長岡弘樹のレビュー一覧
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ネタバレ刑事の母・啓子と、一人娘の菜月のコンビが帰ってきた。前作『緋色の残響』と同様、全5編でボリュームは控え目だが、今回も短編ミステリの雄らしい内容だ。
前作では菜月は中学生だったが、本作では、高校生、大学生、社会人、そして母と、菜月が成長していくのが大きな特徴になっている。当然、菜月とともに啓子も年を重ね、最後には孫を持ち、定年を迎えて再任用という立場になっている。
「緑色の暗室」。暗室が利用される時代ならではの、証拠の残り方とは。偶然の要素が強いのはご愛敬。東野圭吾さんのガリレオシリーズのようだ。表題作「球形の囁き」。悲しいかな、正義感の強さはリスクになり得る。確かにタイトル通りだが、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ名刑事の妻は名刑事、でもその娘は?(´・ω・`)
シングルマザーで刑事の娘は身の回りのコトも自立し
観察眼も推理力も母親譲り、自然と身の回りで起きる
事件のキモを見逃さず解決へ導く・・・中学生の周り
で事件なんてサホド起きないって?観察不足じゃね?
5つの短編でテンポが良いダケではなく細かな伏線が
綺麗な形で回収され自然と主人公が関わり解決する
親子関係が完璧で良い緊張感もあって、初めての作者
ですが作品を追うかな(´・ω・`)
①犯人の顔を目撃し似顔絵をある方法で・・・
②メダカの習性
③伏線とタイトルが秀逸
④中学一年生って!
⑤執念の名刑事か!2年ってすげえ -
Posted by ブクログ
最初は「読まず嫌い」で、ドラマが始まった時も「風間教官が、いじわるに違いない!」と勝手に思ってました。(笑)
自分自身、社会人になったばかりの頃、理不尽な研修など受けてきたので、その当時を思い出すようなものは、避けていました。
きっかけは、電子書籍のお試し版でお試し分を、あっという間に読んでしまいました。
作品の印象や風間教官の印象が、全く違ったのです。
続きは紙媒体の本で、読みました。
結局は、人間なんだなと思いました。
どんな仕事でも、理想と現実は違っているし、どこかで自分の評価を見誤ってしまうことは、あります。
風間教官は、それを伝えているように思いました。
きれいごとではない。警察官は