母親ウエスタン

母親ウエスタン

660円 (税込)

3pt

いつも行く食堂で出会った女の名は、広美といった。気づけば死んだ妻に代わり、子供たちの面倒を見てくれるようになっていた広美。しかしまたある日突然、彼女は家族の前から消えてしまう。身体一つで、別の町へと去って行ったのだ――。家族から次の家族へ、全国をさすらう女。彼女は一体誰で、何が目的なのか? 痛快で爽快な、誰も読んだことのない女一代記。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

母親ウエスタン のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    いろいろな家庭で母親をやりながら転々と暮らす広美。どの家庭でも慕われてびっくりな話です。親子ってなんだろう?と考えさせられました。終わり方がよかったです。

    0
    2025年02月04日

    Posted by ブクログ

    「おそれいりましてございます」

    近所の定食屋に新しく入った店員は広美といった。

    長距離トラックドライバーで、妻をがんでなくしたばかりの健介はまだ30代。

    小さい3人の子どもたちと暮らしている。

    こんなハンバーグを、子どもたちに食べさせてやりたい。

    健介の何気ない一言をきっかけに、広美は子ど

    0
    2019年11月16日

    Posted by ブクログ

    他人がどう思うかはさておき、広美とターゲットの家族にとってはお互いを必要とし合う関係だったのだろう。あっという間に子どもを手懐け、父親達の心の隙間に入り込む広美を怖く感じたが、それでも家族は良い方向に進むという不思議な話だった。

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれなくて、なかなか手をつけられずにいたけれども、読み始めたら止められなくなった。これまでに出会ったことがない切り口の、母親の物語。

    0
    2024年07月30日

    Posted by ブクログ

    読み始めると、気になってどんどん、読んでしまう。
    借りた本なので⭐️4、
    買ってたら⭐️3のような気もする。

    0
    2024年06月10日

    Posted by ブクログ

    母親を失った機能不全家庭にどこからともなく潜り込んで最高の母親役をしてはまたどこかへと去る女の物語。

    母の務めを果たしては立ち去ることで心を救ったかと思えばかえって残酷な仕打ちをしていたり、恨まれているようで感謝されていたり。「母親」という役割は本当に奥深い。自らも母親になり親と子どちらの立場もわ

    0
    2024年04月10日

    Posted by ブクログ

    3最初2つの物語が区切られながら進んで行くので時系列とか話の理解に戸惑ったけど途中で糸が繋がるようになってきてそこから引き込まれて面白かった。
    広美は捨て猫のように何かしら問題を抱えている母親がおらず父と子供たちで暮らす家にすっと入り込んではしばらくするといなくなる。
    広美は何を考えているのか何を求

    0
    2024年02月24日

    Posted by ブクログ

    慣れきった日常をキラキラした時間に変えるのは、外からの視点が必要。母親不在で壊れかけている家族に、野良猫みたいに、そっと入って来て、何とか持ち直した頃に、またそっと出てゆく。母親不在の荒れた家族に、ふらりとやって来て、またふらりと去っていく話。

    0
    2023年08月21日

    Posted by ブクログ

    ウェスタンといえば「シェーン」
    子供のいる家に母はやってきて、ふらりと去っていく。かっこいい〜
    木皿花さんの解説も、また絶妙。

    0
    2023年04月19日

    Posted by ブクログ

    題名からどんな話か全く想像がつかず、なんとなくパワフルで物悲しいイメージがあった。
    読んでみるとと、これまで読んできた話とは違う感じでかなり新鮮だった。

    なんらかの事情で母のいない子どもを世話して各地をまわるというお話。
    現代と過去の二つの視点が交錯する。

    母親をテーマにした作品は数あれど、ほん

    0
    2023年01月28日

母親ウエスタン の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

光文社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

原田ひ香 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す