原田ひ香のレビュー一覧
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5人の作家による、「お酒」にまつわるアンソロジー。
粒揃いの楽しいアンソロジーだった。
続編「おかわり」も読みたい。
そしてもちろん、お酒も飲みたーい。
織守きょうやさん、初読。「ショコラと秘密は彼女に香る」は、リキュールボンボンと、お酒をたっぷり使ったお菓子。甘〜い。
坂井希久子さん「初恋ソーダ」は、果実酒。長く熟成されて美味しくなる。ひとつとして同じ味にならない。甘いだけじゃない。フレッシュなだけじゃない。タイトルの甘さを、気持ちよく吹っ飛ばされる。
額賀澪さん「醸造学科の宇一くん」は、日本酒。農業大学を舞台に、実家の酒蔵の酒の美味しさを初めて知る女子学生(でもまだ未成年)小春と、 -
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精神的にぎりぎりなのかとおもっていたけれど、ちがうのね。
瞳ちゃんは真面目なのだろうか。
嫌がる、ということはあの一言が尾を引いていて、それでいてそれが大きくなって帰ってくることがわかっているからなのだろうか。
何事にも理由はあると思うし、誰でも引っかかるひとことはあると思う(が、人は忘れることができる生き物。あまりに嫌なことであれば、(コンピュータじゃないんだから)だんだん忘れてもいいのでは?それが人生かもしれないです)。もっと楽に、そして人生楽しんでもいいのにな、と思いました。
折角彼が成功しているんだもの。なかなか体験できない世界が待っていたかもしれないのにな~
うーん。。。
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兄・滋郎さんが急逝し、妹・珊瑚さんは帯広から単身上京することとなった……というのも、滋郎さんは神保町で古書店を営んでおり、その古書店をとりあえず引き継いで、なんとか店を開けるため。
帯広から単身上京していきなり古書店営むって、年齢の側面でも、土地の側面でも、すごい。
だって、古書店を手伝いにきてくれている大学院生・美希喜ちゃんからみた珊瑚さんは大叔母=祖父の妹、、、ってことは珊瑚さん、そうそう若くはない。
やっぱりすごい。
かなりの歳の差だろうけど、珊瑚さんと美希喜ちゃんとのやり取りは、年の差を感じさせない自然な感じで心地いい。
珊瑚さんと東山さんが互いに惹かれあっているのも、なんだかみず -
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私は料理を作るが全く好きじゃないから、主人公の気持ちは分からなかったけれど、美味しそうな料理にお腹が空いてきました。うちの夫が、料理を作るのがストレス発散って言ってて、全然共感出来なかったけれど、この本を読んで少し理解出来たかもしれない。でも私は同居人と同じように、これからも食べる専門でいつづけると思うけど。笑
本当にこの作者さんの料理の表現が素晴らしすぎる。食べたくなる!お腹が空いてくる。丁寧な暮らしとはこのことだなと思わせてくれる。
あとランチ酒でも思ったけど、イケメンの男性を表現するのもすごいと思う。絶対自分が主人公でも、惚れてしまうかっこいい男性がいつも出てくる。だからきゅんきゅんし