原田ひ香のレビュー一覧

  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ヴィトンの財布が次々に持ち主を変えながら、その時の持ち主の生活や思考をお金を通してとらえていく。
    お金の使い方や考え方で、その人の性格まで分かると言うくらいなので、気をつけていきたい

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    2026年07月20日
  • サンドの女 三人屋

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    この本に出てくる男性がそれぞれの視点で書かれてあり、それぞれの立場や状況、そしてその関係性が面白かった。
    どうして、最後が「森野俊生」なんだろうと思ったけれど、常連であるものの三姉妹に直接の関係が薄いところで、客観的に最後をまとめるのに良かったのかなと思った。

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    2026年07月19日
  • 古本食堂 新装開店

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    いい人ばかり。本においしいものにコーヒー。こういう世界を読むとホットする。珊瑚さんが幸せの一歩を歩めて良かった!

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    2026年07月18日
  • 喫茶おじさん

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    松尾純一郎、57歳、趣味は喫茶店巡り、大手の
    ゼネコンを2年前に退社。
    という経歴の男の物語。
    表紙のイラストから単なる喫茶店巡りの話になって
    蘊蓄を語り尽くすだけ…?という先入観で読み始め

    退職してから、妻と大学生の娘との確執や2年間の
    間に起こった出来事と意外に松尾の人生は動きがあった。
    生い先短い男の悲哀が感じられ、松尾を取り巻く人達に、「あなたは何もわかってないね」と言われて、
    松尾本人は何の事か分からず
    何か辛いと感じると、たまらず東京都内の様々な喫茶店に入る
    コーヒーや喫茶店で出してるフードのきめ細かい描写は凄い。
    松尾が味わってる味覚や匂いが頭の中で再現出来そう。
    ラストはいい終わり方だった
    初読みの原田ひ香。また違う作品を読みたい作家に出会えた?️

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    2026年07月18日
  • その復讐、お預かりします

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    ネタバレ

    いい意味で思ってたのと違い、とても面白かった。必殺仕事人みたいに秘密裏に復讐代行する話かと思いきや...「復讐はいつか復讐した本人に悔恨を残す」ことを念頭に、ある時は何もせず復讐をやめたくなるのを待つ、復讐するのではなく自分が新たな人生を生き直す等、今一時気を晴らすのではなく、長い目で見て幸せになれるように導く。それが分かってからは次はどのように解決するのかワクワクしながら読み進めた。ラストの主人公の急な恋が始まったのか⁉️それは要らなかったかもな〜とちょっとだけ(笑)

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    2026年07月15日
  • 三人屋

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    原田ひ香の『三人屋』は、仲の悪い三姉妹が亡き両親の喫茶店を引き継ぎ、朝・昼・夜で異なる店を営む物語である。
    最初は「そんなことが本当にできるのか」と疑問に思ったが、モーニングのトーストや珈琲、昼のうどん、夜の素朴な料理など、丁寧に作られる料理の描写が印象的で、実際に訪れてみたい気持ちになった。
    また、ぎこちない姉妹関係にも共感した。私も兄と弟がいるが、何でも話せるわけではなく、踏み込みすぎない距離感がある。
    この作品を通して、家族は仲が良いだけでなく、それぞれの距離を保ちながら関係を続けていくものだと感じた。

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    2026年07月13日
  • 定食屋「雑」

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    コロッケ、とんかつ、カレー、から揚げ……。
短編ごとに一品の料理が登場しますが、決して料理そのものが主役ではありません。
    登場人物たちは互いに適度な距離感を保ちながら関わり合い、その空気感がとても心地よく、まるで定食屋「雑」の常連客の一人として物語を見守っているような気持ちで読み進められました。
    物語の中心となる二人は、最初こそ少し近寄りがたい印象を受けますが、誰もが抱えるような悩みや不安を胸に生きています。そして定食屋「雑」で過ごす時間の中で、それぞれが少しずつ前へ進むきっかけを見つけていきます。
    その過程を必要以上に説明せず、答えを読者に委ねるような描き方だからこそ、読後にも心地よい余韻が残る作品でした。

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    2026年07月13日
  • はじまらないティータイム

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    原田ひ香さんの本が面白いので、古いものから読んでみたいと思って、手に取りました。
    奇想天外なストーリー展開、でも、リアリティがあって、さすがと思わされました。

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    2026年07月10日
  • 古本食堂 新装開店

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    面白かった

    作中に出て来る小説も読んでみたいし
    日本で1番古いお弁当も食べてみたい

    日々の日常に目を向ければ
    素敵な物が溢れているのに、違う何かを探して気が付かずにいるのでは
    と思った

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    2026年07月08日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    結婚もせず一人で年老いた両親の面倒を見てきた桐子は、気がつけば76歳。
    年金と清掃のパートで何とか暮らしているが貯金もなく、ひとりぼっち。
    夫に先立たれた親友と一緒に住むことになったが、その親友も3年後にあっけなく亡くなってしまった。
    桐子は将来に不安を抱え、刑務所に入れば楽になるのではないかと考えてしまう。

    できるだけ人に迷惑をかけず、一番重い罪は何だろうかと本気で考えている桐子だが、おっとりとしていて人当たりもよく、とても犯罪を犯すような人には見えない。
    俳句の会に参加したり、清掃の仕事先で誰とも気さくに会話をしたり、孤独といっても何だかんだで人と関わりをもって生きている。
    犯罪を犯して刑務所に入ろうという物騒なテーマだけれど、桐子をとりまく人たちが面白おかしく書かれていて、とても楽しく読めました。
    老後は不安だらけだけど、人とのつながりが少しでもあれば何とかなるのではないかと温かい気持ちになれるお話でした。
    原田ひ香さんの作品をもっと色々読んでみたいなと思います。

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    2026年07月08日
  • あさ酒

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    面白かった…どの料理も美味しそうですし、朝からお酒を呑む背徳感…たまりません。

    この本に登場するお店は元ネタが有りそうですがどのお店も行ってみたい…

    特に目黒の生ハム食べ放題付きモーニングビュッフェは本気で行ってみたいと考えています。
    (金土日だけみたいですのでタイミング合えばよいのですが…)

    今回の作品は「切り替える為のごはん」ですね。

    仕事で様々な人間ドラマを垣間見た主人公が一つの区切りとして美味しい朝ごはんを食べてスイッチを切り替える…そんな印象です。

    ここ最近はグルメ小説をメインに読んでいますが、心と身体を癒すごはん、元気やパワーを貰えれるごはん、そして今回みたいにスイッチを切り替えてくれるごはんと色々な役割のごはんが出てくるのが面白いです。

    ただ一つ後悔しているのが、この作品ってランチ酒シリーズの続編だったんですね…

    登場人物はランチ酒から出ているようでランチ酒から読んでいればもっと楽しめたかも…と。

    取り敢えずランチ酒シリーズも読んでみたいと思います。

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    2026年07月05日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    孤独とか貧困とか悩みがあっても、優しさを持って人と関わる主人公は全然孤独なんかじゃない。周囲の助けを引き寄せる力がある。
    桐子さんは最強だと思う!
    こんな愛されおばあちゃんになりたい。

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    2026年07月04日
  • 定食屋「雑」

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    先日読んだ本は食事が癒しであり優しく身体と心を快復させてくれる感じでしたが、この本の食事はこう元気やパワーを与えてくれるそんな感じがします。

    雑の店主、ぞうさんの不器用な優しさが元気やパワーを与えてくれる感じがします。

    それにしても今回も出だしから不穏な雰囲気からスタートしますが、グルメ小説って半分くらい主人公が心身共にダメージを受けた状態から始まる気がするの気の所為でしょうか?

    終盤は例の流行り病の影響で雑も休業し、お弁当屋になるなど変遷も有りましたが、最後は主人公が三代目ぞうさんになりそうなところで終わりました。

    是非是非続編も読んでみたいところです。

    ところで第1話を読み終わった時「アレ?読んだことがある気がする?」となったのですが、第2話以降は読んだ記憶が無かったのでひょっとしてアンソロジーとかに載ってたんでしょうか?


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    2026年07月03日
  • ほろよい読書

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    お酒にまつわる短編集です。
    結論から言うと、どの作品も良かったです。
    女性がお酒を飲む時って、こんな感じで思っているんだなとか、誰かへの想いを形にするとにお酒を使うのかとか、女性ならではの飲み方だなと思いました。
    自分はガッと飲んで、ベロンと酔っ払って、グガーっと寝て、朝ズキっと二日酔い、以上なので、お酒にストーリーを持たせる飲み方をしないとなと思いました。

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    2026年07月03日
  • ランチ酒

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    祥子は見守り屋という仕事をしている。
    深夜色々な事情のある人(時にはものも?)を見守る仕事だ。

    そんな仕事が終わり、帰り道にお酒を飲みながら美味しいランチを食べるのが楽しみな毎日。

    毎話美味しそうな描写のランチ酒もさることながら、その日の仕事内容もなかなか興味がそそられる。

    でも、一番気になるのが、最後にぽつりぽつりと語られる祥子の過去やプライベートだ。

    話の流れが同じように進むことで、1話読むにつれ脱け殻のようだった祥子が、人との繋がりを持ち、人生に意味を見つけ出していく変化が
    わかりやすく、読んでいてとても心地好い。

    見守り屋で出逢った人や、祥子の元家族たちとの今後が気になって、すぐに続編を探してポチっとしました(笑)

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    2026年07月02日
  • まずはこれ食べて

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    よくあるハートフル系食べ物ストーリーかと思ったら普通にひとこわ系のホラーで良い意味で(?)裏切られた感。食べ物の描写はすごくあったかくて美味しそうだし、過去の人間に縛られず皆で未来を向いて自由になるハッピーエンドなので安心した。

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    2026年07月01日
  • ほろよい読書

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    ロンドンに越してからお酒を飲む頻度が減ったけど、ひとりの夜に寄り添うようなお酒、場を盛り上げるお酒、いろんなお酒が恋しくなった。

    「初恋ソーダ」を読んで果実酒を作りたくなったのはわたしだけじゃないはず。

    原田ひ香さんの短編の続きが描かれている「定食屋 雑」も読みたくなった。

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    2026年07月01日
  • 人生オークション

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    人生オークション、あめよび、の中編二本立て。

    人生オークション
    主人公と叔母の再出発の話。ヤフオクという題材が懐かしく感じる。
    なにか事件が起こる話ではないけど、腑に落ちない現実を受け止め、別にこれといったやりたいことはなくとも生きるためには前を向かなきゃだめだよなぁという気持ちになれる話だった。

    あめよび
    個人的にはこちらの方がより好きな話だった。
    老舗眼鏡屋の店員として働く大人女性の、恋愛葛藤話という感じ。恋愛の小説に関心が持てない私だけど楽しく読めた。
    全く同じ状況にはなったことはないものの、どこか既視感ある男性像にイライラもした(笑)。なんだかとても主人公に共感できたし読後感もよかった。

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    2026年06月30日
  • その復讐、お預かりします

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    ネタバレ

    読みやすい文章で話もこみいっていないのですぐに読める。主人公と復讐屋の成海の掛け合いが微笑ましく、物語が進むにつれて2人の心理的距離が縮まっていく。ラストはにおわせるだけにおわせて終わり。これは絶対に続編出(てい)るよねと思って調べたけどないみたい。

    復讐屋の事件簿的に五話おさめられているが、全話で「復讐するは我にあり」という信念が語られる。「我」とは「神」。新約聖書の言葉で、報復を与えるのは神、人が復讐をするべきではないという意味らしい。

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    2026年07月01日
  • その復讐、お預かりします

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    よく読んでいる原田ひ香さんの復讐屋?小説。

    あらすじは...
    恋人に裏切られ、職も失った美菜代が
    復讐屋である成海に復讐を依頼するも断られるし、
    依頼料も高額だったため、成海のもとで勝ってに働くことにする...

    たぶん一般的に私たちが考える復讐ではまったくなくて
    でも依頼者もすっきりできるそんなお話。

    印象に残ったところは
    「遺産は受け取らなかった人が幸せになる」
    私もこれは常々、考えていることだったので
    まさか、ここで出てくるとは!と驚きました。

    成海のもとでいくつかの依頼をこなしたあとの
    美菜代の復讐についても書かれてあって
    面白かったです!

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    2026年06月28日