原田ひ香のレビュー一覧

  • 三人屋

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    パンのモーニングを出す朝日、ランチタイムのうどんまひる、夜のスナック夜月、
    3人で三人屋
    夜月のトラブルにより少しづつ心は離れ、でもまた夜月によって距離も縮まる。これが家族だよな。
    原田ひ香さん私的に当たりはずれがあるけどこれは好きだった。

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    2026年01月06日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    流転する、イニシャル入りのブランド財布。


    原田ひ香らしい「生活感覚の文学」。
    これは小説の話ではなく、明日起きても不思議ではない話だった。

    お金は、人を救いもするし、追い詰めもする。
    だが、お金そのものが人を不幸にするわけではない。

    本作では、「お金があれば幸せになれる」という幻想も、「お金がすべてを壊す」という極論も、どちらも採用されていない。

    この小説は、「お金の話」に見せかけて、実は
    ・自己決定から逃げる人間
    ・選択の責任を外部(お金・社会・運)に預ける人間
    を描いているとも読める。

    財布が踊るのではなく、踊らせているのは人間の不安なのだ、と。

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    2026年01月04日
  • 定食屋「雑」

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    ネタバレ

    定食屋「雑」のご飯が美味しそうで、コロッケ、唐揚げ、ぬかづけetc、食べてみたいなぁと思いながら読み進めました。美味しそうな小説ランキングでも上位に入りそうです。
    私はお酒を飲まないので、居酒屋には縁がないのですが、ここは居酒屋ではなく定食屋というところが私にとって敷居が低くて余計に行ってみたくなりますね。

    定食屋を通じて描かれる各々の人生も興味深く、しみじみ味わっていたのですが、唯一、肝心な沙也加のキャラクターが最後まで掴みきれなかったです。冒頭、夫に対して自分の価値観を一方的に押しつける無神経さがあったはずなのに、雑で働き始めたときには図々しさもありつつ、何やら機微が分かる大人に見える場

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    2026年01月04日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    犯罪日記よりこっちの方が面白かった。
    雪菜ちゃんと一緒に働きながら同じ部屋で同居できるようになって桐ちゃん良かったね。
    寂れた高齢化の団地が少しずつよみがえるような話にワクワクすっぞ(悟空風(笑))
    これはシリーズ化決定だね!

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    2026年01月04日
  • ランチ酒【分冊版】 3

    匿名

    購入済み

    見守り

    この方の見守りは、本当に見て守ってらっしゃるので、預けるのとはクオリティーが違いますね。これぞ見守り屋さん。

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    2026年01月03日
  • ランチ酒【分冊版】 2

    匿名

    購入済み

    納得

    彼女にとってのランチ酒の意味が分かったので、すごくありだと思いました。周りのサラリーマンは驚くかもしれませんが。

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    2026年01月03日
  • ランチ酒【分冊版】 1

    匿名

    購入済み

    意外

    タイトルからは想像出来なかったストーリーで、ちょっと予想外でした。ただの飲んだくれの話ではなかったです。

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    2026年01月03日
  • 定食屋「雑」

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    定食屋を営む老婆と、自然派お料理志向で離婚宣告された女性が定食屋を舞台に織りなす連作短編。
    アンソロジーで1話目だけ読んだことがあり、気になっていた。
    原田ひ香さんらしい、美味しいものと人間くさいエピソードたち。

    ラストが急展開で切なく、残念な気持ちになったけど、面白かった。

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    2026年01月02日
  • 古本食堂 新装開店

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    ネタバレ

    嫌な人物が出てこなくて、適度に現実的で、それでも大人の童話というか希望がある原田ひ香さんの物語は安心して読める。
    作中の本も読みたくなった。

    それにしても、ラストは読めるものの、経済的にも精神的にも生活も自立していないと選べない選択。これは現実。

    『掌の小説』川端 康成
    122編の短編
    『ちいさいモモちゃん』『モモちゃんとプー』『モモちゃんとアカネちゃん』
    松谷みよ子

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    2026年01月01日
  • ランチ酒

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    ネタバレ

    主人公の犬森祥子は見守り屋の夜間の仕事をしている。その仕事終わりの食事が祥子にとって最高のひと時と思われる。仕事内容を振り返りながらその日の締めとしての食事をする。
    「食べることは生きること」と思わせるような美味しそうな食事の描写。どれも本当に美味しそうで、その情景が読んでいて伝わって来る。
    見守り屋の仕事依頼も様々で読んでいて面白かった。

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    2025年12月29日
  • あさ酒

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    婚約が破談になり、コロナ禍で仕事を失い、さらに自身もコロナに感染してしまう…なんて踏んだり蹴ったりの人生なんだ。そんな恵麻の救世主が亀山と祥子だったわけね。

    見守り屋が祥子から恵麻へ世代代わり。そして、ひる酒からあさ酒へ。仕事終わりとはいえ、朝から飲むビールは格別だろうな。

    今回も新宿のモーニングや目黒の生ハムなど、気になるお店がいっぱい。できれば平日に、みんなが働いている時間を狙って背徳感を味わいながら酒を飲みたいものだわ。

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    2025年12月28日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    お金の話がリアルで面白かった。
    不動産投資も夢があるなとおもった。やはり儲けたければリスクを取るしかないのかもしれない。お金を増やしたければ、お金が好きになる必要あり。最近、お金のこと考えすぎてたので、逆にこの本は重しにもなった。もっと夢見たいなファンタジーみないと。

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    2025年12月26日
  • あさ酒

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    いろんな人が抱えてるいろんな事情。
    こういうの読むと自分だけじゃないんだなって思うのに、長続きしないからすぐまた悩んでしまう。

    見守り屋の仕事が自分にできるとは思えないけど、お仕事のあとのビールが夜飲むよりおいしそうで。

    その中でも生ハムが魅力的すぎた、、
    行きたい。すごく行きたい。
    野菜いっぱいと生ハム食べたい。

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    2025年12月26日
  • サンドの女 三人屋

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    シリーズの続編
    そしてこれで完結なのだろうか?

    最初はラプンツェル商店街の豆腐屋の親父 古屋と同棲しているゲイの若い子
    そろそろ紅顔でもなくなり、古屋から飽きられているという疑いを持っている
    夜月の依頼でスナックのヘルプに入り、ズルズルとバイトを続けることに

    格安携帯ショップでワンオペで働く望月
    まひるの子のスマホの契約変更で来店した事をきっかけにお昼を食べる仲、そして男女の仲になる
    そこで、大輔と理人に呼び出され……

    望月ぃ……
    そこは言葉通りに受け入れちゃいけないでしょ

    私の元妻は年上の子連れシングルマザーだったけど、付き合おうと思った時点で結婚は考えてたよ
    うーん、でもまぁ年齢に

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    2025年12月25日
  • 三人屋

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    姉妹三人それぞれが朝昼晩と違う飲食店を開いているお話

    ラプンツェル商店街にある喫茶店の「ル・ジュール」
    「ル・ジュール」とは、フランス語で「一日」の意味
    朝は三女の朝日が美味しいコヒーと焼き立てパンのモーニング
    昼は次女のまひるが讃岐うどん
    夜は長女の夜月がスナックで、締めに炊きたてのご飯を出す
    三人はわだかまりがあるようで……

    喫茶店は両親が営んでいたもので、両親が亡くなたものの、店を売りたくないとの想い
    父は昔、地方のオーケストラのメンバーでフルートを吹いていた
    一度だけオケのレコードが発売されたという
    父の思い出のため、そのレコードを探す長女と次女

    タイトルの意味としては、姉妹たち

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    2025年12月24日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    一橋桐子さんシリーズ!
    前作は面白かったことは覚えていますが内容は…
    でも今作も楽しめました!

    参考文献に、三五館シンシャの『ケアマネジャーはらはら日記』と『マンション管理人オロオロ日記』があったのが嬉しかったです。笑
    ひ香さんも日記シリーズ読んだんだ!と思って喜びました。

    住人も家自体も寂しい団地というのは全国にありそうですね。
    そんな団地の管理人に、このプライバシーが大事にされる時代に就任するのは大変でしょうね。
    でも桐子さんのコミュ力とお掃除力、若い雪菜の若さと行動力で敵の懐に入り込んで行きます。

    現実はこんなに上手くいかないかもしれないですが、女性2人でも、しかも若くても年配でも

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    2025年12月20日
  • ほろよい読書

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    ほろよい読書おかわりの方を先に読見ましたが、こちらの方お酒にしっかり関わっていて好きなお話も多かったです。

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    2025年12月17日
  • 老人ホテル

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    ネタバレ

    文庫本と単行本で結末が違う本に出会ったのは初めてでびっくり!わたしは文庫本を先に読んだし文庫本の結末がしっくりきたけど、みんなはどうなんでしょうか
    最後、天使は誰に祈ったのかな。わたし的には、これからこのホテルでは働けないかもしれないという恐怖を、光子に認めてもらったんだから大丈夫という気持ちで必死に抑えようとする「自分自身への祈り」だと思いました

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    2025年12月16日
  • 彼女の家計簿

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    原田ひ香さんの本の中でも、3世代にわたって、少し昔の雰囲気の話は初めて。
    家計簿というか、日記をもとにその方の人生を準えていくが、本の中でも徐々に読み進めるので、実際に読んでいるかのように少しずつ全貌が明らかになっていく感じで面白かった。

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    2025年12月15日
  • アイビー・ハウス

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    深みのある物語だった
    人と人
    家族、友達
    考え方や 捉え方
    思いやりの形
    気持ちの変化

    ひとつひとつが 染みた

    難しいよね
    何でも言えるのが良いわけでも
    おもんぱかって 考えすぎても
    タイミングによっては
    難しい
    タイミング…より もっと違う
    距離感…
    他者との
    心のすり合わせ…

    つもり積もる 小さな棘が
    優しい言葉の中にも
    見え隠れする
    気づいてるけど
    気づきたくない
    見たくない
    優しさが 愛情が 根底にあるから
    苦しんだんだろう
    そのもがきが…

    哀しみだけに思えるけれど
    きっと これは再生の物語。
    なんだと 思う


    人生にとって なにが一番に大切なのか
    その言葉が
    頭に残った

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    2025年12月13日