原田ひ香のレビュー一覧

  • 三千円の使いかた

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    おすすめです。

    色々な人と考え方があって良いんだと、改めて思わされた作品でした。
    次々と読みたくなり、すぐに読み終わりました。

    #癒やされる #ほのぼの #胸キュン

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    2022年02月01日
  • 三千円の使いかた

    購入済み

    とても 読みやすい

    登場人物それぞれに共感しながら、自分の金銭感覚や生活について 改めて考えさせられる小説でした。これからの生き方にも影響しそう。読んで良かったです。

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    2021年11月28日
  • 失踪.com 東京ロンダリング

    購入済み

    続きが気になる!

    「東京ロンダリング」に続く事故物件を扱う相場不動産とそこに纏わる人々を描いた社会派ミステリーです。
     仙道、町田、相場社長やまあちゃんが、今後ジャパン地所を中核とする黒幕にどう立ち向かっていくのかとても気になります。
     第三弾が必ずあるはずと信じているので、作者の原田先生に早く続編をお願いしたいです。
     本作の中で一番頭に残ったのは、人が居るとその中の一定数は失踪するというところです。アリの集団では必ず一定数が怠け、働きもののアリばかりを集めても、その中の一定数は必ず怠けると言うのと同様に、失踪も人間社会のバランスを保つための必要悪だと説明されます。そして大切なのはひょっこり出てこれるよ

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    2021年01月21日
  • 母親ウエスタン

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    「おそれいりましてございます」

    近所の定食屋に新しく入った店員は広美といった。

    長距離トラックドライバーで、妻をがんでなくしたばかりの健介はまだ30代。

    小さい3人の子どもたちと暮らしている。

    こんなハンバーグを、子どもたちに食べさせてやりたい。

    健介の何気ない一言をきっかけに、広美は子どもたちの面倒を見るようになる。そして生活を共にするように。それもごく自然な形で。

    そして時がたち、生活が落ち着いた頃、彼女は風のようにいなくなっていった。


    10数年がたった東京郊外のスナック。

    そこに恋人の祐理が通いつめていることを知った大学生のあおいは、祐理を問いただす。

    真面目で成績優

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    2019年11月16日
  • 東京ロンダリング

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    こういう小説を読みたかった!

    ドアをたたく音の描写から始まる文章を読んで「すでに名作」であることを感じた。無駄のない的確な表現とゆきとどいた構成なので、繰り返し読んでも飽きない作品になっている。何よりも、言葉のない行間から著者の人生観や矜持(きょうじ)が伝わってくるのが魅力である。著者と行間で対話ができて「読書の醍醐味」を感じた。とても良い読書時間を過ごす事ができた。

    #深い

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    2022年02月01日
  • 失踪.com 東京ロンダリング

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    総務課へ呼び出された『田中』は、同期の『皆川』と連絡が付かなくなっていると聞かされる。失踪者の調査をする男と共に部屋を見に行くことにななった田中だったが、実は皆川からある事実を告げられていた。
    不動産ロンダリングを軸とした連続短編集。


    タイトルにもある通り失踪をあつかった話が多いですが、主軸は不動産ロンダリングの方でしょう。何らかの理由で住んでいた人が死んだ部屋を事故物件と言い、次の入居者には告知しなければならない。ですが、その次の入居者にはこちらから告げる必要はないというのを逆手に取り、専門の人間に日当を払い一ヵ月ほど住んでもらう。事故物件は家賃が安くなる場合があるので、気にしない人はお

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    2017年06月20日
  • 失踪.com 東京ロンダリング

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    「東京ロンダリング」の続編、というより、初めて書いたという作者の「あとがき」によれば、前作はゼロ地点、こちらが始まりの1、ということになるらしい。
    初めの方の短編は、あれ?という終わり方で、後に繋がってくるのかと思いきや、そうでもなく、次第に懐かしいりさ子さんや亮さん、まあちゃん、相場社長たちの、その後が描かれていて、まあちゃんがとても愛おしくなりました。
    この辺りの絡みは面白く読めました。
    ここでのもう一つの要素、失踪については、失踪者を探す会社を立ち上げた仙道と、その仲間のことが絡んでくるのですが、そのあたりも面白かった。これも東京という大都会に潜む現象なのですね。
    確かに、続編がまだ読み

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    2017年04月08日
  • アイビー・ハウス

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    二世帯住宅を購入し暮らし始めた、二組の子供のいない若い夫婦。若い女の訪問から、四人の微妙な変化が浮き彫りに…

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    2013年08月15日
  • 喫茶おじさん

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    うちの両親も、30年くらい喫茶店をしてたんで、懐かしくなった。

    せめて、コーヒーメーカーで淹れたコーヒーとを休日だけでも飲みたいと思った。

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    2025年12月07日
  • その復讐、お預かりします

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    ネタバレ

    初めての作家さん。
    復讐屋なのに復讐しなくて思ってたのとちょっと違ったけど面白かった。

    私も以前、あることで「絶っっ対に復讐してやる‼︎幸せになんかしてやらない‼︎」って腹わた煮えくり返ってた時期があったから()、酷い目に遭って復讐したいと考える登場人物たちの気持ちはまぁわかる…
    でも怒りのエネルギーなんて大して長続きするはずもなく結局何も行動しないまま時が経ち、今はもう「あんなことのために自分が手を汚すのなんて馬鹿らしい」と思えるようになった。変な事を起こして両親を悲しませるのも嫌だったし…

    復讐しないことが復讐になる、というか幸せでいられるという成海の言い分は、怒り心頭だった当時だった

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    2025年12月07日
  • 月収

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    面白かった。
    6人の女性のお金にまつわる話。
    それぞれ、人生も収入も違う。6人それぞれが自分とお金に向き合っている。
    月収10万をつくる女は、興味深く読んだけど、大変だなぁって思ったwww
    6人が、繋がっているところがあって最後は、明るい感じで終わるので、気持ちよく読み終わることが出来ました。
    ただ、私も自分のお金のことを考えないといけないな。

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    2025年12月07日
  • その復讐、お預かりします

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    「復讐するは我にあり」
    凄腕の復讐屋の話。どんな物騒な話なのかと思いきや、そんなんで商売やっていけるんだ~。一種の詐欺じゃね??と(笑)
    まー、依頼者が満足しているなら、いいのか…。
    実際問題、こちらが望むようにそううまく事が運ぶか?と疑問もあるが。
    最後、美菜代の相手の男、陣内と美菜代をバカにした相手の女に、大きな不幸が降りかかればいいのに、と思ったけど、そういう男と結婚したことこそが不幸だし、陣内も結婚して子どもも産まれるのに女に誘われてほいほいホテルへ行くなんて、そのうち化けの皮が剝がれるんだろうな。
    裏切りは自分に返ってくる。誠実に生きなきゃね。

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    2025年12月06日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    リアルで、とっても勉強になる
    投資とか不動産とか奨学金の話とか読みやすい!

    金の使い方次第で人生が激変するリアル。
    「お金の落とし穴」がある中で、自分や家族の未来を守るためには「知ること」「慎重に選ぶこと」の重要性。借金や失敗、挫折があっても、選び直すことで人生を立て直せる。お金だけじゃなく「生き方」「価値観」「家族との関係」を問い直すきっかけを与えてくれる作品。

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    2025年12月05日
  • ほろよい読書

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    どの短編もすてきでしたが、今日の気分イチオシは、額賀澪さんの「醸造学科の宇一くん」。日本酒エピソードなのに、18歳が主人公でピュアな気持ちに。原田ひ香さんの「定食屋『雑』」は単行本を持っていて既読でした。柚木麻子さんの作品を読むのは久しぶりでしたが、彼女の作品を読み漁るほどハマっていた時期があっただけあって、安定感とスパイスがステキでした。連休最終夜、おうちカクテルしちゃおうかな。

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    2025年12月04日
  • 老人ホテル

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    主人公の名前のせいか、前半を読んでいるとき、柚木麻子さんの「本屋さんのダイアナ」を思い出しながら読み進めた。後半は、原田ひ香さんのお金系の感じで、どんどん読み進む。実用的なところもいい。そして、ラスト…「DRY」を読み終えたときのような、背筋が凍るエンディング。ハッピーエンドでないところが、現実味があって考えさせられた。

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    2025年12月04日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    とても刑務所が似合いそうにない、人の良い高齢の主人公が、犯罪を犯して刑務所に入るにはどうしたらいいのか考えて行動していく
    凄く面白い視点だし、確かに本当に犯罪を犯してしまう人達と、主人公がどう違うのか?
    それも考えさせられて、非常に良い小説だと思った

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    2025年12月04日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    最初はまぁまぁ身近な感じの話だったけど、だんだん、投資とか、詐欺とか、奨学金返済の裏技の情報を知るために怪しいところに踏み込んだりする話とか、不動産投資とかの話になってきて、あんまり共感はできない感じになってきたけど、おもしろく読ませていただきました。

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    2025年12月03日
  • 喫茶おじさん

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    いるいる、こういう無神経おじさん。と思いながら読み進めた。

    ただこんな空っぽな人の目を通して見るために、登場人物のキャラクターがより濃く伝わってきた、この物語の構造は非常に楽しかった。20代の私にとっては少し先の人生を垣間見るようで面白かった。

    刺さったのは、「あれだけ仕事ができる」と思われた松井にも「(波に乗ってうまくいってたあの頃の自分は)どうかしていた」と語るような過去があり、どういうわけだかこの言葉は、いまの自分をとても律してくれている。

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    2025年12月02日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    桐子さんシリーズ第二段。

    実は前作の内容を一つも覚えていなかったのですが(←この記憶力の悪さよ)、それでも楽しめました。

    79歳の桐子さんとまだ若い雪菜ちゃんのコンビがとってもいい!
    この二人がとある古い団地の管理人兼相談係になる話しです。

    団地は高齢化が進み、運営はとっても大変そうですが、桐子さんや雪菜ちゃん、他のたくさんの人の協力で少しずつ住みやすい場所に変わっていきます。

    桐子さんの優しく思いやりのある人柄、優しい言葉遣いがとってもいい。
    私も桐子さんみたいな年齢の重ね方をしたいな。
    桐子さんは私の目標です☆

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    2025年12月02日
  • 古本食堂 新装開店

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    神保町の古本屋は悩める人々を温かく迎えてくれる。雑誌のお弁当のページの話が印象深かった。
    新しいことにチャレンジしたい美希喜、大切なものを見つめ直したい珊瑚、今回は滋郎の視点によるエピソードも。美味しい食もたくさん登場★

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    2025年12月01日