長岡弘樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ4つの短編で構成されるミステリー。どの作品にも僅かな謎や違和感が散りばめられており、それらの要素を回収しながら、でも終わりでは(イヤミスのようではなく)少しほっとさせてくれるストーリー。
【迷走】
救急隊員隊長の室伏と、同じチームの隊員蓮井が主人公。蓮井の婚約相手かつ室伏の娘を車で撥ねた加害者の元検察官が刺傷を負い、彼を病院に搬送するというのが全体の流れだが、室伏の謎の言動と行動により、なかなか病院に送り届けることができない。ここまでで「私怨に取りつかれた救急隊員」という嫌な筋書きを最初は想像したが、「携帯電話を耳にあてながらサイレン音を鳴らし続ける」という行動から室伏の狙いとオチが少し読め -
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ネタバレ2022/07/31リクエスト 4
刑務所のすぐ隣にある総合病院に勤務する脳外科医の尾木敦也。彼はもう医者を辞めようと休職していた。
そんな休職中のある日、院長の直々の依頼により、刑務所からクモ膜下出血で搬送されてきた「スペ患」の執刀をすることになる。
緊急開頭手術で命を救うことはできたが、スペ患の正体が両親の命を奪った死刑囚・定永宗吾だったことを知る。
尾木はその命を医者として救ってよかったのか悩み続ける。
当の定永は、逮捕と死刑の判決以降も自身の犯行を一貫して否認していた。
術後のリハビリを通して、尾木と妹の看護師長・尾木菜々穂は、定永という人間を観察ていたところ、ベテランのPT(理学療 -
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長岡弘樹『119』文春文庫。
消防署を舞台にした9編収録の短編集。相変わらずの読者を少し突き放すかのような伏線とミステリーの謎解きという長岡弘樹らしい短編が並ぶ。いつものように納得出来る短編もあれば、納得し難い短編もある。人により受け取り方は様々だろう。
『反省室』『救済の枷風』『フェイス・コントロール』の3編が良かった。
『石を拾う女』。消防署員の今垣睦生は増水した川で入水自殺しようとしていた高槻三咲季という女性を助ける。鬱病を苦にした自殺で妻を亡くした今垣と付き合うことになった三咲季だったが、何故か再び自殺を図る。今垣が理由を知った上で、三咲季に生への希望を与える。★★★★
『白雲