喫茶おじさん

喫茶おじさん

781円 (税込)

3pt

それでも、コーヒーは今日もうまい。

松尾純一郎、57歳。
大手ゼネコンを早期退職して、現在無職。妻子はあるが、大学二年生の娘・亜里砂が暮らすアパートへ妻の亜希子が移り住んで約半年、現在は別居中だ。
再就職のあてはないし、これといった趣味もない日々の中、ふらりと喫茶店に入る。コーヒーとタマゴサンドを味わい、せっかくだからもう一軒と歩きながら思いついた。
趣味は「喫茶店、それも純喫茶巡り」にしよう。
東銀座、新橋、学芸大学、アメ横、渋谷、池袋、京都──
「おいしいなあ」
「この味、この味」
コーヒーとその店の看板の味を楽しみながら各地を巡る純一郎には、苦い過去がある。妻の反対を押し切り、退職金を注ぎ込んで始めた喫茶店を半年で潰したのだ。
たくさんの問題を抱えながら、男は今日も喫茶店へ向かう。閉ざされた夢の扉は再び開かれるのか? 滋味深いグルメ×老後×働き方小説。
解説は、編集者の岡本仁氏。

※この作品は過去に単行本として配信されていた『喫茶おじさん』 の文庫版となります。

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喫茶おじさん のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    とても面白かった。
    一つの章が月毎に分けられ1年を通して物語がすすむ。人間ドラマの部分は切なくて、その後の喫茶めぐりはホッとする内容。
    物語の主人公は57歳、還暦近いおじさん。自分も40歳になり、おじさんが主役の物語を好んで読むようになった気がする。

    0
    2026年03月05日

    Posted by ブクログ

    電書でも持っているが紙でも欲しくて購入。
    主人公のおじさんが、(男女の違いはあるけど)自分かと思った。
    なにかにつけ「あなたは何もわかっていない」と言われ、傍からみればしあわせな人生にみえるけど、いろいろあって。
    誰でもそうかもしれないけれど。
    美味しいコーヒーとケーキ、サンドイッチなどなど。

    0
    2026年02月23日

    Posted by ブクログ

    「諦念」刺さる歳になったのかな。「何もわかっていない。」というキーワードも刺さる。「未熟を決意する」岡本太郎の言葉を思い起こした猫の日の朝

    0
    2026年02月22日

    Posted by ブクログ

    喫茶店をよく巡るので、あー、あそこの店かとわかることが多く、実在のお店をモデルにしているのが面白かった。食べ物の描写を読むだけで、美味しそう、食べたいなと思う。
    モデルになった喫茶店、まだ行ったことがないお店に行きたいな

    0
    2026年03月09日

    Posted by ブクログ

    2026年6冊目

    軽やかな文章と喫茶店のバランスが良かった
    1年間を通して人生の大きな分岐点をいろんな人に支えられて立っている主人公
    ひと月の間に起こる重たい出来事と喫茶店のほっと一息つく描写が同じ章に必ずあることで緩急あって良かったと思う

    0
    2026年03月07日

    Posted by ブクログ

    年を取っても、人生どんなことがあっても、なんとかやっていける、って背中を押してもらえる一冊。
    主人公の旺盛な食欲に驚きますが、食べ物の描写がとてもおいしそうで、喫茶店巡りしたくなります。
    いろんなことで人生の迷子になってしまっている中高年の方に特にオススメだと思います。

    0
    2026年03月06日

    Posted by ブクログ

     うだつの上がらないおじさんが、感情の揺れる出来事があると喫茶店に行ってホッと一息つく話。
     全体的に哀愁が漂う話だが、喫茶店に出てくるコーヒーや軽食がとてもおいしそうで、字から匂いや味も漂ってくるよう。
     絶望ばかりではなく最後は希望もあり、コーヒーを飲みたくなる小説だった。

    0
    2026年03月03日

    Posted by ブクログ

    元ゼネコン勤務。早期退職で得た多めの退職金で喫茶店を開業してつぶした経験あり。現在無職求職、妻子と別居中。喫茶店巡りを趣味にしようと思い、巡る喫茶店。
    「何も分かってない」色々な人に言われる言葉。
    バブル経験世代に結構いるんじゃないかな、こういう人。

    0
    2026年03月08日

    Posted by ブクログ

    なんかこのおじさん(純一郎)、イライラする…
    と思いながら惹かれて読み進めるうちに、
    気がついたら、純一郎かわいくない?かわいいわ…
    となって、
    ちょっと応援しちゃったりして。
    そんなところが、純一郎の恵まれているところなんだろうなぁ。

    0
    2026年02月22日

    Posted by ブクログ

    「あなたって、ほんとうにわかってないのね。」
    そんなフレーズが少しずつ心に刺さり、やがて少しホッとするような読後感になる。結構なおじさんがそんな経験したことがあるのではないかというような、おじさん人生のひとつを体験できるような作品。

    0
    2026年02月18日

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