原田ひ香のレビュー一覧

  • 母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

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    実家から届く母からの小包など小包にまつわる短篇集。

    大学で親元を離れ一人暮らしを始めた私の元に届く母からの小包を思い出して、うるうる。
    ありがたかったな。
    そして結婚して横浜に住んでいる今も、定期的に届く母からの小包。
    母からの小包には愛がいっぱいつまってるのはもちろん、母からでなくても、小包って相手を思って詰めるから、愛がつまってるんだなって思いました。

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    2024年11月17日
  • ランチ酒 今日もまんぷく

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    裏表紙、きちんと手を合わせているのが、すごく好感が持てる。

    個人的には小山内さんの方が推しだったんだが。

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    2024年11月15日
  • ランチ酒 おかわり日和

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    離婚して子供置いて家を出て、なかなか子供に会えない、という設定だけで、可哀想とか不幸とか決めつけてしまいがちな自分の頭の古さが情けない。
    なんか、モテモテだし、なんでも美味しく飲んで食べてるし、たくましくて幸せそうだ。

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    2024年11月15日
  • ランチ酒 おかわり日和

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    たまたま手に取ったのでシリーズ第2作目というのは知らなかった。続き物だと感じさせない構成だったということだと思う。女1人でランチ酒、ハードルが高いように思えて行ったことないが、主人公のように飄々と(?)、自分の思いのまま、食欲のままランチを楽しむの憧れる。
    登場人物たちに程よい距離感はありつつ、時に踏み込む勇気、本気で向き合う覚悟など、色々なことを感じさせる作品だと思う。何よりランチの描写がいい意味で生々しくて読んでいるとお腹が空いてくる、、、。しかもちょっとガッツリ、脂っこいもの食べたくなる、、、。

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    2024年11月09日
  • 母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

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    タイトルは母親ってなってるけど、様々な立場の人にとっての贈り物の話がたくさんあって、あたたかい気持ちになった。

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    2024年11月08日
  • ランチ酒 おかわり日和

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    食事とお酒をこんなに活き活きと描けるってすごい。またそこに様々な人の悩みが合わさって…。面白いです。
    人間は悩みがあるから、美味しいものを食べるのだろうな、とぼんやりと考えていました。

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    2024年11月04日
  • 図書館のお夜食

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    読んでいてなんとも消化しきれないお話もあり…個人の蔵書というとてもプライベートなものに触れ囲まれながら仕事をするのってどんな気持ちになるのだろう。
    作中に出てくるまかないを想像するのが楽しいです。

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    2024年11月03日
  • 彼女の家計簿

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    節約本かな?とその題名から思いましたが、そうではありませんでした。
    家計簿からその人の生きてきた人生、それを知った人達の人生に変化が訪れます。
    家計簿を書いていた本人もそんな風になるとは思っていなかったであろうと。
    時代は戦時中から現代の女性の立場、母娘の関係からなる物語です。
    それを知った周囲の人たちの生き方にも変化が訪れます。
    ただの家計簿ではなく、その時を一生懸命に生きた女性がその後の女性達にも生きる指針となります。
    家計簿が人を救う、そんな物語でした。

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    2024年10月26日
  • 口福のレシピ

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    ふぉぉぉ。( ゚д゚)
    すんごい食の歴史小説読んだ気分。
    表紙の絵が単行本はよく見るとちょっと怖かったけどw

    今と昔の2つの時間軸で物語が始まって、最初は主人公の作る美味しそうなご飯の様子でワクワクします♪
    それがやがてひとつのレシピで交わります。
    何か映画のジュリー&ジュリアみたいな感覚。

    私は料理作るのめんどくさくて嫌いなんだけど、作らなきゃいけないのでごはんを作りたくなる気分にさせてくれる本が大好きです。

    いつもスマホでパッと検索してパッと作るけど、「このレシピ考えた人天才☆ありがとう(;;)」ってよく言っちゃうから、何か余計に料理を研究してる人の苦労が伝わったなぁ。
    あり

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    2024年10月08日
  • ランチ酒 今日もまんぷく

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    ネタバレ

    毎度毎度、食べ物に対する描写がすっごく丁寧なのでお腹も減るし飲みたくもなる大変な本。笑
    炭水化物✖️お酒の飲み方は普段しないけどしたくなってしまう悪魔的すぎる…。

    とりあえず角谷いい男すぎますね。大好きです。
    成長した明里の姿も見れていやー満腹ですな。

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    2024年10月06日
  • DRY

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    読み終えてだからこのタイトルなのか……と何とも言えない気持ちになった。
    この世界は残酷である。
    「差別はやめましょう、多様性を認めましょう、あ、でもごめんね。お前は無理だわ。こっち来ないでくれる?」
    こんな具合に。
    貧困とは、性差とは、それを生まれつきの性別のせいにして背負わせる現代の罪は誰が背負うべきなのか。
    地獄とは真っ逆さまに落ちていくのではない。静かに音もなく善意で舗装された道をヘラヘラ歩いていき、気づくとたどり着いているのだ。

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    2024年10月04日
  • ランチ酒 おかわり日和

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    ランチ酒第二作。前回よりも祥子の性格や「今」にフォーカスされていて、前よりちょっとだけ深く祥子のことを知れた気がする。あとはたびたびの食事シーンの描写。ごはん大好き×酒飲みの私にはたまらない。ただ炭水化物(特に麺や丼もの)とお酒を飲める祥子は凄すぎる、、、笑 これをするとお腹がはち切れそうになるので覚悟がないと到底できないけれど、今度やってみようかな。笑 そう思わせてくれる繊細な食事描写です。

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    2024年09月30日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    冗長かと思ったけれど、ラストで刺さる言葉もあり、最終的に良かった。
    バブルを生きた女性が、いろんな人生経験をして、自ら何かを掴んでいく人生になっていく話。
    〜してもらう、ではなく、〜する、に変わる主人公が最後に見れて良かった。
    いきなりは無理だけど、自分も、そういう意識を少しでも持って過ごせたら、と思えた。

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    2024年09月26日
  • DRY

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    面白かった!
    ダメな女性のオンパレード、貧困の連鎖。
    でも、藍はさておき美代子はどうしたらよかったんだろうと考えさせられる。

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    2024年09月21日
  • 事故物件、いかがですか? 東京ロンダリング

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    今回はラストが良かったです。
    遠藤と栗木の正体は気になるけど。
    それから、まあちゃんと町田さんはロンダリングになるのかな?
    仙道が主役だったのですね。

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    2024年09月13日
  • 口福のレシピ

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    原田ひ香作品のなかでこれまでベスト! 大手料理学校の跡継ぎを嫌って家を出たのに、いつしか料理ブロガーとして活躍している主人公と、その曽祖父の時代に洋食を家庭料理にすべく苦心する女中が交互に語られ、結びついていくのだけど、料理の美味描写も女性の生きづらさもいつも異常にせつせつと胸に舌に迫る。
    ところで作中に出てくる銀座のとんぶりそうめん、それは創作和食屋というより、ワインバーのシノワのメニューですよね?あれは絶品。死ぬ前に食べたいやつw

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    2024年09月08日
  • 図書館のお夜食

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    ネタバレ

    第一話を読んでる途中で千尋になってしまった。
    「ここで働かせてください!」
    本当にあったら、そう思う読書家は結構多いのではないだろうか。

    ただ、途中で思った。
    私はここに出てきた本を一冊も読んでいない。
    子供の頃は家の本棚にあった赤川次郎ばかり読んでいたし
    大人になってからは忙しいと言い訳をして
    明らかに読書量は減っているし、
    話題作やどんでん返しのミステリーなど
    読むジャンルも偏っている。
    基本的に日本の作家さんのものしか読んでいない。
    本を読むのは好きだけど、
    そういう人間が趣味だとか、あろうことか読書家だなんて
    おこがましいよなと思いながら日々過ごしている。

    本にまつわることではない

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    2024年09月08日
  • 口福のレシピ

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    余韻がじーんと来て、軽く泣けた。
    しずさんのパートと留来子のパートが交互になっていて、一瞬、えっ?いう意外な展開になって面白かった。
    しずさんの生き方が素敵だし、留来子も素敵な女性で、料理も参考になる。

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    2024年09月08日
  • サンドの女 三人屋

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    再読しました。登場人物か皆人恋しい人達で三人屋を拠り所にして様々なドラマが描かれていきます。三人の姉妹が特に仲良しではありませんが、両親が残したお店を再開させる。そこに訪れるお客さん一人ずつのエピソードが綴られて物語は展開していきます。平凡な日々の中での小さな出来事が、意外と深刻だったりして、再読なのに引き込まれるように読み進めるお話でした。

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    2024年09月06日
  • ギリギリ

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    夏フェアで気になったので購入。初原田ひ香様。
    タイトルの意味がわかった時、思わず目を見開いてしまいました。こういう仕掛けがあるの、良いですよね。(^ω^)この物語の主人公は瞳さんなのかなと思いきや、実はけんじさんのような気がしていて、一郎太さんの存在を軸にお話は進んでいきますが、描きたいのはそこではなく、、、。出会いのきっかけは一郎太さんだったとしても、けんじさんなりの人との向き合い方について描きたかったんじゃないかなーと、何となくそんな風に思いました。また原田ひ香様の別の作品も読んでみたいと思いました。(^ω^)

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    2024年09月04日