長岡弘樹のレビュー一覧

  • 教場0 刑事指導官・風間公親

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    短編集
    各話共通の構成としては事件発生➡️捜査➡️新米刑事の刑事になる際の流れと前話新米刑事からのアドバイス➡️風間からのヒント➡️新米刑事が事件解決
    また最終話では例の女性刑事と風間の現在に至る原因となった事件も発生
    教官時代の風間とは違う別の風間も見れる
    教場時代の風間も面白いし刑事時代の風間も面白い

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    2022年03月18日
  • 風間教場

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    1、2と比べ内面の表現も多くなったせいか、風間が多少人間味があるというか丸くなった感はあった
    ただ苛烈な場面もあり、ある時には『私を甘く見るなよ』と言うことも
    また登場当初は周りの良くない噂もあった校長であったが話を進めていくうちに、それこそ人間らしい一面も垣間見られ共感できる部分もあった
    生徒個人の魅力は1、2と比べると薄いかなと感じた

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    2022年03月17日
  • 119

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    長岡弘樹『119』文春文庫。

    消防署を舞台にした9編収録の短編集。相変わらずの読者を少し突き放すかのような伏線とミステリーの謎解きという長岡弘樹らしい短編が並ぶ。いつものように納得出来る短編もあれば、納得し難い短編もある。人により受け取り方は様々だろう。

    『反省室』『救済の枷風』『フェイス・コントロール』の3編が良かった。

    『石を拾う女』。消防署員の今垣睦生は増水した川で入水自殺しようとしていた高槻三咲季という女性を助ける。鬱病を苦にした自殺で妻を亡くした今垣と付き合うことになった三咲季だったが、何故か再び自殺を図る。今垣が理由を知った上で、三咲季に生への希望を与える。★★★★

    『白雲

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    2022年03月11日
  • 猫はわかっている

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    猫に深く関わっている物語もあれば、ほんの一部分にかませて描かれているものもありますが、どれも面白かった。

    「世界を取り戻す」
    最近猫を亡くした身としては、共感できる部分が多々ありました。日常生活の中で描かれる猫と登場人物の絡みが泣ける。。第1弾もあるのかな?ぜひ読んでみたい

    「50万の猫と7センチ」
    作者の実家でかっているリアル猫のお話。家族として迎え入れるまでの経緯やとある事件にハラハラドキドキしつつ、最後はハッピーエンドというオチがお気に入り。

    「双胎の爪」
    猫からこんな風に話が転がるものなんだな、と驚きました。悲しい話の中で追い打ちをかけるストーリーが逸脱。

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    2022年03月08日
  • 猫はわかっている

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    猫小説アンソロジー。猫好き必読。もうどれを読んでも可愛い! 全部可愛い!
    ミステリ好きとしては有栖川有栖「女か猫か」、長岡弘樹「双胎の爪」がお気に入りです。だいたいほんわかとした幸せなムードの物語が多い中、ざっくりと残酷さを突き付けられる「双胎の爪」はインパクトがありました。
    描かれた猫の魅力に一番のめりこんでしまったのは阿部智里「50万の猫と7センチ」。はらはらどきどき、笑いあり涙ありの一作。だけどそのようにさまざまな感情に振り回される人間たちをよそ目に、猫ときたらもう……! このオチには脱力せざるを得ませんでした。だけど猫ってこういうものだよね。猫の魅力ってこういうところなんだよね……と猫

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    2022年02月28日
  • 教場 お試し特別版

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    リアル

    警察学校の厳しさと研修生たちの葛藤をリアルに描いた作品だと思った、とても考えさせられる作品でまた読みたいと思う。

    #アツい #深い #タメになる

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    2022年02月22日
  • 教場2

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    物語のインパクトとしては前作ほどでは無いかなと
    ただ前作ではなかった感動ものもあり違うベクトルで楽しむことも出来たので一概に前作との比較は難しいかもしれない

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    2022年02月14日
  • 猫はわかっている

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    世界を取り戻す 村山由佳/女か猫か 有栖川有栖/
    50万の猫と7センチ 阿部智里/双胎の爪 長岡弘樹/
    名前がありすぎる カツセマサヒコ/
    猫とビデオテープ 嶋津輝/幸せなシモベ 望月麻衣

    ねこ ネコ 猫 猫だらけ キャーー!
    みんな可愛い奴らですハイ

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    2021年12月20日
  • 風間教場

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    第一声
    「風間教官!何か丸なったんちゃう???」
    構成が、1、2とは違うな。
    前は、一人一人の生徒を短編でやってたけど、今回はそんな感じにはなってない。長編です!

    校長先生は、いけずな奴…全員卒業させよ!あかん場合は、風間教官も辞めよ!と。

    そんなん引き受けんでも良いのに…
    毎年、何人も辞めてんのに…
    この学校が向き不向きを判断する最後の場所やのに…
    不向きな人が警察官やると死に直結するのに…

    縦社会の警察組織がそうさせるのか、風間教官が、丸くなったのか…一応、校長先生の意向を呑んだ感じなんかな?
    ゼロミッションが、成功しようとしまいと、あまり賛同はせんな。

    とは言え、生徒、教官の深い

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    2021年11月17日
  • 傍聞き

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    職業柄か、各編の主人公皆真面目だ。
    巻頭作と表題作はミステリとしても楽しめたし、ストンと腑に落ちた。

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    2021年10月12日
  • 風間教場

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    「君にはここを辞めてもらう」ではなく、こういうやり方もある。ここまで一人ひとりを把握し、先回りして誘導するのは、現実にはムリ。

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    2021年09月22日
  • 血縁

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    切っても切れない絆
    血縁をテーマにした短編犯罪集

    コンビニ強盗はなぜ手書きのメモを読んで何も反応しなかったのか…「文字盤」
    介護する父親を殺したのは…「苦いカクテル」
    交通事故を起こした男の話…「オンブタイ」
    姉の嫌いな妹と妹の嫌いな姉…「血縁」
    3人の警察官の…「ラストストロー」
    完全犯罪工作…「32-2」
    犬に懐かれる男と死刑囚…「黄色い風船」

    個人的には「オンブタイ」が一番面白かった。
    視覚のない世界の恐ろしさ
    そして最後にわかる恐怖
    小説だからこそ描ける究極の推理小説だと思う!

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    2021年09月13日
  • 風間教場

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    風間教官シリーズ初の長編
    短編よりもサクサクしていない分面白かった。
    ただ、風間教官丸くなり過ぎてはいないか?
    エピローグは要らなかった

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    2021年09月09日
  • 夏の終わりの時間割

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    短編の名手のショートショート作品。
    作品は六作。それぞれが趣向を凝らした秀作。
    この作家さんは兎に角引き込まれる文章力でぐいぐい読ませてくれる

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    2021年09月04日
  • 線の波紋

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    4編の短編連作集。

    一つの少女誘拐事件を軸に
    いくつかの事件が絡み合っていく。

    ①談合
    ②追悼
    ③波紋
    ④再現

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    2021年08月25日
  • 夏の終わりの時間割

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    そこに人の優しさがある。それぞれに違う理由でそれぞれ違う優しさが。
    ホッとして少し心配になる、みんな大丈夫だよね?

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    2021年08月08日
  • 教場 お試し特別版

    匿名

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    当然のことだが、警察学校は馴染みのない世界である。それが鮮やかに想像でき、生徒たち一人一人のこれからの行く末を見守りたい気持ちにもさせてくれる。

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    2022年09月28日
  • 風間教場

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    ドラマは見なかったけど、どうだったのかな
    今回は誰も落伍者を出すな、というなんとも難しいことを校長から要求される風間
    警察官として適性がないのであれば、早々に辞めさせた方がいいのになぁと思いながら読んだ
    それでもひとりひとりのことをよく見て奔走する風間
    なんか終わり方が寂しい。続編はもうないのかな
    違う人が主人公になっても嫌だなぁ

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    2021年08月02日
  • 赤い刻印

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    『傍聞き』が面白かったので読んでみました。
    刑事の母親と娘の話だけではなく色々な話の短編集でした。
    思っていたのとは違いましたが、それはそれで面白かったです。
    最後の『手に手を』はちょっと気持ち悪かった。

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    2021年07月22日
  • 夏の終わりの時間割

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    長岡弘樹『夏の終わりの時間割』講談社文庫。

    6編収録のミステリー短編集。『救済 SAVE』の改題作というだけに、困難に直面した様々な境遇の人びとへの“救い”をテーマにした短編が並ぶ。

    長岡弘樹の短編ミステリーは余り多く詳細を描かない割りには、状況が急展開するケースが多い。そのため、読者にしてみれば置いてけ堀を食った感じになり、もう一度前半を読み返して、初めて納得する場合が多くなる。本作の場合は、割りとしっかりした伏線があり、理解出来ないのはそれを見逃した読者側に否があるということになるだろう。そう言う自分も、何度も伏線を見逃して、読み返しているので余り大きなことは言えない。

    『三色の貌』

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    2021年07月21日