原田ひ香のレビュー一覧

  • ランチ酒 おかわり日和

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    ランチに呑むアルコール。好きな人にはたまらない背徳感やリラックス感があるんだろう。
    私はそれほどアルコールに強くないので、外で呑むことはまずなく呑める人が羨ましい。
    主人公祥子の行く店名ははっきり書かれていないがそれとなくわかる。
    本の中に出てきたお店に私も行きたくなり、今年の誕生日はそこでお祝いしようと思った。

    後先短い親との接し方で、最後の数週間をずっと一緒にいてあげたほうが気が済むのかもしれない。あそこまでした、精一杯看病したと思うことが、人には時に必要だ。

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    2024年08月26日
  • サンドの女 三人屋

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    著者名が変わっていて、タイトルも意味不明でなんとなく敬遠したものの、読み終えたらなかなかよかった。各章にいろんな男たちが登場し、他の章とリンクする群像劇。読みながらつい、映像化するなら夜月はあの女優がいいかとか、この作家は誰が合うかなどと考えてしまった。こんな風に世の中にはいろんな人がいて、いろんな恋の形があるんだろうな。

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    2024年08月23日
  • 図書館のお夜食

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    読後感がとても良かった。
    ふぅーって思わず声が出た。
    わたしも本が大好きだし、自分の持ってる本や読んだ本のことを話すのは本当はかなり恥ずかしい。
    やっぱり本が好き

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    2024年08月21日
  • 事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング

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    今回も、なるほどなあって考えさせられる部分があった。
    どちらかというと前作が好きかなとは思う(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)

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    2024年08月19日
  • サンドの女 三人屋

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    3.7
    納得いくようないかないような。
    予想とは少し違った終わり方だったけど、ホントに自分が商店街の一員で成り行きを見守っているような感覚で読めた。好き嫌いが分かれると思うけど、私は面白かった。

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    2024年09月01日
  • 三人屋

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    美味しい物を食べて身体も心も癒される系の内容かと思っていたけど、全く違った。商店街の閉鎖的でプライバシー全く無い感じとかシャッター街の少し煤けたような人の少し薄暗い部分を見るような内容。みんなそれぞれ頑張ってるのに報われない虚しさも。最後少しだけ光が見えたような。

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    2024年09月01日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    ユーモラスでドタバタしているのに
    社会問題と家族問題が織り込まれ
    なかなか読み応えがありました

    個性的な登場人物ばかりで
    最後まで楽しめます

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    2024年08月05日
  • ランチ酒 今日もまんぷく

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    朝飲みを誘う、大好きなシリーズです。2巻までは、自分勝手で嫌いだった主人公の元夫が、この巻で少し好きになれました。

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    2024年08月04日
  • 母親ウエスタン

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    タイトルに惹かれなくて、なかなか手をつけられずにいたけれども、読み始めたら止められなくなった。これまでに出会ったことがない切り口の、母親の物語。

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    2024年07月30日
  • ギリギリ

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    お金の面白ドタバタ劇のイメージの作者だが、繊細な心情描写でちょっと沁みる話しだった。タイトルのギリギリは想像の「ギリギリ」ではないところが面白い

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    2024年07月22日
  • 三人屋

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    表紙の絵といい最初の展開といい、オッサンやらなんやらがいい感じに癒されたりする話かと思いきや。
    いやかなりのドロドロっぷりで。いや大人は子どもに泥だらけになって何やってんのとか言うわけですけど、大人も泥んこ遊びは大好き、っていうか嫌よ嫌よも好きのうちっていうか、もうどうしようもないな感が堪らんですよ。
    全体的にイケメン及び美女が揃っている設定なので、不幸になっていく実感がないのが問題。ここは温水洋一とか大久保佳代子あたりを思い浮かべながら読むとより親近感が湧くのではないか。

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    2024年07月20日
  • ランチ酒

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    食の描写がとても丁寧にされているけれど、そればかりが際立つ訳ではなくお客さんとの、家族との関わりも気持ちの揺れも含め目の前でドラマを見ているような錯覚を感じるくらいリアルに描いている。

    この続きも、早く手に取って読みたい。

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    2024年07月15日
  • ランチ酒

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    孤独のグルメ女版みたい。
    現代の隙間に雑草のように生きる人の姿。主人公はそれなりに辛い境遇にあるのだが、比重をそこでなく食べ物をおいしく食べて過ごす姿に置いて、日々生きる姿を描いた小説。そういうのを書くのが得意な作者だなと思った。食べるのは健康の土台だなと思う。

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    2024年07月08日
  • 口福のレシピ

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    主人子は、フリーのSEをしながらを自作の料理の写真とレシピをSNSで発信している留希子。
    実家が老舗の料理学校「品川料理学園」を経営していて、幼い頃から学校の後継者としての将来が決まっているような雰囲気を嫌って家を出て、だけども料理は好きだったので自分流のレシピを上げては認知度を上げてきた日々。
    そんな彼女の日常に、昭和が始まった頃に品川家の台所で女中奉公をするしずえの姿が挟まれて進むお話。

    前半、「水曜日の春菊」までは、竹の子をはじめとしておいしそうな料理が次々と出てきながらも、お話としてはややつかみどころがない感じ。
    「木曜日の冷や汁」になって、理事長でありながら創業者の流れをくむ女性た

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    2024年07月06日
  • 彼女の家計簿

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    戦前から終戦後までに書かれた加寿の日記のような家計簿とNPO「夕顔ネット」を通して、加寿と孫の里里が長い年月を経て繋がり、過去をたどって事実が明らかになる。
    タイトルと表紙だけ見ると、明るい楽しい話のようだが、想像していたより何倍も重くて深い話だ。
    過去と現在と往復しながら展開していく話は、以前読んだ原田ひ香さんの『口福のレシピ』と同じ手法だ。
    最後に家族のもつれたしこりが少しほぐれるところにほっとする。
    女性は家のことをやり子どもを育てればいい、外で働くことに理解されない戦前戦後の時代の悲劇なのか、加寿の人生を思うととてもつらい。
    里里が加寿の家計簿から真実に辿り着いたことで、加寿の人生も少

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    2024年06月29日
  • ランチ酒 おかわり日和

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    ネタバレ

    グルメ物の連続ドラマを見ているようにとても楽しめた。

    短編が何話も折り重なって話しが進んでいく構成になっていて、どの話しも物語と食事のそれぞれパートがバランスが良く書かれていて、どちらも面白く読めた。

    具体的な店名は出てこないが、おそらく実在の店をモデルにしていると思われ、どの料理も描写が見事で食欲をそそられた。

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    2024年06月11日
  • 母親ウエスタン

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    読み始めると、気になってどんどん、読んでしまう。
    借りた本なので⭐️4、
    買ってたら⭐️3のような気もする。

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    2024年06月10日
  • 三人屋

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    タイトルから想像して、三姉妹が仲良く営む料理屋の物語かと思ったら珍しい営業形態のお店が舞台で面白かった。商店街の人々の恋愛事情が複雑だった。
    最終的に、父のレコードが手に入りほっとした。

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    2024年06月09日
  • ラジオ・ガガガ

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    ラジオにまつわる連作短編集

    以下、公式のあらすじ
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    喜びも哀しみも、いつもラジオが傍にいてくれた。
    夢破れ、逃げる旅路の果てで聴いた【オードリーのオールナイトニッポン】。

    ケアハウスで暮らすラジオ歴35年の老女は、今夜も【深夜の馬鹿力】に胸をときめかす――
    など、実在する人気ラジオ番組に耳を傾ける人々の姿を描く珠玉の連作5篇。
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    収録は6篇
    ・三匹の子豚たち
    ・アブラヤシのプランテーションで
    ・リトルプリンセス2号
    ・昔の相方
    ・We Are シンセキ!
    ・音にならないラジオ


    ・三匹の子豚たち

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    2024年06月08日
  • ランチ酒

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     見守りの仕事をした後の昼間のお酒とごはんのなんと美味しそうなことか。
     心と体の声を聞いて何を食べようと考え、お店を選ぶ様子にいつもうらやましくなります。

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    2024年06月02日