【感想・ネタバレ】ミチルさん、今日も上機嫌のレビュー

あらすじ

45歳、職なし、バツイチ、彼氏なし。ミチルにあるのは元夫から譲られたマンションと貯金の三百万円。若くて可愛くてチヤホヤされたバブルの頃が忘れられず、そうかといって将来に不安がないわけでもない。恋愛、子供、親、仕事。あたし、これからどうするんだろう――。それでもミチルはめげずに前を向く。時代の波に翻弄されながらも懸命に今を生きる女性に贈るハートフルストーリー。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

たまたま出会った本だったけど、40代という年代や、恋愛などのステージからいい意味で諦めて達観していく様子が読んでいて共感できて楽しかった。

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

仕事で悩んでいる人、人生に迷っている人に読んでほしい1冊でした。

いい時代を生きてきて特に悩んだり困ったりしたことがない主人公ミチルが彼氏と別れたことをきっかけに少しずつ人生を見つめ直してい区様子はとても人間らしくそれでいてハートフルな作品です。

とても読みやすい文章であっという間に読み終わりました。

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2025年02月22日

Posted by ブクログ

バブル期に青春期を謳歌してバブルの時代を引きずって生きているミチルさん。
恋人も仕事も失って真剣に生きて行くことを考えて変わっていく。
ミチルさんのからっとした性格で暗さは全然なくて、読んでいて気持ちが明るくなるし楽しい気分になる。
自分を変えることはできる!ほっこりしながらすっきりとした作品。

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2023年12月21日

Posted by ブクログ

バブルを生きた女性が、だんだん地に足着けて生きていく様子がとてもよかった。今の自分をちゃんと見つめて生きていく主人公に勇気づけられた。

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2023年05月26日

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ミチルさん、思った人と違う!ってその線で進めてくれれば⭐️5個だったか?
というのも、終盤の老人に対する優しさの手助けなんかもっと深掘りしてほしかった。逆に言うと最後の仕事のくだりはいらなかったかな?
また、昔の男たちを呼び出すアイデアはどうかと思う。
総合的に面白い作品だった。

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2025年06月14日

Posted by ブクログ

私はミチルさんより今の歳は上だけど、ミチルさんの現在の年齢は60くらいになるのかな。こんなお姉さんが近くに住んでいたらいいと思う。人生は長いか短いか。長くて、それまでの人生があったからこそ、楽しむ方法はいくらでもあるんだな。ちょっと前までいくらでも履歴書かけば仕事はあると思っていたのが、いつのまにかどんなに送ってももう仕事はないと気づいたけど、ミチルさんみたいな強みがどこかにあるかもしれないと希望ももらった。ミチルさんは常識人だ。バランス感覚も優れてる。だからこそ世代を問わず付き合える。しかも浅野温子かゆうこなみに綺麗だ。ああやっぱりご近所に住みたい。

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2025年05月31日

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ネタバレ

ミチルさんがカッコよくて、その行動力も考え方も好き。最後、男性の手でハッピーエンドでないところも含めて好き

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2025年05月22日

Posted by ブクログ

最初はミチルってイタイ女なの?と思わせられたけど、読み進めるうちにたくましくて優しくてカッコいいなぁと思った。
バブルってすごい!!
そこから令和を生きてくマインドに変化していくのって大変なのかもしれない。

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2025年05月19日

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見習いたいのはミチルさんのポジティブな行動力

いや、決してポジティブだけでは無いかもしれない、、
いろんな悩みや解決しきれない過去や未来を背負っても、負けずに笑顔で居れること。
その大切さをミチルさんから受け取って欲しい。
自分や他人を否定しない、比べない、投げやりにならない、、そんなミチルさんだからたくさんの人が寄ってくるんだろうな、、って感じる。
自分の生き方、何を大切にして、何が必要では無いものなのか、、そんな事を考えさせられる一冊でした。
原田さんのその後の著書に繋がるメッセージを感じることができますね。

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2025年03月03日

Posted by ブクログ

最初の部分は少し不快だったけど話が進むにつれてミチルの人情味のあるところや人助けがでてきて面白かった。普通に就職活動して何回も落とされてたりしたら交渉屋さんまで辿り着かなかったと思うし、いい社会復帰の道だなと思った。私も自分にあった仕事にたどりつけたらいいなと思った。今悩むことがあってなかなか前に進めてないけど人生は長いっていうこの本のメッセージを得て、もうちょっと頑張りたいと思った。

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2025年02月16日

Posted by ブクログ

冗長かと思ったけれど、ラストで刺さる言葉もあり、最終的に良かった。
バブルを生きた女性が、いろんな人生経験をして、自ら何かを掴んでいく人生になっていく話。
〜してもらう、ではなく、〜する、に変わる主人公が最後に見れて良かった。
いきなりは無理だけど、自分も、そういう意識を少しでも持って過ごせたら、と思えた。

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2024年09月26日

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バブル時代にモテモテだった女性のバブル後の生き方のお話し。

バブルは経験してないので、ミチルさんみたいな経験いいなぁと思いつつ読み進めていくと、同じバブル時代を生き抜いた人でも当時の感じ方は人それぞれなんだという事が分かります。

男には男の、女には女のプライドがあって、それを自分の人生にどう生かしていくのかということが大事なんだなと。

結論、ミチルさんみたいに芯が強い生き方は憧れる!年末年始に読んで元気が出た1冊でした。

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2024年01月13日

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アラフォーバツイチ女性のお仕事小説になるのかな?

生きた年代がバブル世代のため、なかなかミチルさんに共感できずにいた。
話が進むに連れて、最終的に、ミチルさんは自分を受け入れて、素直になっていく気がした。そんなミチルさんが素敵に思えた。
『おばさん』を受け入れる姿勢に、こちらも見習わねばと思った。

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2023年05月30日

Posted by ブクログ

正直バブル世代が羨ましいか、と問われたらわたしは「YES」とは答えないだろう。
負け惜しみとか、全然そんなのではなく。
ディスコ、週末はスキー、ハイブランドの服やバッグ、奢って貰うのが当たり前の世の中だったんだろうけど、わたしは運動が大の苦手だし、古着が好きだし、外食続きだと胸焼け起こすし...。

きっとわたしは持って生まれた庶民体質なんだろう。
でももし、わたしが20歳前後でバブル真っ只中にいたとしたら、毎晩ガンガン踊って、ベロベロになるまで飲んで、終電を逃してタクシーチケットで帰宅する、みたいな日々を送っていたんだろうか。
世間の風潮に流さた生活をしていたんだろうか。

バブルは「泡」の如く崩壊した。
わたしはバブル=平野ノラのイメージでしかないZ世代と呼ばれる年代にあたる。
ある世代の方々からは「今の子はかわいそう」と思われているかもしれないがご心配なく。
我々はそれなりに楽しくやっております。

現代は高級品で全身を固める代わりに、ハイブランドは一点投入、ファストファッションで高見えさせるのが主流だし、スマホさえあれば外出しなくても楽しいし、有名レストランの料理人が監修したスイーツやごはんがコンビニで手に入っちゃう時代になった。
コロナが流行したときでさえ、家での時間を楽しもうということで、たくさんの工夫がされた。
だから多分、人間ってのはその時代の流れや風潮に合わせて柔軟に対応していける生物なんだと思う。

これから先不安はないと言ったら嘘になる。
だけど長い人生楽しんだもん勝ちだし、流れに乗ったもん勝ちだ。
みちるさんは「バブル」という過去への執着から解かれたことて「長く生きるも悪くない」と思えるようになった。
きっとこれからも彼女は上機嫌で生きていけるんだろう。

…でもまぁたまには、年に1回くらいなら、老舗割烹で河豚鍋食べたり、椿山荘のアフタヌーンティーとかに行きたいけどね。

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2023年02月03日

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バブルを生きてきた方って、
こんな感じありそうだなと思いながら読みました。

あまりミチルさんみたいな人がいたら仲良くはなれないなとあまり共感できず、自分はどちらかというとこの女子大生の気持ちの方に共感したが、なんだか心が温かくなるところもあり、優しい小説でした。

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2023年01月25日

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バブルを満喫して、終わったことが分かっているのに認められないミチル。

バブルを味わいつくす大人を指を咥えて見てた立場から見ると、何度も羨ましく妬ましく…
もうちょっと早く産まれてれば私も…なんて思う人も多いんだろうなぁ。

でもミチルが悩みつつも自分にできることを認めて進んでいく姿に何となく応援したくなって。

やっぱり人って自分の持っているもの、経験を活かして生きていくしかないんだなぁって。
何も持ってない人なんていない。
なんて思った読後感だった。

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

『東京ロンダリング』(&『失踪.com』)以来の原田ひ香さん。

山崎ミチル、45歳。バツイチ、無職。
バブル期に美味しい思いをしまくった記憶を引きずりつつも、将来への不安を抱えながら日々を過ごしている状態です。
"妥協"で受けたスーパーのレジ打ちバイトにも落ちて、流石に凹んだミチルでしたが、「経験年齢不問」のチラシのポスティングバイトを始めることになり・・。

序盤は、若い頃チヤホヤされていた、華やかなりしバブルの頃の記憶にしがみついているミチルさんを痛々しく思いながら読んでいたのですが、彼女がポスティングのバイトを始めて、その関係で知り合った佳代子さんのスマホの契約に付き添ってあげたり、きく乃さんの家賃交渉をしてあげたりといった、高齢者の方々と交流していくあたりから段々とミチルさんに好感を持つようになりました。
そう、何だかんだでミチルさんって根が良い人なんですよね。
若い頃から男性にモテていたのも、容姿だけではなくて持ち前のコミュ力の高さっていうのもあったからなんじゃないのかな~・・なんて思いました。
加えて、バブル入社とはいえ、大手企業で正社員として働いていた社会人スキルもきちっと身についていて、ひょんな事から勤める事になった家賃交渉事務所での働きぶりからもその適応力が垣間見れますよね。

そんなバブル世代のミチルさんと現代の若者代表(?)の優奈ちゃんとの会話の場面も、それぞれの世代の考え方の差が現れていて興味深かったです。

そしてラストは、バブルの呪縛から解放されたミチルさんが運転免を取ろうと決意する前向きな着地で、爽やかな読後感でございました~。

それにしても、本書の中でミチルさんが語っていたバブル期就職の売り手市場っぷりには(フィクションとはいえ)唖然としちゃいますね~・・シンプルに羨ましい~(*´□`*)

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2025年02月12日

Posted by ブクログ

バブルの好景気を知らない自分からするとバブルって愚の骨頂みたいなイメージが強い。

バブルの好景気に美味しい思いをしたミチルさん。
45歳になってもその感覚が忘れられない。
嫌な女のようでそうでもない、苦労知らずのようで仕事もできる、なんとも言えない人だ。
(解説で「鼻持ちならない」と言われてて笑ってしまった。確かに…)


そして元カレも順風満帆な人とそうでない人が出てくる。バブルの恩恵を受けたからってみんなが幸せな訳ではない。

ミチルさんみたいな華やかな時代を生きてきた美魔女がポスティングの仕事なんてするか?と何度も思ったが、多分、彼女は自分が抱えてる何かから解放されたかったのだろう。優奈ちゃんとの出会いで呪縛から解放されるシーンはこっちまで胸がスーッとした。

登場人物の中でミチルの元夫と光浦だけは最後まで好きになれなかった。
光浦、お前は自分の年齢を考えろ。笑

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2024年08月11日

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かつて丸の内のOLだった、バブル期の象徴のような女性ミチルさん。
バブル期も終わり、ミチルさんの状況も変化する。
向かい風を感じながらも、持ち前の明るさで未来を突き進んでいく姿に、頼もしく、応援したくなる小説だった。
吉田伸子さんの解説も良かった。

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2024年06月22日

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ミチルさんは少し年下だけど、時代的にはかなり近いので分かる部分も多々。
バブル期、男性で年上とあらば奢ってくれるのは当たり前、車はいい車じゃなきゃカッコ悪いし、女性は似合う、似合わないは置いといて、ワンレン、ボディコン、誰もが真っ赤な口紅で戦闘モード、何と戦っていたのか?どうなりたかったのか?今の若者よりは夢や希望があった気がするけど、ミチルさんと同じく答えは出ていない。
経験は生きていると信じて前進!

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2024年05月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

バブル期を謳歌したミチルさん。彼氏のいなかった時がなく、美魔女と呼ばれるくらいのモテモテな女性。
45歳でもまだまだ現役!とばかりに自信満々でいたのに、三ヶ月前に彼氏にふられてからの落ちぶれ具合が痛々しい。仕事に無断欠勤して解雇、何もやる気が起きない。でも、何とかチラシ配りのバイトに就いて、前を向こうとする。
彼女の根っからの明るさが、この本の魅力だと思う。ちょっと鼻につくところはあるけれど、家賃値下げ交渉をする段になってからの活躍は、元々仕事のスキルが高い人だったんだなと思わせる。交渉術も巧みだし、人の機微を見て柔軟に対応できる。
彼女が「現役」の呪縛から解き放たれる瞬間は、読んでいて自分も気分が軽くなった。
誰にでも、何かしら付き纏っている呪縛があると思う。そんな生きづらさを感じている人にオススメしたい。

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2024年04月23日

Posted by ブクログ

バブル期を知るミチルさん。当時の様子の話が懐かしい。色々な経験を経て人生を楽しんでいて、とても面白かった。

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2024年02月22日

Posted by ブクログ

45歳で職なし、バツイチ、彼氏なし、子なし。ないないづくしで、バブル期を引きづるミチルさん。 チラシ配りのバイトをすることになり…。 ミチルさんはなんだかんだ言いながら、仕事ができる人だから問題があっても人生を乗り切れると思う。☺ 良いなぁ。

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2023年11月09日

Posted by ブクログ

私より少しだけ年上のミチルさん。バブルの頃がまだまだ忘れられずにいるのが自分のようで痛々しくてイラっとしながら(自分に)途中まで読んでいたけど、段々と本来の?ミチルの良さが出てきて 前を向いて生きていけそうで励みになった。まだまだ人生長い。楽しいこともこれからまだ沢山あるかも。

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2023年09月25日

Posted by ブクログ

ほぼ私と同世代であろうと思われるミチルさんだけど、私にはそんなに煌びやかなバブルの思い出なんてない。
そんなミチルさんに共感できるところはあまりなかったけれどチラシ配りをはじめたことがきっかけとなり新しい出会いを通して変わっていく。最後はミチルさんのこれからの人生を応援したい気持ちになった。

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2023年08月22日

Posted by ブクログ

自分に自信があるってとても大事。
だけど、
過去の自分(栄光)をいつまでも引きずって、
現在のありのままの自分を受け入れられない
そっちの方がしんどいよな〜。と思った。
過去と比べて劣っているのかもしれないけれど、
今の自分を丸ごと受け入れていきたい。
老いることも成長なのだから。

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2023年07月29日

Posted by ブクログ

夏の文庫本フェアでなにか読みたくて。
冊数ではマハさんの方が多く読んでいるが、ひ香さんも存在感があって好き。暗くてひんやりした感じが夏にぴったりでした。

四十代女性が主人公、人生がすべてうまくいかず、過去との折り合いがつかないどん底から少しずつ新しいステージに進みはじめるストーリー。

ちょうど私も行き詰って、新しい世界に飛び込んだところだったのでほどよく響く。前のところでは天井っていうか、もう人生なんてこんなもんなんでしょ?ハイハイ、とか分かったつもりになってたけど、新しいことを始めるとまだまだこれからなんだ、新しい人との出会いもこれからなんだな、って思えて、さらにこの本によるとそういうのって年齢とか関係ない、とのこと。

結婚する気がないという設定、自分よりも一回り年上であることホッとしたのもつかの間、
若者として出てくる可愛い女子大生が平成四年生まれ(同い年)のミニ地雷。学生でチヤホヤされた頃なんてもう10年くらい前だよ…あの頃はよかった…とプチミチルさんモードになりかけた。
でも、これからもどんどん何歳になっても新しい世界は開けて行くんだなぁと思ったら人生も悪くないよねって思う。今アラフィフになってるミチルさんだってきっと楽しくやってるはずだ。

フフッと笑えて背中を押してもらえる本。
なにか読もうかなぁ、と思うけど細かい文字とか設定に付いていく体力のないアラサー女子におすすめ。一緒にほっとしましょう。

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2023年07月24日

Posted by ブクログ

07月-08。3.0点。
バブル期を優雅に過ごし、四十過ぎても独身の主人公。仕事も見つからず、ポスティングの仕事を見つけるが。。。

軽い感じの小説。面白かった。

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2023年07月13日

Posted by ブクログ

『3,000円の使い方』を読んで、淡々と軽やかな文体が結構好きで、リピート。

前述した作品もさることながら本作も経済にまつわる描写があり、筆者は経済学部出身?と思ったけど、文学部卒なようでした。笑

バブルの時代に入社し、一度は結婚したものの好きな男ができたからと離婚し、元旦那から譲り受けたマンションでいつまでもふらふらと暮らす40代のミチルさんが主人公。
特に目標も持たぬまま、チヤホヤされ続けて今まで生きてきたせいで、この後の人生にもまだ期待しちゃってるミチルさん。イタい。
そして正直いけすかない。

自分の危うさに気付かないまま生活していく中で、新しい職場での出会いをきっかけに、少しだけ変わろうとする。
人との関わりが温かく感じられ和むが、3,000円の使い方と似通った部分が結構あった。



後半、女子大生がミチルさんの話に興味を持つシーンがあるけれど、私は女子大生の気持ちそのものだ。
バブルを生きてきた能天気なオバサマはやっぱり違う星の生き物にしか思えない。

そういう時代だったといえばそうなんだろうし、自分もその場にいればミチルさんのような振る舞いをしていたのかもしれないけど、積極的にお茶汲みも会食も絶対にしたくない。し、できない、と現代の私は思ってしまう。
自分のことは自分でやってくれ…。
ひとをお飾りのように扱うな…。

一方で、大卒で資格も取り、試験に合格して就いた職にも関わらず、残業代もロクに出ず、大学を中退した親族とさほど変わらない給料で生きている身からすると、物語の中の話だ、と余裕の表情を浮かべてられない。やってられねーとなる。(高卒が下とかは思っていない。給料が安くても素敵な職業があるのもわかっている。だけど費用対効果については疑問を感じずにはいられない)
羨ましくて辛くなる。

声を上げやすい、自分のことは自分でやろうね、という世の中になってきた現代のそこは素晴らしいと思うけど、タダで美味しいもの食べれるのも悪い気はしなかったり。(下に見られてるからこそでもあるんだろうなー。うーん)


私自身、特に大きな目標はないけど、女子大生同様自信はなくて、何か自分の身になる経験を積めたら、ともがいている。
一方で将来はあまり結婚したり子どもを持ちたいとは考えていなくて、それはいつまでも何かを期待して生きていたいからなのかもしれない。

ミチルさんを反面教師に、でもお気楽さと図太さは胸に抱いて日々を過ごしたいと思った。

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2022年11月13日

Posted by ブクログ

若い頃にはもっと良くてもっと楽になるものを見つけようと、関わってきた人たちをどこかで見下していたミチルさん。45歳になってようやく自分が見下していた仕事につき、人との関わりを持つことで大切なものを見つける。最終的に光と影の両面を俯瞰的に見て語っている姿はカッコ良かった。

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2022年10月29日

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