原田ひ香のレビュー一覧

  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    お金に絡む小説が多い原田ひ香さん。一つの財布をキーとして様々な人のお金にまつわる物語が描かれておりとてもおもしろい。お金に絡むということで、不動産投資、FX、株など様々なお金模様あり。

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    2025年10月18日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    ネタバレ

    飽きずにさくさく読める
    高齢者の抱える孤独や将来の不安の表現がわかりやすかった

    高齢者と関わる仕事をしているので、ちょっと上手いこと事が進みすぎかなと思いつつ、物語と現実感のバランスが良かったのでほっこりした気持ちで読み終えた

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    2025年10月17日
  • 古本食堂

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    好きだった〜
    本、おいしい食べ物、恋
    人が生きるのに必要なもの
    古典とか近代文学とか少し古い本が読みたくなった

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    2025年10月17日
  • 三千円の使いかた

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    どうしたって比べてしまう他人と自分、綺麗事じゃないお金の話
    お金関係の身辺整理怠ってるときに読んだら少し病みそう…奨学金がんばろう。

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    2025年10月17日
  • 三千円の使いかた

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    ネタバレ

    御厨家の人々のお金の使い方について描かれたストーリー。どの世代でも、誰が読んでも、「わかるー!!!」と頷ける内容だなぁとしみじみ。
    御厨家の登場人物
    ①次女の真帆
    (結婚を考えている彼が多額の奨学金(550万円)を抱えていることが発覚、彼の家族に会うもやっていけるのかと不安を募らせる状況)
    ②長女の真帆
    (友人がプチセレブ婚をするという話を聞き、自分の生活に劣等感を感じてしまう)
    ③母の智子
    (自身の病気や智子の親友の熟年離婚によって、今後の老後の家計や夫との関係への不安)
    ④祖母の琴子
    (老後資金の心配や貯金が減っていくことへの焦り)
    それぞれが悩みを抱えながら、日々を過ごしていくが、琴子の

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    2025年10月18日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    NHK のドラマでの、松坂慶子さんと長澤樹さん岩田剛典さん、その方のセリフとして、まるで聞こえてるように読みました。高齢者社会の現実ありありですが、彼女たちのような救世主が現れてくれるといいなぁと思います。高齢者の一員として、身につまされてしまいました。

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    2025年10月17日
  • 東京ロンダリング

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    事故物件のロンダリングというあらすじに惹かれ購入。
    全体的に面白かったです!
    凄い長いって訳でもないのでさくっと読める感じとても良かったです。

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    2025年10月17日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    超高齢化社会の日本で実際に社会問題になっている事をテンポ良く描いている。協力的な人にほっとしたり、頑な態度を取る人にモヤモヤしたり、読んでてここの住人になったような気分になった。問題は全て解決するわけではなく、まだまだ山積みだという終わりもリアリティーがあって良かった。

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    2025年10月17日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食卓を囲む恋人たちの物語。
    こう書くと、幸せな話のように感じるかもしれないけれど、そんなおめでたい話ばかりではない。
    食欲は人間の二大欲求の一つだから。その上に立つ物語はそれはそれは濃いものでなければ成り立たない。人間の生と欲が濃密に描かれた短編集。

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    2025年10月15日
  • 東京ロンダリング

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    事故物件に一定期間住む事で"ワケあり"を浄化するニッチな仕事を事故物件ロンダリングと称したネーミングセンスが素晴らしい〜。
    事故物件と言えば怪奇的な事に繋げてしまいがちだが、作中では"ワケあり"な人達とクセ強な主人公の交流が豊かに描かれている。
    そして予想外な飯テロの波状攻撃にヨダレが止まらない!豚肉の塩コショウ焼き食べたいっ!こういう仕事をしてれば、たまに引っ張られる事があるから気をつけろ。と語る相場のパンチライン。やはり怖いです!

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    2025年10月15日
  • 口福のレシピ

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    私の祖父母が生まれた時代のしずさんと現代(いつ頃なのかしら)を生きる留希子 料理に携わり試行錯誤に夢中になるところはそっくりで お母さんやお祖母ちゃんの人となりはあまり語られていないけれど、彼女たちにもそれぞれ物語がある それも読んでみたいな これから冬なので春菊が出てきたらおそばを食べたいなと思う

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    2025年10月16日
  • 古本食堂

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    お腹がすいて、あたたかな気持ちになる。
    食欲の秋、そして秋の夜長の読書にぴったりだ。

    「古本食堂=神保町そのもの」とは、納得! 本とおいしいものって、なんて相性がいいんだろう。世の中に、これだけ多くのブックカフェが存在するのも道理だ。
    ストーリーも好き。少しの謎と、進路に悩む人の背中をそっと押す…いや、さするくらいの言葉と本。押しつけがましさはなく、とうに青春を過ぎた身には暑苦しく感じるような前向きさもない(でも、美希喜の指導教授の言葉は、同じく修士課程に進んだ者として、耳が痛かった)。
    わたしのなかでは、小川糸さんの『ツバキ文具店』と同じ分類。疲れたときに、自分のペースで読みたい作品だった

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    2025年10月14日
  • 月収

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    帯にもありましたが、月収いくらあったら幸せ?に惹かれて読んでみました。少なくても幸せな人はいるし、多くても不幸な人もいます。やはりほどほどに、が一番良いのかな、と、思いました。ただ、お金は背負わなくても良い苦労は回避できるので、ある程度欲しいです。
    あと、お金では買えないものの価値(人とのつながり、人の役に立てる事等)が、本当に大切だと思いました。

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    2025年10月13日
  • 古本食堂

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    ほっこりな小説
    いい人しか出てこない。
    本と食とそれぞれの人生とただ最後はちょっとびっくり!読みやすい本です。続編はあるのかな?

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    2025年10月13日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    老いについて、明るくも、考えさせられる作品。
    主人公の桐子が人生に悲観しつつも、なんだかんだ人柄のよさで周囲に助けられてつつ、生きてゆく。孤独社会だからこそ、心に響いた。

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    2025年10月13日
  • ラジオ・ガガガ

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    実在する人気ラジオ番組に耳を傾ける人々の姿を描いた短編集。
    一時期ラジオを聴くのが楽しみだったのですが、今は日曜天国の切り取り放送を聞く程度です。
    本を読みながら、ラジオを聞きたくなりました。実在の放送のシーンが入っていたりするので、そのラジオ番組の好きな人は嬉しいかも。と思いながら読みました。気分転換に丁度良い短編集でした。
    ★好きな話★
    第一話 3匹の子豚
    第二話 アブラヤシのブランテーションで
    第四話 昔の相方 

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    2025年10月12日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    星4.5
    『日本農業新聞』2023.11.1〜2024.10.31に加筆修正

    『一橋桐子(76)の犯罪日記』が面白かったので読む。題名も『一橋桐子(79)‥』と3歳歳をとっている。

    今流行りの、団地再生のお話で、一橋桐子と雪菜は住み込みの管理人となるのだが、ことは簡単には進まない。住民には一癖も二癖もある老人が多いからだ。
    相変わらず、原田ひ香の本はさくさく読め、世間で起こっている諸問題などもやさしく知ることができて面白い。(他の方のレビューを読むと同じようなマンションがあったようで驚いた。)
    実際この本のように物事が進んでいくことはあまりないと思うが、正論だけでなく、一橋桐子の奥ゆかしい

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    2025年10月12日
  • その復讐、お預かりします

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    『復讐するは我にあり』
    復讐したくなったらこの言葉を思い出そうと思います。
    はじめはぎくしゃくしていた成海と美菜代のペアがだんだんいい方向に変わっていくのが良かったです。

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    2025年10月11日
  • 老人ホテル

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    最後は幸せになって終わって欲しかったけど、なんとも不完全燃焼な終わり方。面白くなってきたところで、ストンと終わってしまった。読者の想像力に委ねる終わり方は、どうしてもモヤッとしたものが残ってしまう。スピンオフも、結局幸せなようでそうでもない。本人もこの状態では辛いやろうに…

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    2025年10月11日
  • 定食屋「雑」

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    原田ひ香さんの本、何冊か読ませていただきましたが、私の中で1番の作品でした。

    場所は、定食屋さん。その店の名は『雑』といいますが、本当の名前は違いました。
    店の中のあらゆる人たちのお話。
    離婚に踏ん切り付かずの女性。
    過去のトラウマに悩まされながら働く女店主。
    定年後の一人暮らしの男性老人。


    バラエティに飛んだ人生模様でしたが、読んでいるうちに感情移入してしまいそうなくらい気持ちが盛り上がってました。
    特に、離婚問題の女性と元夫。本当にムカつきましたねo(`ω´ )o

    ラスト50ページ程のあたりで、話はトントン拍子に進みあっけなく終わってしまった。
    登場人物の皆さん、気持ちいいくらいス

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    2025年10月10日