原田ひ香のレビュー一覧

  • ランチ酒

    Posted by ブクログ

    2017年出版。280ページ。元クラスメイト男子がやっている「深夜の見守り屋」の唯一の社員として働く、バツイチの女性が主人公。お客様の元・各所に赴きながら、その場近郊で「仕事上がり(徹夜明け)のランチで酒も飲む」。特に大きなストーリーは無く、ある意味淡々と過ごす日常。訳あって元夫のもとで暮らす小2の娘と、月に一度だけ会う。
    ごく平均的な人、とは言えないが、とても劇的とも言えない設定の人物達が織り成す物語。
    やっぱり飲み食いのお話は、読んでいてワクワクする。かと言ってグルメ的な突っ込みは深過ぎす、退屈するほどに浅すぎもせず。
    強いインパクトは無いけど、読後感はハンナりと暖か。

    0
    2025年10月09日
  • 月収

    Posted by ブクログ

    連作短編形式のようになっていて読みやすい。次の話で前のキャラの過去やその後が書かれていたりして感慨深い。不動産投資の回では家ってそんな値段で買えるのかとびっくりした。色々お金のリアルが書かれていて勉強になった。

    0
    2025年10月08日
  • ほろよい読書

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ほっこりするお話の短編集だった。
    それぞれ、
    お酒にまつわる話で、ついお酒を手を伸ばしたお話もあった。
    特に、柚木麻子さんの「bar きりん組」は、面白いし、まるで自分もZoom飲み会に参加してる気がして、それぞれの飲み方を(カクテル)を真似して飲みたくなってしまった。
    翌日には、ガリガリ君のサイダーとコーラ味も購入して割ってみたり…。
    (サイダー味のほうが好きで、コーラ味を何十年かぶりに買った気がする。)
    どれも食やお酒に関しての美味しいお話だった。

    0
    2025年10月08日
  • 人生オークション

    Posted by ブクログ

    バブル時代の負け組の叔母と、さとり世代の姪が、叔母の離婚をきっかけに、叔母のブランド品をネットオークションを活用し断捨離しながら生活費を稼ぐ中で、二人それぞれが自分の人生に対して抱えている感情や気持ちを整頓しながら少しづつ元気を取り戻していく中編小説を含む、異なる味わいのある2作品。

    0
    2025年10月08日
  • 定食屋「雑」

    Posted by ブクログ

    沙也加の離婚理由についてはモヤッとする感じで、なんだか納得いかないと思ったが、沙也加とぞうさんの関係性が良くて、これは気持ちの良い感じで、読後感は非常に良かった
    面白くて、良い小説だなと思った

    0
    2025年10月08日
  • 三人屋

    Posted by ブクログ

    オーディオブックにて

    美味しいものが出てくる
    町の人たちの人情
    三人屋の3人姉妹のそれぞれの事情
    ドラマになったら…
    妄想で配役を考えてみたり
    楽しめた

    0
    2025年10月08日
  • 喫茶おじさん

    Posted by ブクログ

    喫茶店に行きたくなるーーー!!
    純一郎の人生の合間に喫茶店が出てくるんだけど、
    もっと人ってゆっくりしていいんだ
    喫茶店ってそのためにあるんだと思わせてくれた

    ロケ地巡りしたい

    0
    2025年10月06日
  • その復讐、お預かりします

    Posted by ブクログ

    復讐物が好物なので手に取ったが、全くドロドロでもスカッとでもなく、どちらかと言えばほのぼの系?【復讐するは我にあり】復讐しないことが真の幸福に繋がる。確かに、眠れないほど憎いことも辛いこともたるけれど、それ自体をすっかり忘れて自分が幸せになれるのが1番良い。復讐するほど憎い人や出来事を忘れるまでな辛いけど。全てを手放した時復讐は完了。
    自分は根に持つタイプで嫌いな人を一生恨んでやる〜呪ってやる〜と思って生きてきたが、改めて振り返るとあの時は何を恨んでいたのか今となっては何もかもすっかり忘れている。忘れたってことは復讐完了。良かった良かった。
    主人公の言動には余計なひと言が多くハラハラしたが最後

    0
    2025年10月06日
  • 古本食堂

    Posted by ブクログ

    読まず嫌いだったけど
    読んだらホッとした


    表紙と題名でちょっと古臭い話なのかな
    と思って積読してたけど
    読み始めたら一瞬だった

    ほっこり

    本に関わる人たちいい人しかいない
    私もこういうお店に通いたいなぁ〜

    穏やかな気持ちになるとお話しだった

    0
    2025年10月04日
  • 東京ロンダリング

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    サクサクと読める
    事故物件も誰か住んだ後だと次の住人に伝える義務がないって話は知ってたけど、その為にロンダリングする設定は面白かった。
    多少住人の死んだ状況なんかはあるけど、特別ホラー的な要素もないので気味悪い気分にもならずに読めて良かった
    よくある恋愛の展開になるだけとかじゃなくて良かったし、最後協力して救えたのでスッキリ

    0
    2025年10月04日
  • 失踪.com 東京ロンダリング

    Posted by ブクログ

    何も知らずに手に取ってしまったのですが、この本は『事故物件、いかがですか?東京ロンダリング』という文庫本と内容は同一だそうです。
    文庫版になるにあたって、タイトルだけ変わったようです。

    文庫版はすでに読み終えており、感想は文庫版のほうに書いてありますので、こちらでは省略させていただきます。

    今夜は東京ロンダリングの続編を読むぞー!と意気込んでいたので、少し残念です(´・ω・`)

    ですが、また続編が読める日を楽しみにお待ちしております(๑˃̵ᴗ˂̵)و

    0
    2025年10月03日
  • 古本食堂

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    何かにつまずいたり悩みを抱えている登場人物に対してオススメの本や美味しい料理を絡めて道を照らすという内容。処方箋のような飛び切りの選書と湯気や匂いを感じさせるような美味しそうな描写の料理に登場人物たち同様にメンタルもお腹も満たされていく気がした。
    著者も大学時代に学んだという古典文学など文化の継承とか「三千円の使い方」の著者らしいファイヤーを目論む青年との会話、本好きにはたまらない神保町の有名店と作家とのうんちくなど読みどころも満載である。
    そして、物語は亡くなった慈郎兄(大叔父)の想い人の真実がわかり、主人公2人の女性の抱えていた思いも…

    0
    2025年10月03日
  • 古本食堂 新装開店

    Posted by ブクログ

    優しい気持ちになり、また続きが読みたいです。
    特に第四話が涙がでました。人生は短いから、少しでも後悔しないように生きていきたいです。

    0
    2025年10月03日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

    Posted by ブクログ

     「一橋桐子の犯罪日記」の続編。NHKのドラマが面白かったから、続編を読んでみた。桐子と海外から帰国した雪菜が、古い団地の管理人になって、様々な問題を解決するというお話し。こんな管理人さんがいたらいいなあと思った。

    0
    2025年10月02日
  • 定食屋「雑」

    Posted by ブクログ

    ちょっと入院していて、退院後最初に読んだのがこちらの本。定食屋って最近はチェーン店しか行かないのだけれどこんな定食屋が近場にあれば嬉しいと思う。

    0
    2025年10月02日
  • 彼女の家計簿

    Posted by ブクログ

    過去の日記から家族の過去と関わるひとの過去をクリアにしていく物語。日記と登場人物①②の現在が交差していて前半は??やや混乱したが、後半続きが気になり一気に読んだ。
    仕事と育児を両立する母の子どもへの愛と後悔と苦悩は、共感するものが大いにあった。会えなくなった時後悔するから、は心に染みた。

    0
    2025年10月02日
  • 老人ホテル

    Posted by ブクログ

    日村天使(エンジェル)は、大家族でテレビ特番が放送される裏では仕事せず生活保護を不正受給し、天使にも嘘をさせる生活。家を出て「金持ち」を目指す。そこでキャバクラでビルオーナー光子に出会い、そのノウハウを知るために長期滞在ホテルに光子を、そこでは幸子など様々な人物にも出会う。

    ビジネス書的に、節約、金利や融資について
    そしてラストはスッキリする展開に
    しかし…
    結果目が離せない内容に

    0
    2025年10月01日
  • あさ酒

    Posted by ブクログ

    新しく見守り屋の仲間になったエマ。エマちゃん中心のストーリーでした。美味しそうなごはんとお酒。たまりません。

    0
    2025年10月01日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    一穂ミチ目当てで手にとる。あと巻末の山田詠美のエッセイ 「恩讐の彼方のトマトサラダ」も。
    さすが山田詠美!この短い短いエッセイの中にユーモアの中にちゃんと彼女らしい美学が語られている。
    今まで振られたことはないって、「男と別れるのは、相手が逮捕されるか、強制送還されるか、死ぬか、のどれかなんで」ってすごい。
    原田ひ香の小説、(夏のカレー)初めて読んだけどこの60歳過ぎたしーちゃんと冴子の好き同士だったのに結婚には至らず40年にも渡る出会いから邂逅を経て別れまで(冴子の死)せつないラブストーリーだった。
    恋、片思い、両思い、愛、婚約、浮気、裏切り、不倫、
    恋愛に関することは”結婚”以外全部(冴子

    0
    2025年09月30日
  • あさ酒

    Posted by ブクログ

    主人公が代わり、昼から朝へ。相変わらずおいしそうな食べ物がいっぱい出てきて、おなかがすいてくる。。ストーリーは新たな主人公が見守り屋として仕事をこなしていく。続編が楽しみ。

    0
    2025年09月30日