原田ひ香のレビュー一覧

  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    主婦のみづほを中心に、お金にまつわる悩みや問題を抱える登場人物達の悲喜こもごもを、みずほがやっとの思いで手に入れたが泣く泣く手放さなくてはならなくなったイニシャル入りのルイ・ヴィトンの財布が繋いでいき、最後はみづほの自立を見届ける。細やかな心理描写が著者っぽい。

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    2026年03月10日
  • 古本食堂

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    古書店って、人と本の架け橋なんだなー。

    人から人へ渡される架け橋でもあるし、
    時代から時代へ渡される架け橋でもある。

    なにより鷹島古書店の選書がとても魅力的で!!!
    そして時代を超えて、良き本・良き物語を後世に残していこうとする人々の繋がりに心温まる。

    実在する本、お店、メニューが出てくるので、まるで神保町のガイドブックみたい。
    どれも読みたい、食べたい。好きが詰まってて幸せな読書だった。

    それからそれから
    若い世代3人の名前と、関係性がお気に入り。
    ・いろんなものをよく見て人の話をよく聞くように名付けられた、美希喜(みきき)。
    ・建文(たてふみ)だけど見聞と読ませる、けんぶん。
    ・申し上げる人という意味を持ち、とにかく話したい奏人(かなと)。
    これからどうなっていくのかも気になるところ。
    続編「新装開店」読むのが楽しみすぎる。

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    2026年03月09日
  • ほろよい読書

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    お酒にまつわるアンソロジー。アンソロジーというのは好き嫌いのわかるモノだな。
    定食屋「雑」がお気に入り。私もこんな定食屋のちょい無愛想だけど、余計な気を遣わせないおばさんに憧れる。そして主人公はお酒に詳しいけど、飲み方の許容範囲が狭い女だ。彼女が徐々に変化していくのが気持ちいい。コロッケ美味しそう。
    そしてbarきりんぐみ。保育園のママ達はこんなに仲良しばかりでは無いが…底通してるのは子育てしながら働く大変さを知ってるコトだ。息抜き無しには本当にやっていけない。仕事が大変という人はもちろん居るが、24hワンオペを何年もやるのが子育て。正直記憶がない。こんなきりんぐみでもない限りやってられないよな。

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    2026年03月08日
  • 古本食堂 新装開店

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    ネタバレ

    久々の世界観に戻ってこられて嬉しかったです。
    今回もご飯が美味しそうでしたし、皆様元気そうでホッとしました。奏人くん働いてくれるのかなぁ。いいなぁ。あと建文さん、ファイアーしないでバリバリ働いてますねぇ。美希喜ちゃんとも仲良しで微笑ましい。
    お兄ちゃんのお話もたくさん出てきて、センチメンタルかつ幸せな気持ちになりました。
    続き、読みたいなぁ。
    とりあえずおうどん美味しそうすぎたので買いに行ってきます。

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    2026年03月08日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    おもしろかった。

    私はこういう小説が好きです。
    人とのつながりの中で、再生していくミチルさんが素敵。

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    2026年03月07日
  • 彼女の家計簿

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    子どものいる女性、働く女性には
    面白いと思えるのでは。
    原田ひかさんの3千円の使い方を読んで、こちらも読んでみようと思った。

    家族の縦のつながりはどんどん希薄になっていると思う。
    でも皆んなそれぞれルーツがあって、親がいるから祖父母がいるから自分がいるのであって、そういったつながりは改めて大事にしたいと思った。
    戦後女性が生きづらい時代、現代だって苦労があるけど、それ以上過酷な時代。
    親が子を思う気持ちは人それぞれの秤がある。
    でも子供の幸せを祈るのはどの時代も一緒
    わたしが加寿なら善吉を恨まずにいられるだろうか。。

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    2026年03月07日
  • まずはこれ食べて

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    いつものほっこりする原田ひ香さんワールドかと思って読み進めていたら、途中で展開がガラッと変わって、まさかの結末。
    音楽で例えたら、長調から短調な転調してそのまま終わった、みたいな感じ。ちょっと怖かった。

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    2026年03月06日
  • 定食屋「雑」

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    夫から離婚を切り出された沙也加は、夫が通っていた定食屋『雑』を訪れます。そこは「ぞうさん」とよばれる年配女性が切り盛りするお店。謎の調味料で味付けされた「雑な」料理が売りの人気店です。沙也加は生活費を捻出するために『雑』でアルバイトを始めます。

    愛想がなく料理も雑なぞうさんですが、これまでの人生が描かれ苦労人だということがわかります。料理に関して店の味にこだわりはありつつも沙也加のアドバイスに耳を傾けるところも。沙也加のことをこころのなかで「かわいこちゃん」と呼ぶことに嫌悪感がありますが読み進めていくとぞうさんに愛着が湧いてきます。

    一方、沙也加も夫から理不尽な離婚を突きつけられた経験を経てぞうさんと関わっていくことで、自分のこだわりや思い込みを手放していきます。意外と図太く、ぞうさんともいい距離感を築いていくところが読みどころです。

    コロナ禍になったあたりは物語が急足で進み残念でしたが、ぞうさんが沙也加に『雑』を引き継いでいく未来を予感させるラストは、爽快な余韻がありました。

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    2026年03月02日
  • まずはこれ食べて

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    原田ひ香さんの作品の中で1、2に好き。
    ベンチャー企業ぐらんまは家政婦を雇うことに。
    家政婦の筧みのりはホッとする食事で従業員たちの心を癒し自分たちの生活を見直すきっかけをくれる。社員たち、みのり自身も秘密を抱えていて最後もすっきりするハッピーエンドに納得。

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    2026年02月28日
  • 東京ロンダリング

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    ネタバレ

    ‘’事故物件を浄化”というテーマが面白くて読み始めた。初めはロンダリング自体の面白さ、それに救われる人々が描かれて、後半は主人公りさ子自身の浄化の話だった。富士屋で働きながら、りさ子の生活は整っていき、逆にタワーマンションでの生活で生活が崩れていく対比が印象的だった。どんなに便利でも、心がすり減って、ご飯が美味しく感じなるもんなんだと。富士屋のご飯食べてみたい。

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    2026年02月22日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    なかなか読み切るのに時間がかかった一冊
    でも決して
    「難しい、つまらない」
    というわけではないですよ!
    併読をするために
    この本は、
    外出先の空き時間、待ち時間で読むこととした
    それが進まない要因。

    さて、
    とある財布を手にすること(関わること)になった登場人物のエピソードは、
    なかなか進まない読書時間のせいで
    単なるお金にまつわる退屈なもの
    のように感じられたのが最初の方の感想。

    ところがある時点で流れが変わり、
    全てにつながる世界観になった。
    (作者の上手な構成力)

    退屈なんて感じて大変失礼しました。
    最後には…
    この世界観にのまれて
    納得できる一冊となっていたのでした。

    お金について、
    もっと勉強するのも
    知識つけるのも
    悪くないかなと読後思うのでした。。。

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    2026年02月22日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    ネタバレ

    戦後日本各地に建てられた団地でも、同じようなことが起こっているのではないかと思うと、単なる物語として面白かった、サクサク読めた!とは言えない気がした。

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    2026年02月22日
  • 古本食堂

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    神保町の小さな古書店が舞台のお話。とても読みやすかった。

    高齢の店主が急死し、妹の珊瑚さんが残された店を続けるか処分するか迷いながら、北海道から上京する。そこに親戚で国文科大学院生の美希喜ちゃんが手伝いを始める。

    2人の本や神保町近辺の美味しい食べ物の会話が楽しい。ちょっとした読書案内にもなっている。
    神保町グルメがたくさん出てきて行ってみたくなる。
    本の良さも再確認出来るし、いい時間を過ごした気分にさせてくれる作品だった。

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    2026年02月22日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    ネタバレ

    みんな大好き桐子さん。
    桐子さん、もう79歳になったのか・・・。
    桐子さんは今回、埼玉県にある限界団地の住み込み管理人になります。
    管理人室を「相談室」として、団地の問題、お困りごとに対応。

    せっかく留学に行ったのに、コロナ禍のために外出もできなくなり、心くじけて帰国した雪菜ちゃん。
    両親の離婚再婚により、日本に戻っても行くところがない。
    そんな大変かわいそうな状況からスタートしたものの、今回の雪菜ちゃんはすごくパワフル。行動的。あれ、元々、狂言誘拐するようなパワフル娘だったか。
    今作は、雪菜ちゃんが、前作よりも、すごく元気でパワフルになった印象でした。
    桐子さんも、雪菜ちゃんに引っ張られながら二人で管理人をがんばる。
    重病なのに健康保険料払っていないという理由で病院に行けないおじいさんを、病院に入院手配して、医療費手続きの相談に行き、身寄りのいないそのおじいさんの入院生活サポートし、最後は生き別れた娘を探してくる。
    スーパー管理人雪菜ちゃん。MVPだよ・・・拍手。
    この行動力があればきっとこの先新たな夢を見つけてそれを掴むことができます!ぜったい!

    雪菜ちゃんに引っ張られ、押され気味で、何についても「そうねぇ、でも・・・」な桐子さんだけど、
    団地の元理事長の妻が夫からきつくされているというのを感じとって、トモの生前の苦しみを思い出して、そこだけすごく前のめりに積極的に介入していってた。
    やはり、桐子さんにとってトモは人生のベースにいるよね。死に別れても、友情や後悔は一生物なんだなぁ。

    団地の立て直しはまだ道半ば。
    桐子さんが元気なうちにどうにかしてほしいものだー。
    雪菜ちゃんの将来の話も気になるし。もう1作くらいは出そうかな。気長に待ちます。

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    2026年02月21日
  • ラジオ・ガガガ

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    ラジオにまつわる短編集!
    現在、あんまりラジオに馴染みはないんだけど、それぞれの話に魅力的なラジオの存在があって、久しぶりに聴いてみたくなりました!

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    2026年02月17日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    ネタバレ

    読みやすいしおもしろくなくはないんだけど、なんだかなって感じ。

    佐山さんは最後娘や孫と会えて良かったねみたいになってるけど、保険証がなくて、しかも年金が少ないから医療費が安く抑えられるとか、制度としてどうなんだろう。(持ち家なのにね!)
    四四四号室も楊さん以外は不法滞在臭プンプンなのに、あえて追求しないことで知らないふりみたいな。

    いい話だね!とは言いきれないモヤモヤが残る。

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    2026年02月16日
  • 母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

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    小包にまつわる短編集。題名からコミカルな内容を想像していたけれど、一つ一つの物語がしっかりしていて読み応えがあり、心に響いた。

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    2026年02月16日
  • 人生オークション

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    高校時代に読んだことがあり、めちゃくちゃ探してた本!タイトルを特定できた時の感動がすごかった。

    「人生オークション」でりり子おばさんの家に様々な物が出てくる描写が多々あった。服や靴がどんどん売れて、部屋が綺麗に想像するだけで爽快だった。

    「あめよび」で美子が婚約してくれない輝男に痺れを切らしてしっかりお別れしたことは懸命な判断だったと思う。その一方で今までの自分を消したい、誰かと同じ家でずっと暮らす想像ができないからと婚約を断る輝男にも共感できた。人生難しい。

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    2026年02月16日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    マンション住民の建て替え運動の話。
    毎話視点が変わるから飽きずに読めた。
    1話目が建築家の娘の話で、思ってたのと違かったからページが進まなかったけれど、2話目以降からマンション住民等の話になっていき、どんどん面白くなっていった!
    最後の1話で伏線回収みたいなものもあるし、よく出来た本だと思います。
    ラストはスッキリはしないけれど、今後のマンションに思いを馳せました。

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    2026年02月14日
  • 口福のレシピ

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    家族、仕事、友達、
    生姜焼き。
    料理を通じてつながる人、過去と現在。
    読みやすくて、でも読んだ後心に残ってる。
    いい本と出会えた。

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    2026年02月12日