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Posted by ブクログ
通勤電車内で読む時は、乗り過ごしに注意!
短編小説の面白さは、手早く結果(満足感や感動、ちょとした恐怖やスッキリ感など)が得られること、それが実感できる本。
だからこそ、ラスト近くで読み止まらない。
この作家の短編は、小説のアイデア“そのもの”であって、描いた物語たちがキレキレなリズムに乗って一つ一つミステリーの醍醐味となって、読者を夢中にさせる。
7つの短編は「血縁」ということに何某か関わったストーリーで、親子、兄弟姉妹のちょっとした絡みがミステリーを盛り上げる。
(最後のお話「黄色い風船」はちょっと遠いが)
けっこう重い話ばかりなんだけど、読後は軽い。
Posted by ブクログ
長岡弘樹『血縁』集英社文庫。
家族という特殊な社会の中で起きる犯罪をテーマにした7編から成るミステリー短編集。
『文字盤』『苦いカクテル』『オンブタイ』『血縁』『ラストストロー』『32-2』『黄色い風船』を収録。
苦しい設定や無理な展開の短編もあるが、最後まで読ませる短編が並ぶ。しかし、気になるのはこの著者の文章からは犯罪は悪だというメッセージが1つも伝わってこないことだ。著者が余りにもミステリーとして犯罪を描こうと躍起になる余り、人間が本来持つべき犯罪に対する嫌悪感や憎悪が文章から欠如してしまっているように感じる。そのためか、ミステリーとしては面白いが、読後に嫌な感覚だけが強く残る短編が多いように思う。
本体価格660円
★★★★
Posted by ブクログ
ちょっといまいち
読後感がよくない(笑)、設定に納得いかない(笑)
家族をテーマに、7つの物語からなる短編集。
■文字盤
コンビニ強盗が店員にナイフを突きつけていた時に、電話が鳴り、店長が「でていいか」と書いたメモを見せながらも、強盗が答えない。
その理由は?
そして、その犯人は?
という展開。
しかし、動機がちょっと納得いかない。
■苦いカクテル
老父の介護に疲れた主人公の女性と妹の物語
父の死の犯人として、法廷で裁かれる姉。その弁護を務める妹。
そして法廷で明らかになる真実
これはよかった
■オンブタイ
酒を飲んだ後の自動車事故で同乗者を死亡させ、視力を失った男の物語。
男の末路はということですが、こんなことってある?
いまいち
■血縁
幼いころから姉に虐げられてきた妹の物語。
過失で老女を殺めてしまった妹、しかし姉がそれをかばう形に
ことの真相は?
ということですが、これ、かなりいまいち。
こんな姉妹関係ってあるの?
動機もよくわからない。
■ラストストロー
死刑執行を担当した退役刑務官の物語。
当時、死刑執行ボタンを押した二人と合わせて、毎月7日に集まって近況を語り合うが、今月は3人で集まれないかもという展開。
これは、重い話ではあるけれど、よかった
■32-2
一代で財を築き上げた母親に対して、その娘、婿、妹の物語。
とてもブラックな話ですが、これも現実感があまりない。
妹も変..
いまいち
■黄色い風船
これも刑務官の物語
死刑囚がガンのようだが、診断結果は健康。
その理由は?ことの真相は?
といった展開
これもちょっといまいち
ということで、読後感がいまいちです。
残念。
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