原田ひ香のレビュー一覧

  • 喫茶おじさん

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    ネタバレ

    驚くほどマイペース、楽観的なおじさん。バブル世代は皆こうなのか?と思う。喫茶店を1人楽しむ描写は孤独のグルメそのものだったが、そのバブル世代のおじさんが現代に生きるリアルがあるように感じた。
    仕事との向き合い方、家族との向き合い方、女性の社会進出。分かりやすい正解が無くなった現代で自分の生き方はコレだと言えるのは幸せに感じた。
    お人好しで人間臭い主人公に癒される作品でした。

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    2025年09月30日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食べるとき
    誰と食べるかは、私たちにとって
    とても大切なことではないかなと感じる

    誰とどこで、なにを食べるのか
    1人で食べた時にふわっと思い出す
    大切な記憶。
    それが恋する人ならなおさら。
    様々な作家さんのひとつひとつの物語の中に
    表れる料理と誰かの想い。

    思わずいいなぁと声が漏れてしまう
    一冊でした

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    2025年09月28日
  • 定食屋「雑」

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    ネタバレ

    沙也加の強さとしなやかさ、ぞうさんの不器用さがとても愛おしかった。
    思い通りにならないことがあっても出来ることを一生懸命して、かっこよくなくても道を切りひらく2人にとても励まされた。

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    2025年09月28日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    ぽかぽかした。
    男の魅力という点で、高身長というのは外せないんだな。

    おいしいものは好きなひとと食べたらもっとおいしい、みたいな言説がありふれているせいで、一人でケーキを買って食べるという楽しみをやめてしまったのだ。いつになったら食べられるんだろうな。責任をとってくれ。

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    2025年09月27日
  • 口福のレシピ

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    とても良かった。とともにやるせない気持ちもあり。最後、個人的にはもう少し納得した形で終わって欲しかった。しずえさんの喜びと悲しみにもう少しじっくり向き合いたかったな。

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    2025年09月27日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    お金の使い方で人生変わるなぁ
    としみじみ感じた。

    それぞれの人生から
    お金の使い方を学びながら
    自分の生活も見直せるところがたくさんあるなぁと思った

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    2025年09月27日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    前作が「犯罪日記」だったので悲惨なイメージで読んだが、こちらは団地の管理人だったので安心して読めた。
    分譲であるものの、団地のイメージにある高齢者だらけの廃墟になりつつある状況が描かれている。
    管理員室の名称を相談室に変えて、経験豊富な一橋桐子が奮闘するかと思うと、後ろ向きな言動は前作と同じ。孫のような雪菜と勤務先のクドウ社長、若い団地のメンバーに支えられて解決して行く。取り敢えず良い方に改善しているので、読み味は悪く無い。

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    2025年09月26日
  • 母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

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    母からの小包みをテーマにした
    六つの物語

    相手を想いながら、荷物を詰め
    余った隙間にも何か入れちゃう気遣い

    懐かしいなぁ、の他に
    ちょっと切なくなる気持ちも湧きます

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    2025年09月26日
  • 定食屋「雑」

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    突然離婚を切り出した夫が、「週に二、三回あそこに行って、ご飯を食べ、お酒を飲むのだけが楽しみなんだよ。疲れが取れて、ほっとするんだ」と通っていた定食屋「雑」に、どんな所なんだろう。行けば何かわかるのだろうかと行ってみた沙也加だったが、ひょんな事から、その、夫の行きつけのお店でバイトをすることになる。
    きっかけは夫だったのだが、一話進むうちに、沙也加と夫の話から、沙也加と「雑」、それと常連さんや店主のぞうさんとの物語にだんだんシフトチェンジしていく。

    1人どうしのぞうさんと沙也加が親子のような繋がりになっていくまでの過程がたまらん!

    なんなら、最初に出てきた夫は噛ませ犬で、物語のほーんの脇役

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    2025年09月25日
  • 定食屋「雑」

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    オーディブルで。
    オーディブルで聞くのはいいのだけれど、漢字が浮かばないのよね。
    「ぞうしきさん」も漢字がなかなか浮かばない。

    定食屋「雑」の店主のおばあさんゾウさんと、アルバイトすることになったサヤカ。
    だんだんと2人が通じ合っていくところがいい。

    ただね話はすべてあっさりな印象。
    サヤカの離婚の話は、それでいいのかい!ってくらい何もないし。
    子どもなし、結婚した期間も短ければ、財産分与もないんだろうけれど、それでも慰謝料くらいとれるだろう。税理士さんも活躍するのかなと思ったら何にもないし。
    ゾウさんと雑色さんの話も、すごい過去でもあるのかなぁと思いきや、特に何もなく。
    玉子屋さんなんて

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    2025年09月25日
  • サンドの女 三人屋

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    夜月・まひる・朝日、3姉妹の三人屋続編です。
    前作に続いて、ちょっとダメな男がたくさん出てきてなんやかんやと振り回される3姉妹…
    前作は、トースト・うどん・炊き立てご飯がとても美味しそうでした。今回は玉子サンドがおいしそう。

    男性陣…もう少ししっかりしようよって思いながら読みました。
    三人屋、これでおしまいでしょうか。続きが気になります。3姉妹全員幸せになってほしいです。

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    2025年09月24日
  • 月収

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    複数名の物語があり、この作者の方らしいなと思った。それぞれがひとつの物語になる訳ではないが、ふと繋がるところが良かった。
    お金を通した、人生の生き方について考えたくなる一冊でした。

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    2025年09月24日
  • 古本食堂

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    ネタバレ

    読んでいる途中まで、題名から古本屋さんで食堂をやる話だと思ったら…
    最後の方でゆくゆくはそうなるかもって案が出ていたし、調べたら続編も出ているようなので読んでみたいと思います。
    登場人物の色々な関係性がどうなって行くのか楽しみ。

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    2025年09月24日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    お金のリアルがオムニバス形式で描かれていた。
    三千円の使い方と違ってお金に失敗しながらどうにか地に足をつけていこうと邁進する、普通の人々が今回は主人公だった。
    リアルすぎて少し辛くなる部分もあった。
    運や状況次第でお金持ちにも貧乏にもなるし、そこは偶然としか説明がつかないことが多いが、どうなっても立ち上がることはできるんだと思えた

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    2025年09月23日
  • 古本食堂

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    神保町の美味しいものの描写が多く、飯テロ系小説。大学院生の主人公をみていると、自分の若い頃をおもいだす。

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    2025年09月23日
  • 古本食堂 新装開店

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    前作に比べると、優しいだけでなく人と人が真剣に深く関わることでのすれ違いや痛みも描かれていて、一段と深みが増した印象を受けました。

    珊瑚さん、美希喜さん、2人の主人公の女性が年齢(50代と20代?)の違いはあれど、それぞれの人生課題を前に悩みつつ選択してゆくお話にも読めました。続きが気になります。

    追記 付録の本書に出てきた神保町のお店の地図をコピー。時間のある時に行きたいですね♪

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    2025年09月21日
  • 古本食堂

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    一度読んだのに内容がぼんやりとしか思い出せずに再読。美味しさと優しさが詰まっていると再確認できました。

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    2025年09月21日
  • 老人ホテル

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    読んだらお金を貯めたくなった、というか20代、いやできるだけ若い時にお金の勉強をきちんとすべきだった、と反省。なんとなく使ってなんとなく生活していたら、現状、お金に余裕がない。これからお金と時間を大切に生きていこう。

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    2025年09月21日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    2020年に刊行された『一橋桐子(76)の犯罪日記』の続編。

    「老朽」「病気」「借金」「結婚」「孤独死」「暴力」六章で構成された長編小説。

    前作では天涯孤独な桐子が刑務所で暮すメリットに気付き、少しでも長く刑務所にいられる犯罪を模索するというネガティブな内容だったが今回の桐子さんはとても前向き。

    ハワイから帰国した雪菜と共に老朽化した猿山団地の管理人として働き始める。

    誰かの為に心を尽くす事で桐子自身も幸福になれているようで、読み手までもがハッピーに気持ちになる。

    なんといっても桐子さんの人間力の高さが一番の魅力。

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    2025年09月19日
  • 古本食堂 新装開店

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    ネタバレ

    古本食堂の続編。素人ながらも周囲の力も借りつつ古書店をやりくりする珊瑚と美希見。古本と美味しい食べ物の魅力を背景に主人公たちの恋愛を含めた人間模様を描く。

    珊瑚さんのエキセントリックな行動、その気持ち理解はしたいが、それでも自分がやり始めたことをそんな形で投げ出していいんだろうか?何も東京に居続けろと言ってるんじゃなく、いったん東山さんのところに行ったとしても、1週間ほどで帰ってきて、きちんと長期に戻る段取りをして…とか、なんでも方法はあるだろうに。

    恋愛の衝動で周囲を不幸にする物語は世の中にたくさんあるんだが、なんだかすっきり割り切れない。この店で働くといった見希喜ちゃんの言葉尻を人質に

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    2025年09月19日