長岡弘樹のレビュー一覧
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「教場」シリーズもう第何弾やらわからなくなってきた。
最初の頃の警察学校での風間教官の冷酷なまでの態度や鋭い洞察力の妙から、刑事時代、義眼になった経緯など時代も飛び飛びで描かれてきたこのシリーズは、さながら増築を繰り返した建物のようで迷子になりそう。
今回は、警察学校を首席で卒業し県警本部捜査一課の刑事となった風間が、十崎波瑠と関わることになった事件の顛末をバディを組んだ所轄の刑事石貫の目線で描く。
十崎が千枚通しにこだわる理由や、なぜ風間に執着するのかなどが明らかになる。
そしてこれが後の風間の失明に繋がっていくと思うと物語の緊張感が半端ない。
ドラマや映画になって人気のシリーズだから、 -
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著・涌井学、原作・長岡弘樹、脚本・君塚良一『映画「教場 Requiem」ノベライズ』小学館文庫。
木村拓哉主演映画の『教場 Requiem』ノベライズ。『プロローグ』と『第一話 類似シナリオ法』、『第二話 周到な性格』、『第三話 目的』、『エピローグ』から構成される。
原作小説の映画脚本のノベライズだけに原作小説のエピソードが至る所に、散りばめられている。
風間公親が警察学校の生徒を篩に掛けるメインストーリーと並行し、風間の右目を奪った十崎波瑠を逮捕しようとする風間道場の門下生たちと風間教場の卒業生たちの奮闘が描かれる。
長岡弘樹の小説は時に読者を置き去りにする冷たくドライなところがあ -
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警察官も私達と同じ人間。だから、弱いところも狡いところもある。でも、同じことをしても、警察官だと三割り増しくらいで余計に裏切られた気持ちになってしまう。(ごめんね、警察の皆様)
警察を定年退職し、非常勤の交番相談員になった百目鬼巴(どうめき ともえ)。
見た目は普通のおばさんなのに、するどい観察眼で罪や闇を見抜く。でも、決して暴くという感じではないのですよね。見抜いたぞ、私は知ってるぞ、と相手にそっと伝える感じ。
これは是非ともドラマで見てみたい。私の希望としては深夜枠で30分くらいの1話完結。『笑ゥせぇるすまん』的な雰囲気でやってほしいなぁ。
シリーズ化希望です! -
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著・涌井学、原作・長岡弘樹、脚本・君塚良一『映画「教場 Reunion」ノベライズ』小学館文庫。
木村拓哉主演の映画『教場 Reunion』のノベライズ。
原作小説の映画脚本のノベライズだけに原作小説のエピソードが至る所に、散りばめられている。原作小説の場合、長岡弘樹の読者を冷たくあしらうような、まるで風間公親の如き表現が多々見受けられるが、映画脚本のノベライズとなると解りやすく、逆に物足りなさを感じてしまう。
『プロローグ』と『第一話 モデリング』、『第二話 製造特徴』、『第三話 デスマスク』、『第四話 欠損』、『エピローグ』から構成されるが、『エピローグ』に描かれる結末が尻切れトンボ -
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ネタバレ2014年本屋大賞の続編
復讐・妄信・罪と罰が静かに交錯する連作集だった。どの犯人も一見“追い詰められた末の犯行”だが、風間は決して情に流されず、わずかな綻びを拾い上げて真相へ迫る。
特に、火薬アレルギーの娘が父の罪を知ってしまう第1話や、形見の時計が復讐を暴く第3話、盲目を装い自ら視力を失った科学者の慟哭が描かれる第6話は、犯人の“歪んだ正義”が胸に刺さる。
どの事件も、動機の切実さが読者の同情を呼びつつ、風間の冷徹な観察眼がその迷いを断ち切る。終章では彼が警察学校の教官となる経緯が明かされ、シリーズ全体へのつながりも感じられる一冊だった。 -
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2014本屋大賞の続編
「退校者を出すことで、警察官としての覚悟と資質を問う」形式から一転して、本作では“落伍者ゼロ”という真逆の課題が風間に課せられる。
校長から与えられた「半年間、一人も辞めさせるな」という条件は、風間の教官としての哲学を根底から問い直す試練でもある。シリーズを通して「鬼教官」と呼ばれた風間が、初めて“守る”側に立たされる。
最も印象的なのは、風間公親という人物像の変化だ。
これまでの彼は「冷たい炎」と評されるほど、非情な合理主義の体現者であった。生徒の弱さを暴き、警察官にふさわしくない者を容赦なく退校させる姿は、鬼教官そのものだった。
だが今作では、そうした姿勢に“ -
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アンソロジー作品『Jミステリー2023 FALL』を読みました。
全篇書下ろしの短篇を収録した贅沢なアンソロジー作品です。
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ミステリー界の最前線で活躍する作家陣による、全編書き下ろしの超豪華アンソロジー「Jミステリー」。
この秋も誰もがよく知るあの作家たちが競演! 大好評だったあの作家の再登板も……これを読まずして日本ミステリーを語ることなかれ。
『Jミステリー2023』もお見逃しなく。
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2023年(令和5年)に刊行された作品で、以下の6篇が収録されています。
■どうして今夜の彼女は魅力的に映