも刑事事件が菜月の周囲で起きるというのは仕方の無いことなのだろう。

    全ての短編が一定水準に達しているが、中でも表題作の『緋色の残響』が面白かった。

    長岡弘樹の短編は登場人物の心理を余り詳しく描くことはなく、伏

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    2023年06月19日
  • 教場X 刑事指導官・風間公親

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    ネタバレ

     警視庁二次試験に向かう雨の中で。未来の自分を想像しながらこれを書く。

    硝薬の裁き
     万丈ではなく白石麻衣が登場。この話では火薬似よって追い詰めるのが正解。震災の話は初めて知った。

    妄信の果て
     ドラマでは梨多はアカハラをする嫌な先生だとなっていたが、原作では良い先生だった。ドラマでは最後に暴れさせる必要があるから、しんみり終わるわけにはいかなかったんだろう。カンニングの法則、新しい知見だ。

    橋上の残影
     病気なことまでは察しがついた。嬉しい。内視鏡カプセルとは面白い発想。パソコン、猫ときて温かいものとは予想外。

    孤独の胞衣
     事件現場で出産という大胆さが面白い。結果として子供を利用し

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    2023年06月02日
  • 教場X 刑事指導官・風間公親

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    事件的に、そして、推理するのはちょっと難しいのでは…と思う事件もあるが、警察学校勤務の理由がわかり、おもしろかった。

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    2023年04月27日
  • 教場2

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    必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじきだすための篩。それが、警察学校だ。白髪隻眼の鬼教官・風間公親のもとに、初任科第百期短期課程の生徒達が入校してきた。半年間、地獄の試練を次々と乗り越えていかなければ、卒業は覚束ない。ミスを犯せば、タイムリミット一週間の“退校宣告”が下される。総代を狙う元医師の桐沢、頑強な刑事志望の仁志川など、生徒たちも曲者揃いだ。その中でも「警察に恨みがある」という美浦は、異色の存在だった。成績優秀ながら武道が苦手な美浦の抱えている過去とは?数々の栄冠に輝いた前代未聞の警察学校小説、待望の続編!

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    2023年04月13日
  • 教場0 刑事指導官・風間公親

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    風間刑事の厳しいながらも自分で気付かせる的確なアドバイスで新米刑事が事件を解決していくのがおもしろい。義眼になった理由もわかった。

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    2023年04月09日
  • 猫はわかっている

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    「母親」である部分は私の中の一部であって全部じゃない。
    「母親」を全うするだけでは埋まらない空洞があって、「妻」を加えてみても、まだ埋まらない。

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    2023年02月19日
  • 夏の終わりの時間割

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    よい作家さん

    ミステリを読み慣れてしまうと、本当に驚くことって減ってしまって、楽しめる作品が減ったなぁと寂しく思っていた。
    そんなとき、こういうアプローチもあるんだ!と感動した。
    いま、この作家さんに出会って良かったと思う。
    まだまだ沢山読んでみたい!

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    2023年02月10日
  • 殺人者の白い檻

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    死刑囚を救うことに意味があるのか。況してその死刑囚が両親殺害犯だとしたら…脳外科医、敦也の言動に釘付けである。薄々感じ始めた本星の存在。豊富な医療知識に謎と真実が溶け込み、一気読み。

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    2023年02月09日
  • 教場X 刑事指導官・風間公親

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    短編集で読みやすい。

    犯人は完全犯罪をしているかのように感じるのに、鬼教官の風間公親は瞬時にそれを見破る。
    その観察眼がヤバすぎる!面白かった!
    もう次の「教場」待ち!早く読みたい!

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    2023年01月29日
  • 風間教場

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    教場シリーズ、今回の舞台は警察学校編でした。
    風間さんに課せられたミッションは「1人も退校者を出すな」という前代未聞の難問!
    冴え渡る手腕に惚れ惚れしました。
    ラストは衝撃すぎて…やばかったです…

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    2023年01月25日
  • 教場0 刑事指導官・風間公親

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    風間さんの過去編で、現役刑事時代の話でした。
    認知症の話ではボロボロ泣いてしまった…心の琴線に触れる話でした。
    風間さんが何故義眼になったのか、その背景にも触れています。とても面白かったです。

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    2023年01月20日
  • 風間教場

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    ネタバレ

    風間教官のラスト

    校長のキャラやストーリーなど、
    いい意味で裏切られて、
    楽しめました。

    教場シリーズを読んだことがある人は、
    是非読んでください。

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    2023年01月07日