原田ひ香のレビュー一覧

  • 失踪.com 東京ロンダリング

    購入済み

    続きが気になる!

    「東京ロンダリング」に続く事故物件を扱う相場不動産とそこに纏わる人々を描いた社会派ミステリーです。
     仙道、町田、相場社長やまあちゃんが、今後ジャパン地所を中核とする黒幕にどう立ち向かっていくのかとても気になります。
     第三弾が必ずあるはずと信じているので、作者の原田先生に早く続編をお願いしたいです。
     本作の中で一番頭に残ったのは、人が居るとその中の一定数は失踪するというところです。アリの集団では必ず一定数が怠け、働きもののアリばかりを集めても、その中の一定数は必ず怠けると言うのと同様に、失踪も人間社会のバランスを保つための必要悪だと説明されます。そして大切なのはひょっこり出てこれるよ

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    2021年01月21日
  • 母親ウエスタン

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    「おそれいりましてございます」

    近所の定食屋に新しく入った店員は広美といった。

    長距離トラックドライバーで、妻をがんでなくしたばかりの健介はまだ30代。

    小さい3人の子どもたちと暮らしている。

    こんなハンバーグを、子どもたちに食べさせてやりたい。

    健介の何気ない一言をきっかけに、広美は子どもたちの面倒を見るようになる。そして生活を共にするように。それもごく自然な形で。

    そして時がたち、生活が落ち着いた頃、彼女は風のようにいなくなっていった。


    10数年がたった東京郊外のスナック。

    そこに恋人の祐理が通いつめていることを知った大学生のあおいは、祐理を問いただす。

    真面目で成績優

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    2019年11月16日
  • 東京ロンダリング

    購入済み

    こういう小説を読みたかった!

    ドアをたたく音の描写から始まる文章を読んで「すでに名作」であることを感じた。無駄のない的確な表現とゆきとどいた構成なので、繰り返し読んでも飽きない作品になっている。何よりも、言葉のない行間から著者の人生観や矜持(きょうじ)が伝わってくるのが魅力である。著者と行間で対話ができて「読書の醍醐味」を感じた。とても良い読書時間を過ごす事ができた。

    #深い

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    2022年02月01日
  • アイビー・ハウス

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    二世帯住宅を購入し暮らし始めた、二組の子供のいない若い夫婦。若い女の訪問から、四人の微妙な変化が浮き彫りに…

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    2013年08月15日
  • 三千円の使いかた

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    すごく現実的で、身近な人の日常にありそうな話で、大きな事件が起こるわけでもない。けどそれがすごくリアルだし、逆に感動できた。 お金は大事。けどお金が全てじゃない。けどやっぱりお金は大事。

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    2026年05月11日
  • 三千円の使いかた

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    貯金や収入だけでなく「使いかた」が肝なのだと改めて思わされる。
    お金を未来の自分のために使って羽ばたこう!というキラキラした話でなく、現実目線で年代別・ケース別のお財布事情を垣間見るような内容になっており興味深かった。
    結婚や家族の有無に関わらず誰かが補償してくれるとは限らないこの人生で、自分が自分を守るために必要なお金を作るには?という視点は、今後も持って生きねばと背筋が伸びる思い。

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    2026年05月10日
  • 月収

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    月に何円稼げば幸せだろうか。この本では月に300万不労所得で稼いでる人が出てくるけど、全然幸せじゃないみたい。この本を見て月収が多くても必ず幸せとは限らないと言いたいんやろうけど、私は300万不労所得で毎月欲しいです。
    でも株とか不動産収入とか難しそうでできません。

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    2026年05月10日
  • 図書館のお夜食

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    GWに読んだ一冊、面白かった。1話ごとに登場人物にフォーカスしていて、本人の心情と周りから見られている自分の違いが共感してとても良かったし励まされたりもしました。
    みんなそうなのかなとほっとしたり。本の魅力が感じられました。

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    2026年05月10日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    装丁から主婦の節約術系を想像していたら全然違ってびっくり
    リボ払い、投資詐欺、情報商材、奨学金、貧困…
    お金にまつわる様々を軸に進む連作短編でした
    気をつけようというより、少しの判断の差で道が大きく変わるということ

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    2026年05月10日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    前作が面白かったので、読んでみた。

    主人公の一橋桐子(79)が、知り合いの20代の榎本雪菜と一緒に管理人として老朽化、高齢化した団地に住んで、住民たちの抱える問題に関わっていく、という話。

    問題を抱えた高齢者たちはリアルにいそうだと思うが、関わったところで、そうそう都合よく問題は解決しないだろう。
    登場人物たちのキャラが立ってきて、まだまだシリーズが続きそう。

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    2026年05月10日
  • 喫茶おじさん

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    ネタバレ

    家族や友人など、身近な人から口を揃えて「あなたは本当に何もわかってない」と言われ続ける、50代後半の主人公。早期退職後に開いた喫茶店を潰し、母娘から出て行かれている中で、何が分かってないかといえば「自分がいかに恵まれているかということ」って…。もうすぐ同年代のおじさんとなる私には身につまされるお話でした。第二の人生像かあやふやなままでは、何も分かってない孤独なおじさんになってしまうだろうなあ。
    ともあれ、この小説のメインは喫茶店版「孤独のグルメ」とも言える、主人公が喫茶店をはしごしていく描写。喫茶店で食事なんて普段はしないけど、思わず行きたくなってしまう。何も分かっていなくても、孤独であっても

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    2026年05月09日
  • 喫茶おじさん

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    原田ひ香さん作品。
    本屋さんの新刊コーナーでよく見かけて、気になっていた作品。
    昔、子どもの頃は大人って、しっかりしてるんだって漠然と思ってたけど、定年間近になっても、悩んだり、迷ったり、考えても分からないことがあるんだなって、改めて思った。

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    2026年05月07日
  • あさ酒

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    ランチ酒シリーズの続編!
    やっぱりこのシリーズ好きだ〜

    ヒューマンドラマとご飯の描写のバランスがちょうどよく、さくさく読み進みられます。

    ランチ酒・あさ酒、私もしてみたいなぁ〜

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    2026年05月07日
  • 三人屋

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    朝昼晩でまったく違うお店にかわるお店、通称「三人屋」。
    出てくるごはんがどれも美味しそうで、お腹が空いてくる笑
    是非モーニングをいただきたい!


    お父さんのレコードの件は
    3姉妹、仲が良くないのかもしれないけど、せっかく同じお店にいるんだし、家族のことなんだからちょっとは相談とかしたらいいんじゃないかな、と正直思った。
    完全に怪しすぎる話だったし……

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    2026年05月07日
  • サンドの女 三人屋

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    三姉妹が営む「三人屋」では、時の流れと共に人生でも
    変化が現れる。でも、訪れる男性陣は変わらず一癖ありそう。
    1.近藤理人(26)の場合 2.中里一也(29)の場合
    3.望月亘(30)の場合  4.加納透(35)の場合
    5.飯島大輔(39)の場合 6.森野俊生(29)の場合

    『三人屋』の続編。
    「三人屋」のクセ強の三姉妹と常連客が繰り広げる
    人間模様は、ある意味人情はあれど、まるで箱庭の如く。
    その町と商店街の狭い空間に詰め込まれた人々の姿と
    あっという間に広がる噂。その閉塞感の中での日常。
    夜月に雇われ店を手伝うようになったゲイの青年は、
    物語が進むにつれて空間に馴染んでゆく。
    一方で携帯

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    2026年05月06日
  • ほろよい読書

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    GWということで、読書飲み
    直前に本屋に駆け込み、購入してきました笑

    5人の作家さんによるお酒にまつわる短編集。
    お酒が進むという感じではなかったですが、タイトル通りほろよい状態で読み進め、そのまま読み終わってしまいました!

    個人的には原田ひ香さんのお話が1番好みで、『ランチ酒』や『まずはこれを食べて』も気になっていたので、夏休みの読書飲みで登場させようかなと…。

    普段ビールや果実酒しか飲みませんが、日本酒やカクテル、焼酎なんかも飲めるようになると大人に慣れた感じがしますよね!

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    2026年05月06日
  • 喫茶おじさん

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    ネタバレ

    喫茶店がテーマの本が読みたいと思い購入しました。タイトル通り 50代のおじさんが都内を中心に喫茶店巡りをしながら、老後や過去のことを振り返りながら今後の生き方を考えていくお話。
    後半は 娘の京都旅行が心配で追いかけていくのは さすがにやり過ぎと、呆れてしまったけど『分かってない父親』だからの行動なのかとも思いました。

    作中に出てくる食べ物がどれも美味しそうで実際に調べて行ってきました。特に気になったのが、ダミエというケーキで、バタークリームのケーキがどんなものなのか気になり 学芸大にある老舗洋菓子店に行ってきました。
    市松模様のスポンジの周りをバタークリームで囲いチョコレートでコーティングし

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    2026年05月06日
  • 三千円の使いかた

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    今まで何度か挫折してしまっていた本。
    なぜこんなに売れているのかと疑問だった。

    しかし社会人になりお金が自分ごとになると180度見方が変わった。生活に根付いていて、お金という踏み込みづらいテーマに踏み込んでいる。リアルで日常感を失わず、けれども重すぎず、今の時代、特にコロナ禍が終わって物価高が叫ばれる中で必要とされている理由がわかる本だった。

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    2026年05月05日
  • 古本食堂

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    私の倍以上の本を読む友人から薦められて購入したら、すでに我が家の積読本の山の中にありました。まさかの、というのかよくある重複(笑)。「読み始めたよ」と友人に連絡したら、それこそまさかの「薦めておいて、どんな本だったか忘れてるわ」。

    邪推の域を出ませんが、「相続で揉めないようにと親族一同で相談のうえ、子どものいない親戚の養子になったのに、いざその養母が亡くなったら本1冊書けそうなぐらい揉めた」とかつて嘆いていた友人だから、そのときのことを思い出したのではないかと察します。

    やっかみを買いそうな相続もこんなふうに落ち着いたなら。

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    2026年05月05日
  • 三千円の使いかた

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    原田ひ香さん2冊目!

    お金の勉強にもなるし、それでいて全編通して家族ものの温かいお話。お金や節約は幸せになるためのもの、それが目的になってはいけない。の締め、大変同意。
    1冊目読んだ《月収》の時にはNISAを始めたけど、今回はFPに相談したくなった。黒船先生の勉強会参加したい。

    ストーリーとしても、お金のことと向き合うことをきっかけに登場人物の家族それぞれの人生が良い方向に向かっていくのが読んでいてほっこりした。
    個人的には琴子おばあちゃんのキャラクターがとても好きだった。やすおを叱りつけるシーンは特に印象的でこんな背筋の伸びた誠実なおばあちゃんになりたいものだと思った。

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    2026年05月03日