長岡弘樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ評価は3.
内容(BOOKデーターベース)
苦手な縫合の練習のため、シミュレーターに向かう内科医の副島。彼が担当した女性患者はある秘密を抱えていた(「最後の良薬」)。バレーボール日本代表の彩夏と、医者である姉の多佳子。2人は実家に向かう途中でトンネル崩落事故に巻き込まれてしまう。運転席に閉じ込められた妹に対して多佳子がとった意外な行動とは(「涙の成分比」)。医療の現場を舞台に描き出す、鮮やかな謎と予想外の結末。名手による傑作ミステリ集。
短編集。最初の頃は最後の落ちに「お~こりゃ~気がつかんわ」と思ったが、途中から正直飽きてしまった。最後の医者は事故起こして逃げて・・・挙げ句に偽造夫婦になって腎臓移植・・・あかんだろう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレショートショートに近いミステリー短編集
・声探偵
・リバーシブルな秋休み
・苦い厨房
・風水の紅
・ヴィリプラカの微笑
・仮面の視線
・戦争ごっこ
・曇った観覧車
・不義の旋律
・意中の交差点
・色褪せたムンテラ
・遠くて近い森
・虚飾の闇
・レコーディング・ダイエット
・父の川
・ある冬のジョーク
・嫉妬のストラテジー
・狩人の日曜日
の18作品収録。
特筆すべきインパクトのある作品はないですが、気楽に読めて、落ちも「なるほど」から「やっぱり」まであるので、お得な感じはしました。
個人的にはいくつかの作品に登場する南谷刑事が気になりました。
心理的に犯人を追い詰めるのも好みですし、登場するたびに出世しているのも面白かったです。
最初の相棒の同期の北山がもっと出世しているようなのも気になりました。
彼を主人公にした中編や長編が読みたくなりました。 -
Posted by ブクログ
日常生活の中で、心の弱い部分に触れる短編ミステリー。
人間の弱さ、ぬくもり、保身、欲望、誰も身に覚えのある心情をたくみに描き出した5編となっています。
■陽だまりの偽り
物忘れが多くなってきた老人が、嫁から預かったお金を紛失。どこで紛失したのか?
保身のために彼が付いた嘘
そして明らかになる真実
といったところで、結果嫁さんの温かい気持ちが最後浮き彫りになり、ほっこりします。
■淡い青のなかに
自宅前でおこしてしまった人身事故。不良のレッテルを貼られている息子は母親の事故の身代わりを画策。
会社の出世が絡む母親は保身を図りたいが、息子の提案を受け入れるのか?
どう隠すのか?口裏合わすのか?といったところで、母親と息子のとった行動は?
■プレイヤー
市役所が管理する駐車場から人が転落死。
管理責任者の責任が問われます。
本当に駐車場の管理不十分が原因なのか?それとも自殺か?
役所の人事が決まるその中、管理不十分であれば、責任を問われ出世ラインから外されます。
その死の真実は?
そのカギを握る役所の人物の目撃証言!
これは、ちょっとうならされました。
想像の右斜め上を言った感じ(笑)
■写心
幼い子供を誘拐した犯人が母親に身代金を要求。
しかし母親は身代金の受け渡しを拒否。
目論見が外れた犯人がとった行動は?
母親が子供に身代金を支払わないその理由は?
誘拐犯がとった行動が気持ちをほっこりさせます。
けど、こんなこと本当にあり得るか?
■重い扉が
息子との関係に悩む父親。
そんな息子が友達と商店街で不良に絡まれ、友達は瀕死の重傷を負います。
息子の証言で犯人が絞られますが、最後の最後で息子は証言を拒みます。
その理由とは?
これも最後は温かい気持ちになる終わり方。
ということで、殺人とか非日常の物語ではなく、日常ありがちな場面でおこる心の弱い動き、気持ちに対して、紆余曲折ありながらも最後は心温まる終わり方となっています。
お勧め。