長岡弘樹のレビュー一覧

  • 陽だまりの偽り

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    短編5作品収録
    いずれの作品も楽しめました
    考えられたストーリー、奥が深いというか
    短編作品の評価は高いらしく、他の作品も
    気になるところです

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    2023年05月07日
  • 119

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    ――怖がるなとは言わない。だが、恐怖を他人に感染させるな。 消防学校時代の担任教官が、たった一度だけ口にしたそんな言葉がいまでも忘れられない。(「白雲の敗北」より)。ベストセラー『教場』『傍聞き』の短篇の名手が贈る、心震える9つのミステリ短篇。人を救うことはできるのか――和佐見消防署消防官たちの9つの物語。雨の翌日、消防司令の今垣は川べりを歩く女性と出会う(「石を拾う女」)。新米の土屋と大杉は「無敗コンビ」だった(「白雲の敗北」)。女性レスキュー隊員の志賀野が休暇中に火事を発見(「反省室」)。西部分署副所長の吉国は殉職した息子のお別れ会で思い出を語るが……

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    2023年04月26日
  • 傍聞き

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    短編集の中で、かなり面白いほうだと思いました。展開の予想ができないなか、最後に伏線が回収されていく様はスッキリします。最後はスッキリ、ほっこりした気持ちで読み終えることができる良いお話でした。

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    2023年04月18日
  • 教場2

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    風間教官のキャラクターはいつ読んでもカッコイイ。退校届を渡し、半引導を渡しつつ、本人に気付かせるように働きかける風間教官の優しい言葉の裏にある強い意志や信念が文章から伝わり、すごく引き込まれて一気に読んだ。

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    2023年04月16日
  • 風間教場

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    間違えて警官の制服を着てしまう者がいる。そんな過ちを防ぐため、適性のない者はやめさせる。
    そんな鬼教官にもやはり上司がいて、自らの信念と異なる課題を与えられてしまう。そんななか教場で起きる数々のドラマに冷静に向き合っていく風間。
    スラスラ読めてしまう。

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    2023年04月14日
  • 殺人者の白い檻

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    長岡氏の粘着質な文章はやはり肌にあわないが、ストーリやプロット自体に無理はなく、面白く拝読できた。命の軽重について語るにはかなり薄っぺらい印象の本だが、ミステリーとして読めば及第点。

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    2023年04月12日
  • 教場X 刑事指導官・風間公親

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    ドラマを見てからの原作なので、風間にキムタクを重ねてしまうが、やはり一流の俳優だけあってうまく演じてたんだな。こんな冷徹な指導官が組織を強くする!

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    2023年04月12日
  • 教場0 刑事指導官・風間公親

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    教場シリーズ3作目!
    おもしろいなぁ。
    最近おもしろいと思えるドラマが少なく、こういう面白い本が原作でドラマ化されるのは楽しみ!
    ドラマとテレビは内容が違う部分もあるけど、本もドラマもたのしみ。

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    2023年04月11日
  • 偽りの捜査線 警察小説アンソロジー

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    警察小説を得意とする実力派作家にて固められた警察小説アンソロジー。
    一言で警察と言っても色んな組織があり、本作においても、公安刑事、警察犬担当、新任刑事、県警本部捜査刑事、交番勤務の警察官、県警本部刑事、公安刑事とバラエティ豊かな内容。
    短編ならではのキレ味鋭いオチ。短編らしからぬ味のある余韻を持つもの。シリーズ化してほしいなと思えるような魅力的なキャラクターや舞台設定のもの。いずれも読み応え抜群の7作品。

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    2023年04月07日
  • 教場0 刑事指導官・風間公親

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    風間の新米刑事育成時代の倒叙ミステリ連作短編集。どの事件も先が気になり、良くできていて純粋に面白かった一冊。シリーズにカウントされるがこれ一冊でも独立した刑事モノ作品だ。

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    2023年04月05日
  • 教場X 刑事指導官・風間公親

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    個人的には今や風間公親と言えば、木村拓哉が浮かぶほどだが、そうなる前からこのシリーズはお気に入りだ。
    今回は6話の倒叙ミステリで、どれも味がある。
    それぞれ風間道場で、鍛えられている只中、または卒業生の話だか、第二話 妄信の果て がお気に入り。
    何か他のものか忘れたが、同じような細工をしてあると言うのを随分前に知った気がする。あれは何だったかなぁ。この話と同じだったか?

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    2023年03月25日
  • 赤い刻印

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    「傍聞き」の続編やないんやろうけど、そこに登場して来た母娘が出てる。
    今度は、何かツラい結末やけど、刑事としては仕方ないんかな?
    今回のも短編集。
    しかも、重いテーマ…
    上記の
     シングルマザー☆
     自殺
     いじめ
     介護
    と。

    しかし、「サンクスレター」は、賢いやり方かもしれんけど、人間性を疑いそうな解決方法…
    仕方ないかもしれんけど…

    「手に手を」なんて、介護をテーマなんやけど、ミステリーとか以前に辛過ぎて何も言えん…

    前半、2作軽め、後半2作重め。
    特に最後のはやりきれん…

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    2023年03月19日
  • 教場X 刑事指導官・風間公親

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     やはり面白い。
     風間刑事が、何に気付き、どういったヒントを与えてくれているのか。新米刑事が、苦悩しながら事件を解決していく物語。
     一見して冷酷な風貌・言動ながらも、どことなく人情味が感じられる風間刑事の姿に憧れる。

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    2023年03月11日
  • 猫ミス!

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    ネタバレ

    猫を撫でながら読みたくなる本かと思ったら全然そんな事なかった笑

    秋吉さんの「呪い」と菅野さんの「オッドアイ」が良かった!!



    ・黒猫ナイトの冒険 ★★★★
    新井素子さんという初めて読む作家さんの話。
    カラスのキングとの関係が良い!

    捨て猫だったのを保護されたけど、あったかいものを助けにまた迷い猫に。
    その後カラスのキングのおかげ?で元のお家に戻る事に。

    飼い主さんの心配な気持ちがクソわかる〜
    最後はほっこり。


    ・呪い ★★★★★
    イヤミスの女王、秋吉理香子さんの話〜
    この前の話がほっこり系やったしこの本はそーゆー系の短編かと思ったら通常通りの秋吉さんの話やった。
    大好き!!


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    2023年03月03日
  • 教場X 刑事指導官・風間公親

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    時系列的には『教場0』に続く話であり、刑事指導官風間公親が若手刑事を指導する6話からなる。
    風間の目的は、犯人逮捕だけでなく、後進の育成が本当の狙い。それゆえ、答えを教えず解決に繋がるヒントを、それとなく示すのみ。
    犯人の視点で事件が語られ、その現場に風間たちが臨場する。
    いわば倒叙ミステリーの一典型。風間が気づいた隠蔽工作等を、新米刑事とともに読者も探り当てることになる。
    テレビドラマ化が予定されており、「観る前に読む」ことにしたが、やはり風間公親には木村拓哉の顔が浮かんでしまう(笑)。

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    2023年02月18日
  • 風間教場

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    新任の久光警察学校長から、教官・風間公親に出された命令は、『退校者ゼロ』だった。

    もし、退校者が出た場合、責任者・風間もクビというものだった。

    備品の盗難。
    生徒の妊娠。

    自ら、辞めようとするものたちが…

    風間はいかにして、退校者を出さずに、全員を卒業させるのか…

    退校者を出さないということは、すべての生徒を受け入れようと、あたたかい目で見ることになるのか…

    風間にも人間味が増してきたような。
    暖かさというか。

    が、変わらずに優れた観察力、洞察力。
    何気ないしぐさや行動、大小さまざまな出来事から、生徒たちの問題を解決していく。

    風間は光を失ってしまうのか…
    これからの風間はどう

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    2023年02月17日
  • 教場2

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    何年か前にこの小説の一作目を読んだ後にテレビドラマ化され、主人公のキムタクのイメージがすっかり頭に入ってしまったのは、良いことなのか困ったことなのか…今回久しぶりに二作目を読みましたが、風間教官の姿はやっぱりあのひと。それでも、この小説の面白さは変わらずあります。
    警察学校という特殊な環境の中で繰り広げられる学生(といっても既に巡査)と指導教官の様々な場面は、学習した知識だけではなくその人間性を試される場面でもあります。警察官としての適性がないと判断されると有無を言わせず、退学届を渡されることにこの職業の厳格さが身に沁みます。

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    2023年02月14日
  • 教場X 刑事指導官・風間公親

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    ●第1話 硝薬の裁き
    益野紳佑の妻才佳は、半年前、車にはねられ亡くなった。事故の唯一の目撃者は娘の麗馨だった。警察は幼い麗馨の証言を採用せず、犯人とされた男は不起訴となっていた。
    ●第2話 妄信の果て
    大学四年生の戸森研策は、地元新聞社から内定を得た。ゼミ論文の単位が取得できれば卒業も確定する。前途洋々の戸森のもとへ、担当教授から突然の連絡が入る。
    ●第3話 橋上の残影
    経理事務の仕事をしている篠木瑤子は、十年前に恋人を自死により失っている。その死の原因となった男は刑期を終え、娑婆でのうのうと暮らしていた。
    ●第4話 孤独の胎衣
    短大生の萱場千寿留は工芸家の浦真幹夫と関係を持ち、妊娠した。浦真

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    2023年02月06日
  • 教場X 刑事指導官・風間公親

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    硝薬の裁き/妄信の果て/橋上の残影/孤独の胞衣/
    闇中の白霧/仏罰の報い

    刑事としては新人の指導をする風間。実際の事件捜査をしながら指導する。目の付け所が違うスーパーな先生に指導されるのはきっと辛いだろうな。失格とされたら交番勤務へ?
    むむむ 刑事は務まりません、私には。

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    2023年01月31日
  • 傍聞き

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    傍聞き(かたえぎき)
    かたわらにいて、人の会話を聞くともなしに聞くこと。

    確かに、直接聞くより効果あるかも?
    例えが間違ってるかもしれんけど、本人に直接褒めるのも良いけど、それより周りの人に言って、また聞きする方がより嬉しい(説得力がある)

    ここでは、女刑事さんの娘が、その手法を利用する。でも、こんなの娘から言われるとツラい。
    狙いが違ったとこにあるのが分かった瞬間、ホッとする。
    何も殺人事件だけが、刑事の仕事ではないからね。

    この作品をメインに、自分を犠牲にしても他人を助ける職業の人(消防士とか)のミステリー4編!

    なかなか、読み易く面白い(^_^)v

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    2023年01月28日