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Posted by ブクログ
いぶし銀の技みたいなミステリー。
やけど、経験値の高い技みたいな感じなので、分かりやすいかと言われれば、…やけど。
短編集やから、ええけど、長編で、この技掛けられるとキツいかも?
そんな余韻の残る感じの短編集。
関連性は、ゼロやけど、趣向は同じような感じで、遠回しに「あっ!」ってなる。
ほんまになるか?って言うのもあるけどね。
解説にもあるように、リドルストーリーとまでは行かないが、敢えて誰の口からもはっきりとした "答え"をいわせずに物語に幕を引くという余韻を感じる手法。
個人的には、好きな感じやけど、好き嫌いがあるかも?
リドル・ストーリー (riddle story) とは、物語の形式の1つ。物語中に示された謎に明確な答えを与えないまま終了することを主題としたストーリーである。リドル (riddle) とは「なぞかけ」を意味する。
Posted by ブクログ
長岡弘樹『にらみ』光文社文庫。
『傍聞き』系の短編7編を収録したミステリー短編集。
いずれの短編もミステリーの土台となるシチュエーションとトリックにかなり無理があるためか、じっくり読まないと意味が伝わって来ないし、面白さが感じられない。唯一評価に値するのは『遺品の迷い』だろうか。
『餞別』。暴力団の下端が身代りで警察に出頭する前に兄貴分がくれた餞別。じっくり読むと意味が見えて来る。意味が解るとまあまあ面白いが、何で最初にビルに『クスリ』があったのか。偶然なのか……
『遺品の迷い』。ラストに震えた。乳児の頃に遺品整理業者の父親に拾われ、育てられた息子は家業を手伝いながら、自分を捨てた親の手懸かりを探すが……途中の「倒産」=「父さん」には無理があるし、不要に思う。
『実況中継』。目の不自由な小学生に草野球の実況中継を買って出た少年。少年の父親が草野球の実況中継中に何者かに襲われる。意外なアリバイ工作ではあるが、無理があり過ぎて現実味が無い。
『白秋の道標』。まさかそんなというミステリーの結末。これもまたシチュエーション造りと謎解きにかなり無理がある。不妊に悩み、考え方の違いから別れを決意した夫婦……
『雑草』。ミステリーの謎を解き明かすまで随分と遠回りしたなと思うような短編だった。起承転結の順番を少し変えれば、もう少し解りやすい短編に仕上がったかも知れない。
『にらみ』。表題作。警察ミステリーなのでシチュエーション造りは不要ということで読みやすかったが、結末は掟やぶり。今の世の中なら、こんな掟やぶりの結末でも不思議は無いが、話が出来過ぎだ。
『百万に一つの崖』。余りにも確率の低い偶然が重なると、もはやミステリーとは呼べないという短編の典型だ。
本体価格600円
★★★
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