#台所のあるところ

#台所のあるところ

小説・文芸
1,900円 (税込)

9pt

6つの台所をめぐる「わたし」の物語。

『三千円の使いかた』の著者が贈る、
ちょっぴりほろ苦く、じんわり心に沁みこむ「暮らし」をめぐる物語。

◇◇◇
2人の子供が巣立ち、定年を迎えた夫は長年望んでいた仕事のため海外へ。広い家にひとり残された主婦は、15年前、越してきた日に購入を諦めたステンレス製の両開き大型冷蔵庫を迎え入れるべく、家電量販店を目指す。今度こそ、自分が本当に欲しい冷蔵庫を手に入れるため……。(ままならないキッチン、ままならない人生)

昔から「内藤」と「鈴木」姓の人間しか住まず、たがいに反目し合い、口すら利かない風習の島に嫁いだ女性を待ち受けていた運命は?(冷凍庫冷蔵庫合わせて五台)

食べ盛りで生意気な4人の子供を育てるシングルマザーの台所には、常に油をなみなみ張った中華鍋が鎮座している。(毎日、揚げ物)

……世代も境遇もバラバラの5人の女性たちの前には、30分の深夜ドラマ「台所のあるところ」があった。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    #台所のあるところ
  • タイトルID
    :
    2272854
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年05月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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#台所のあるところ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    テレビドラマを軸に、幾つもの物語が同時進行していて、とても面白かった。
    様々な女性たちの様々な台所。
    私が1番感情移入できたのは、『毎日、揚げもの』の主人公、花絵だった。
    反抗期の娘に対する複雑な思いが、まるで自分を見るようだったから。
    私自身は台所に立つのは好きだが、日々の食卓を整える面倒臭さ、煩わしさも感じている。
    それでも毎日台所に立つ。
    家の、家族の中心は台所だと、この小説を読んで再認識した。

    0
    2026年08月22日

    Posted by ブクログ

    読みやすい。感情移入もできる。でもちょっとイラッとする。その結果を招いているのはあなたの不作為のせいでは。
    朝刊の配達で15万稼ぐってかなりの部数を配ってるの。私のとこらへんでは月7〜8万のイメージなんだが。フィクションだから許されるのか。一気にしらけた。
    揚げ物がカンタンレシピのように描かれていたが、油の処理のくだりが登場しない。揚げ物で1番厄介なのが油の処理だというのに。毎回、油替えてるのなら揚がったモノを買った方が安いのでは。ずっと油替えてないのなら、考えるだに恐ろしい。帰宅時にはすでに鍋に油が入ってる様子で、油は重合してないか。

    最後に辻褄合わせのように新しい家が見つかったり、1人で過ごす台所のリフォームに300万使ったり。別世界だ。やっぱりフィクションだな。

    0
    2026年10月10日

    Posted by ブクログ

    台所繋がりで、いろんな人間模様が描かれる。

    途中、これってホラー?ミステリー??
    と思う瞬間があったり、心をくすぐられながら、
    原田さんの読みやすい文章に引き込まれて行った。

    シンママで4人子育てしてるお母さんが、子供4人に日頃の想いをぶちまけるシーンは、本当に爽快だった!

    0
    2026年09月19日

    Posted by ブクログ

    面白くて一気にスラスラ読めた!様々な女性主人公の短編が続くが、皆同じドラマを見てて、そのドラマが小説内で進行していくっていうのが新しい。タイトルにある通り、ハッシュタグをXで検索しながらドラマを見るって現代っぽいなぁと思った。原田ひ香さんは初めて読んだけど、他の小説も読んでみたくなった。

    0
    2026年09月18日

    Posted by ブクログ

    TVドラマ「#台所のあるところ」を中心に、台所にまつわる話が展開される。「冷蔵庫」が結構キーになってる気もするが。特に内藤と鈴木姓の島の話が興味深いというか怖かった。その怖い島の寿子が最後の最後に報われたのは救いに思った。結構暗いトーンの話が多かったように思い、いつもの原田ひ香らしくないと思ったが、最後に全部回収され、夫々良い結末を迎えられた。そのため最後の方は話があっちこっちに飛んで分かりにくい事もあったが、終わりよければすべて良しという事で納得した。

    0
    2026年09月18日

    Posted by ブクログ

    年齢も境遇もちがう女性たちが「台所のあるところ」という深夜ドラマを見ながらSNSに感想を書くことでゆるく繋がる連作短編集。

    各話の主人公たちは家族がいたりいなかったり、いっしょに住んでいたりいなかったりと生活の形態はバラバラだが、皆様々な苦労や悩みを抱えて生きている。それでも、ドラマを見ている瞬間だけは、日常の鬱屈が慰められる時間だ。同じドラマを見てハッシュタグを付けて感想を言い合っていると、同じ場所に集まってワイワイ言いながらいっしょにテレビを見ているような感覚になるのだ。
    現代ならではのコミュティの形というか、ハッシュタグで繋がった「台所のあるところ」ファンたちの交流によって、少しだけ気持ちがラクになったり前向きになれたりするところが良かった。

    各話に繋がりはないのだが、「台所のあるところ」は1話ずつ話が進んでいくので、物語の登場人物と同じく読んでいる自分もドラマの先が気になっていく。
    なんとなく、「かもめ食堂」みたいな雰囲気のドラマなのかなぁと想像しながら読んだ。
    ドラマに出てくるお料理がとても美味しそう。しらすトーストを作ってみたい。

    0
    2026年09月02日

    Posted by ブクログ

    原田ひ香さんの作品は最後パズルのピースがカチッとはまるような謎解き要素があって面白い。

    タイトルに#がついてるのも理由があるのだ。

    タイパとコスパを追いかける男はつまらない。タイパとコスパだけを追いかけるような人生にはしたくないな。

    0
    2026年08月26日

    Posted by ブクログ

    表題のドラマを共通項として描かれる女性の暮らし連作。

     こういった構成の作品、原田ひ香さん多いですよね。安定感というか、読みやすいし構成が読める分話の方に注力できてよかったです。

     相変わらず、女性の生活感を絶妙な良さで出すなあと思いました。それ以上リアルに近づけると生活感が出すぎてきつくなるぞ、という寸前でまとめてるような。花絵の話でもキツさは感じつつ読むのが嫌にはなりませんでした。

     いい意味でタイトル詐欺というか、原田ひ香で「台所」なんてでてきたら美味しいもののでてくる話のように思いきや、女性の焦りや葛藤や諦観その他の感情を、リアルな生活感の中に浮かび上がらせてる感じで、それをひたすら味わうように読みました。それでちゃんと面白いのだから不思議なことだなあと思います。

     あと女性作家の小説って、なんだかんだ女性にやたら都合のいい展開というか、そんなうまくいくわけないでしょうという話が結構あるのですが、原田ひ香のものって私にとってはそういう感じがあまりないんですよね。来月の家賃を心配したり、スーパーのお買い得をささやかに喜ぶような、地に足ついた女性がそこそこの幸せを得る、という着地が自然と共感しやすくていいよなと思います。

    0
    2026年08月25日

    Posted by ブクログ

    3人の主人公のまわりにヤナ感じの人が必ず居て、それぞれの章が中途半端に終わるので、なんだかなぁーと思いながら読み進めたら最終章の良さが際立ってすごくスッキリした読後感でした。

    0
    2026年08月21日

    Posted by ブクログ

    ほっこりしたり、ゾッとしたり、感情が忙しくなった。
    登場人物それぞれ事情が違えど、ひとつの固定観念に囚われてしまい、テレビドラマを通して最終的には自由になっていくのが爽快だった。

    家や台所は生活に欠かせないからこそ、その人の生き様や大切にしたいものが如実に表れる。
    無意識に自分が何かに囚われていないか、自分自身を振り返っていきたい。
    そして自分に合った快適な空間づくりを意識していきたいと思った。

    0
    2026年08月19日

#台所のあるところ の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春e-book
  • タイトル
    :
    #台所のあるところ
  • タイトルID
    :
    2272854
  • ページ数
    :
    304ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年05月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    1MB

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