原田ひ香のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ私にとってタイトルには相反してちっともダサくない5話における母の小包ばかりでした。どれも秀逸なエピソードで、田舎から大都会東京の大学に進学したのはいいけれど友達が出来ない美羽。母が作ってくれた故郷のでしか食べられないお菓子で同郷の子達となんとか友達になれそうな予感。専業主婦として幸せな家庭背活を送っていたのに、キャリアウーマン思考の母に悩む莉奈。毒親に育てられ母のぬくもり知らずに育った愛華。彼女はあるネット販売農家の主に母親役を頼むけれど嘘はダメだと断られる。その農家の母と娘の話が続くが、彼女の娘もまた東京で男に裏切られ帰ってくる。毎年北海道羅臼から高級昆布が亡き父宛に送られてくる息子の卓也。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ「私たちには皆、名前がある。けれど、私たちは名前を捨てた。捨てなければ、生きていかれなかったからだ。」
デジタルタトゥーに苦しみ、名前を捨てた女性たちの再起の物語。
『ある男』を読んだ時も思い浮かんだ改名という手段、日本で非常に難しいのは、きちんと確立された戸籍制度(同一の戸籍に記載される夫婦と子供の三者間の”氏”は同じものとする)のためなのだそう。実際、日本で生きていく上での様々なことがすべてこの制度に紐づけされている。現在、戸籍制度があるのは、驚いたことに、日本と中国と台湾のみらしく、逆に、個人登録制の欧米などでは、簡単に改名ができるらしい。それぞれの制度には一長一短があるのだろうけど、