長岡弘樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
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隣から移送される特別な患者の手術や
治療にあたる脳外科医の主人公と
同じ病院で看護師として働く妹。
ここまででも、既に変わった設定だなと
思いながら読み出しましたが未だこれでは
終わらず、隣は刑務所の拘置所で移送されて
来る患者は服役囚。
かつ、主人公の両親は殺害されている上に
手術を担当した患者がその関係者。
入り組んだ設定ではないけれど、
こんな偶然があるの?と言いたくなる程
特殊で濃密な関係性の中で、主人公が
人としての感情と医師としての倫理観に
悩み迷い、葛藤しながら命と向き合う物語。
理性や意思について考えさせられる小説でした。
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Posted by ブクログ
いやぁ、これは参った!もし、仮に自分が医者だったとして、両親を殺した人物の治療ができるだろうか?医者としての自分をとるのか、被害者遺族としての自分をとるのか。大いに悩ましいところだ。
優秀な脳外科医の尾木敦也は、両親を殺され、医者としての可能性を憂い、しばらく休業していた。院長からどうしても手術をして欲しい患者がいると言われオペをすることになったが、途中で両親を殺した死刑囚の定永であることがわかった・・・。
ブラックに限りなく近いグレーの死刑囚、定永のリハビリを行なっていくうちに、ホワイトに近くなっていくグレー。果たして定永は本当に犯人なのだろうか。
誰もが疑問に感じ始めた時、新