原田ひ香のレビュー一覧

  • 古本食堂 新装開店

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    前作と一緒で、読んでいてホッコリできるなと感じた
    終わり方が、なんだか寂しくて、今後はどうなるんだろうと複雑な気持ちで終わってしまった
    是非、この続きを期待したい

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    2025年09月18日
  • 古本食堂 新装開店

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    間違えて3作目から読んでしまった。どうやらこれの前に古本食堂、ハッと驚くお弁当づくり、があるようだ。。中途半端に3作目から読んだしまったが、問題なく読める。今後古本カフェがどうなるのか。。続きが楽しみ。

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    2025年09月18日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    お掃除清掃員の桐子さんが、孫の様な雪菜と古い団地の管理人となる。
    この団地の改革を進めたい若い住人からの頼みもあり、今回は、団地に腰を据え、住人の問題や相談に取り組んでいく。
    その姿が頼もしい。
    まだまだ続くだろう団地の問題や改革のこの先が楽しみ。

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    2025年09月16日
  • 人生オークション

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    ネタバレ

    人生オークションとあめよびの二本立て。

    オークションって、あいまいなものの価値をすり合わせて売る。まさに個人のオークションでもあるような就職活動が実際のオークションと対比のように書かれています。
    叔母の不用品にテキパキ根付けができる主人公なのに、自分の良さを就活で売り込むことができないのです。
    こうした主観的評価と客観的評価のハードルの違いは、叔母の身にも起こります。
    帯を50万円で買ったことはいつまでも主張するのに、刃傷沙汰の濡れ衣は「そう見られる自分が悪い」と受け入れてしまう。
    読んでいくと本当に自分の評価って難しいよね…と思うと同時に、平凡すぎる自分でもどこかにアピールできるものがある

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    2025年09月15日
  • 母親ウエスタン

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    ネタバレ

    今まで読んだことのある、ひ香さんの作品と毛並みが違った。
    母親がいない父子家庭に入り込んでは母親役をし、時間が経つといなくなり、また別の父子家庭へと渡り歩く広美。

    なんと奇特な人だろう、何者なんだと不思議だった。
    途中までは優しい目で見ていたが(読んでいたが)、
    広美を母親と信じて育ってきた子どもたち、広美が突然姿を消したことにより捨てられたと傷つく子どもたちが現れたあたりから、
    実はこの人は罪深いのではないかという気持ちがムクムク。
    大人になっても「母親」を求める子どもたち、その不安定さが気の毒だった。

    広美自身の問題が明らかになってもその気持は消えなかったが、
    とは言っても、広美のお陰

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    2025年09月12日
  • 古本食堂

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    目について読んでみたいなあと思ってた一冊
    兄から継いだ古書店で珊瑚さんと美希喜を中心に神保町で出会う人々のお話

    大きく起承転結があるわけでなく、
    そこでの日常を覗いているような、ついつい心地よくて読み進めた一冊
    うまく言語化できないけど、好きな話
    登場人物が愛らしく感じる
    お店で待ってる相手のためにお土産を買っていく関係性もすき

    続編も読みたいなあ

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    2025年09月11日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    犯罪日記のタイトルに似合わないかわいい表紙。
    内容がとても気になり手にとりました。
    自分の将来に重ねて読み不安になってしまいました。
    人とのつながり、誠実さって大事。

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    2025年09月09日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    犯罪日記の続編である今回は相談日記。

    79歳になった桐子さんは、清掃パートをしていたが今ではチーフとなり、今度はハワイから帰ってきていた雪菜ちゃんと住み込みで猿山団地の管理人になることに。

    荒れ果てた、やさぐれた、疲れ切った団地と住人たち。
    もちろん皆さん警戒心強くて癖もありすぎて…だが桐子さんのおっとりとした性格とストレートで的確で行動力のある雪菜ちゃんとで悩み多き住民たちの心をときほぐしていく。

    頑固で横柄な態度の佐山さんの病気の件、桐子を怒鳴りつけた北方さんの借金の件、借家になっている部屋の騒音の主(楊さん)と隣人・河野さんとの関係や一人暮らしの井上さんの孤独死、最後は、元理事長片

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    2025年09月08日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    お金を大事にしなきゃ!と思う時がある。
    仕事を辞めて、収入の見込みがなくなった今はより切実だ。

    主人公の気持ちがよく分かるし
    私と同じように頷きながら、読む人は多いんじゃないかな。
    引き込まれてついつい読み進んでしまう。

    改めて、お金を大事にしなきゃ、と思えた。

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    2025年09月07日
  • 定食屋「雑」

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    価値観の違う2人の夫婦が離婚へと向かっていく。
    幸せだったはずなのに。
    夫が通っていた定食屋で働き始める沙也加。
    最初はあまり良い印象がなかったが、徐々に心を開いていく。
    定食屋「雑」の女店主ぞうさん。
    彼女の作るコロッケ、唐揚げは本当に食べたくなる。彼女の人生もまたいろいろだ。

    人はそれぞれ何かを抱えていて、それでも生きていく。
    1人では生きていけない。
    他人の優しさが冷え切った心を温めてくれたり、励ましてくれたり、時にはうるさいと感じたり。
    誰かに自分の気持ちを話せたり、意見を言ってもらえる関係は幸せだ。
    でもそこに押し付けはない。
    いつでも決めるのは自分。
    そんな2人の関係が心地よい。

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    2025年09月07日
  • 定食屋「雑」

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    料理を作る仕事をしていて、
    料理が出来なくなった時に読んだ。
    ああ、早く何か作りたい!
    と思いながら楽しく読みました。

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    2025年09月05日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    最初はどうなるかと思いながらも…最後はきちんと収まるところに収まってひと安心。
    前途多難な団地の管理人となった桐子と雪菜。
    団地には面倒な人やままならない人もいる中、桐子と雪菜の人柄のおかげか力になってくれる人、協力してくれる人、寄り添ってくれる人…少しずつ心を通わせてくれる人、皆のおかげで管理人兼相談室として桐子と雪菜の2人が奮闘する。
    2人の関係性が良い!微笑ましい!
    本当の家族ではないけれどお互いを思いやり寄り添い、力を合わせて一つ一つの出来事に一緒に取り組む姿はすっかり家族です!
    というか、血縁家族じゃないからこそうまくいくのかもしれない部分もあるのかな。
    実際にはここまで管理人さんが

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    2025年09月05日
  • 人生オークション

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    ネタバレ

    2つのお話が入っている著書でした!
    「人生オークション」は、叔母と姪っ子のお話。
    オークションをしていく中で、自分の人生も見つめ直していく。
    「あめよび」は、ハガキ職人も出てきて
    ちょっと風変わりなお話でした。
    どちらも面白かったのですよ。

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    2025年09月05日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    主人公のみづきと長財布を中心に展開する連作短編。各話で登場する人物の抱える経済的事情がリアルだし、相互の繋がりの開示が自然で、物語の世界観に没入。結果、投信積立などの投資が少し怖くなったり。

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    2025年09月05日
  • 図書館のお夜食

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    面白かった。
    でも、お夜食に視点があるお話だと思っていたので、そこは少し残念。勝手な思い込みだったけど、、、

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    2025年09月04日
  • 母親からの小包はなぜこんなにダサいのか

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    母親からの小包や家族の事のストーリー6話
    読み終えて、こういう話しを読みたかったんだと思いました
    母親からの小包を思い出して泣いてしまった
    とてもよいお話でした

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    2025年09月02日
  • 古本食堂

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    本屋さんの話しは「本」がテーマだから他人の読書観を知れて面白い。

    珊瑚さんはおとなしそうにみえて度胸があるし、人の心の機微なんかも受けとめてくれるので安心できる。美希喜は大叔父さんに相談しにいったことが全てで正解。高校生なのに偉い。
    その後の進路だけど、 鷹島古書店で働くことになったのは嬉しい。しかし、専攻が国文学だろうが何であれ一回就職するべき。ボクが大叔父さんなら2年間だけ別のところで働くように遺言残す。

    この場所で毎日を過ごせることが羨ましい。

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    2025年08月31日
  • 図書館のお夜食

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    登場人物1人1人のストーリーと心情が描かれていた。人生色々あるよねっていうリアルな面もあれば、アラブの王様とか映画でしか聞いたことのないような話もあって、自分の人生についていろいろと顧みたり、これからについて想像したりしながら読み進めた。また読みたい作品。

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    2025年08月31日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    恋と食にまつわる短編小説。スキマ時間や寝る前のひとときに読みたいなと思って手に取った本。
    古内一絵さんの「ワタシノミカタ」、奥田亜希子さんの「白と悪党」、ぼる塾田辺智加さんの「初恋と食事」がよかった。また同じ作家さんの違う本を読んでみたくなった。
    田辺さんのエッセイ好きです。恋愛って頑張って、背伸びして付き合う時期があってもいいけど、いつかやっぱりボロが出るから、自然体でいかないと、長続きしないなと思った。でもあの経験があるから、今につながっているのかなと思うと、応援したくなりました。

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    2025年08月30日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    ネタバレ

    ◎要約

    お金をテーマにそれぞれの登場人物の日々の出来事を記した小説

    ◎感想

    お金は人を良くも悪くもする包丁のような存在だなとつくづく思いました。
    お金を増やしたりコツコツ貯めることで欲しいものを手に入れ、その過程で目標に向かって仕事や節約を頑張れる原動力にもなる。
    ただ、安易に文夫のようにお金を増やそうとした結果、借金を背負ったり野田のように犯罪に手を染めてしまう結果にもなる。
    お金はあくまで幸せになるための手段でしかないし、世の中には情報商材などお金に関するトラップが数々潜んでいる。
    そのようなミスをしないためには、自分でお金について学び実践していく、お金を自己管理することが大事だ。

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    2025年08月29日