原田ひ香のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
神保町と古本屋の新しい魅力に気付かされました!
神保町がもともと好きだったので、神保町が舞台の物語に興味を持ち、オーディブルで視聴しました。
紹介されている飲食店は老舗も多く、行ったことのないお店ばかりでした。特に思い出のお寿司と、熱々のカレーパンの描写が美味しそうで、食べに行ってみたいです。
この本を読むまで、古本屋はどこか入りにくい雰囲気があり、入ったとしても長居せずにすぐ出て行ってしまっていました。しかし、本書の滋郎叔父やそれを引き継ぐ珊瑚さんたちの思い入れの詰まった古書店の描写から、もっとじっくり見てみたいと思うようになりました。一口に古本屋と言っても、その店主によって扱う本は様 -
Posted by ブクログ
シリーズ第2弾
古書店経営に少しづつ慣れてきた珊瑚さんと美希喜ちゃん。
新しく古書店の一角にカフェスペースを作る。
それぞれの人生の選択と決断に悩む。
今回も神保町の美味しそうな食事にお腹がなってしまう。特に日本で一番古いお弁当とか、食べてみたい〜。あと、鰻と日本酒の組み合わせ。うぅ〜たまらない〜。
そして素敵な本。手に取った人の表情と本に注がれる視線が、これまた、たまらない〜。
自分の選んだ本を喜んでもらえるって、すごく幸せなことだなぁ。
70代の珊瑚さんと20代の美希喜ちゃんの物事のとらえ方の違いが面白かった。そして、その間ぐらいの芽衣子さんやおばさん達も。(お年は間というよりやや珊 -
-
Posted by ブクログ
「恋と食」 がテーマの、小説新潮に掲載された短編を収録したアンソロジー。甘やかで幸せなだけのお話が一編もなくて逆に楽しめた。
一穂ミチさんは、淡白な味を好む淡白そうに見えるカップルのまったく淡白ではない情念のお話。言われてみればポン酢ってしびしびしてるかも。
古内さんは、計算だけではないけど計算も働かざるを得ない大人の恋愛の話。旨味調味料はハマると駄目になる気がして避けて生きてます。
君嶋さんはこの中で最もオーソドックスな恋愛小説。キュンとします。
錦見さんの短編は語り手が料理上手なだけあって一番美味しそうな料理が登場した。不思議なお話で、恋愛だったの??という感想。
奥田さんは毒親を捨てる -
Posted by ブクログ
美希喜(みきき)は、国文科の学生。 本が好きだという想いだけは強いものの、進路に悩んでいた。 そんな時、神保町で小さな古書店を営んでいた大叔父の滋郎さんが、独身のまま急逝した。 大叔父の妹・珊瑚(さんご)さんが上京して、そのお店を継ぐことに。
………
最初はなかなか入り込めなかった。原田ひ香さんの本は、いつもスーッと入り込めるのだが。
でもこの本は、ジワジワっと染み込んでいく感じがした。
神保町の古本屋と名店の数々。
だんだんと目の前にその光景が見えて、歩いている感覚。そこで紡がれていく人と人の暮らし。
温かく見守りたくなるようなそんなお話でした。
まだ話は始まったばかりという感じなので、続 -
Posted by ブクログ
面白かったです。
見守り屋の犬森祥子は、
離婚して夫に残して来た10歳の娘に会い…
父の妻に赤ちゃんが出来たことを少し不安になっているようだった。
祥子が今、付き合っている亀山にも相談した。
元夫に、新しい子どもが産まれ、娘の明里が居づらくなったら、自分が引き取りたいと思っていること、それには、今の見守り屋のような夜中の仕事は向かない。
亀山は、エアビーを始めてみてはどうかと提案してくれ、亀山と同じマンションに引越してくれば、娘を引き取っても、一緒に面倒を見られると。
迷いはあったが、とある見守り屋の客の話をきっかけに、祥子は、亀山のマンションに引越しをした。
この本は、飯テロですね。