原田ひ香のレビュー一覧
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しばらく前に話題になったベストセラー本。お金と密接に結びついて起きる人間関係と人生の問題をテーマにした、様々な世代の話。
最初の話は、主人公御坊美帆の視点でのお金の話がそのままタイトルになっている。続く5話は彼女の家族や関係者に視点を移し、リアルで切実な話で合計6話。1か月の食費やスマホ代といった身近なものから、ペットを飼うこと、貯金、他人との金銭感覚の違い、実家の事業のことなど。そしてお金と無関係では考えられない、結婚相手の稼ぎや、年金世代の離婚問題。同じ状況でも、人によって異なる展開が無数にあると思うのだが、ここでは実話だと言われても驚かないような、現実にありそうな結末が描かれている。
こ -
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人生最後の日、何を食べたいか?
じっくり考えずにはいられない。
豪華作家陣によるフルコースのような1冊でした。
なかなか手に入らないクッキー缶を
一気に食べ尽くそうか。
お気に入りのチーズにしようか。
と考えているうちに、
会食の手土産で初めてエシレのクッキー缶を
いただいて感動したこと。
その会食での、今となっては笑い飛ばせるトラブル…
どんどん着想がつながって、
思考があちこち色んな方向に旅に出ていました。
今の私は、あの頃の私が作っているんだよなぁ。
「最後の晩餐」をテーマに、
豪華作家陣が描く7篇の物語。
同じテーマでも、
作家によって切り口がまったく違うのが
アンソロジ -
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寺地はるなさんの「小曽根幸子の送別会」が圧巻。
小曽根さん以外の登場人物3人の視点から、それぞれの “小曽根像”が描かれていて、中でも秋川の無礼さ、お門違いな考え方、小曽根さんを終始下に見る尊大な態度には読みながら本当に腹が立った。でも、こんな男性が全員ではないといえ一定数存在するのだと思うと実社会への暗澹とした気持ちが立ち込める。
社会と自分の価値観のズレに気づけないのもまた、自覚のあるなしに苦しいことなのだろうなと思う。
私は小曽根さんがかっこいいと思ったし、私もきっと同じことをするだろうなって感じたシーンもあった。
一番印象に残った話だった。
他の作品も切り口が斬新で、読んでいて学び