長岡弘樹のレビュー一覧
-
購入済み
やっと読みました!
ずっと気にはなっていたものの、長らく未読でした。年始にあったキムタクのドラマから入りました。そして原作が気になり読んだ次第です。風間公親がいいですねーやはり。好きなキャラです。警察学校は本当にこんなに過酷なんだろうか?と思いつつもハマって読んでしまいました。続編もあるので順番に読みたいと思います。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ長岡弘樹さんの新刊は、やはり短編集だが、今回は全18編も収録された豪華版。1編の長さが原稿用紙20枚と、短編としても短いことが大きな特徴である。
「声探偵」。パーティーに紛れ込んだ犯人を、見つけ出した方法とは。たまたまとしか言えない。「リバーシブルな秋休み」。別れた夫婦の行動に、親としては突っ込みたいぞ。料理勝負の裏の意図とは、「苦い厨房」。他の方法はなかったのか?
「風水の紅」。姑との微妙な関係。普通に伝えれば…。「ヴィリプラカの微笑」。夫婦の微妙な関係。……。「仮面の視線」。異国で色々と勘違いした男の末路は。「戦争ごっこ」。今どきの息子の機転が光る。「曇った観覧車」。わずか20枚の悲劇とだけ書いておこう。「不義の旋律」。男の行動はともかく、同情の余地はある。
「意中の交差点」。女心の機微に、自分は気づけまい。「色褪せたムンテラ」。わずか20枚の大事件とだけ書いておこう。「遠くて近い森」。正直、自分勝手としか思えない。彼は大人だな。「虚飾の闇」とは、芸能界の闇ですか…。「レコーディング・ダイエット」が効くのか知らないが、そんな勝手な「ダイエット」があるか?
「父の川」。「リバーシブルな秋休み」より突っ込みたい。愚かな父だ。「ある冬のジョーク」。こんな理由で、犯罪が露見するとは…。「嫉妬のストラテジー」。一応、ショック療法なのかなあ…。ラストを飾る、「狩人の日曜日」は、ビジュアル的にすごい。連続狙撃犯を思い留まらせた、仰天の手段とは。
突っ込みどころがいつもより多いが、それもまた楽しみのうち。わずか20枚という制約の中で、ここまで激動の展開をさせる作家、長岡弘樹。短い分だけ無駄が極限まで排除され、鮮烈な印象を残す。次はショートショートに挑戦してほしい。