長岡弘樹のレビュー一覧

  • 傍聞き

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    まさに“現場”で戦う人間のドラマという作品で、どの話もボリューム感とストーリーの重量感が程良かった。ただどのエピソードも同じ世界観の短編集だったため、4つのエピソードを通しての伏線回収を期待しながら読んでしまったのは失敗だった。
    「迷走」が1番好きだった。★5。
    最後の「迷い箱」は伏線の振りが丁寧すぎて話の半分あたりで真相が読めてしまい、もう少し雑にしても良かったのではと感じた。途中から、主人公の勘の悪さがなんだか作者の意図的な感じがしてモヤモヤしてしまった。

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    2023年05月08日
  • 教場2

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     SPドラマとはだいぶ違った内容が多かった第2弾。前作よりマイルドだが、菱沼と枝元の話など好きな話も多い。いくら情報収集して観察力に長けていても、秦山の得意な体質まで見抜けるだろうか、と風間の超人ぶりに疑問。次作の0は警察学校から離れるっぽいので目先が変わって楽しめそう。

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    2023年04月20日
  • 教場0 刑事指導官・風間公親

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    月9ドラマになっていたので読んでみました。
    1.2をドラマでみていたため、風間刑事がキムタクに脳内変換してしまい『キムタク渋いな』って読んでました(*^_^*)
     
    感想は、風間刑事と相棒の右京さんを引きあわせてみたい!ですかね。

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    2023年04月18日
  • 傍聞き

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    今まで読んできた短編の中でもかなり面白い部類に入りました。
    最小限のページ数なのに伏線が綺麗に回収されまくっていて、読んでいて気持ちよかったです。

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    2023年04月17日
  • 教場X 刑事指導官・風間公親

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    警察学校教官になる前、刑事指導官・風間公親。
    新人刑事の指導にあたる風間。
    風間は新人刑事にヒントを与えるだけ。
    わからなければ、『交番勤務に戻るか』と。
    新人刑事が事件の謎をとき、犯人を追い詰めていく。

    厳しくも、常に新人刑事に寄り添う風間。

    『硝薬の裁き』娘を苦しめている相手を刑務所におくってやりたい。娘のアレルギーの原因は…

    『盲信の果て』不純物の一致で証明するカンニングの法則盲信は命取り。それくらいのことで…
    だろうなと…

    『橋上の残影』犯罪の現場での予想外のハプニング。そんなことある?被害者が…

    『孤独の胎衣』産まれたばかりの赤ちゃんに火傷痕が。そんなタイミングで…

    『闇中の白霧』ウィルソンの霧箱、裏切りと騙し合い。体内の放射性物質… タイミングがよすぎる…

    『仏罰の報い』父と娘。娘のために視力を…

    風間のもう一方の目を狙う通り魔・十崎は…
    最後まで姿は見せず…

    十崎は捕まるのだろうか…

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    2023年04月17日
  • 猫はわかっている

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    「世界を取り戻す」雑誌編集者の九美が取材で行った動物病院で出会ったのは。
    「50万の猫と7センチ」野良猫ニャアとのドタバタ生活。
    この2つが一番好き。

    「猫とビデオテープ」十年ぶりに見た旧友の名に思い出がよみがえって。
    権田が「私」に渡したかった中身に笑ったー。美しいよし子こさん見てみたい。

    「幸せなシモベ」妊娠した姉から「王子様」ミャオを預かることに。
    人見知りで不愛想なのといじけて愛想がないのは別、という言葉にハっとなった。確かにそうだ。自分を偽らずに自分でいる。猫からの教え。

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    2023年03月30日
  • 風間教場

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    ネタバレ

    教場シリーズ初の長編ということでどのような展開になるのか読み進める。
    新任の校長から退校者を出した場合に風間も責任をとって辞めなければならない。警察官の適性を図るために篩をかけてきた風間がどのように相対するのか楽しみであった。
    蓋を開けてみれば、風間の信念を曲げることなく、全生徒を導いたのは見事であった。ここまでは淡々とストーリーが進んで来た印象だったが、最後の15ページで驚きの展開が待っていた。確かにすべてが伏線であり、この結末は予期していなかった。

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    2023年03月25日
  • 傍聞き

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    ミステリー短編4話
    どの話も最後はほっこりした気持ちで終われる
    イヤじゃないミステリー

    特に「傍聞き」は、短い話なのに、いくつも謎ポイントが出てきて、最後には全部すっきり回収される
    仕事人間の母とだいぶしっかりした娘のキャラクターとその2人の関係性も好き

    読みやすいのに軽すぎない
    暗い気持ちにもならない
    安心して読める一冊でした

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    2023年03月25日
  • 風間教場

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    「教場」シリーズの4冊目。で、にして初の長編。
    とは言え、37名の学生の内、名前が振られているのは5名だけで、話の作りはあまり変化なし。

    第102期短期過程の学生を迎える中、新任校長の久光から風間が命じられたのは「退校者ゼロ」の教場を作ることで、一人でも落伍者が出れば責任者の風間もクビだという。
    これまで警察官として見込みのない者を容赦なく篩にかけてきた風間だが、さあ、どうなる?というお話。

    洞察力に優れ数歩先を見据えて学生たちを導いていく姿はこれまで同様。授業や面談の場で次々と小ネタが披露され、それぞれが結構面白いのでサクサクと読める。
    が、あまり深みはなく、実は私が一番印象に残ったのは、風間が話してきたことよりも、卒業式前のミニ講演会で卒業生の宮坂が話した内容だったのでした。
    色々問題はあったけれど、今期の学生は全員が資質のある生徒たちばかりで良かったよ。

    これから風間がどうなっていくのか、気になるエピローグ。
    本としては、この後に「教場X」はあるけれど、これは「教場0」に続く捜査一課時代の話のようなので、警察学校の教場での話はもうないのかしらん。
    最初の頃の非情さや得体の知れなさは薄れてかなり丸くもなっているからなあ。

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    2023年02月23日
  • 教場2

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    晴れて警察官人生の始まりとなるのか、はたまた終わりの始まりとなるのか・・・。
    不適正・不必要な人材は容赦なくふるい落としていく。警察学校その壮絶さたるや。
    風間教官の風貌はいつもキムタクを想像しながら読んでます(ドラマの影響)

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    2023年02月22日
  • 教場2

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    一作目の下の世代の話。前作と比べて「えっ…」みたいなホラー話は少し減り、生徒たちの人間ドラマに着目する話が増えた印象。

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    2023年02月21日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    ネタバレ

    *刑事、公安、交番、警察犬……。あの人気シリーズのスピンオフ、文庫オリジナル最新作まで。7人の人気作家が描く警察小説の最前線*

    もともと警察小説が大好物なので、どの作品もさらっと楽しく読めました。
    未読の作家さんもいましたが、やっぱり誉田哲也氏と長岡弘樹氏が抜群に好き。

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    2023年02月18日
  • 血縁

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    短編集

    既読もあったけど、それ以外にインパクトがあったな。苦いカクテルって、非現実ではあるものの姉妹の親への想いが伝わって来て良かったし、ラストストローのどんでん返しも鮮やか。

    逆に、32-2の意味がわからなかったり、黄色い風船のアクロバチックさは少し好みでは無いな。

    でも、どれもキレの良い作品だ。アイデアが光るね。

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    2023年02月04日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    ネタバレ

    警察小説アンソロジー

    【誉田哲也「レイン」】
    流石の誉田哲也、一気読み。ああ、なるほど、アンソロジー表題の「偽りの」ってのがきっと、一冊通してのテーマなのねと、納得。

    【大門剛明「手綱」】
    初読みの作家さん。警察犬捜査の明暗。
    まあまあかな。

    【堂場瞬一「手口」】
    安定の堂場瞬一。
    堂場さんのシリーズもののスピンオフか?または何かの作品の前日譚か?という雰囲気。

    【鳴神響一「虚飾の代償」】
    これまた初読みの作家さん♫
    いわゆる推理小説 かな。おお、そう来たか、と思わせられるオチだったが・・・東野圭吾臭がしてあまり好きでは無い作風。

    【長岡弘樹「裏庭のある交番」】
    本作品集ではこれが一番好きかな。長岡さんらしい展開に◎。
    変な名前のOG嘱託員を主役に一冊書けそう。

    【沢村鐡「類稀なるランデブー」】
    沢村さんの3回目。警察官では無いヒロインによる捜査譚。機会があればまた沢村さんの長編も読んでみたくなった。

    【今野敏「ニンジャ」】
    トリを飾るにふさわしいクオリティ。
    これまた既存シリーズのスピンオフかと思わされる世界観。ちょっと調べてみよう。

    ★3つ、7ポイント半。
    2022.01.22.新

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    2023年01月23日
  • 傍聞き

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    何かで紹介されていた。賞を受賞しているということなので、読んでみた。「教場」の著者だということを後で知った。

    警察や消防などの仕事に就いている人たちが主人公の短編集。他の登場人物の不可解な行動の謎が解き明かされるというミステリー要素がある。

    まずは、警察や消防の職員が自宅近くに配属されるのは有り得ないので、近所で起きた事件を捜査するとか、近所の火事を消火に行くとかが違和感があり過ぎて、話に入り込めない。どの話も大した謎でもないし、短編で話は拡がらないし、イマイチだった。

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    2023年01月14日
  • 教場0 刑事指導官・風間公親

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    刑事指導官・風間公親。
    県警本部の風間道場と呼ばれる、刑事育成システム。新米刑事を風間のもとで、3ヶ月みっちりと鍛え上げていく。
    『交番勤務に戻るか?』

    6つの事件。
    風間の教えを受けた6人の刑事。

    言葉少なに、確実に犯人に近付いていくように、6人の刑事を導いていく、風間。

    教場での指導教官として、真実を見抜く洞察力。
    刑事として、やはり凄まじい。
    ここに指導教官・風間の原点がある。

    自らが負傷しながらも、証拠物件の保存が第一…
    もはや常人とは思えない。

    もっと長編で、刑事指導官として、新人刑事とともに事件を解決していく、風間をみてみたい。
    それは贅沢か…

    何かものたりない…

    『ブロンズの墓穴』 母親・佐柄美幸が、息子に対して、クラスでいじめがあったことを認めようとしない、担任・諸田を殺害する。
    殺害しなくても…
    息子はどうなる…

    殺人を犯しても、何も解決しない。
    どころか、息子はいじめどころではない…
    何かやるせない…

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    2023年01月08日
  • 教場2

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    シリーズ第一作と同じく、警察学校の教官である風間と生徒たちのストーリー。
    一作目の最後に出てきた、「警察には文句がある」と言っていた美浦も出てくる。

    前作よりも風間の印象が薄く、少し物足りなさも感じた。わたしは一作目が好きかな。
    とは言っても風間の洞察力や観察力は劣っておらず、生徒のことはお見通し。
    その裏でお兄さん的存在な桐沢に救われた生徒もたくさんいただろう。

    今作では、風間の口から「死ぬなよ」「最後まで生きる望みは捨てるな」という言葉が生徒にかけられる。警察がいかに死と隣り合わせの職業か、嫌というほど分かっている風間から、というのが重い。
    "人に敬われる人間になることだよ。
    そのためには人間性や人格を磨くことは、常に怠らないでほしい。"
    厳しい毎日の中で過ごす生徒たちのことを思うと、ここの風間の優しさが嬉しかった。

    やはり卒業式の風間が一番人間味があっていい。
    「奉職」いい。今作は風間の笑う場面が多かったように思う。
    生徒たちが出来ないから厳しくしているのではない。憎いわけでもない。
    これからの警察人生をしっかり地に足ついて歩んでいけるように、潰されないように、あえてここで厳しくしておく。生徒たちが大切だから。生きていてほしいから。
    ヘマをしたらどこの教場出身か問われたりするということは、その逆もきっとあるだろう。風間はきっとそんな未来を期待しているんだろうとも思う。自分が育てた生徒たちが褒められたら誰だって嬉しいじゃないか。

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    2023年01月06日
  • 教場X 刑事指導官・風間公親

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    やはり教場シリーズに間違いは無い

    今作も風間道場なる新人刑事を教育する立場で登場
    厳しくも愛のある(?)指導で、事件解決の糸口を提示する風間
    ただ単に冷徹なだけではない人間性に読み手も引き込まれる

    個人的にはラストの物語がオススメ
    殺人がダメっていうのは分かるが...子を思う気持ちからだと...

    そしていつもの教場シリーズに繋がると

    来年には月9ドラマとシリーズの新刊も出るということで今から物凄く楽しみ

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    2022年12月23日
  • 教場2

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    白髪、隻眼の警察学校教官・風間公親。
    優れた観察眼で、生徒たちの行動から、真実を見抜く…

    半年間の訓練。
    厳しい訓練。
    ミスは許されない。
    ミスを犯せば、退校処分がくだる。

    厳しすぎる環境…

    風間は厳しくもあり、生徒を正しい方向へと導いていく。風間なりの優しさだ。

    警察に文句があるという、美浦が人を殴れなかったのは、ただ美浦が弱かったということなのか…
    いまいち⁇

    結局、警察に対する文句はなんだったのか⁇

    何か消化不良…

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    2022年12月03日
  • 猫はわかっている

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    いろんな作家さんが描く猫のアンソロジー。
    猫はわかっている。
    ・・・多分(笑)
    基本的に人間は猫に振り回されるし、それを存外悪くないと思ってるよね(笑)

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    2022年11月18日