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脚本家の卵である健児は、同窓会で夫と死別したばかりの瞳と再会し、彼女のマンションに居候する形で再婚。前夫の不倫相手や母親など、大切な人を失った彼らが織りなす奇妙な人間関係の行方は?
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Posted by ブクログ
第1話 一郎太が死んだ。妻の瞳は中学校の同級生である健児と再婚。一郎太の母の静江が、瞳に連絡をしてくるが、瞳は静江との付き合いを嫌がるので、健児が見れなくなったテレビの手配をしてあげる。 第2話 瞳は一郎太の愛人だったという女に呼び出されて、一緒に高級フレンチのランチを食べる。一郎太が本当に浮気し...続きを読むていたかどうかは誰にもわからない。瞳は愛人だった女を本当に嫌なヤツだと思う。 第3話 静江は日本語を習いたい外国人とスカイプで先生役をすることになった。健児がいろいろお膳立てをする。静江は健児と会話しながらも、一郎太のことばかり考えている。 第4話 健児のドラマのシナリオを読んだ瞳は、再婚は悪いことなのか考えはじめてしまう。健児の考えがどれくらい反映されてシナリオが書かれているのか、確認したいが訊くことができない。シナリオの完成のため健児が忙しくて二人の時間がとれないまますれ違っていく。 第5話 とうとう瞳は家を出た。健児と別れるしかないと決意を固める瞳。健児は行く場所がない。どうしたらいいのだろう。
一朗太が亡くなったことからはじまるそれぞれの関係性が面白かった。健ちゃんと瞳さんが別れてしまったのが悲しかったけど、こういう例もある、読者の期待通りにいかないとこがいいなって思った。特に人間関係は価値観が人それぞれだし結婚死別再婚は一般的にたくさんのひとが経験するわけじゃないから意見も違うと思う。静...続きを読む江さんと健ちゃんが人間として気が合ったことがわかってなかなかみんながみんな相性がいいわけじゃないからふたりがどんな形であれ出会えてよかったと思う。
最後まで読んでやっとタイトルの意味がわかった。瞳さんと健児さんが別れる結末には驚いたし、寂しくもなった。それでも「ギリギリ」の関係は友達として続いていくと知りホットした。
夫・一郎太が過労で急死して未亡人となった瞳。 瞳の同級生で、脚本家の卵である健児。 一郎太の母・静江。 章ごとに各人の視点で描写される。 読み始めは3人の関係性にとても違和感があったけど、段々3人の心情が理解できて、その気持ちに寄り添えるようになっていく感じが不思議だった。 結末は哀しくもあり、前...続きを読む向きでもある。 最後のシーン、別れ際に静江が言う「マイ・フレンド」。 とても素敵だった。
原田ひ香作品4冊目。 穏やかで、でもヒリヒリしたりモヤモヤしたりする日常を描いている。本作は登場人物のキャラがとても良くて私はかなりツボ。 藤色のカーディガンがお気に入りの静江、頼まれごとを断らない健児、ストッキングやスーツを脱ぎ散らす瞳。主要人物ではないが一朗太氏に冴子、ヘンリーなどなど。 読み進...続きを読むめるほどにそれぞれのキャラが立ち上がってきて、ストーリーだけでなく彼らに夢中になっている自分がいた。前半から読む手が止まらなかった。 一見嫌みのある人物であっても、関わっていくと本音がぽろぽろと出てきて、知っていくごとに愛おしくなっていく。 表面的な部分だけでなく、大切な人の奥底にある弱さを知るには、受けとる側の深い優しさと度量がいるよなぁと、静江・健児・瞳を見ていて思った。彼ら3人にはそれがあったから。 タイトルの「ギリギリ」の意味も最後に分かって納得。心が温かくなった一冊。
不思議な関係の親子を中心に進む物語。ふんわりした言葉遣いというかストーリーで、タイトルの「ギリギリ」との違和感が読み始めは拭えませんでした。が!読み進めるうちに、登場人物全員が抱える「ギリギリ」の心情を、自分も周囲をも上手く騙しながら毎日を過ごしていくリアリティさを感じられる、作家の表現力に脱帽。
精神的にぎりぎりなのかとおもっていたけれど、ちがうのね。 瞳ちゃんは真面目なのだろうか。 嫌がる、ということはあの一言が尾を引いていて、それでいてそれが大きくなって帰ってくることがわかっているからなのだろうか。 何事にも理由はあると思うし、誰でも引っかかるひとことはあると思う(が、人は忘れることがで...続きを読むきる生き物。あまりに嫌なことであれば、(コンピュータじゃないんだから)だんだん忘れてもいいのでは?それが人生かもしれないです)。もっと楽に、そして人生楽しんでもいいのにな、と思いました。 折角彼が成功しているんだもの。なかなか体験できない世界が待っていたかもしれないのにな~ うーん。。。 +++ パソコンのHDDが壊れたこと、そして容量が不足してきた、ということもあって今は家のサーバーを整理中です。 なかなか楽しいです。 今まではKodiを使おう、と思っていろいろ調べていましたが 録画ファイルはH264が多くて環境によっては再生できないという問題があって、なかなか本格的に運用できていませんでした。 今月みつけたEmbyは、無料で配信までできて、メタデータも(ある程度自動で)持ってくるので、ちょっと手はかかるけれどなかなか素晴らしい環境ができるかも。おうちでTverみたいな環境ができつつあります。 と、ドラマや映画を録りためていたこともあったので、健児くんのお仕事、ななかなやるなア、と思って読んでいました。 こうやって楽しんでる人もいるんですよ~(あんまり見る時間ないし、整理して満足なのです)
原田先生の作品はこれで5冊目。 原田先生のお話はラストでトントン拍子に上手くいく事が多くて、ちょっとあり得ないなと思っていたので、こういうビターな話がすごく新鮮で面白かった(生意気言ってすみません)。 嫁からしたら前夫の母親(前姑)と現夫が仲良くしてたら嫌でしょう。その上、仕事は激務だし意地悪な部...続きを読む下(元先輩)だけでなく前夫の不倫相手まで出てきたら頭おかしくなるって。冴子、お前マジで何なん? 確かに、パートナーと死別して独身を貫く人は美談にされて早々に再婚した人は軽んじられる傾向があるな。当の本人達の問題なのに、周りが無責任にあれこれ言う所が良くないよな。 瞳の回想で少女時代の話が出てきたけど、私も子供の頃似たような事あった様な気がするので、原田先生は絶妙な例え話を持ってくるなと感心した。 一朗太の人格を作ったと言っても過言ではない、嫁から見たらいけ好かない姑である静江さんが、だんだん魅力的な女性になっててすごいと思った。 ラストのタイトルの「ギリギリ」の意味が分かって流石!ってなった。
夏フェアで気になったので購入。初原田ひ香様。 タイトルの意味がわかった時、思わず目を見開いてしまいました。こういう仕掛けがあるの、良いですよね。(^ω^)この物語の主人公は瞳さんなのかなと思いきや、実はけんじさんのような気がしていて、一郎太さんの存在を軸にお話は進んでいきますが、描きたいのはそこでは...続きを読むなく、、、。出会いのきっかけは一郎太さんだったとしても、けんじさんなりの人との向き合い方について描きたかったんじゃないかなーと、何となくそんな風に思いました。また原田ひ香様の別の作品も読んでみたいと思いました。(^ω^)
お金の面白ドタバタ劇のイメージの作者だが、繊細な心情描写でちょっと沁みる話しだった。タイトルのギリギリは想像の「ギリギリ」ではないところが面白い
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ギリギリ(角川文庫)
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