【感想・ネタバレ】古本食堂のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年05月06日

古本屋を舞台に温かい人間模様と美味しそうな食事で心もお腹も満たされる一冊。おすすめの本も紹介されていて、本との出会いって、人生を変えてくれるよな、としみじみと思った。こんな古本屋さんを私もやってみたい。

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Posted by ブクログ 2024年04月30日

兄の死去により神保町の古書店を継ぐことになった珊瑚と珊瑚の甥の娘である美希喜の視点が交互に入れ替わり語られる古書と神保町グルメ話。出てくる古書がどれも面白そう、グルメはどれも美味しそうで魅力的。神保町て通り過ぎてばかりでゆっくり行ったことないけど今度行ってみようかな。
珊瑚の大人のお付き合いは始まっ...続きを読むたばかり、美希喜はまだ始まってない・・・、続編はあるのかな?期待したい。

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Posted by ブクログ 2024年04月18日

 店主が急逝した古本屋に、その後継者として妹が上京する。一方で店主の親族であった国文学を学ぶ大学院生の女性もアルバイトという形で古本屋に集まる。そこに様々な客が訪れ悩みや不安を打ち明ける。
 古本屋という舞台を中心において様々な人間模様が描かれるが、それらをつなぐのが古本と神保町界隈のレストランや喫...続きを読む茶店の食べ物なのである。
 これらの設定がうまく出来上がっているので知らず引き込まれてしまう。紙の本を読む人が減っていると言われているが、古本屋で手にする実物の本は素晴らしい知的な贈り物である。そんなことを思い出させてくれるものだった。

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Posted by ブクログ 2024年04月16日

古書と食。本好きの欲望を満たす神田神保町。ここから題名に繋がっているのか。嗚呼、昼間からランチョンでビール飲みたい。この本に出てきた本も読みたくなる。作者は当初絶版本を中心に取り上げていたという。古書店に足が向くはずだ。我が街には古書店がない。近くの商店街にある唯一の本屋もこの4月末に閉じてしまう。...続きを読むこれも時代の流れだろう。しかし、古いものを受け継いていく気持ちは失われていないと思う。新しい芽が育つように。この本の続編も楽しみだ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月07日

神保町の鷹島古書店。北海道からやってきた主人公の珊瑚さんは、急逝した前店主の妹。慕っていた兄が大事にしていた店を手探りで再開しながら、馴染みのない町で人間関係を築いてゆく。主人公の相棒には読書家の大学院生。歳の離れた2人がどんどん仲良くなっていく様がほっこりポイント。

全然違う場所でしたが、古本屋...続きを読むが好きでよく通ったことを思い出し、懐かしくて嬉しくてふわふわした気持ちにプラスして、美味しそうな食事の描写に堪らなく幸せを感じた作品でした。特にボンディのカレー。いつか食べにいきたいです♪

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Posted by ブクログ 2024年03月28日

本&美味しそうな食べ物という私の大好きな組み合わせと、嫌な登場人物が出てこないのとで、とても楽しくスイスイ読めた。
「人生に必要な小説や本って、向こうからやってくるのかもしれませんね」
というセリフがとても良かった。

原田ひ香さんの本は3冊目だけど、最初の2冊があまり私には合わず、この本を手に取る...続きを読むのは少し勇気が要ったけど、読んでみて本当に良かった。
作家さんもだし、人間関係とか、その他色々、最初の印象で決めつけるのは良くないなと思った。

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Posted by ブクログ 2024年03月24日

夫と一緒に本屋さんに行くと、装丁と裏表紙を見て、わたしが好きそうな本をよく勧めてくれます。古本食堂もそのうちの一冊でした。
原田ひ香さんの作品は初めましてでしたが、面白くて一気に読み進めました。慈郎さんのファンになりました。
続編も出るようなので楽しみです。

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Posted by ブクログ 2024年03月23日

あっという間に読み終えた。
読み終わった後にほっと温かな、なんだか幸せな気持ちになっているような、こういう優しい作品好きだな。
初めての原田ひ香さんの作品読んだけど、他にも読んでみたくなった。

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Posted by ブクログ 2024年03月15日

いい意味で感情が波打つことなく、だからと言って退屈なわけでもなく、個人的に好きな作品。古本屋の話の合間に出てくる食べ物たちがこの本の全体のバランスをとってる感じ。

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Posted by ブクログ 2024年03月09日

神保町で繰り広げられる人間模様を覗く作品。
それぞれの苦悩をどう消化していくか、「本」を通じて向き合っていく。わたしも本を通じて救われたいと思う日もあるし、人生が豊かになっている1人である。これからも本を通じて色々な街を旅して、その街を人々の生活を覗いてみたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月04日

実在して、知っている街をモチーフにした小説はテンションがあがる。少し神保町で働いていたので、さらに楽しかった。刺さったのは、社長の「最近の若者は人生を知った気になっているのがもったいない」というところ。「FIREを目指すのがかっこいい生き方だ」というムーブに違和感を抱いていたので、そのあたりの流れに...続きを読むはスッキリしつつも、知った気になっている、諦めている、というのは実際自分にもある。そんな風に思ってくれる人がいるのは、うらやましいなと思った。

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Posted by ブクログ 2024年04月30日

珊瑚と美希喜の2人の主人公がいて、2人の視点から描いているのもおもしろい。

時々、人生に迷える人が訪れる。「はい、これを読んでみて」と言ってのける珊瑚さんがすごい。

流行の本しか読まない私でも、思わず古本屋さんに行ってみたくなる!そして、神保町あたりの喫茶店でカレーを食べたくなるわ!

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Posted by ブクログ 2024年04月19日

神保町で古書店をやっていた兄の滋郎が急逝し、帯広に住む妹の珊瑚がそのお店を継ぐことに。
そして親戚で日本文学を勉強している美希喜も珊瑚のお手伝いする。
滋郎、珊瑚、美希喜のそれぞれの人生をグルメ、古本、日本文学、純粋な恋愛⁉︎を交えて話が進んでいく。
本好きが読んだら、ここに出てくる本を読んでみたく...続きを読むなるし、文豪が愛したお店にも足を運んでみたくなる。
登場人物も心優しい人ばかりで読んでいてほっこりと幸せな気持ちになる本です。

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Posted by ブクログ 2024年04月17日

神保町へ散歩しに行きたくなる一冊。

亡くなった慈郎さんの古書店を引き継ぐために北海道から東京へ来た妹•珊瑚さんと、国文科の院生である姪•美希喜ちゃんとが交互に語り手となる本です。

古書も神保町も詳しくはないですが実在する本やお店が出てくるので楽しいです。巡ってみたくなります。

古本食堂といって...続きを読むも実際に食堂があるわけでは無く、珊瑚さん、みききちゃんが相手へお土産にと近くのご飯屋でテイクアウトしてきたものを持って古本屋へ行くとなにやら悩み事がありそうなお客さんがいる。「良かったら、食べませんか?」と。なるほどこれで古本食堂ね〜。
他にも店内で食べるものも美味しそうでお腹空きます。まずはここだけは知っていたボンディのビーフカレーは食べてみたい!

あまりにも現実のものが出てくるのでこの「鷹島古書店」も珊瑚さんもみききちゃんも実在するのでは!?と期待しちゃいます。こんなお店があったら勇気を出して入ってみたいです。

最後はほっこりと終わる、読み終わって心が温かくなる一冊でした。

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Posted by ブクログ 2024年04月07日

一話一話がほっこりとする物語でした☺️
古書店が今後どうなるか、美希喜の進路が今後どうなるか気になっていたけれど、どちらも良い方向に終わって満足でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月06日

神保町の古書店、飲食店、喫茶店など実在のお店がたくさん出てきて、登場する本も魅力的で、神保町に行きたくなった。ちょうどコロナ禍だったのか、食べ物はテイクアウトが多め。
後世に本を繋いでいく、っていいなと思った。それなら私にも微力ながら出来ることがあるのかも。
美希喜が買おうか迷っていた本は一体何だっ...続きを読むたのだろう?美希喜が古書店を継ぎたいのはよいとして、大学院まで行ったのに、研究に対してはどう思ってのいるのだろうか。特に行き詰まっていたようにも見えなかったし、そこはもうちょっと掘り下げてほしかった。
続編があるようでとても楽しみ。

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Posted by ブクログ 2024年04月06日

神保町で古書店を営む鷹島滋郎が急逝。その古書店とビルの相続のため、帯広から滋郎の妹である珊瑚が上京する。そしてまた、滋郎と生前交流のあった甥の娘で大学院生の美希喜も店のその後が気になり顔を出すようになって…。古い書物を愛し大切にしている古書店の雰囲気。美味しいカレーや焼きそばなど、神保町の魅力が溢れ...続きを読むている一冊だと思います。そう言いつつ、私は神保町をまだ訪れたことが無いのですが、この本に出てきた本や美味しい食べ物を探しにいつか行ってみたいと思いました。新刊の本には無い古い本の魅力をしみじみ感じました。人情と古い歴史や物語の世界と美味しいものの調和が絶妙でした。鷹島古書店はフィクションですけれど、たぶん神保町に行けば、この物語のようにおすすめの本を紹介してくれる素敵な古本屋さんがあるのでしょうね。
続編もあるとか。美希喜の恋のお相手は?珊瑚さんと東山さんのその後は?気になります。

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Posted by ブクログ 2024年03月19日

憧れの町、神保町。古本を通して文化を後世に繋いでいく。そんな浪漫に満ち溢れた場所で、お腹まで満たせるなんて最高。いつか絶対行きたい。

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Posted by ブクログ 2024年03月06日

亡き兄が残した古本屋を継いだ珊瑚さんと大学院生の美希喜ちゃん。2人の視点で物語は展開されます。珊瑚さんは古本屋をこれからも経営するか悩み、美希喜ちゃんはこれからの将来について悩んでいて、その2つを解決するというのが大まかな流れです。
感想としましては、大きな出来事が起きて解決に向けて動くというよりか...続きを読む、フラットな日常を丁寧に描いている作品という印象を受けました。

ほんわかとした雰囲気の小説で、実在する美味しそうな食べ物が沢山出てきて、あっという間に読み終えてしまいました。おすすめです!

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Posted by ブクログ 2024年03月02日

なかなか面白かった。
平日に休みをとり、神保町まで行ってボンディのカレーまで食べに行ってしまった。ビーフカレーチーズ乗せてである。古本も内田洋子の本を三冊見つけてゲットした。
次は三人屋を読みます。お楽しみ

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Posted by ブクログ 2024年02月29日

本を通じて、家族、ご近所、世代を超えたやり取りがとても温かいです。たった一冊の本でも、その人のその後の人生に大きな影響を与えられる。
こんな素晴らしいことってない!!!
珊瑚さんとみききちゃんと、時々語り手が変わってわからなくなっちゃったけど、だんだん慣れてきて、テイクアウトのご飯を一緒に食べてる気...続きを読む分になりました。

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Posted by ブクログ 2024年02月23日

神保町の古本屋さん、昔から続く喫茶店。
そんなレトロな町並みが目に浮かんでくる。
作中では、古本にかこまれなが美味しいものを食べるシーンがたくさん出てきて、こういうのいいなあ、って思った。
自分の悩みや問題をなんとか解決できる本はないかと、古本屋で本を探す。
でも、まずはお腹を満たしませんか。
一緒...続きを読むに食べましょうと。そういう時間がとても良い。最後の叔父の思いが伝わったときは涙が。

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Posted by ブクログ 2024年01月28日

友人と、私も親戚に神田に古本屋やってる人いないかなと笑いながら感想を言い合いました。
それぞれの章に出てくる本と食べ物楽しく読めました

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Posted by ブクログ 2024年05月04日

何故だろう。

全体的に悪くない話でしたが、
ページを捲る手が止まりがちで
つい後回しになってしまいました。

淡々と進むからなのかなぁー
個人的に「次はどうなるの?」という
ワクワクやドキドキ感を
あまり感じなかったからなのかも。

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Posted by ブクログ 2024年04月28日

せっかちな自分には、思わせ振りなところがつらかったですが、共感できるところもありました。歳の離れた二人の女性が情感豊かに描かれるというのも斬新でした。

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Posted by ブクログ 2024年04月07日

原田ひ香さんの書くお話が好きで手に取った1冊で、古書店でカフェ(食堂)を営む物語かと思いきや、全く違った。

悩みを抱えたお客さんと一緒に神保町の美味しいグルメを食べて、他愛ない話をして、様々な本が紹介されていくお話しで、その様子がとてもほっこりしました。

神保町には行ったことがないので、古書...続きを読む店巡りをして、美味しい料理に舌鼓しながら、喫茶店でのんびり読書を楽しんでみたい。

そう思えるお話でした(*´꒳`*)

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Posted by ブクログ 2024年04月03日

古本屋を営んでいた兄滋郎が急逝し、
妹の珊瑚は北海道から急遽古本屋を継ぐために
単身上京する。
親戚で大学院生の美希喜と珊瑚が、
お客さんの悩みに合わせた本を紹介するシーンには、必ずおいしい食べ物がついてくる。
読みやすい短編で構成されていて、
心温まるストーリーでした。

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Posted by ブクログ 2024年03月31日

神田で古書店を営んでいた兄が急逝し、妹の珊瑚が店とビルを相続することになり、古書店を営むことになる。兄の元へ通っていた大学院生をバイトで雇いながら、来店する様々なお客様との物語がほのぼのしてて良い。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月30日

神保町に行きたくなるお話。古本屋や三省堂や、ボンディ。あのあたりが好きな人には楽しいと思う。ただ、これは単なる好みの話なんだけど、おじさんが想いを寄せている相手が同性だとわかって、その相手とも会うのに、法律婚できないことによる困りごととかには全く触れられず流されているのが、ちょっと寂しかった。コロナ...続きを読む禍については世相を反映した話が出てくるのに(まあそれもさらっとだけど)。

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Posted by ブクログ 2024年03月30日

 昔、神田で勤務していたこともあり、神保町の古本屋街は大変懐かしいですね。
 神保町界隈には美味しい食べ物屋もたくさんあって〜ボンディ、共栄堂、神保町ブックセンター、さぼうる、みますや、いもや等〜懐かしくて涙が出てきます。
 当時は古書店の入口の書籍くらいにしか興味がなく、奥に入ることはなかったので...続きを読むすが、本命は店の中にあったのですね。
 次回リベンジのために古書店を散策し勉強したいと思います。美味しいお店も楽しみです。

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