原田ひ香のレビュー一覧

  • 彼女の家計簿

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    「すべては彼女が必死に生きてくれたおかげなのだ。 あたしもまた、誰かにつながるような生き方をしたい。」

    母も家計簿に、特に秘密めいたものではなく、覚え書き程度の日記をつけていて、実家にいた頃はおつかいのレシートをつけるついでに遡ってよく読んでいた。少ない記述でも、だからこそ、その時々のことを色々思い出せていいな、と思いつつ、そもそもの家計簿をつけていない。

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    2024年08月29日
  • DRY

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    貧困者の問題の根底にある「認識の貧困」。易きに流れ、どんどん深みにはまっていくのに、誰にもそこまでの深刻さがない。しがらみに囚われ続けるにしろ、断ち切って孤独を選ぶにしろ「どこに行っても、この世は修羅」「結局、私たちはどこにも逃げられない」という諦めの中にあるからか。

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    2024年08月29日
  • 古本食堂 新装開店

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    ほっこり温かい物語   元気がなくなった時に読みたくなる本。

    鷹島古書店を本格的に手伝うことになった美希喜だが、珊瑚とのすれ違いや建文との恋の始まりに動揺する日々。

    相変わらず神保町の美味しいものがたくさん紹介される。人の温かさも然り。続編が読みたい。

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    2026年01月18日
  • 口福のレシピ

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    日記のようなレシピ本を手がかりに、昭和と令和を行き来しながら、料理に込めた真摯な思いに触れる物語です。

    私は昭和ストーリーがぐっときました。愛の形は様々です。

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    2024年08月19日
  • DRY

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    書店でよくみる作者のお名前だったが手に取ったのは初めて。
    奥田英朗が闇を描いた時を超えるくらいの闇でしばらくはまりそうです。

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    2024年07月23日
  • ランチ酒 おかわり日和

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    読んでいる間中お腹空いてしょうがなかった。
    美味しそうなランチと魅惑のアルコールの数々。
    堪能させていただきました。
    そして、今作は祥子の心模様や見守り先の人々の事情もとても気になって…
    早く次が読みたい!

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    2024年07月10日
  • DRY

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    原田ひ香さんの本を読むのは何回目かだけど、初めて読むタイプで驚いた。ハッピーエンドかと思いきや終始暗い内容だった。生活保護受給者に対する偏見がなくなって欲しい。誰もが皆明日住む場所、食べるものに困らなくなればいいと思う。

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    2024年07月02日
  • ギリギリ

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    最後まで読んでやっとタイトルの意味がわかった。瞳さんと健児さんが別れる結末には驚いたし、寂しくもなった。それでも「ギリギリ」の関係は友達として続いていくと知りホットした。

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    2024年06月11日
  • 古本食堂

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    古本屋を継いだ老年の女性と彼女を取り巻く人々  死んだ兄から相続した神保町の古本屋を四苦八苦しながら経営する老齢の女性。しかし彼女は読書家だった。本を探しに来た人にこれといった本を勧めることができるのだ。

     そして料理本や神保町の名店の美味しいご飯が登場する。本と美味しいものの組み合わせに勝てる本好きはいないだろう。ボンディに行く予定を立てた。

     物語のもう一人の主人公の美希喜も魅力的。続編はないのだろうか?
     癒しを求めている人にはお勧めの本。

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    2026年01月18日
  • 彼女たちが眠る家

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    現実には無さそうな、フィクションならではの設定のせいか、ぐんぐん引き込まれてページを繰る手が止まらなくなり、朝の通勤電車を1駅乗り過ごしてしまった。

    原題が「虫たちの家」とのことで、虫が出てくるお話だったらどうしよう、と身構えたが、昆虫に関する描写は殆ど無いので私のように虫が苦手な人間でも問題なく読むことができた。

    ただ、「虫の名前の文字列を目にするのも嫌」という人には向かない本なのでご注意を。

    読み終わったあと、もう一周最初から読みたくなる一冊。

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    2024年03月28日
  • 三人屋

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    3人姉妹で、亡き父の喫茶店を切り盛り。朝は、朝日の喫茶店。昼は、まひるの讃岐うどん屋さん。夜は、夜月のスナック。

    なんてユニークなお店!確かに、こういった切り盛りの仕方ってあるよなぁ、家賃を3人で負担したら安くなるよなぁ、と小説そっちのけで、ビジネスを考えてしまったわw

    あ、3人の名前も、朝昼夜にちなんで付けてあるね、とふと気づく。

    3人とそれぞれに関わりを持つスーパーの店長は、罪な男。チャラ男を装っていても、誰よりも親身に3人姉妹と関わっている。結構いいヤツじゃん!

    これらのお店にやってくる商店街のお客さんが一癖も二癖もあり、その人情味あふれるエピソードに、いつしか夢中になって、読み

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    2024年02月17日
  • ギリギリ

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    夫・一郎太が過労で急死して未亡人となった瞳。
    瞳の同級生で、脚本家の卵である健児。
    一郎太の母・静江。

    章ごとに各人の視点で描写される。
    読み始めは3人の関係性にとても違和感があったけど、段々3人の心情が理解できて、その気持ちに寄り添えるようになっていく感じが不思議だった。
    結末は哀しくもあり、前向きでもある。
    最後のシーン、別れ際に静江が言う「マイ・フレンド」。
    とても素敵だった。

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    2024年01月08日
  • ここだけのお金の使いかた

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    特に心に残ったのは、大崎梢さんの『12万円ワンコ』 長嶋恵美さんの『廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?』 福田和代さんの『わらしべ長者のつくりかた』松村比呂美さんの『二千万円の差額』。
    タレント犬の実態や、推し活、買い物依存、には驚くばかり。わらしべ長者の話は、爺さんの説得力が絶妙で、展開にも笑った。二千万円の…は思わず涙が。身近な人を亡くすということが、ひしひしと伝わって、悲しかった。

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    2024年01月03日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    バブル期に青春期を謳歌してバブルの時代を引きずって生きているミチルさん。
    恋人も仕事も失って真剣に生きて行くことを考えて変わっていく。
    ミチルさんのからっとした性格で暗さは全然なくて、読んでいて気持ちが明るくなるし楽しい気分になる。
    自分を変えることはできる!ほっこりしながらすっきりとした作品。

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    2023年12月21日
  • ここだけのお金の使いかた

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    ネタバレ

    『百万円分の無駄』 新津きよみ
    『一生遊んで暮らせる方法』 原田ひ香
    『12万円わんこ』 大崎 梢
    『廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?』 永嶋恵美
    『わらしべ長者のつくりかた』 福田和代
    『塾に行かない子どものための五つのクリンプス』 図子 慧
    『二千万円の差額』 松村比呂美

    「アミの会」のアンソロジーです。久々です。
    お金がらみのお話を集めたもので、原田ひ香のヒットにあやかったのかな。

    どれも面白かったんですが、『廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?』 が
    一番好きです。映像で観たいと思ってしまった。シスターフッドってヤツ?
    転売ヤーに転落しようとしている買い物依存症の友人を救おうと

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    2023年10月31日
  • そのマンション、終の住処でいいですか?(新潮文庫)

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    面白い、一気読みでした!
    本の最後に「解説」としてトミヤマユキコ女子が書いていたが、この本のモデルになったのが「黒川紀章の中銀カプセルタワー」とのこと。読み進みながら、そうではないか?と思っていたが... 納得。

    一つの歴史的遺産とも言われるマンションを取り囲む人間模様が面白い。

    建築家と一番弟子、建築家と娘、...
    色々の人間模様が、心の機微が読んでて引き込まれた。

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    2023年07月21日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    バブルを生きた女性が、だんだん地に足着けて生きていく様子がとてもよかった。今の自分をちゃんと見つめて生きていく主人公に勇気づけられた。

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    2023年05月26日
  • ラジオ・ガガガ

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    「ラジオ、ブンガク、ロック」

    タイトルに自分の好きな物を並べてみた。
    この三つには共通項があるように感じられる。

    自分の好きな物が大衆的に受け入れられるのを望む一方で、特殊な自分の嗜好を誇ってしまうやや拗くれた自意識がある気がする。
    「分かられたいけど、分かって欲しくない」みたいな。
    そんな面倒くさい自分であるから、世間に強い不満を持っていてもそれを表明することができない。

    だから、「昔の相方」にテレビでディスりにも似たいじりをされて落ち込んでしまったりとか。自らが主犯でいじめをしているのに「みんながしているいじめを止められなくって」とラジオ番組で相談してしまうような生徒に対して涙目でや

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    2023年05月17日
  • ラジオ・ガガガ

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    タイトルの面白さに惹かれてこの作家さんのは幾つか買ってみた。
    ただ初めて読んだ「まずはこれ食べて」はイマイチだったのでこれも過度な期待を持たずに読んだが、良い意味で裏切られた。
    切ない話が多めだけどラジオが良い小道具になっていてバランスが良い。
    強いて言うなら、始めの2話に同じ人物が登場して、連作か?、と思いきや3話からは全く違った事くらい。

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    2023年04月01日
  • 三千円の使いかた

    ネタバレ 購入済み

    手元に置いておきたい作品でした

    たまたま見かけた本ですが、気付けば自分の境遇と重ね合わせて読んでいました。誰にでも当てはまる状況、心情が要所要所にありました。そして最後には自分の生き方や考え方は決して間違ったものではない、むしろ前向きに捉えて良いのかなと思えてきました。不思議ですねー

    一見この物語には大きな盛り上がりがないと思えましたが、思い返すと自分の人生に当てはまる事が多くてそれを盛り上がりとせずになんと言うか?と思いました。お金の事や人間関係や自分の醜さに悩んだ時(この先人生に何度あることか)にふと思い出しては読み返したくなる作品だと思います。

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    2023年03月15日