原田ひ香のレビュー一覧
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お金がなければ不安だけど、情報の援助を受けられれば貯めることに一生懸命なれ、その過程で工夫やアイデアを実践し細やかな幸せに満足できる。お金を気が済むまで貯めたら、生活には困らないけどそのお金をどうするのか、自らの生き方と向かい合わないといけない。お金が無いは大変、不安だけどそれだけでは無いし、それぞれのステージでそれぞれの悩みはある。お金無しは周りに気を使うけどお金持ちだってお金無しに気を使う。それぞれのステージの人達が相手を思いやり交わす会話、自分の中のもやもやへのケリのつけかたを考える内容が良かった。若さと時間を犠牲にして手に入れたお金、それで何をしたいの?自分はどうしたいの?失った若さ、
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ネタバレ独親育ちの主人公天使(エンジェル)。人生どん底な彼女がキャバクラで出会ったのはお金持ちの老女光子。
光子の暮らすビジネスホテルで清掃のアルバイトを始めた彼女は、ホテル暮らしの個性的な老人たちと出会い、生きるすべを学んでいくのだがー。
生活保護と不正受給、ネグレクト、貧困の連鎖、シングルマザー、非正規労働、高齢者の住まい、お金の使い方、人生の閉じ方。
日本中に溢れているけどみんな直視したくないリアルなテーマをさらりと盛り込みながらも、それでも人と人が交わることは希望に続いていると思える。
いや、思いたくなるのが原田ひ香作品の好きなところ。
展開の早いところもあったけど、一気に読んでしまっ -
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ネタバレ以前、読んで面白かったので再読。
店の選び方、選ぶまでの心理変化、料理を決める心の内、食べた感想、表現が上手で実際のお店に行きたくなる。
頭の中で考えた事をツラツラと書いているところは「孤独のグルメ」風でもある。あちらは料理以外はちょっとしたお飾りであるが、この小説は主人公祥子がなぜ夜中から仕事をしているのか、仕事終わりのランチにどんな意味があるのを語っている。
「見守り屋」をすることになった理由、別れた夫と娘との関係、客との会話から自身の生き方を考える。
「一食の重みはでかい。失敗したくない」と祥子は語っているが、この食に対するスタンスは生き方にも通じるのではないかと思う。食の積み重ねで -
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松尾純一郎57歳、バツイチ、無職。
これといった趣味もなく、月に何回かの喫茶店巡りの日々を送っている。
妻に出ていかれても、大学生の娘に「お父さんって、本当に何もわかってない」と罵倒されても、理由がよくわかっていない。
実は純一郎には、大手ゼネコンを早期退職し、退職金をつぎ込んで始めた喫茶店を半年で潰してしまったという苦い過去があった。
それにしても純一郎さん、お気楽すぎます。
次々と押し寄せる問題を抱えながらも、何をさておいても喫茶店巡り。
これがまさに元気の源となっているようで、読んでる方もほっこりとしてきます。
名前は出ていないけれど、ここに紹介されている昭和レトロな喫茶店に行ってみた -
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品川料理学園の一人娘、留季子。いずれは後継者に、というレールが敷かれていることに反発し、大学卒業後はSEとして会社勤めをしているが、SNSで注文されたことをきっかけに、料理研究家としても知られるようになってきた。その留季子が料理研究家として、さらに大きくなるべく、レシピアプリの開発をしようと奮闘したり、ぎくしゃくしたままの実家の母と祖母、そして品川料理学園の理事長の坂崎との間の出来事など、主に留季子の視点から書かれている。
一方で、その合間に挟まる「しずえ」の物語。時代は戦前、女中奉公をしているしずえは、料理の腕と勘を旦那様に認められて、家庭で西洋料理を作るれるようにするための工夫を試みるよう -
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ネタバレ短編集だけど、それぞれのお話の主人公が別なお話で出てきて、絡み合っていることも楽しい。
正直『三千円の使い方』より、こちらの方が好き。
月収4万円のおこずかいのような稼ぎ方から、パパ活、投資、遺産など様々な稼ぎ方で収入を得る、20代から70代の女性が描かれている。
印象的だったのは、月収20万と30万の違い。普通なら、10万円の違い、1.5倍の違いとなる。しかし、東京都の一人暮らしの基礎生活費が15万円。それを差し引くと、自由になるお金が、5万円と15万円となる。つまり、3倍の差だ、というのだ。
他にも、三千円でも同様だったが、作者のマネリテが垣間見れる描写も楽しめる。
ちょうど、会社か