原田ひ香のレビュー一覧

  • その復讐、お預かりします

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    ネタバレ

    ストレスを発散したくて手に取った一冊。復讐をテーマにしているのだから、多少はスカッとできるのでは――そんな期待があったのも事実。

    けれど読み進めるうちに気づくのは、この物語が単純な“発散”のためのものではないということだった。むしろ、復讐という選択肢そのものを静かに問い直してくる。

    「復讐しない」という結論に向かう展開には、正直なところ驚きもあったし、ある種の裏切られたような感覚もあった。けれどそれは、怒りを外にぶつけるのではなく、自分の中でどう扱うかという視点へと引き戻される体験でもあった。

    ただ、強いストレスを抱えているときに読むには、やや相性が分かれるかもしれない。スッキリするとい

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    2026年03月21日
  • 母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

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    3/21
    母親からの小包を通した人間物語。
    主人公自身の悩みや、母親との確執みたいな所に共感できる箇所もあり泣いた。

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    2026年03月21日
  • 月収

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     いろいろな境遇の女性を月収別に描く。短編集の態をとっているが、ある物語の脇役で出てくるキャラクターが別の一篇では主人公になり、物語が積み重なり、女にとっての金とは…が浮き彫りになる。

     色気のない、ごつごつのタイトルだが作品自体は佳作。

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    2026年03月21日
  • 三千円の使いかた

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    読む前は、3千円で足りる買い物法を書いた本かな?と思い購入したしだい!
    読むと3千円で足るでは無く日割りで3千円って事に!!まさに目から鱗状態(笑
    作中の女性4人の世代で金銭価値は変われども根底にあるのは、将来への考え方でした。
    もう、固定費用の見直しを考えずには要られません!

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    2026年03月21日
  • 喫茶おじさん

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    著者のファンなので文庫本化されて嬉しい。
    期待を裏切らず、現実社会の悲哀を感じさせる。
    おじさんじゃなくても、サラリーマンにつきまとう悩みや葛藤に共感。純一郎はなんだかんだ恵まれているという指摘に共感。
    喫茶店巡りにもオススメ。そこまで通じゃないから専門のムック本を読むほどではない私にちょうどいい。物語に沿った喫茶店を楽しめる。
    純一郎が最後にたどり着いた自分のお店に行ってみたいな。

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    2026年03月21日
  • 喫茶おじさん

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    タイトルで惹かれて読んだが、おじさんが喫茶店回りながら日常を過ごすゆるい感じの話かと思ったら家族との関係や周りの人との関係にあくせくするおじさんのささやかな楽しみっていう感じがして緩いようで考えさせられるはなしだった。
    働き方も自分が食べられる分だけ稼げばいいというのはわかりやすいけれども、その分の蓄えが必要と考えるとまだまだ先が長いなと感じる

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    2026年03月21日
  • 母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

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    都会で一人暮らしをしている主人公の女性のもとに、田舎の母親から定期的に小包が届きます。
    その中身は、手作りの服や食べ物、日用品など…どれも「正直ダサい」と感じてしまうものばかり。

    最初はそのセンスの違いに戸惑い、少し恥ずかしい気持ちさえ抱く主人公ですが、
    小包に込められた母の思いや生活を知っていくうちに、次第に気持ちが変わっていきます。

    やがて主人公は、
    「ダサい」と切り捨てていたものの裏にある愛情や、自分自身の価値観、そして母との関係を見つめ直していく――

    ……
    6つの短編集なので、まきちゃんには無理。笑
    でも、とても良かった。ᐡ ̳ᴗ ̫ ᴗ ̳ᐡ
    さすが原田ひ香さん。読みやすいし、

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    2026年03月20日
  • 喫茶おじさん

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    孤独のグルメの喫茶版で、昔懐かしい純喫茶巡りなのかな、と期待して読み始めた。

    主人公、定年間近で、身近な存在なのだが、良く言えば楽天的、あまりにも、のんきで能天気で思慮が浅く優柔不断、当事者意識が低くて、読み進めていくと、あんたなぁ、自分が置かれてる状況わかってんのっ⁉️と突っ込みたくなる。

    苦いエピソードが続くが、喫茶店の美味しい食事と珈琲で、葛藤も、自己嫌悪も、落ち込む気持ちも一緒に飲み込んでいく。

    恵まれ過ぎていると、己を見つめ直すことを忘れてしまうのだな、と肝に銘じた。

    終盤に「これでいいのだ」と己に言い聞かせているところ、切ない。

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    2026年03月20日
  • あさ酒

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    ネタバレ

    恋人タケルから突然婚約破棄を告げられ、恋人も家も失った恵麻。さらにはコロナによる不況で仕事も失い、コロナにも感染してどん底状態の恵麻を、「中野お助け本舗」の亀山と祥子が助けるところから展開されていくストーリー。
    亀山や祥子にサポートしてもらいながら、見守り屋の仕事を通して、恵麻が前向きになっていく様子が微笑ましかった。
    途中、恵麻がお客さんとして行ったパチンコ依存症の母親の話、苦しいし辛いなぁ…と思いながら読んだ。依存症って難しい。「ダメ!」と分かっている自分と欲望とのせめぎ合い…何とか家族の幸せが戻るといいなと願う内容だった。
    あとは、「ランチ酒」シリーズから全て読んでいたので、角谷や祥子の

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    2026年03月19日
  • 三千円の使いかた

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    読む前は、いろんな三千円の使い方が載ってる本かと思ってたけど、全然違って、いろんな世代のひとが抱えるお金の話だった。
    年齢は違うのに、自分の家族に当てはめて考えられるところが多くて、結構共感できた。
    自分は貯金できてる方だと思ってたけど、若い人だけじゃなくて、母親やおばあちゃん世代も普通にお金で悩んでるのがリアルで、ちょっと将来が不安になった。
    自分が納得できる使い方をしつつ、将来困らない程度に貯金できたらいいなと思った。たぶんそれが一番難しいんだと思う。

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    2026年03月19日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    家族がいないこと
    歳を重ねるということ
    生きていくということ
    時間があること 無いこと

    ドラマを観るのもオススメです

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    2026年03月19日
  • 定食屋「雑」

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    読むのに1ヶ月ぐらいかかった。
    雑という定食屋のおばちゃんと離婚した奥さんの話←
    離婚のこと、人生のこと、コロナの話も出てきた、お客さんとの絡み、色々詰め込まれてて読み応えあったなぁ。原田ひ香さんやっぱ好き。前向きに頑張ろうと思える本

    あとぬか漬けが食べたくなる本(笑)

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    2026年03月19日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    前作は読んでなく、こちらの作品からでも入りやすく楽しめました。桐子さんと雪菜さんの歳の差を感じさせない素敵な関係が良かった。
    2人が管理人をする事になった団地。部屋の数だけ、いろんな方々が住んでいて意見も様々あるのは仕方がないけど団地全体を見守ってくれるような2人の存在は必要。管理費が上がったとしても雇う価値はある!
    桐子さんと雪菜さんの出会いも気になるので前作も読もうと思います。

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    2026年03月18日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    お金に振り回されてる人たちが身近に感じられるように書いてあるので、登場人物全員になんとなく共感できた。

    この本を読んで思ったこと
    ・自分がない人や自信がない人はお金に振り回される
    ・そこに気が付けた人と、そのまま振り回されてしまった人で、一線を超えてしまうかどうかの分かれ道になる
    ・お金に目が眩んでしまうことは仕方がない、大事なのは、そこからいかに早く、本当に自分がなりたいものや大事なことに気がつくことができるか

    現代では、物価高や円安、年金問題などでお金に対する不安が加速しているし、その不安を巻き取るように、お金の増やし方のバリュエーションも増えている。(節約、副業、NISA、情報商材、

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    2026年03月18日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    料理×小説(エッセイ)というと、なんとなく心温まるイメージで読み始めたら、ちょっと違ってびっくりする。
    すべてのお話に美味しそうな料理が出てくるけれど、どれもこれも「ほっこり」した美味しさとは毛色が異なる。
    この読後感は、どんな「後味」と言ったらよいのだろうか。
    でも、悪くない。すっぱい、からい、ほろ苦い……それもまた料理であり、人生なのだ。

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    2026年03月17日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    作者お得意のお金にまつわる連作短編集。
    お金に困っている人に読んでほしいと思う。特に奨学金を返している人への裏ワザ的な方法は勉強になりました。NISAなどに代表される投資術は興味のある人には浸透し尽くしたとも言えそうだが、なかには躊躇している人もいるだろう、そんな人にも読んでほしい。
    ヴィトンの財布をキーに物語は連鎖していくのだが、財布に縛られ窮屈な展開だと感じる場面もあった。お金を得ることによって気持ちに余裕が感じられる登場人物達の考え方に共感。また、お金に困った時の切迫感は恐ろしい。
    作中での小説家、財前夏美は作者のある一面を表現しているようで興味深かった。

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    2026年03月16日
  • 喫茶おじさん

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    老化や家族関係、そして働き方。
    松尾純一郎は中高年で必ず遭遇する出来事の真っ只中にいるオジサン。
    娘にも友人にもカフェで知り合った人からでも

    「本当に何もわかってない」

    と言われる始末。
    なんでこのオジサンはそこまで分かってない人なのか?
    そんな私も分かってないので、読むにも戸惑う。
    純一郎はのほほんとしているせいか空気が読めなくて、自分の軸がない人なのかな〜と思ったけど自分のやりたいことに模索してるし、もともとは喫茶店をやってた人で、うまく行かなかったから一度潰した。
    だけど「もう一回チャレンジしてみたい」。でもどこか怯えてるオジサンだったんだなと思った。

    喫茶店のメニュー、そして味と

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    2026年03月17日
  • ほろよい読書

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    ⌘「ショコラと秘密は彼女に香る」 織守きょうや 
    「初恋ソーダ」 坂井希久子 
    「醸造学科の宇一くん」 額賀澪 
    「定食屋「雑」」 原田ひ香 
    「barきりんぐみ」 柚木麻子
    ⌘双葉文庫

    日本酒を飲みながら読みました。
    個人的にはショコラ〜が好きかなぁ♫
    でもどの物語もサクッと読みやすくて金曜日の夜とか良さそうです!

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    2026年03月16日
  • 古本食堂 新装開店

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    何だか、胸いっぱいな読後感…。

    やりたいけど、無理を通り越して無茶をしてしまっている。でも、本人は気づかないまま…だけど、周りがさり気なく気遣っていて助け合っている。いいなぁ。

    自分を幸せにする術をいくつも持っている。その術がどんどん増えていくのは楽しいこと。ヒグマの巣に飛び込むほどの勇気…には笑えたけれど、ぬるま湯の中にいるだけでは、自分の幸せもその中だけということ。

    私の故郷は、東京か。祖父母がいた山梨を思い浮かべるけれど、あのアーティストの歌詞のように、帰りたくなる場所は、土地ではなくあの人がいた場所。やはり、お母さんがいた場所。そして、お母さんがリラックスしてたおばあちゃん家を思

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    2026年03月16日
  • 三千円の使いかた

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    現実的で切実なお金の悩みを複数の視点から考えることのできる小説であった。
    こういう日常と地続きで、近い将来の不安に着いて考えるきっかけになる小説に20代後半に差し掛かったタイミングで出会えたのは良かった。
    奨学金の問題、結婚は相手の家族との関係性も考慮する必要があること、老後に向けた貯金、子どもと費用対効果など身近に存在するが、実際に直面するまで目を向けることがあまりない事象について、それぞれの視点で不安を感じながら読み進めることができた。
    視野を広げるためにも色々なジャンルの本を読んでいくことも必要だと感じる良い機会だった。

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    2026年03月15日