原田ひ香のレビュー一覧
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物語内で紹介される本とグルメの話が楽しみな「古本食堂」の第二弾。
珊瑚さんの店に訪れる人達へ紹介する本は雑誌やグラビア、文芸書などジャンルが様々で普段自分が手をつけないジャンルにも興味がそそられる。今回は映像作家志望の女の子に進めていた映画本を読みたくなった。
物語は鷹島古書店を一部カフェに改装して新装開店。カフェと併設なんて、このままでもいいのに…なんだか勿体無いなぁ、変えて欲しくないなぁ、と思って読んでました。ただ巻末の実際にブックカフェを経営している方との対談を読んで、書店経営の苦労と時代とともに古書店も変わっていかないといけないんだなと思いました。
これで終わり?では何とも寂しい。鷹島古書店のその後の物語を期待します。 -
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神保町をのんびり歩きたくなる一冊。古本の街は少しハードルが高い気がしていたけれど、読後には「まずは気軽に覗いてみようかな」と思える気持ちにさせてくれました。
帯広から上京した珊瑚さんと美希喜のやり取りが穏やかで、本や人との距離がゆっくり近づく感じが心地よい。カレーや中華の描写も魅力的で、神保町の路地を歩く風景が自然と浮かんできます。コーヒーとチョコレートを横に置いて読みたくなる物語でした。
神保町の歴史ある古本屋には古書や古文がたくさんあって、普段は小説ときどき新書の自分には少し縁遠い場所だと思っていたけれど、読んでいたら行ってみたくなりました。これでもかと本棚を眺めた後に気になる本を一冊手に取れたら、それだけで満足できそうです。 -
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ネタバレ【あらすじ】
2人の子供が巣立ち、定年を迎えた夫は長年望んでいた仕事のため海外へ。広い家にひとり残された主婦は、15年前、越してきた日に購入を諦めたステンレス製の両開き大型冷蔵庫を迎え入れるべく、家電量販店を目指す。今度こそ、自分が本当に欲しい冷蔵庫を手に入れるため……。(ままならないキッチン、ままならない人生)
昔から「内藤」と「鈴木」姓の人間しか住まず、たがいに反目し合い、口すら利かない風習の島に嫁いだ女性を待ち受けていた運命は?(冷凍庫冷蔵庫合わせて五台)
食べ盛りで生意気な4人の子供を育てるシングルマザーの台所には、常に油をなみなみ張った中華鍋が鎮座している。(毎日、揚げもの)
……世代も境遇もバラバラの5人の女性たちの前には、30分の深夜ドラマ「台所のあるところ」があった。
【個人的な感想】
深夜ドラマを設定に組み込む必要があったのかは読んでいてよく分からなかった。
話の内容は嫌いではなかった。 -
Posted by ブクログ
お金の勉強になる物語でした。無知って怖いし、知っていくことって大切だよねということを教えられた気がします。何気なく買ってるものも、毎日買ったら結構な出費になってるとか、不動産のこととか勉強になる。
物語も面白くて、天使に感情移入してくる。お母さん、最低だわ。子供たちは操り人形じゃないんですよ!って怒りさえわいてくる。テレビの出演も子供を作るのも全部自分たちのため。大人になってもお金を奪いにくる。最低です!!!そんな母親に反逆するところはスッキリした。
そして光子は賢くて、かっこいい女性でした。死に際までもがかっこいい。
途中まで、夢中になってよんでたけど、最後の結末は、賛否両論ありそう。私は、なんだかもやもやしてしまったなー。おまけのその後の物語もなんだかもやもや。結局、高橋はなんだったんだ。ただのむかつく女なのか、詐欺しようとしてるのか。そこだけが残念でした。でもお金の勉強になるし、物語が面白い!