長岡弘樹のレビュー一覧

  • 陽だまりの偽り

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    長岡弘樹の初単行本の文庫化。

    物忘れのひどくなった事を知られまいとする男と、同居の嫁。
    市役所に勤める男と、同僚たち。
    昇任を控えたシングルマザーと、反抗期の息子。
    身代金目当てに誘拐を企てた男と、さらわれた少年の母親。
    荒物屋を営む男と、不良に絡まれた受験生の息子。
    普通の人々の、日常の中に起きた事件を描いた短編集。


    不可解な出来事の裏に、ひやりと冷たい計算や、温かい愛情が隠されている秀作揃い。
    表題作の『陽だまりの偽り』と、『重い扉が』が特に良かった。

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    2017年10月29日
  • 猫ミス!

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    猫とミステリーの相性がいいのはその内面が謎に満ちている(何考えてるかわからん)からではないでしょうか。
    アンソロジーなのでどれもミステリーとしては薄味ですが、ストーリーに猫である必然性が(ある程度は)あるので、猫小説としては全然ありでしょう。
    でも恒川氏の『猫どろぼう猫』はホラーです。すげー浮いてる。怖い。
    あと、表紙がダサい。

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    2017年10月21日
  • 波形の声

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    7篇を収録した短編集。この作家さんとの出会いは「教場」すごく淡々と、時には冷たいと感じるような文体が特徴的。大きな事件ではなく、日常の身近な事件を扱うことも多く、この作品の7篇もほぼ「日常もの」。どの作品をとっても、短編なのに、必ずミスリードされ、最後に思わぬ事件の真相が描かれる。それでも、短編によくありがちなバタバタした展開もなく、本当にこの作家さんの凄さを感じる1冊。「傍聞き」など、短編なら、今一押しの作家さん!と思えるぐらい良かった。

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    2017年02月26日
  • 群青のタンデム

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    特殊な職業の人々の日常系ミステリ。
    この一冊で、拝命から引退まで完結。
    しかも、それぞれの短編が繋がる!

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    2016年08月10日
  • 陽だまりの偽り

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    おおおっ! 短編であるがゆえのスピード感、緊迫感に驚かされた。そして主人公が老人だったり母子だったり歩けない幼児だったり緑内障の父親だったりと何かを抱えた人たちだ。長岡氏は短編の名手だな・・・。

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    2016年04月02日
  • 教場

    購入済み

    時間つぶしにちょうどいい

    読み始めたら止まらない。普段本を読まない人でも、苦にならない読みやすさ。時間つぶしにちょうどいい。

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    2016年03月05日
  • 陽だまりの偽り

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    短編集。
    誰でも持っている、心の中の弱い部分が露わにされて、
    ちょっと苦しくなったり切なくなったり。
    でも読後は、ほんのり温かい。

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    2015年06月19日
  • 陽だまりの偽り

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    事件や事故に巻き込まれたときの
    保身や欲望など、誰しもが持っている心の動きを
    リアルに描いた短編集。

    どの話も、短いのにずっしり心に来る。
    うまいなぁ

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    2015年04月19日
  • 陽だまりの偽り

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    5作の短編集。
    著者は「傍聞き」で注目を浴びて、私も例にもれずそれから読み、このデビュー作集を読むことになった。

    しかし、こちらの短編集のほうが好きだ。
    5作それぞれテーマなどはバラバラであるものの、どれも甲乙つけがたい良い出来。余裕があるけど冗長ではない文章に、少しこちらの予想を上回る調味料がかかっている。「傍聞き」よりも著者のスゴさを感じるのだが。
    どれもいいが「写心」が一番好きかな。

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    2014年04月30日
  • 線の波紋

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    ネタバレ

    一つ一つ丁寧に描かれた文章を組み合わせていくとエピローグに繋がっていく。長岡弘樹は人間の深い部分や人間が持つ闇の部分を事細かに表現するのが上手い。少しずつ狂った歯車が悲惨な結果を招いてしまったが最終的に全ての謎が解けたのですっきりした。これで良かったのかは不明だが救われた気がする。

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    2014年03月03日
  • 陽だまりの偽り

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    いいお話だ。楽しみにしていた作者さんの短編集だ。

     冒頭の表題作「陽だまりの偽り」は痴呆がはじまりつつある老人と息子嫁が主人公。加えて、警察も色を添える。少し出来すぎる感じもあるけど、きれいなエンディングがいい。嫁の淡々とした感じもいいし、すべてOKの短編。良かった。

     「淡い青のなかに」は事故隠蔽と息子の絆。変な話だが、いろんなことが重なって、なかなか奥深さを感じる作品だと思う。評価は微妙だな。

     一転「プレイヤー」は人事話。ラストの真実が驚きの結末。ミステリー要素たっぷりの作品だ。

     誘拐したが母親が子を捨てるという驚きの展開「写心」も不思議な魅力。しかし、設定が少し暗くて非現実か

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    2013年11月19日
  • 陽だまりの偽り

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    素晴らしい!ミステリ要素とドラマ要素のバランスが絶妙!
    特に一話目の『陽だまりの偽り』は良かった!
    どの話も途中まではミステリの展開だが、最後にはキッチリ心がほっこりした。

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    2013年09月15日
  • 線の波紋

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    綺麗にまとめすぎかもしれないが、読後は優しい気持ちになれる。

    傍聞きなどの短編集のテイストを残しながら、うまく一作の長編としてなっていて楽しめた。ただ、犯人は途中で予想がついてしまったけど…

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    2014年01月18日
  • 線の波紋

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    誰かのことを想うということをいろいろな視点で書かれている。とってもいいと思いました!この著者の作品はやっぱりいい!

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    2012年12月29日
  • 陽だまりの偽り

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    孫への送金用現金を紛失した老人が嫁に物忘れが酷くなってきたことをを気づかれまいと画策する表題作、非行で警察の厄介になった息子を迎えにいった母が帰り道に人をはねてしまう一編、市役所の人事と不審な転落死が絡む一編、借金返済のため幼児誘拐を謀る犯人と母親の一編。四本から成る短編集。
    構成に無駄がないのもさることながら、犯罪そのものより、誰もが陥る可能性がありそう、と思わせる心理描写、とくに「魔がさす」瞬間を切り取るのが巧い。
    長編で是非、キャラクターを追いかけながら読みたい作者。

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    2012年12月15日
  • 陽だまりの偽り

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    ネタバレ

    表題作のほか「淡い青の中に」「プレイヤー」「写心」「思い扉が」の5編からなる、「偽り---嘘」をテーマにした短編集。

    傍聞きの時と同様、ミステリータッチに進めながら、ちょっとした見栄や、人生のかかった大事な時に、簡単な嘘を重ねてしまい、誰もが隠したくなるようなことを描き、その偽りから生み出される人の温かさを表現する。

    嘘からはじまるストーリーは、悲劇が描かれることが多いが、この作品は最後に人の温かさや前を向いて歩いて行けるようなポジティブさを描いてくれていて、なんとなく清々しい気持ちにさせてくれた。

    ただ、結末の弱さや、登場人物への共感、魅力といったものが足りないと感じられた。

    とはい

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    2012年11月18日
  • 陽だまりの偽り

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    日常の些細な出来事や謎を解く日常ミステリーの短編集ですが、その謎を解くとあたたかい雰囲気になれるハートフルミステリーと言ったらいいのかな、そんな短編集です。、「陽だまりの偽り」「淡い青のなかに」「プレイヤー」「写心」「重い扉が」の5つのうち「プレイヤー」だけちょっとその範疇に入らない作品だけど、表題作「陽だまりの偽り」は物忘れのひどくなってきた老人が、嫁から預かった金を紛失することで、嫁の温かい気持ちがわかりほっとすると同時に、物忘れは他人事でなくなかなか切実な気持ちに(笑)。

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    2012年09月23日
  • 交番相談員 百目鬼巴

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    ネタバレ

    いつもの長岡弘樹さんって感じ

    短編集やから、読みやすい
    相変わらずのちょっとした捻りがある事件

    こんなものの見方してたら
    性格ひねくれてきそうやない?

    最初の話は、前に読んだ?と思うような
    ストーリーだったけど
    その後の四つは楽しく読めた

    「冬の刻印」が想像してなかったから
    びっくりした

    「教場」シリーズといい
    警察官って悪い人ばかりなん?
    と思わせるのが、長岡弘樹さんって感じ

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    2025年12月31日
  • 新・教場2

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    本作は映画の原作、全六話(^^)

    風間公親の右目から光を奪った“千枚通しの男”十崎波瑠を「風間道場」門下生の刑事達の手によって逮捕された。

    新たに、風間道場の門下生の刑事に月に一度、特別講義に招き、風間公親とのエピソードや十崎逮捕に纏わる背景を語る。

    いずれの回も、読み進めていくも、知らず知らず背筋がピンとなりますね(笑)

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    2025年12月21日
  • 猫はわかっている

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    「猫」がタイトルに入っていたり猫に関係する物語は好きでよく読んでいます。
    それぞれ「猫」の存在感が効いていておもしろい。

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    2025年12月13日