原田ひ香のレビュー一覧

  • 古本食堂

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    ネタバレ

    古本食堂といっても古本屋さんが食堂なのではない。古本屋さんの店主の珊瑚さんや珊瑚さんの姪孫の美希喜ちゃんがたまたま手土産やお土産で買ってきたものをお客さんにわけてあげたり、一緒に食べたりする。その時に本にまつわる色々な話をして和んだり、新たな発見があったり、そんな話。

    珊瑚さんは元々は帯広で両親の介護をして、看取ったあとは1人暮らしをしていたけれど、珊瑚さんのお兄さん(滋郎さん)が亡くなり、お兄さんが残した神保町の古本屋さんとそのビルを引き継ぐことになり東京に出てくる。姪孫の美希喜ちゃんは国文科の大学院生で珊瑚さんを色々助けてくれたり、自分もそこで癒されたりしている。美希喜ちゃん目当てっぽい

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    2025年06月09日
  • 古本食堂

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    作中に色んな本が出てくるのが面白い。
    本と一口に言うと、小説やビジネス書を思い描いてしまう中で、お弁当の作り方や、写真がまとめられたもの、メイキング本などの様々なジャンルの本が出てくるのがすごく楽しい。

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    2025年06月08日
  • まずはこれ食べて

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    ただのおいしそうなご飯が出る小説かと思いきや、
    ひとひねりあつておもしろかった。

    筧の口調が少し慣れなかったけど、
    柿枝の闇が知りたくてすいすい読めた。

    柿枝、光る魅力があるんだから闇堕ちして欲しくなかったな。

    他人で全く知らないショーダショウタになんで、お金を出せるか腹落ちしない。
    ショーダショウタのエピソードいる?

    桃ちゃんはいい男すぎる。

    やっぱりご飯って
    エネルギーだ。

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    2025年06月08日
  • まずはこれ食べて

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    ネタバレ

    学生時代からゆるく起業し軌道に乗った小さな会社が舞台の群像劇。それぞれのメンバー目線でほのぼの描かれる流れかと思いながら読み進めると終盤で思わぬ方向に話が展開する。連作短編は最終章を読ませるための土台というか伏線であるイメージです。エピローグの一歩手前の章でのどん底の展開からエピローグでの鮮やかな締めくくりが爽快です。物語の中心となるみのりさんがいい感じです。料理ができる人は人を幸せに出来る能力があるのではないか、と感じます。最後は多くを語られていないですが、みのりさんも参加した状態で円満に会社が存続していくだろうと感じます。

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    2025年06月08日
  • 三人屋

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    とある商店街で飲食店を営む3姉妹の物語
    姉妹が協力してトラブルありながらもほのぼのとした日常が描かれるのかと思っていたら、全然違いました。

    登場する男性たちにイライラさせられることも度々…

    真実ではないけれど信じる物が一つになった時、姉妹は新しいステージに進むことができるのでしょう。

    3人屋で三食食べたくなります。どれもとても美味しそうです。

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    2025年06月03日
  • 図書館のお夜食

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    お夜食が物語の中心に据えられているわけではなく、各章ほんの数ページで描かれているだけなのに、なぜだが印象に残っている。

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    2025年06月01日
  • 老人ホテル

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    これもまた…結構ホラーだったな…(^◇^;)

    罪の証拠は犯人自身に刻みつけれられる…って、昨日読み終わった本にもかかれてたしな。

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    2025年06月01日
  • ランチ酒

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    温かくてお腹が空いてくる...笑
    温かくて美味しいご飯が食べられることがどれだけ生活を潤しているのかが感じられた。
    あまりお酒を飲まない私でも、さまざまなごはんとお酒を流し込む主人公の疲れが吹っ飛ぶような気持ちがわかる気がする。
    挫けそうになっても、悲しいことがあっても、逆に嬉しいことがあったとしても美味しいご飯とお酒が寄り添ってくれるのがいいと思った...!
    それぞれのお客さんの話もリアルで、「あ〜あるある」「そうなんだ...」とか感情移入しながら読めるのがよかった。

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    2025年05月30日
  • まずはこれ食べて

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    タイトルから想像していた優しいお話ではなかったけど、
    いつの間にか入り込んで最後まで読んでいた。
    かきえだの行動は虫唾が走るというか狂気的だなと思ったけど、
    ここの登場人物たちのような人には入り込みやすかったのだろう。
    最後の終わり方はよかった。
    スッキリ

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    2025年05月30日
  • ランチ酒 おかわり日和

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    今回も美味しそうなランチがたくさん。配慮のできる登場人物たちで読みやすい。「なくなるものや失うものもあるけど時に復活もする。」急がずに少しずつでいいよ。

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    2025年05月28日
  • 人生オークション

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    想像していたよりも、すかっとする爽快な作品ではなかった。2作あったけれど、どちらも。
    表題作の「人生オークション」の方が好きで、でもできればもう少し売って売って売りまくって欲しかった…

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    2025年05月27日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    私はミチルさんより今の歳は上だけど、ミチルさんの現在の年齢は60くらいになるのかな。こんなお姉さんが近くに住んでいたらいいと思う。人生は長いか短いか。長くて、それまでの人生があったからこそ、楽しむ方法はいくらでもあるんだな。ちょっと前までいくらでも履歴書かけば仕事はあると思っていたのが、いつのまにかどんなに送ってももう仕事はないと気づいたけど、ミチルさんみたいな強みがどこかにあるかもしれないと希望ももらった。ミチルさんは常識人だ。バランス感覚も優れてる。だからこそ世代を問わず付き合える。しかも浅野温子かゆうこなみに綺麗だ。ああやっぱりご近所に住みたい。

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    2025年05月31日
  • ランチ酒 今日もまんぷく

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    ようやく三冊めが読めました。
    それにしても祥子さん、わたし的にはかなりはっきりモノを言う方だなあと感じていますが、元夫にはそうでもなかったのね…難しいもんだ(笑)

    とても美味しそうなお料理と、美味しそうなお酒だけど、毎日じゃないよね…?と、人ごとながら心配しちゃう。

    …にしても、短編で読みやすくて面白かったわ❤️

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    2025年05月27日
  • 失踪.com 東京ロンダリング

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    まさか、読み切り?短編集?とは思わなくて、どうまとめるのかなーと思ったら、最後ぞくりとして怖かった
    これの前の話があるらしい
    前の話を見てこれを見たらまた感想が変わるのかなー

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    2025年05月24日
  • ランチ酒 おかわり日和

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    バツイチアラサーの祥子の職業は見守り屋。依頼が入ると夜から朝まで人や物を見守る。彼女の唯一の贅沢は夜勤明けの晩酌である。この本にもお酒を飲めないことが悔しいと思わされた。けど仕方ない。こうして本を通じてお酒の楽しさが分かれて良き。

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    2025年05月23日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    ネタバレ

    ミチルさんがカッコよくて、その行動力も考え方も好き。最後、男性の手でハッピーエンドでないところも含めて好き

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    2025年05月22日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

    匿名

    購入済み

    考えさせられました

    読んでいて独居の母の事が頭から離れませんでした。続きが気になり一気に読みましたが、母の事を前より気にかけてあげなければ…と思いいろいろと考えさせられる内容でした。

    #切ない

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    2025年05月20日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    最初はミチルってイタイ女なの?と思わせられたけど、読み進めるうちにたくましくて優しくてカッコいいなぁと思った。
    バブルってすごい!!
    そこから令和を生きてくマインドに変化していくのって大変なのかもしれない。

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    2025年05月19日
  • ほろよい読書

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    お酒が飲みたい…!となり、読みながら飲み始めちゃった笑。お酒にまつわる短編集、気軽に読めて楽しい。
    『ショコラと秘密は彼女に香る』
    これ1番好きだった!!登和子さんもさくらさんも素敵な人だわぁ…。さくらさんに似たひなきと、登和子さんに似た和人さん、それを知って笑顔の二人も良い。ふんわりと包まれた、優しい秘密だなぁ。ボンボンもさくらさんのお菓子たちも美味しそう。
    『初恋ソーダ』
    主人公に頑張れ!と言いたくなる。自分の心地のよい部屋で、自分が楽しむためのお酒を仕込む。最高の生き方じゃないか。
    『醸造学科の宇一くん』
    宇一くんの雰囲気、良いね〜。酒蔵を継いでも継がなくても、二人は良い距離感でいられた

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    2025年05月18日
  • 老人ホテル

    購入済み

    勉強になりました。

    半分くらいまでは、老人たちの介護ドタバタ劇なのかな?となんとなく読んでいたのですが、途中からようやく違うと気づきました(笑)
    想像していた話と違ったけれど、悪人もおらず、読後感爽やかでした。
    お金の勉強になりました。

    #ほのぼの #カッコいい #ハッピー

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    2025年05月15日