長岡弘樹のレビュー一覧
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警察学校教官になる前、刑事指導官・風間公親。
新人刑事の指導にあたる風間。
風間は新人刑事にヒントを与えるだけ。
わからなければ、『交番勤務に戻るか』と。
新人刑事が事件の謎をとき、犯人を追い詰めていく。
厳しくも、常に新人刑事に寄り添う風間。
『硝薬の裁き』娘を苦しめている相手を刑務所におくってやりたい。娘のアレルギーの原因は…
『盲信の果て』不純物の一致で証明するカンニングの法則盲信は命取り。それくらいのことで…
だろうなと…
『橋上の残影』犯罪の現場での予想外のハプニング。そんなことある?被害者が…
『孤独の胎衣』産まれたばかりの赤ちゃんに火傷痕が。そんなタイミングで…
『闇 -
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初読みの作家さんです。
まことさんのレビューから読みたいと思い、順番待ちしていました。
読み始めてすぐに引き込まれ、先へ先へと急ぎたくなるストーリー展開。
脳外科医の尾木敦也と、妹で看護師の菜々穂は、同じ病院に勤務している。
二人の距離感にちょっと戸惑いを感じたが、6年前に両親を失う事件があったので、同じ悲しみを持つ者同士なのでしょう。
クモ膜下出血で運び込まれた患者は、冤罪を主張する死刑囚。
執刀するのは、主人公の尾木敦也。
手術後のリハビリ担当である理学療法士の村主と共に、無言のまま目をギラギラさせ、リハビリに打ち込む死刑囚。
この様子はなんとも不気味で恐ろしい。
読み進めるうちに次 -
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「教場」シリーズの4冊目。で、にして初の長編。
とは言え、37名の学生の内、名前が振られているのは5名だけで、話の作りはあまり変化なし。
第102期短期過程の学生を迎える中、新任校長の久光から風間が命じられたのは「退校者ゼロ」の教場を作ることで、一人でも落伍者が出れば責任者の風間もクビだという。
これまで警察官として見込みのない者を容赦なく篩にかけてきた風間だが、さあ、どうなる?というお話。
洞察力に優れ数歩先を見据えて学生たちを導いていく姿はこれまで同様。授業や面談の場で次々と小ネタが披露され、それぞれが結構面白いのでサクサクと読める。
が、あまり深みはなく、実は私が一番印象に残ったのは -
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脳外科医の尾木敦也が自分の両親を殺害した犯人の死刑囚、定永の手術をして(病院の隣が刑務所)主治医となってリハビリにも立ち会い、処刑できる体力まで戻すことに奔走しょながら、以外な真実に辿り着く。
中盤で犯人はわかったわ。
自分は空き巣に入っただけでガタイのいい犯人に羽交い締めされたといっている定永。
そして理学療法士の村主の体つきをガタイのいいって表記があり、あーこの人がって思って読む進んだよ。
でも、ベテランの理学療法士が自分たちの罪(付いていながらリハビリの途中で階段から患者が転落し、死なせてしまった事故)を隠蔽しようとし、真実を明らかにしようとした医者夫婦を殺害し、自分を犯人だと気づいた刑 -
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ネタバレ警察小説アンソロジー
【誉田哲也「レイン」】
流石の誉田哲也、一気読み。ああ、なるほど、アンソロジー表題の「偽りの」ってのがきっと、一冊通してのテーマなのねと、納得。
【大門剛明「手綱」】
初読みの作家さん。警察犬捜査の明暗。
まあまあかな。
【堂場瞬一「手口」】
安定の堂場瞬一。
堂場さんのシリーズもののスピンオフか?または何かの作品の前日譚か?という雰囲気。
【鳴神響一「虚飾の代償」】
これまた初読みの作家さん♫
いわゆる推理小説 かな。おお、そう来たか、と思わせられるオチだったが・・・東野圭吾臭がしてあまり好きでは無い作風。
【長岡弘樹「裏庭のある交番」】
本作品集ではこれが一 -
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刑事指導官・風間公親。
県警本部の風間道場と呼ばれる、刑事育成システム。新米刑事を風間のもとで、3ヶ月みっちりと鍛え上げていく。
『交番勤務に戻るか?』
6つの事件。
風間の教えを受けた6人の刑事。
言葉少なに、確実に犯人に近付いていくように、6人の刑事を導いていく、風間。
教場での指導教官として、真実を見抜く洞察力。
刑事として、やはり凄まじい。
ここに指導教官・風間の原点がある。
自らが負傷しながらも、証拠物件の保存が第一…
もはや常人とは思えない。
もっと長編で、刑事指導官として、新人刑事とともに事件を解決していく、風間をみてみたい。
それは贅沢か…
何かものたりない…
『 -
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シリーズ第一作と同じく、警察学校の教官である風間と生徒たちのストーリー。
一作目の最後に出てきた、「警察には文句がある」と言っていた美浦も出てくる。
前作よりも風間の印象が薄く、少し物足りなさも感じた。わたしは一作目が好きかな。
とは言っても風間の洞察力や観察力は劣っておらず、生徒のことはお見通し。
その裏でお兄さん的存在な桐沢に救われた生徒もたくさんいただろう。
今作では、風間の口から「死ぬなよ」「最後まで生きる望みは捨てるな」という言葉が生徒にかけられる。警察がいかに死と隣り合わせの職業か、嫌というほど分かっている風間から、というのが重い。
"人に敬われる人間になることだよ。