長岡弘樹のレビュー一覧

  • 教場2

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    一作目の下の世代の話。前作と比べて「えっ…」みたいなホラー話は少し減り、生徒たちの人間ドラマに着目する話が増えた印象。

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    2023年02月21日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    ネタバレ

    *刑事、公安、交番、警察犬……。あの人気シリーズのスピンオフ、文庫オリジナル最新作まで。7人の人気作家が描く警察小説の最前線*

    もともと警察小説が大好物なので、どの作品もさらっと楽しく読めました。
    未読の作家さんもいましたが、やっぱり誉田哲也氏と長岡弘樹氏が抜群に好き。

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    2023年02月18日
  • 殺人者の白い檻

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    長岡さんの最新作は長編医療ミステリ。
    長編といっても頁数にして246頁とコンパクトに纏められていて無駄な描写がなく読みやすい。

    物語の舞台は刑務所のすぐ隣にある総合病院。
    優秀な脳外科医・尾木敦也がクモ膜下出血で搬送されて来た死刑囚・定永宗吾のオペをする場面から物語は展開していく。

    手術は無事成功するが助けた患者は6年前、自分の両親を殺害した人物だった。

    命を救う医師と命を奪った犯人の行末は…。

    登場人物が少なくミステリ好きな人であれば真相は予想出来るはず。
    重厚さを期待すると物足りないが、程よい緊張感を楽しめる一冊。

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    2023年02月18日
  • 血縁

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    短編集

    既読もあったけど、それ以外にインパクトがあったな。苦いカクテルって、非現実ではあるものの姉妹の親への想いが伝わって来て良かったし、ラストストローのどんでん返しも鮮やか。

    逆に、32-2の意味がわからなかったり、黄色い風船のアクロバチックさは少し好みでは無いな。

    でも、どれもキレの良い作品だ。アイデアが光るね。

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    2023年02月04日
  • 殺人者の白い檻

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    脳外科医の尾木敦也が自分の両親を殺害した犯人の死刑囚、定永の手術をして(病院の隣が刑務所)主治医となってリハビリにも立ち会い、処刑できる体力まで戻すことに奔走しょながら、以外な真実に辿り着く。
    中盤で犯人はわかったわ。
    自分は空き巣に入っただけでガタイのいい犯人に羽交い締めされたといっている定永。
    そして理学療法士の村主の体つきをガタイのいいって表記があり、あーこの人がって思って読む進んだよ。
    でも、ベテランの理学療法士が自分たちの罪(付いていながらリハビリの途中で階段から患者が転落し、死なせてしまった事故)を隠蔽しようとし、真実を明らかにしようとした医者夫婦を殺害し、自分を犯人だと気づいた刑

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    2023年01月27日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    ネタバレ

    警察小説アンソロジー

    【誉田哲也「レイン」】
    流石の誉田哲也、一気読み。ああ、なるほど、アンソロジー表題の「偽りの」ってのがきっと、一冊通してのテーマなのねと、納得。

    【大門剛明「手綱」】
    初読みの作家さん。警察犬捜査の明暗。
    まあまあかな。

    【堂場瞬一「手口」】
    安定の堂場瞬一。
    堂場さんのシリーズもののスピンオフか?または何かの作品の前日譚か?という雰囲気。

    【鳴神響一「虚飾の代償」】
    これまた初読みの作家さん♫
    いわゆる推理小説 かな。おお、そう来たか、と思わせられるオチだったが・・・東野圭吾臭がしてあまり好きでは無い作風。

    【長岡弘樹「裏庭のある交番」】
    本作品集ではこれが一

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    2023年01月23日
  • 傍聞き

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    何かで紹介されていた。賞を受賞しているということなので、読んでみた。「教場」の著者だということを後で知った。

    警察や消防などの仕事に就いている人たちが主人公の短編集。他の登場人物の不可解な行動の謎が解き明かされるというミステリー要素がある。

    まずは、警察や消防の職員が自宅近くに配属されるのは有り得ないので、近所で起きた事件を捜査するとか、近所の火事を消火に行くとかが違和感があり過ぎて、話に入り込めない。どの話も大した謎でもないし、短編で話は拡がらないし、イマイチだった。

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    2023年01月14日
  • 教場0 刑事指導官・風間公親

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    刑事指導官・風間公親。
    県警本部の風間道場と呼ばれる、刑事育成システム。新米刑事を風間のもとで、3ヶ月みっちりと鍛え上げていく。
    『交番勤務に戻るか?』

    6つの事件。
    風間の教えを受けた6人の刑事。

    言葉少なに、確実に犯人に近付いていくように、6人の刑事を導いていく、風間。

    教場での指導教官として、真実を見抜く洞察力。
    刑事として、やはり凄まじい。
    ここに指導教官・風間の原点がある。

    自らが負傷しながらも、証拠物件の保存が第一…
    もはや常人とは思えない。

    もっと長編で、刑事指導官として、新人刑事とともに事件を解決していく、風間をみてみたい。
    それは贅沢か…

    何かものたりない…

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    2023年01月08日
  • 教場2

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    シリーズ第一作と同じく、警察学校の教官である風間と生徒たちのストーリー。
    一作目の最後に出てきた、「警察には文句がある」と言っていた美浦も出てくる。

    前作よりも風間の印象が薄く、少し物足りなさも感じた。わたしは一作目が好きかな。
    とは言っても風間の洞察力や観察力は劣っておらず、生徒のことはお見通し。
    その裏でお兄さん的存在な桐沢に救われた生徒もたくさんいただろう。

    今作では、風間の口から「死ぬなよ」「最後まで生きる望みは捨てるな」という言葉が生徒にかけられる。警察がいかに死と隣り合わせの職業か、嫌というほど分かっている風間から、というのが重い。
    "人に敬われる人間になることだよ。

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    2023年01月06日
  • 教場X 刑事指導官・風間公親

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    やはり教場シリーズに間違いは無い

    今作も風間道場なる新人刑事を教育する立場で登場
    厳しくも愛のある(?)指導で、事件解決の糸口を提示する風間
    ただ単に冷徹なだけではない人間性に読み手も引き込まれる

    個人的にはラストの物語がオススメ
    殺人がダメっていうのは分かるが...子を思う気持ちからだと...

    そしていつもの教場シリーズに繋がると

    来年には月9ドラマとシリーズの新刊も出るということで今から物凄く楽しみ

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    2022年12月23日
  • 殺人者の白い檻

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    最後手を握るのは生かすためなんだよね。
    見えなくても意識がなくても五感どこかで覚えてるもんだと思う。

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    2022年12月09日
  • 教場2

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    白髪、隻眼の警察学校教官・風間公親。
    優れた観察眼で、生徒たちの行動から、真実を見抜く…

    半年間の訓練。
    厳しい訓練。
    ミスは許されない。
    ミスを犯せば、退校処分がくだる。

    厳しすぎる環境…

    風間は厳しくもあり、生徒を正しい方向へと導いていく。風間なりの優しさだ。

    警察に文句があるという、美浦が人を殴れなかったのは、ただ美浦が弱かったということなのか…
    いまいち⁇

    結局、警察に対する文句はなんだったのか⁇

    何か消化不良…

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    2022年12月03日
  • 殺人者の白い檻

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    隣から移送される特別な患者の手術や
    治療にあたる脳外科医の主人公と
    同じ病院で看護師として働く妹。

    ここまででも、既に変わった設定だなと
    思いながら読み出しましたが未だこれでは
    終わらず、隣は刑務所の拘置所で移送されて
    来る患者は服役囚。

    かつ、主人公の両親は殺害されている上に
    手術を担当した患者がその関係者。

    入り組んだ設定ではないけれど、
    こんな偶然があるの?と言いたくなる程
    特殊で濃密な関係性の中で、主人公が
    人としての感情と医師としての倫理観に
    悩み迷い、葛藤しながら命と向き合う物語。

    理性や意思について考えさせられる小説でした。

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    2022年11月21日
  • 殺人者の白い檻

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    刑務所の隣にある病院……。
    何やら特殊な環境で、予想もしえないこともあるんですね。
    脳外科医として勤務する彼は、6年前に父母を強盗に殺害されたことを切欠に、精神が不安定に。ある日、隣からクモ膜下出血の患者が。その患者は、両親の命を奪った死刑囚……。
    医者と患者という関係で向き合う内に、違和感が押し寄せる、何かが違う……

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    2022年11月20日
  • 猫はわかっている

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    いろんな作家さんが描く猫のアンソロジー。
    猫はわかっている。
    ・・・多分(笑)
    基本的に人間は猫に振り回されるし、それを存外悪くないと思ってるよね(笑)

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    2022年11月18日
  • 道具箱はささやく

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    どの話もシンプルで面白い。南谷という刑事は他のシリーズに出ている人なのだろうか。
    別の本も読んでみたい。

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    2022年10月28日
  • 教場2

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    教場がシリーズ物だと知って買った一冊。

    警察学校の話

    前作と同じで連作短編とかいう作りで話が進んでいった。

    相変わらず教官の鋭さはすごい。

    生徒のちょっとした行動や言動などから生徒の事を見抜く。

    ただ厳しいだけじゃなく、生徒の欠点をいい方向にもっていくようにする為に厳しくしている感じがした。

    前作も思ったが、なんかどの話も終わり方があまり好きではない。
    その後どうなったのかまで書いて欲しい。
    次の話の中にその後の事を書かれても、なんかあまりスッキリしない。

    まだ続きがあるシリーズ物なので、次が楽しみになる小説でした。

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    2022年10月19日
  • 殺人者の白い檻

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    ネタバレ

    面白かった。
    半分くらいで、犯人も結末も予想できてしまうが、一気に読める。
    冤罪に気づく病い、真犯人を特定する手法、事故死した父と入院してきた息子など、散りばめられたネタはむしろ短編向きなのでは、と思った。

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    2022年10月18日
  • 殺人者の白い檻

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     いやぁ、これは参った!もし、仮に自分が医者だったとして、両親を殺した人物の治療ができるだろうか?医者としての自分をとるのか、被害者遺族としての自分をとるのか。大いに悩ましいところだ。

     優秀な脳外科医の尾木敦也は、両親を殺され、医者としての可能性を憂い、しばらく休業していた。院長からどうしても手術をして欲しい患者がいると言われオペをすることになったが、途中で両親を殺した死刑囚の定永であることがわかった・・・。

     ブラックに限りなく近いグレーの死刑囚、定永のリハビリを行なっていくうちに、ホワイトに近くなっていくグレー。果たして定永は本当に犯人なのだろうか。

     誰もが疑問に感じ始めた時、新

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    2022年10月08日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    警察小説アンソロジー。
    知ってる作家さんは長岡弘樹氏だけだった。
    ”手綱を引く”(大門剛明)、警察犬ってこういうふう匂いの訓練させていとのかとか勉強になった。
    この手綱を引くと誉田哲也の”レイン”とやはり長岡弘樹の”裏庭のある交番”が面白かったかな。

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    2022年10月06日