原田ひ香のレビュー一覧
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ネタバレランチ酒の続編ということで手に取った。
翔子さんだけではなく、新たな見守り屋、恵麻が登場。
翔子さんが角谷さんと大阪に行く。
それがオーラス。
角谷さんとはうまくいってほしかったのめか、とても嬉しい!
恵麻も、元の婚約者と再会し、モヤモヤしながらも、しっかりとケジメをつけることができてよかった。
この本を読んでいると、会社帰り(夜だけど)にお酒が飲みたくなるのが、若干困りものだった(笑)
美味しそうに食べる、飲む2人。
そして、悩みながらも真剣に生きていこうとする2人と見守りや依頼者たち。
自分も真剣に生きよーと、前向きになれる小説でした。 -
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ネタバレ神保町で古書店を営んでいた兄が死に、その店を引き継ぐことになった女性「珊瑚」。
珊瑚は北海道で両親を介護の後に看取り、兄の死をきっかけに東京に出てきた。
若くはない珊瑚が、東京に住んでみようと思ったのには、淡い、少し苦い、ある男性とのことがあったからであろう。
珊瑚の店にやってくる、姪っ子(正確には、珊瑚の長兄の子の娘)のミキキ。
珊瑚とミキキが、神保町、古書店を舞台に、自分の生き方を模索していくというのが大きなテーマだろうか。
古本食堂?ん?食堂とは?という、最後まで読んでも謎タイトルだったけど(原田ひかさんにしてはめずらしい)、
登場人物達も魅力的で良い本でした。
珊瑚が古書店のお客に -
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ネタバレストレスを発散したくて手に取った一冊。復讐をテーマにしているのだから、多少はスカッとできるのでは――そんな期待があったのも事実。
けれど読み進めるうちに気づくのは、この物語が単純な“発散”のためのものではないということだった。むしろ、復讐という選択肢そのものを静かに問い直してくる。
「復讐しない」という結論に向かう展開には、正直なところ驚きもあったし、ある種の裏切られたような感覚もあった。けれどそれは、怒りを外にぶつけるのではなく、自分の中でどう扱うかという視点へと引き戻される体験でもあった。
ただ、強いストレスを抱えているときに読むには、やや相性が分かれるかもしれない。スッキリするとい -
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都会で一人暮らしをしている主人公の女性のもとに、田舎の母親から定期的に小包が届きます。
その中身は、手作りの服や食べ物、日用品など…どれも「正直ダサい」と感じてしまうものばかり。
最初はそのセンスの違いに戸惑い、少し恥ずかしい気持ちさえ抱く主人公ですが、
小包に込められた母の思いや生活を知っていくうちに、次第に気持ちが変わっていきます。
やがて主人公は、
「ダサい」と切り捨てていたものの裏にある愛情や、自分自身の価値観、そして母との関係を見つめ直していく――
……
6つの短編集なので、まきちゃんには無理。笑
でも、とても良かった。ᐡ ̳ᴗ ̫ ᴗ ̳ᐡ
さすが原田ひ香さん。読みやすいし、 -
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ネタバレ恋人タケルから突然婚約破棄を告げられ、恋人も家も失った恵麻。さらにはコロナによる不況で仕事も失い、コロナにも感染してどん底状態の恵麻を、「中野お助け本舗」の亀山と祥子が助けるところから展開されていくストーリー。
亀山や祥子にサポートしてもらいながら、見守り屋の仕事を通して、恵麻が前向きになっていく様子が微笑ましかった。
途中、恵麻がお客さんとして行ったパチンコ依存症の母親の話、苦しいし辛いなぁ…と思いながら読んだ。依存症って難しい。「ダメ!」と分かっている自分と欲望とのせめぎ合い…何とか家族の幸せが戻るといいなと願う内容だった。
あとは、「ランチ酒」シリーズから全て読んでいたので、角谷や祥子の -
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ネタバレお金に振り回されてる人たちが身近に感じられるように書いてあるので、登場人物全員になんとなく共感できた。
この本を読んで思ったこと
・自分がない人や自信がない人はお金に振り回される
・そこに気が付けた人と、そのまま振り回されてしまった人で、一線を超えてしまうかどうかの分かれ道になる
・お金に目が眩んでしまうことは仕方がない、大事なのは、そこからいかに早く、本当に自分がなりたいものや大事なことに気がつくことができるか
現代では、物価高や円安、年金問題などでお金に対する不安が加速しているし、その不安を巻き取るように、お金の増やし方のバリュエーションも増えている。(節約、副業、NISA、情報商材、 -
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作者お得意のお金にまつわる連作短編集。
お金に困っている人に読んでほしいと思う。特に奨学金を返している人への裏ワザ的な方法は勉強になりました。NISAなどに代表される投資術は興味のある人には浸透し尽くしたとも言えそうだが、なかには躊躇している人もいるだろう、そんな人にも読んでほしい。
ヴィトンの財布をキーに物語は連鎖していくのだが、財布に縛られ窮屈な展開だと感じる場面もあった。お金を得ることによって気持ちに余裕が感じられる登場人物達の考え方に共感。また、お金に困った時の切迫感は恐ろしい。
作中での小説家、財前夏美は作者のある一面を表現しているようで興味深かった。 -
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何だか、胸いっぱいな読後感…。
やりたいけど、無理を通り越して無茶をしてしまっている。でも、本人は気づかないまま…だけど、周りがさり気なく気遣っていて助け合っている。いいなぁ。
自分を幸せにする術をいくつも持っている。その術がどんどん増えていくのは楽しいこと。ヒグマの巣に飛び込むほどの勇気…には笑えたけれど、ぬるま湯の中にいるだけでは、自分の幸せもその中だけということ。
私の故郷は、東京か。祖父母がいた山梨を思い浮かべるけれど、あのアーティストの歌詞のように、帰りたくなる場所は、土地ではなくあの人がいた場所。やはり、お母さんがいた場所。そして、お母さんがリラックスしてたおばあちゃん家を思