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喜びも哀しみも、いつもラジオが傍にいてくれた。夢破れ、逃げる旅路の果てで聴いた【オードリーのオールナイトニッポン】。ケアハウスで暮らすラジオ歴35年の老女は、今夜も【深夜の馬鹿力】に胸をときめかす――など、実在する人気ラジオ番組に耳を傾ける人々の姿を描く珠玉の連作5篇。
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Posted by ブクログ
1冊を1日で読めるくらいサクサクと読みやすい文章。 短編集なので一話一話区切りがあるのも読みやすい。全話共通なのが、ラジオ。私もラジオ聴きたくなる^^
「ラジオ、ブンガク、ロック」 タイトルに自分の好きな物を並べてみた。 この三つには共通項があるように感じられる。 自分の好きな物が大衆的に受け入れられるのを望む一方で、特殊な自分の嗜好を誇ってしまうやや拗くれた自意識がある気がする。 「分かられたいけど、分かって欲しくない」みたいな。 そんな面倒...続きを読むくさい自分であるから、世間に強い不満を持っていてもそれを表明することができない。 だから、「昔の相方」にテレビでディスりにも似たいじりをされて落ち込んでしまったりとか。自らが主犯でいじめをしているのに「みんながしているいじめを止められなくって」とラジオ番組で相談してしまうような生徒に対して涙目でやっと糾弾するのは実によく分かった。 伊集院光はそういう気質のことを「被害妄想の誇大妄想」と云っていたっけ。 かつて道を踏み外した伊集院がビートたけしのANNに救われたように、今の自分も「深夜の馬鹿力」に深く癒やされていたりする。 うまく行かない人生だが、愛すべき面倒な人間たちに幸多かれと思う。
タイトルの面白さに惹かれてこの作家さんのは幾つか買ってみた。 ただ初めて読んだ「まずはこれ食べて」はイマイチだったのでこれも過度な期待を持たずに読んだが、良い意味で裏切られた。 切ない話が多めだけどラジオが良い小道具になっていてバランスが良い。 強いて言うなら、始めの2話に同じ人物が登場して、連作か...続きを読む?、と思いきや3話からは全く違った事くらい。
実在するラジオ番組のいくつかは聴いた事ある。オードリーのオールナイトニッポンに深夜の馬鹿力は馴染み深く、このエピソード知ってるかもしれん!とニンマリする。 6話の短編集で構成された、ちょっといい話な雰囲気の物語も、読み進めると色々な顔を覗かせ、ハッとして、グッときたり、そして学びになったり。と、ど...続きを読むの話も読み応えがあって大満足。 特に、火花のような『昔の相方』と売れない作家の意地が胸熱な『音にならないラジオ』は必見。 泣きます!! それにしても花ゲリラってマジなのか?
実在する人気ラジオ番組に耳を傾ける人々の姿を描いた短編集。 一時期ラジオを聴くのが楽しみだったのですが、今は日曜天国の切り取り放送を聞く程度です。 本を読みながら、ラジオを聞きたくなりました。実在の放送のシーンが入っていたりするので、そのラジオ番組の好きな人は嬉しいかも。と思いながら読みました。気分...続きを読む転換に丁度良い短編集でした。 ★好きな話★ 第一話 3匹の子豚 第二話 アブラヤシのブランテーションで 第四話 昔の相方
読み進めれば進める程、良いストーリーに出会えた感覚。挿絵が大好きなイラストレーターの石山さやかさん。 第4話 昔の相方 が特に好きだなぁ。夫婦の役割や、この人は私の味方なんだなって思えるような会話の描写が素晴らしかった。 第5話も、自分が学生だったときの友達間の複雑な心境を思い出しちゃったなぁ。 ...続きを読む ラジオは、人を救う。
ラジオというアナログでレトロな世界と現実が、驚くほど自然に絡み合い、ときにうるっと、ときにはハッとさせられるお話。好きなラジオ番組がある私としても、推したい一冊。
ラジオにまつわる連作短編集 以下、公式のあらすじ ---------------------- 喜びも哀しみも、いつもラジオが傍にいてくれた。 夢破れ、逃げる旅路の果てで聴いた【オードリーのオールナイトニッポン】。 ケアハウスで暮らすラジオ歴35年の老女は、今夜も【深夜の馬鹿力】に胸をときめかす...続きを読む―― など、実在する人気ラジオ番組に耳を傾ける人々の姿を描く珠玉の連作5篇。 ---------------------- 収録は6篇 ・三匹の子豚たち ・アブラヤシのプランテーションで ・リトルプリンセス2号 ・昔の相方 ・We Are シンセキ! ・音にならないラジオ ・三匹の子豚たち 息子が三人いるが、誰とも同居せずにケアハウスに入った女性 昔から伊集院光のラジオを聞いていたが、その理由は…… 息子たちは三者三様なのだけれど 母親目線の評価と実態のズレ 特に三男は他の話にも関係してくるわけで、物語に厚みが出ますよねー しかしまぁ、私自身を顧みれば、今となっては全く孝行息子ではないからなぁ ・アブラヤシのプランテーションで フラフラしていた青年が、先輩の紹介でシンガポールでラーメン屋を開店する事になる しかし、冒頭はそこから逃げるような様子 そのバスの中で手にしたiPodには友人が入れてくれたオードリーのラジオ番組 ・リトルプリンセス2号 ラジオドラマの新人賞のシナリオを書いている主婦 彼女は不妊治療と母親との関係に悩んだ事がある ストーリーはともかく 「花ゲリラ」という行為にちょっと複雑なものを感じる 空きスペースに勝手に植える行為ですか…… ま、車に乗って旅しながら花の種をばら撒くという迷惑な歌手よりはまぁ被害は少ないけど 自然環境の植生に影響を与えないといいけどね 個人的には、苗が余ったならコンポストにするなり、土にすき込むなりすればいいのではと思ってしまう ・昔の相方 今はサラリーマンである夫は、売れっ子となった芸人の相方に誘われた過去を持つ その昔、売れない時期に何かと援助した事もあって、芸人を応援する夫 しかし、芸人がテレビ番組で語った話では夫を侮辱するような内容で…… 「馬には乗ってみよ、人には添うてみよ」という言葉は最近リアルに耳にした事があって偶然性を感じる ・We Are シンセキ! 学校でのいじめを目にして悩む女子中学生 ラジオの子供相談室から聞こえてきたのは、いじめを主導していると思われる子の声で、部活でいじめがあって悩んでいるという相談 いじめている本人が、逆の相談をしているという違和感 ・音にならないラジオ ラジオドラマシナリオの新人賞を受賞した男 しかし、その後はプロットの段階でディレクターの女性からボツを喰らい続ける そこで、他のラジオ局に応募しようと思い立つが…… これは胸糞案件に思える 女性ディレクターは出来上がったシナリオの評価する能力はあっても、プロットからそれを掬い上げる能力はない 立場的には会社に所属している方が強いわけで リライトのやり取りはパワハラっぽく感じてしまった こんな場面でこそ「それってアナタの感想ですよね」という言葉がふさわしいのかもね 総じて、連作短編というには繋がりのない話もあるなぁ もしかして、私が気づいてないだけで繋がりがあったりする? ちなみに、私も中学生~大学生のあたりまで、ちょくちょくラジオは聞いてた 夜ふかしはしない方だったので、オールナイトニッポンはたまにしか聞かなかったけど 浪人生のときはテレビのない生活だったので、その代わりに見えラジを買ったり 大学生のときも、研究室でよくラジオを聞いてた ラジオって、特に深夜の番組は孤独に寄り添ってくれる存在のように感じるときがある aikoの曲にも「ラジオ」という歌があって、正にあんな感じかなと思う
家族が読み終わったということで、読んでみました。 原田ひ香さん、初めましてでしたが、タイトルからラジオ好きな私ならとっつきやすいかなと、読み始めました。 短編集でした。普段自分が買わない作家さんだからでしょうか。個人的に切り口が斬新に思えて、話の展開、着地がどこになるのか予想できないものばかりで...続きを読むとても楽しめました。もちもんラジオの内容が入ってくるのですが、例えばオードリーのオールナイトニッポンを聞いている方なら、お馴染みの文句が出てきたりして、一粒で二度美味しい、奥行きのある構造になっていまして、そこも楽しかったです。 原田ひ香さん、他の作品も気になります。
書店でたびたびお名前を見かけて気になっていた著者のおひとりです。 チャプターズ書店のYouTubeで購入している姿を見て気になっていた一冊です。 ------------------------- 仕事、家事、勉強…… 頑張るあなたの 心に沁みる 声と言葉の物語 「三千円の使いかた」の著者が贈る...続きを読む 老若男女の生きる喜びと切なさを描いた短編集 ------------------------- 表紙の絵から、 深夜にラジオを聞きながら物思いにふける… なんて想像していたら、全然違いました!笑 施設に入った高齢女性、 海外で店舗運営、経営に失敗した男、 不妊治療を経験した女性、 芸人として活躍している友人を持つ係長、 イジメやヒエラルキーに違和感をもつ女子中学生、 鳴かず飛ばずのラジオドラマの脚本化 それぞれが行き詰ったり葛藤するときに、 そばにいたラジオ番組。 映像が無くて、音声だけだからこそ、 耳から入る情報に集中できるというか。 響く場所や印象に残る場所が違うのは、 読書と一緒だな、と。 個人的に好きだったのは「昔の相方」でした。 夫婦の関係、相手を想う気持ちに、 月並みですがじーんときました。 日常って圧倒的に多くて長いものだから。 自分に寄り添ってくれたり、伴走してくれるものが、 思いもよらない気づきや癒しをくれたりする。 私にとってはそれが読書ですが、 本書のラジオもそういう位置づけなのかな、と。 短編集で、この先どうなるんだろうという場面で終わるものも多いのですが、たぶん大丈夫な気がするという余韻が残りました。
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