原田ひ香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ
なんだか食に対する表現が冊数を増すごとに豊かになってくるような気がした。どれもとっても美味しそうで私の感想の語彙力の乏しさが申し訳ないと思う。
それと祥子さんの人生も良い方向に進んでいってとてもうれしかった。角谷とともに今度こそ幸せをつかんでほしいと思う。一人娘であるあかりちゃんとの関係もすっきりとうまくいくといいね!
角谷がちょっと影があってとっても良い男。小山内さんも心遣いがあって、奥ゆかしくて素敵な人。
祥子さんが繊細で、なんとなく寂しい影のある優しい繊細な女性だから、それに似つかわしい素敵な男性が寄ってくるのだと思った。
この本の締めくくりの表現もとても良かった。
好きな文章 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「私たちには皆、名前がある。けれど、私たちは名前を捨てた。捨てなければ、生きていかれなかったからだ。」
デジタルタトゥーに苦しみ、名前を捨てた女性たちの再起の物語。
『ある男』を読んだ時も思い浮かんだ改名という手段、日本で非常に難しいのは、きちんと確立された戸籍制度(同一の戸籍に記載される夫婦と子供の三者間の”氏”は同じものとする)のためなのだそう。実際、日本で生きていく上での様々なことがすべてこの制度に紐づけされている。現在、戸籍制度があるのは、驚いたことに、日本と中国と台湾のみらしく、逆に、個人登録制の欧米などでは、簡単に改名ができるらしい。それぞれの制度には一長一短があるのだろうけど、