原田ひ香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
星4.5
『日本農業新聞』2023.11.1〜2024.10.31に加筆修正
『一橋桐子(76)の犯罪日記』が面白かったので読む。題名も『一橋桐子(79)‥』と3歳歳をとっている。
今流行りの、団地再生のお話で、一橋桐子と雪菜は住み込みの管理人となるのだが、ことは簡単には進まない。住民には一癖も二癖もある老人が多いからだ。
相変わらず、原田ひ香の本はさくさく読め、世間で起こっている諸問題などもやさしく知ることができて面白い。(他の方のレビューを読むと同じようなマンションがあったようで驚いた。)
実際この本のように物事が進んでいくことはあまりないと思うが、正論だけでなく、一橋桐子の奥ゆかしい -
Posted by ブクログ
原田ひ香さんの本、何冊か読ませていただきましたが、私の中で1番の作品でした。
場所は、定食屋さん。その店の名は『雑』といいますが、本当の名前は違いました。
店の中のあらゆる人たちのお話。
離婚に踏ん切り付かずの女性。
過去のトラウマに悩まされながら働く女店主。
定年後の一人暮らしの男性老人。
バラエティに飛んだ人生模様でしたが、読んでいるうちに感情移入してしまいそうなくらい気持ちが盛り上がってました。
特に、離婚問題の女性と元夫。本当にムカつきましたねo(`ω´ )o
ラスト50ページ程のあたりで、話はトントン拍子に進みあっけなく終わってしまった。
登場人物の皆さん、気持ちいいくらいス -
Posted by ブクログ
2017年出版。280ページ。元クラスメイト男子がやっている「深夜の見守り屋」の唯一の社員として働く、バツイチの女性が主人公。お客様の元・各所に赴きながら、その場近郊で「仕事上がり(徹夜明け)のランチで酒も飲む」。特に大きなストーリーは無く、ある意味淡々と過ごす日常。訳あって元夫のもとで暮らす小2の娘と、月に一度だけ会う。
ごく平均的な人、とは言えないが、とても劇的とも言えない設定の人物達が織り成す物語。
やっぱり飲み食いのお話は、読んでいてワクワクする。かと言ってグルメ的な突っ込みは深過ぎす、退屈するほどに浅すぎもせず。
強いインパクトは無いけど、読後感はハンナりと暖か。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ何かにつまずいたり悩みを抱えている登場人物に対してオススメの本や美味しい料理を絡めて道を照らすという内容。処方箋のような飛び切りの選書と湯気や匂いを感じさせるような美味しそうな描写の料理に登場人物たち同様にメンタルもお腹も満たされていく気がした。
著者も大学時代に学んだという古典文学など文化の継承とか「三千円の使い方」の著者らしいファイヤーを目論む青年との会話、本好きにはたまらない神保町の有名店と作家とのうんちくなど読みどころも満載である。
そして、物語は亡くなった慈郎兄(大叔父)の想い人の真実がわかり、主人公2人の女性の抱えていた思いも… -
Posted by ブクログ
一穂ミチ目当てで手にとる。あと巻末の山田詠美のエッセイ 「恩讐の彼方のトマトサラダ」も。
さすが山田詠美!この短い短いエッセイの中にユーモアの中にちゃんと彼女らしい美学が語られている。
今まで振られたことはないって、「男と別れるのは、相手が逮捕されるか、強制送還されるか、死ぬか、のどれかなんで」ってすごい。
原田ひ香の小説、(夏のカレー)初めて読んだけどこの60歳過ぎたしーちゃんと冴子の好き同士だったのに結婚には至らず40年にも渡る出会いから邂逅を経て別れまで(冴子の死)せつないラブストーリーだった。
恋、片思い、両思い、愛、婚約、浮気、裏切り、不倫、
恋愛に関することは”結婚”以外全部(冴子