長岡弘樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「傍聞き」シリーズ第4弾で連作集としては第2集目。
「緑色の暗室」
「球形の囁き」
「路地裏の菜園」
「落ちた焦点」
「黄昏の筋読み」
の5編収録。
前作以上に時間の経過が早すぎます。
娘の菜月が高校生から大学生、就職して子持ちになるとは想像していませんでした。
それぞれの物語に著者らしい蘊蓄が使われていて、やはり一流のショーとミステリーテラーだと思いました。
しかし、長年描いている大切な登場人物の時間を駆け足で過ぎてしまうのはリアルかもしれませんが、もったいないし、一度は長編も読みたかったです。
菜月の子供の父親がどうなったかが一番気になるので、そこはぜひ長編で各人の心理描写も丁寧に描いて -
Posted by ブクログ
『教場』は、2013年ミステリーベスト10の第1位になった短編ミステリ小説。
あっさり展開のなかに「え?」と思わせるトリックがあって、とっても面白かった!
著者の長岡弘樹氏は山形県在住。
文体や展開に派手さはなく、物語の核心をトリックに置いているところも、警察モノなのも、横山秀夫臭がぷんぷんして、こういう物語は好きだ。
教官の風間公親が、警察学校で起こる事件をそれとなく解決する物語で、ドラマ版だとキムタクが演じているからオーラたっぷり。
原作小説では、まるで風のようにやってきて、事の真相をあっさりと見抜く、冷徹なのか紳士的なのか本性がよくわからない正体不明の白髪教官といった感じ。
この