原田ひ香のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
表題のドラマを共通項として描かれる女性の暮らし連作。
こういった構成の作品、原田ひ香さん多いですよね。安定感というか、読みやすいし構成が読める分話の方に注力できてよかったです。
相変わらず、女性の生活感を絶妙な良さで出すなあと思いました。それ以上リアルに近づけると生活感が出すぎてきつくなるぞ、という寸前でまとめてるような。花絵の話でもキツさは感じつつ読むのが嫌にはなりませんでした。
いい意味でタイトル詐欺というか、原田ひ香で「台所」なんてでてきたら美味しいもののでてくる話のように思いきや、女性の焦りや葛藤や諦観その他の感情を、リアルな生活感の中に浮かび上がらせてる感じで、それをひた -
Posted by ブクログ
物語内で紹介される本とグルメの話が楽しみな「古本食堂」の第二弾。
珊瑚さんの店に訪れる人達へ紹介する本は雑誌やグラビア、文芸書などジャンルが様々で普段自分が手をつけないジャンルにも興味がそそられる。今回は映像作家志望の女の子に進めていた映画本を読みたくなった。
物語は鷹島古書店を一部カフェに改装して新装開店。カフェと併設なんて、このままでもいいのに…なんだか勿体無いなぁ、変えて欲しくないなぁ、と思って読んでました。ただ巻末の実際にブックカフェを経営している方との対談を読んで、書店経営の苦労と時代とともに古書店も変わっていかないといけないんだなと思いました。
これで終わり?では何とも寂しい -
Posted by ブクログ
神保町をのんびり歩きたくなる一冊。古本の街は少しハードルが高い気がしていたけれど、読後には「まずは気軽に覗いてみようかな」と思える気持ちにさせてくれました。
帯広から上京した珊瑚さんと美希喜のやり取りが穏やかで、本や人との距離がゆっくり近づく感じが心地よい。カレーや中華の描写も魅力的で、神保町の路地を歩く風景が自然と浮かんできます。コーヒーとチョコレートを横に置いて読みたくなる物語でした。
神保町の歴史ある古本屋には古書や古文がたくさんあって、普段は小説ときどき新書の自分には少し縁遠い場所だと思っていたけれど、読んでいたら行ってみたくなりました。これでもかと本棚を眺めた後に気になる本を一冊