長岡弘樹のレビュー一覧

  • 球形の囁き

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    ネタバレ

     刑事の母・啓子と、一人娘の菜月のコンビが帰ってきた。前作『緋色の残響』と同様、全5編でボリュームは控え目だが、今回も短編ミステリの雄らしい内容だ。

     前作では菜月は中学生だったが、本作では、高校生、大学生、社会人、そして母と、菜月が成長していくのが大きな特徴になっている。当然、菜月とともに啓子も年を重ね、最後には孫を持ち、定年を迎えて再任用という立場になっている。

     「緑色の暗室」。暗室が利用される時代ならではの、証拠の残り方とは。偶然の要素が強いのはご愛敬。東野圭吾さんのガリレオシリーズのようだ。表題作「球形の囁き」。悲しいかな、正義感の強さはリスクになり得る。確かにタイトル通りだが、

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    2023年09月13日
  • 緋色の残響

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    ネタバレ

    名刑事の妻は名刑事、でもその娘は?(´・ω・`)
    シングルマザーで刑事の娘は身の回りのコトも自立し
    観察眼も推理力も母親譲り、自然と身の回りで起きる
    事件のキモを見逃さず解決へ導く・・・中学生の周り
    で事件なんてサホド起きないって?観察不足じゃね?
    5つの短編でテンポが良いダケではなく細かな伏線が
    綺麗な形で回収され自然と主人公が関わり解決する
    親子関係が完璧で良い緊張感もあって、初めての作者
    ですが作品を追うかな(´・ω・`)
    ①犯人の顔を目撃し似顔絵をある方法で・・・
    ②メダカの習性
    ③伏線とタイトルが秀逸
    ④中学一年生って!
    ⑤執念の名刑事か!2年ってすげえ

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    2023年09月07日
  • 風間教場

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    ドラマと違い、やっぱり原作の方が風間の人間性や思考がよくわかる
    1と2作目と違い、生徒より風間自体を主体に書いてあるので新たな読みごたえが加わってた気がする

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    2023年08月28日
  • 傍聞き

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    どんどん悪い方に考えてしまう心情と、
    多くは語らないけれど、しっかりとした想いに基づいた行動のすれ違い。
    そこが繋がったときに生まれる納得感。

    ミステリであり、人情小説。なるほどなと思いました。

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    2023年08月24日
  • 教場

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    最初は「読まず嫌い」で、ドラマが始まった時も「風間教官が、いじわるに違いない!」と勝手に思ってました。(笑)
    自分自身、社会人になったばかりの頃、理不尽な研修など受けてきたので、その当時を思い出すようなものは、避けていました。
    きっかけは、電子書籍のお試し版でお試し分を、あっという間に読んでしまいました。
    作品の印象や風間教官の印象が、全く違ったのです。
    続きは紙媒体の本で、読みました。
    結局は、人間なんだなと思いました。
    どんな仕事でも、理想と現実は違っているし、どこかで自分の評価を見誤ってしまうことは、あります。
    風間教官は、それを伝えているように思いました。
    きれいごとではない。警察官は

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    2023年08月20日
  • 緋色の残響

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    黒い遺品/翳った水槽/緋色の残響/
    暗い聖域/無色のサファイア

    刑事の母と中学生の娘。
    中学生の周りで事件がこんなに起きるの??
    という気持ちは横に置いといて、おもしろかった。
    身近な事件の謎解きは身近なことで出来るんだ。ふむふむ。

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    2023年08月16日
  • 幕間のモノローグ

    匿名

    購入済み

    小粒で心地良い連作

    南雲さんが、周囲の俳優たちの日常の小さな時間を静かに淡々と解決していくお話。
    本当によく人のことを良くみていて、優しい人。

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    2023年08月10日
  • 教場

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    面白かった。
    テレビドラマの「教場ゼロ」を先に見ていた為、風間教官は、キムタクのイメージ。
    広い意味ではミステリなんだろうけど、登場人物の成長物語、と言う感じ。派手なアクションがある訳でも無く大仕掛けのトリックがあるでも無いのに読み通させるのは、なかなかだと思う。

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    2023年07月17日
  • 119

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    単にヒーローの活躍物で終わらない、等身大の消防士達の苦悩や迷いとその生活。
    9つの短編が描き出す消防士達のドラマ。
    同じ人間として、共感と尊敬を感じます。
    良書。

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    2023年06月24日
  • 猫ミス!

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    猫を題材にした物語を8人の作家が持ち寄った短編集。

    個人的に猫好きじゃし作家の1人が芦沢央だったから手に取った。心温まる話や胸糞悪い話や切ない話など、それぞれの作家の個性が滲み出て、どの物語も読みやすくて面白かった!

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    2023年06月24日
  • 陽だまりの偽り

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    『教場』で話題の著者だけれど以前に短編を読んで面白かった記憶があったから安心して読めた。ハズレがなくどれも面白かった。相性がいいようだから他の作品も読んでみたい。『教場』は映像を先に見てしまっているからほとぼりが冷めた頃に読んでみたい。

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    2023年06月18日
  • 教場

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    読みたいと思っていたところにドラマ化され、主役のタレントさんのイメージが強すぎて敬遠していました(ドラマも見ておりません)。ドラマ続編も放送され、やはり気になってついに手にしました。木村風間がイメージされてしまうものの、ストーリー自体は面白く読めました。ただ、各エピソードともプツっと終わってしまい、消化不良感が残ります。もうこの件は終わりだ、さっさと次へ行け、と風間が言っているのかと。

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    2023年06月04日
  • 教場

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    警察学校を舞台にした短編連作。警察官になりたい者、理由があって警察学校へ来た者、6名の学生にスポットライトが当てられ主人公として物語が展開される。
    様々な思惑が渦巻き、時に悲劇が起きる。時には長年の夢を潰される者も…。警察学校がこんなにドロドロしててたまるかと思うけど、絡み合う人間模様が面白い。

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    2023年06月02日
  • 教場X 刑事指導官・風間公親

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    今作も楽しめましたが、教場というのは警察学校のクラスのことなので、タイトルと内容が乖離してしまっているのが気になります。

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    2023年05月26日
  • 教場

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    原作と映像のどちらを先に見るか
    どちらでも良いが、感じ方は様々である。

    本作でいうと、映像でのインパクトが強かった為、原作の流れが淡々とした流れが、読み始めに違和感を感じた。

    しかし、読み進めるにつれ、リズムがわかると慣れてくるもの。

    警察学校は未知の世界であるが、作品を通して少しでも警察官という職業に理解をもてるようになれるかもしれない。

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    2023年05月25日
  • 白衣の嘘

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    短編6作収録
    医療系の短編でしたが警察絡みもあり
    いずれの作品も楽しめました
    ここまで数冊読んでますが人気作家なのもうなずけます

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    2023年05月18日
  • 赤い刻印

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    短編4作品収録
    傍聞きで登場した女刑事の作品もあり楽しめました
    解説の言葉を借りれば、いずれの作品も社会問題を
    描いておりというのをみて、たしかにそうだなと
    また、やはりいずれの作品も展開がすばらしく
    著者のすごさを感じました

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    2023年05月14日
  • 血縁

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    オンブタイがお気に入り。題名だけでもなんかいやーな感じがするけど、ぞわぞわして、最後はこわーとなった。
    短編だから、サクサク読めて世にも奇妙な物語的面白さ。

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    2023年05月13日
  • 風間教場

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    面白かった!
    一日で一気に読んでしまった。
    キムタクとイメージを重ねて読んでいる。
    教場0は捜査現場での指導だったが、被害者がクズ過ぎて、犯人が捕まることに感情移入出来ず、3話の途中で読むのを辞めてしまった。
    やっぱり、このパターンが面白い。
    傑作です♪

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    2023年05月12日
  • 傍聞き

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    短編4作品収録
    作品それぞれに職業の異なる人が主人公
    短編だけどいずれも中身の濃い内容で楽しめました

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    2023年05月08日