原田ひ香のレビュー一覧

  • まずはこれ食べて

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    大学時代の仲間達で立ち上げたベンチャー企業を舞台に、そのメンバーとそこで働くことになった複雑な過去を持つ家政婦さんが織りなす人間模様。それぞれの現状に対する思いと、家政婦さんが作る心を開かせる料理が物語のスパイスとなりストーリーが進んでいく。最後の急展開は予想できなかったが面白い。人の強さ・弱さを考えさせられる。

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    2026年03月15日
  • 三千円の使いかた

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    特に奨学金のエピソードが印象的で、自身も奨学金の制度について十分に理解しないまま借りた経験があり、そのときの衝撃を今でも鮮明に覚えている。また、ティーポットのエピソードも心に残り、お金に対する不安を抱えつつも、自分が納得できるお金の使い方や投資の仕方を考えるきっかけとなった。

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    2026年03月15日
  • 喫茶おじさん

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    55歳で会社を早期退職して、退職金で喫茶店を開業するも半年で潰してしまい、奥さんも出ていってしまう…。なんだかとても他人事とは思えなかった。
    実名は出てこないが、実在する有名喫茶店がたくさん出てきて、これはあの店だな、と分かるものもあったが、半分くらいは分からなかったので、調べて、実際に行ってみたい。

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    2026年03月14日
  • 母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

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    ネタバレ

    一部連絡短編っぽい話はあるものの、基本独立した「母からの小包」を巡った短編集。原田さんらしく、読みやすいストーリーと文体でおもしろかったです。特に母に問題がある女性が、メルカリの出品者に母を演じてほしいと頼むくだりが興味深かったです。その後の短編ではその母の状況が語られ、家族には各々違った問題があるんだよなぁと思いました。合わなかったことは、恋愛と絡めようとすること。最後の短編では「まさお」が「お父さん」になることがメインだと思ったので、突如現れた彼は蛇足のように感じました。ほっこりした良作でした。

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    2026年03月14日
  • 古本食堂

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    珊瑚さんが好き。
    相手を思って、本を差し出す。
    温度を感じるやり取り。

    そこに、文学の知識を乗っける美希喜ちゃん。

    古本屋を継ぐというところには、母親を思い出し、少しきな臭く感じちゃうけれど、それでも、大切な本・物語を散逸させない、文化を継いでいくという古本屋の役割・輪が続くということが、心にじんわり沁みてくる。

    古典を読みたくなった。
    所々、声が出る笑いも。神保町の繋がりも見えて、温かい気持ちになる。

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    2026年03月14日
  • 喫茶おじさん

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    ネタバレ

    喫茶店巡りを楽しむ中年男性の日常を描いた物語。主人公は自分と年齢が近く、私自身も時々喫茶店に寄って本を読むことがあるため、どこか親近感を覚えながら読み進めました。

    著者は「ランチ酒」でも飲食店を舞台にした物語を描いていますが、本作でも「おいしい時間」とともに、ふと引っかかる要素が物語の “フック” になっている印象。特に印象に残ったのは、主人公が娘や妻から向けられる「何もわかってない」という言葉。その言葉が頭の片隅に残り、他の人物とのやり取りにその理由を探してしまいます。

    作中には実在すると思われる喫茶店も登場し、京都の店だけは「あの店かもしれない」と思い当たりました。東京の店は特定できま

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    2026年03月14日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    ネタバレ

    特徴的なデザインからおっぱいマンションと呼ばれていたその建物は人が住むには致命的な欠点があり、建て替え問題から始まる話。建築者亡き後その身内、入居者、会社社員と周りの人間が抱える悩みや恨みやマンションにある思いや秘密で纏められた小説でした。それぞれの人で一つの話になっており、どれも引き込まれる内容ですらすら読み進められました。特に好きなのはマンションに住むお婆さんと転居してきた元数学教師の話。二人とも濃い過去を持っていて過去と現在の心境や行動に見応えがあった。

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    2026年03月13日
  • 三千円の使いかた

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    ネタバレ

    将来の事を考えさせられる本だった。お金についてもっと考えて生活していかないとなと現実を突きつけられる感じがして序盤は読んでいてため息が出るような感覚だった。安生というモテ男の子供が欲しくない理由が(子供は費用対効果が最悪、究極の低コスパ)って考えているのがちょっと気持ちわかる気がした。私もここまでは思っていないけど…だから子供欲しいと思わないんだよな。安生が代わりにキッパリ言葉にしてくれた感覚でスッキリした。みほと翔平との結婚に反対な親の気持ちもわかるし、翔平の書いたポスターを探しに行くシーンがとっても好きだった。私の両親と重なるところがあった。そして最後のおばあちゃん琴子の粋な計らいに感動。

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    2026年03月13日
  • 古本食堂

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    紙の本が好きな人には、古本屋を愛する気持ちが分かるだろう。古本とは一期一会、たまたま出会う本が意外に人生に大きな意味を教えてくれたりするものだ。
    本書は、古本屋を営んでいた男性が亡くなり、その妹に店と古本が遺された。甥の娘(彼女から見ると故人は大叔父)も古本屋を手伝うことになり、この大学院生の女性と大叔母との視点が交互に物語を紡ぐ。
    古本屋にくるのは、出版社の社員、となりの古本屋さん、出身地の友達など、いろいろなお客さん。お店がある東京の神保町は、古書が好きな人が集まる場所でもある。また、お店の周りには昔ながらの食堂のようなお店も多く、古本屋に持ち込まれる軽食も美味しそうだ。ほっこりと温かい小

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    2026年03月13日
  • 喫茶おじさん

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    タイトルの『喫茶おじさん』にひかれて購入。
    自分の置かれた環境から喫茶店に行くことは、少ないが、喫茶店ゆカフェが近くにあったらなんて日頃から思っている。
    人々は、なぜ喫茶店に何を求めていくのか、などと読んでいて考えている。それが分かるかもしれないので、喫茶店巡り、してみるかな。

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    2026年03月13日
  • 月収

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    月収4万円の66歳から月収三百万円の52歳まで、いろんな生活が描かれているが、どことなく繋がっていて勇気をもらえるそれぞれの人生のお話し。

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    2026年03月12日
  • 喫茶おじさん

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    こんなに食べられる?!!55過ぎのおじさんが!!!???

    と思わせられるほど、よく食べるおじさん笑
    さすがに胃もたれしそう…!!
    と思いながら読んだけど、喫茶店メニューの描写がいちいちうますぎて、ずーーーっとおなか減ってたw

    美味しそうな喫茶店メニューを目で楽しみながら、ストーリーに溢れる、おじさんが自分との向き合い、他者との向き合いを通じながら成長していくお話で、軸に1本芯が通ってるので、おじさんの成長物語として読めてなかなかいい話だった!

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    2026年03月12日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    前作から3年後の話。桐子が松坂慶子に思えてしょうがなかったです。読みやすくて分かりやすい物語でした。

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    2026年03月11日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    主婦のみづほを中心に、お金にまつわる悩みや問題を抱える登場人物達の悲喜こもごもを、みずほがやっとの思いで手に入れたが泣く泣く手放さなくてはならなくなったイニシャル入りのルイ・ヴィトンの財布が繋いでいき、最後はみづほの自立を見届ける。細やかな心理描写が著者っぽい。

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    2026年03月10日
  • 喫茶おじさん

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    ネタバレ

    結婚歴2回、娘もいる、別居しているけどまわりに良い友達もおり、喫茶店を経営したこともあるし、趣味としての喫茶店の楽しみ方がすごくよい、けど、「何もわかってない」と言われてしまうおじさん、確かに自分も何もわかってない、ような気もする。こんな風に生きれたらそれも良いなあって思える。ほっとして、喫茶店の看板メニューを、そしてその奥(つくりかたなど)を考えながら美味しく巡るのはとてもいいなって思えた

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    2026年03月10日
  • 三千円の使いかた

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    一家のお金の使い方や考え方が生々しく書いてある。最後になぜお金と向き合うことが大事なのかがストーリーで出てくるため、読んだ後に温かい気持ちになる他自分もお金と向き合おうという気持ちにさせてくれる。小説とお金という一石二鳥のような本。

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    2026年03月09日
  • 古本食堂

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    古書店って、人と本の架け橋なんだなー。

    人から人へ渡される架け橋でもあるし、
    時代から時代へ渡される架け橋でもある。

    なにより鷹島古書店の選書がとても魅力的で!!!
    そして時代を超えて、良き本・良き物語を後世に残していこうとする人々の繋がりに心温まる。

    実在する本、お店、メニューが出てくるので、まるで神保町のガイドブックみたい。
    どれも読みたい、食べたい。好きが詰まってて幸せな読書だった。

    それからそれから
    若い世代3人の名前と、関係性がお気に入り。
    ・いろんなものをよく見て人の話をよく聞くように名付けられた、美希喜(みきき)。
    ・建文(たてふみ)だけど見聞と読ませる、けんぶん。
    ・申

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    2026年03月09日
  • 喫茶おじさん

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    喫茶店をよく巡るので、あー、あそこの店かとわかることが多く、実在のお店をモデルにしているのが面白かった。食べ物の描写を読むだけで、美味しそう、食べたいなと思う。
    モデルになった喫茶店、まだ行ったことがないお店に行きたいな

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    2026年03月09日
  • ほろよい読書

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    お酒にまつわるアンソロジー。アンソロジーというのは好き嫌いのわかるモノだな。
    定食屋「雑」がお気に入り。私もこんな定食屋のちょい無愛想だけど、余計な気を遣わせないおばさんに憧れる。そして主人公はお酒に詳しいけど、飲み方の許容範囲が狭い女だ。彼女が徐々に変化していくのが気持ちいい。コロッケ美味しそう。
    そしてbarきりんぐみ。保育園のママ達はこんなに仲良しばかりでは無いが…底通してるのは子育てしながら働く大変さを知ってるコトだ。息抜き無しには本当にやっていけない。仕事が大変という人はもちろん居るが、24hワンオペを何年もやるのが子育て。正直記憶がない。こんなきりんぐみでもない限りやってられないよ

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    2026年03月08日
  • その復讐、お預かりします

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    第一印象は成海が苦手だったが、見事に原田さんの掌の上でころころされた(笑)
    最後まで読むと、彼の復讐に対するスタンスが一貫していて、各依頼者への態度についても腑に落ちた。

    また、美菜代の振る舞いや言葉遣いに秘書として積んできた経験が活きているのが良かった。

    「遺産は放棄した方が幸せになれる」、「盗作する人は才能がない」など、気づきを生む指摘が多く、依頼者と一緒に視界がぱっと開けるような瞬間もあった。

    ここで終わり⁉︎いうところで幕が閉じたように感じたが、2人のその後を語りすぎても野暮なんだろうな。

    復讐という執着心を捨て去るのではなく、自分が幸せになるための原動力にするという、強さに満

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    2026年03月08日