長岡弘樹のレビュー一覧

  • 殺人者の白い檻

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     いやぁ、これは参った!もし、仮に自分が医者だったとして、両親を殺した人物の治療ができるだろうか?医者としての自分をとるのか、被害者遺族としての自分をとるのか。大いに悩ましいところだ。

     優秀な脳外科医の尾木敦也は、両親を殺され、医者としての可能性を憂い、しばらく休業していた。院長からどうしても手術をして欲しい患者がいると言われオペをすることになったが、途中で両親を殺した死刑囚の定永であることがわかった・・・。

     ブラックに限りなく近いグレーの死刑囚、定永のリハビリを行なっていくうちに、ホワイトに近くなっていくグレー。果たして定永は本当に犯人なのだろうか。

     誰もが疑問に感じ始めた時、新

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    2022年10月08日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    警察小説アンソロジー。
    知ってる作家さんは長岡弘樹氏だけだった。
    ”手綱を引く”(大門剛明)、警察犬ってこういうふう匂いの訓練させていとのかとか勉強になった。
    この手綱を引くと誉田哲也の”レイン”とやはり長岡弘樹の”裏庭のある交番”が面白かったかな。

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    2022年10月06日
  • 教場2

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    今回は初任科第100期短期課程の学生たちが主役。
    (98期生たちはあれから全員卒業できたのか?)
    風間の観察眼は相変わらず並外れているが、巻き起こる事件の質が和らいでしまってると思う。

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    2022年09月28日
  • 猫はわかっている

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    猫ちゃんに纏わるお話7つ。有名な作家さんでも猫のことになるとメロメロになっちゃうのかなとか、よく耳にする生態も改めて文字にすると可愛さが倍増するのかなとか。とにかく猫愛が溢れてくるのが面白かった。長岡さんのミステリーもさすが怖いところをえぐってくる。本質はいかに。
    真実は知らない方が幸せということもあるらしい。箸休め的に色々なお話が読めてよかった。

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    2022年09月28日
  • にらみ

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    短編の名手 本作は7篇構成でスパッと読み切り

    表題のにらみは、警察を舞台に、刑事のにらみを使い、長岡さんらしく、伏線張りまくりで、一気に回収‼でスッキリ(笑)

    本作は、いずれも読み手に優しいもので、ちょっと強引な巻く引きもいくつか(笑)

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    2022年09月27日
  • 殺人者の白い檻

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    短編の名手長岡弘樹さんによる長編医療ミステリ。

    長岡さんの連作短編の面白さに味をしめている読者にとってこの長編はどこか薄味というか、間伸びした感じがする。
    明暗順応とか手の記憶とか福島弁とか、散りばめられた要素は面白く、連作短編にしたら面白くなるんだろうけど、長編になると途端に平板で盛り上がりに欠け、とっ散らかった印象になる。

    主人公の医師が休職するまでに至った悩みが描き切れていないから、最後に選んだ答えの感動も少なめで残念。
    やっぱり長岡さんはキレのいい連作短編読みたいです。

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    2022年09月23日
  • 殺人者の白い檻

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    設定が良いなとは思ったけど、ちょっと全体的に薄っぺらく感じてしまった。
    登場人物の心の葛藤がもう少し掘り下げられていたら、もっと入りこめたと思う。

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    2022年09月22日
  • 殺人者の白い檻

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    ネタバレ

    死刑囚とその命を助けた医者、そしてその因縁、確かに興味深い。

    しかし、読み進めていくうちに、だんだん明らかになる真相と疑問。
    少しご都合主義的なストーリーだったが、それでも一気にやめられすに読む。
    そして、結末は余韻というのだろうか・・・

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    2022年09月11日
  • 陽だまりの偽り

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     人の行動には何か理由がある。何も分からなければ「なんでこんなことをするのだろう?」と思ったり、「この発言はなんだ?」と思ったりもする。しかし、そこには何かしらの意味が含まれている。本書はそうした日常生活の一部を切り取り、ミステリーに仕立て上げた表題作含む5編収録の短編集。
     全て登場人物の職業や置かれた立場も異なり、一編ずつ新たな気持ちで読むことができる。伏線はあるが、長編のように複雑に絡み合わずにサクサクと読み進めることができる短編ミステリーならではの醍醐味を味わうことができる。

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    2022年07月24日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    今野敏/ニンジャ
    大門剛明/手綱を引く
    堂場瞬一/手口
    長岡弘樹/裏庭のある交番
    沢村 鐵/類まれなるランデブー

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    2022年07月17日
  • 道具箱はささやく

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    短編ミステリー18篇。かなり無理のある話が多く、白ける物もある。原稿用紙20枚という触れ込みなので、この短く狭い世界で完結しないといけないなら仕方ないとは言え、う、うーん。軽ーく読む分には良かったかな?あっさりして。

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    2022年07月09日
  • 赤い刻印

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     表題作含む4編収録の短編集。
     ミステリー作品ではあるが、それぞれにテーマにしているものが重く、老々介護・子どものいじめなど現代社会問題と言えるものを取り上げている。
     大ヒット作「傍聞き」に登場した母子が再び活躍する表題作はまさかの展開が待ち受ける。
     人間のちょっとした行動の変化、何気ない動作・言動の中から問題を見出す力は抜群。それぞれ違ったテーマで主人公も異なるため、まったく違う内容を楽しむことができる。

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    2022年07月04日
  • 夏の終わりの時間割

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    犯罪はあるがミステリー小説というよりは人間ドラマを描いている。知的障害などハンデを抱えた人たちとその周りの人たちの思い込みの隙や違いをミステリ仕立てで書いた短編集。だがこのテンポの展開、書き方がちょっと私にはダメだったようだ。筋道の歩き方がなんとなく合わず、というのは短編だから?

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    2022年07月03日
  • 傍聞き

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    ネタバレ

    4編共に中々奥深い展開からなされている。最後に大きなどんでん返しはないものの序盤からのちょっとした引っかかりをしっかり回収してくれる展開はさすがだと思う。
    他の作品も読み進めて、もう少しこの作者の事を知っていきたいと思う。

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    2022年06月19日
  • にらみ

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    窃盗の常習犯・保原尚道が仮釈放中に保護司を殺害しようとして逮捕された。取り調べる片平成之は、以前、裁判で保原が供述を翻したりしないよう圧力をかけるべく“にらみ”をしていた。保原は自首しているのだが、片平は納得していない。保原は人を殺めようとするほどの悪人なのか――(表題作)。

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    2022年06月07日
  • 陽だまりの偽り

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    陽だまりの偽り…‥ 記憶が曖昧になりつつある老人と嫁の話。痴呆を隠そうとして、本当に引ったくりにあい、その事で、嫁と心の交流が始まる。
    淡い青のなかに……シングルマザーの葉子は素行の悪さが目立つ息子修児に手を焼いている。万引きで補導された修児を迎えに行った帰り道に人をひいてしまう。母をかばい、無免許の罪を被ろうとする修児と一旦はそれを受け入れながらも、母として思いとどまる。怪我人は実は泥棒だったが、事故を通じて、親子が立ち直る。
    プレイヤー……自殺か事故かで その後の役所内での立場が変わった。その真相は。
    写心……借金苦で、誘拐した子供の母親に、お金を渡すから、子供をそのまま育てて欲しいと頼ま

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    2022年06月01日
  • 陽だまりの偽り

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    デビュー作ということを知らずに読み進めたが、表題がテーマの短編集で日の当たるところから足を踏み外す人の心理に迫る描写はさすが。短編なので、いいところで終ってしまい、もっと内容を掘り下げて色々と知りたくなってしまった。写心が好きな作品かな。
    傍聞きも是非とも読みたい。

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    2022年05月02日
  • 教場2

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    特に最後の話が良かった。一度社会に出た再就職組?も出てくるが、それぞれ背景が違っていて面白い。特に大きな事件はなかったかな、前作の方が風間の鋭さが出ていた気もする。

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    2022年04月09日
  • 教場2

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    警察学校を舞台にした連作短編集、『教場』の続編。
    今回も、警察学校で起こるさまざまな問題が淡々とした筆致で描かれています。

    風間教官の強烈さが際立っていた前作とは少し異なり、今作は学生たちの描写に、より焦点が当たっていたように思います。
    警察学校は優秀な者を育てるところではなく、警察官になるにはふさわしくない者を篩い落とすところだという話が胸に重く残りました。

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    2022年04月07日
  • 傍聞き

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    どの作品も完成度の高いミステリー短編。表題作はもちろん、『迷走』も伏線回収の妙が光る。短編であるからこそ、全ての描写に無駄がない。サラッと読めるがそれ以上の満足感だった。

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    2022年04月02日