原田ひ香のレビュー一覧

  • 三千円の使いかた

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    三千円の使い方
    美帆、真帆、智子、琴子、それぞれの年齢で“お金”、そして“人生”について考えていくストーリーで、自分の人生についても改めて考えたくなるような、そんな作品でした

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    2026年08月11日
  • #台所のあるところ

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    直木賞候補ということで読んでみる。
    最初話にはなかなか入っていけないと思っていたが、途中からはとても良かった。様々な女性の生活を縦糸に、彼女たちの推し俳優の状況が横糸になって繋がっている構造と言って良いのかな。。何かが強烈に印象に残るというわけではないけど、読後感としてはとても爽やかな気持ちになれて最近の他書に比べて気持ちが落ち着いたのがいい。

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    2026年08月11日
  • 古本食堂 新装開店

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    好きな作家のものを読む幸せは得難いものがあります。この物語に限らず美味しいものはお手頃のものは並ばなければならないか奮発して数年に一度しか行けない。

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    2026年08月10日
  • #台所のあるところ

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    6作からなる短編集だが、全ての章に「#台所のあるところ」と言う深夜ドラマがあって、章と共にその作品も完成されると言う二重に楽しめるようになっている。メインの作品もだが、作中作も興味深くて、贅沢な読書を味わった。私は「冷凍庫冷蔵庫合わせて五台」のゾッとする終わり方が好きだった。

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    2026年08月10日
  • #台所のあるところ

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    それぞれ立場や年代の違う女性たちの短編集。主人公たちは深夜ドラマ台所のあるところを見ていて、その感想を#であげている。知らない人同士が、同じドラマを見て盛り上がり楽しみ、自分を振り返ってみたり。ドラマのその先も気になるし、それぞれの主人公たちがどうするかも気になって早々に読み終わった。今の現状にうんざりしてもなかなか一歩を踏み出すのは難しい。でも、それぞれの主人公の選択を知ることができてよかった。

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    2026年08月09日
  • 喫茶おじさん

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    コーヒーと喫茶店のメニューを色々試したくなった!こんなに考えながら普段飲んだり食べたりしないから、今度からちょっと気をつけてみよう!チーズトーストを食べて、昔母が作ってくれたことを思い出したりするくだりはちょっとぐっときた。あと、松井さんとの友情のやりとりが好きだったな。松井さんの息子が、しっかり生きていけますように。「どんなふうにでも生きていけるんだな」「先に先に息子に用意してしまう」みたいなセリフにちょっと泣けてしまった。親は何歳になっても子供が大事だな。

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    2026年08月08日
  • 母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

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    母親と娘、それとつなぐ小包。連作短編集。

    母親からの小包は、受け取る側が必要だろう、というものをこれでもか、と入れてある。そしてそれは決して垢抜けず、ダサい。

    しかしその中に込められた気持ちは存外に深く…

    原田ひ香には「月収」という連作集もあるけどそれを彷彿とさせる一書。良作。

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    2026年08月08日
  • 老人ホテル

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    節と節の間に区切り記号があってほしいなと思ってしまったのは、私が伊坂作品が好きだからなのだろうか。最初の方は特に脳の切り替えが難しかった

    天使のメタ視点みたいなのはとても好きだし、ストーリーも割と好きでした!

    やっぱり過去ってどんだけ振り払っても染み付いて消えないものなんだなーって
    薄々そんな気はしてたんだけどこの本を読んでなんか先が思いやられました

    にしても、最後の最後になんでこんな特大の疑問を残したんだ....?解説読んだところ単行本の結末の方が好きかも。

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    やっぱり、やめる気なんだな、そういう覚悟をした人間は強いな、と思った(p.75)

    たぶ

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    2026年08月08日
  • 古本食堂 新装開店

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    やっと続編の文庫が出て、即買いしました!

    このわたしにはまだ知らない神保町の空気感を読書を通して覗きに行けたような気持ちになります。

    今回、大きな転機が何度もあり、そわそわしながら読みました。
    しかしながら、相変わらず出てくる食べ物が美味しそうで夜は飯テロですね笑

    どれも食べてみたいなぁと思いますし、2人の人生、今後も気になるなぁと。
    美希喜ちゃんの表現で、喧嘩とか言い合いはしてないけど、ぽつんとできた関係の中のシミのようなもの。「・」これくらいのが話しててもあるっていうのすごく分かるなぁって。
    これがじわじわと広がってしまわぬうちに大切な人なら尚のこと、気持ちを確認し合うって大事ですよ

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    2026年08月08日
  • 喫茶おじさん

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    珈琲を飲む
    それだけの世界なのに、どごでも広がる世界観や人間模様
    日本にどれだけの喫茶店があるかわからないけど、それだけ人間模様があるのかもしれない

    本作の主人公の松尾純一郎は、会社を辞めて始めた喫茶店を潰す。奥さんからは離婚を突き出されというなかなか辛い状況
    それでもまわりは松尾を羨ましいという

    自分も彼と同じような年齢でもあるけど、結婚も恋愛も何もしていない。やっぱり羨ましいと思える

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    2026年08月07日
  • 東京ロンダリング

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    事故物件に住んでロンダリングする。
    それによって不動産屋は告知を免れる。
    知ってはいたけど、それを仕事にしている人っているのかな。
    心が傷ついて気力を無くしたりさ子は、その仕事をしながら出会った人に心を助けられてゆく。

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    2026年08月06日
  • #台所のあるところ

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    連作短編とは言えないが、同じ番組を見てるというハーネスの作り方が面白かった。最終話で諸々繋がりかけたので、他の面々も絡んできてくれるともっと良かった。

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    2026年08月06日
  • 月収

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    人それぞれのお金の価値観。
    それを、さまざまな境遇にいる、登場人物を通して、描いている作品。
    章ごとにでてくる登場人物が、それぞれ別々かと思いきや、あとでつながってくるのも、読んでて楽しかった。

    何より、「3千円の使い方」もそうでしたが、お金の大切さ、自分の生活形態に合わせて、深く考えていく大切さ、を改めて感じさせられた作品でした!

    ぜひ、これもドラマ化してほしい。

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    2026年08月06日
  • DRY

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    ネタバレ

    こんな話や人物も書けるんだ!という驚きの小説だった。私は原田ひ香をすごく枠に当てはめて理解してたんだなと思った。

    解説では主人公の藍にわりと同情的というか寄り添った意見が語られていたけれど、私は(けして良いとは言い難いかえれど)浮気した元夫や不倫相手の上司が藍を雑に扱ったり蔑んだりする気持ちが少し分かってしまう気がする。
    作中で不倫相手から告げられる「底知れない品の悪さ」「俺たちとは全然違う何か」が、私にも肌感覚として理解できるからだ。

    読み進めながら、そりゃ元夫は子どもと藍を引き剥がすよな、義母は嫌うよなと思ってしまうのだ。育ちの良くない人特有の下品さや雑さを感じるのだ。無鉄砲というか頭

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    2026年08月05日
  • 古本食堂

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    急逝した親族が営んでいた神保町の古書店を舞台とし、それを引き継いだ妹と大学院生が周りの人々と本と食べものを通して関わっていく物語。

    2人の目線で交互に書かれ、大叔父の秘密のようなミステリー要素も少しありつつ、何より神保町界隈の食べ物が美味しそう!
    今後の展開も気になるため、続編が出たら楽しみ。

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    2026年08月04日
  • 古本食堂 新装開店

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    ほっこりする本。
    私もこんな古本屋さんでゆったりとした
    時間を過ごしたいと感じた。

    出てくる登場人物がみんな優しくて
    心温まる人たちばかり。
    すごくうらやましかった!

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    2026年08月02日
  • 古本食堂 新装開店

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    神保町のいもや、懐かしい。15年くらい前かな、一度連れて行ってもらって食べた。
    10年くらい働いていた神保町界隈。もっと街を楽しんでおけばよかった…。

    物語では、じろうさんの秘めた愛が垣間見えたところが素敵だったな、としみじみ思う。

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    2026年08月04日
  • 月収

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    月収という視点から様々な女性のストーリーが描かれている。年齢層もバックグラウンドもバラバラ。自分が成長していく中で通ってきた価値観もあって共感部分も多い。『ああ、このくらいの月収の時、学生の時はこんな価値観だったな。このくらいの月収になるとこんな心の余裕が生まれるけど心にこんな穴が空くのか』などこの本を通じて体験できた。辛い境遇も深掘りしないでそれぞれの幸せな部分にもフォーカスするので暗くなり過ぎずに読める。

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    2026年08月02日
  • 古本食堂 新装開店

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    原田ひ香さんの本の中でこの前作とこちらの小説がとても好きです。主人公が兄から受け継いだ古本屋を大切にしていて、その彼女を取り巻く人間模様と、登場する本そして、神保町の美味しいお店の食べ物。
     素敵なお話です。

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    2026年08月02日
  • 古本食堂

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    私たち研究者はその長い長い鎖をつなぐ小さな鎖の一つでいいのではないですか。自分の名前を残そうとか、自分の研究で世間や学会をあっと言わせてやろうなんて考えなくていい。

    私は研究者ではないけれど、最近の風潮として、世間をあっと言わせたい人が多すぎる気がする。そこに無理が生じて、問題が頻発するのかな。

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    2026年08月01日