原田ひ香のレビュー一覧
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「台所」の文字に惹かれて手に取りました。
とても優しくて温かみの感じられる装画にも心が惹きつけられました。
きっと、多分、心が和まされる物語なのだろうな…と思っていましたが、少し違ったようです。
物語は深夜の30分ドラマ『台所のあるところ』で繋がる6つの作品。そして、それぞれの女性たちと台所の色んな事情が描かれていました。
ままならない現状に悩み、考え、疲れたりしました。
どうしたらここから抜け出せるのか。
このモヤモヤをどうしたらなくすことができるのか。
みんな一生懸命に考えていました。
そして、今の自分に一番相応しいと思えることを選んでいました。
時間はかかっても良いので、そのような選択 -
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目的を持った節約が大事だよって教えてくれる一冊。
様々な人の視点から
・お金の使い方
・人生設計
・周囲の人間との関わり方
などをストーリー形式で学べる。
特に印象に残ったのは、二つある。
一つ目は『家計簿という記録』
少しでも節約するにはまずどのくらい使ってるかを可視化させることで目標と手段が明確になる。
二つ目は『隣の芝生は青く感じるものだということ』
誰かが良い経験をしてるのに、自分はそれはできない立場だから羨ましく思う。しかし気持ちは無駄である。
考えればおこがましい話だし、自分ば自分の歩幅で生きていけばいいと思う。
そういう考えで生きていけば、友人や知り合い、他人がどんな良 -
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何もわかってない と複数人から言われると、そうなんだろうなと感じる。でも、何のことやらさっぱり分からずモヤモヤしたまま時を過ごさねばならない侘見ると心がギュッと締まる気がします。
それでもモヤモヤに遭遇したら大好きな喫茶店へ急行する純一郎さん。大手企業で過ごした年月は少しの不快感でも許したくないのか、思考回路は嗜好品へと流れる。時には喫茶店をハシゴすることも。共感できる人は多いのでは?と思う。自分自身も例外ではない。
退職金を失い、妻と娘も離れる。そんな境遇でも何故か充実感が伝わってくる。退職前の同僚、採用したバイトの学生など誰かが気にかけてくれて好きなことができる日々はわかってないが故 -
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離婚をきっかけに居場所を失った女性・りさ子が、事故物件に一定期間住む“ロンダリング”という仕事を通して、東京の片隅で生き直していく物語。
事故物件という特殊な題材でありながら、印象に残ったのは怖さではなく、東京という街に流れる孤独の濃さだった。人は大勢いるのに、誰かの人生には簡単に踏み込めない。その距離感が、冷たさにも優しさにもなるところが、この作品の深さだと思う。
“ロンダリング”という仕事も、ただ部屋を浄化するだけではなく、人の過去や痛みと適切な距離で向き合う仕事として描かれているように感じた。働くことが生活を立て直し、生活が少しずつ心を立て直していく。その静かな積み重ねがとても良かっ -
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作家のメンツがよかったからもちろん期待してたつもりだけど、アンソロという詰め合わせの性質上すべてのお話が自分に合うわけでもないと思っているので、百パーセント期待していたわけでもない気がする。だけど、これは個人的によかった〜!作家によってアプローチが違うのも面白かったし、なにより全員すごく読みやすかった。すんなり入ってくる感じで、一冊のアンソロとして温度感?みたいなものが揃っていてよかった(語彙力)
わたしは江國香織だいすきマンなので江國香織のお話がいちばん読みたかったしいちばんすきだったけど、井上荒野もよかったなあ。あの短いお話のなかにオチまでつけてくるのってすごい。 -
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Audibleで聴了。
お金の話ではあるけれど、それ以上に、家族との距離感や働くことについて考えさせられた。
三千円って大金ではないけど、何に使うか、何を我慢するかに、その人の価値観が出るんだなと思った。
こんなふうに、悩みながらも何かあれば話せる家族っていいなぁ。
私は家族に自分のことをあまり話さない方なので、そこは少しうらやましかった。
おばあちゃんが70歳を超えても働きたいと思うところも印象的だった。
お金のためだけじゃなく、人の役に立ちたいとか、社会とつながっていたい気持ちもあるんだろうな。働くって何なんだろう、とぼんやり考えた。
次女の結婚相手については、お母さんの -
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大好きな井田千秋さんが描いている表紙に惹かれ、手に取りました。
『台所のあるところ』という深夜のテレビドラマで繋がりのある六人の女性の物語。表紙のイメージから、ほっこりした内容かと思いきや、現代の女性が抱える悩みが描かれていて、少し苦しくなるところもありました。特に『毎日、揚げもの』は、シンママの大変さが描かれており、たとえ自分の子どもでも、気が合わないことがあるということ、だからといって愛していないということとは違うことをリアルに描いているなぁと感じました。『冷凍庫冷蔵庫合わせて五台』は、ややミステリーやホラー要素も感じ、ゾクゾクとした恐さを感じました。原田ひ香さんの作品は初めて読みましたが