原田ひ香のレビュー一覧

  • 古本食堂

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    神保町で古書店を営んでいた兄滋郎が亡くなり、妹の珊瑚が店を相続することになる。親戚で国文科の大学院生の美希喜(みきき)も店を手伝うことに。
    二人の語りで物語は進み、様々な本、そしてグルメがでてくる。 
    古書店とグルメはミスマッチな気がしたが、すごくおいしそうな描写で神保町にご飯を食べに行きたくなる。
    作者の本への愛情も感じられる。
    古書店は敷居が高いけれど、こんな店があるのなら訪れてみたい、そう思わせてくれる本だった。

    第二話の会話の中で出てくる、クリスティ。昔何作か読んでいるけど、ほぼ忘れているし、読んでない物もたくさんある。『カーテン』、読みたくなった。
    第四話の『お伽草子』も読んでみた

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    2026年06月20日
  • 古本食堂

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    原田ひ香さんは
    止まらなくなる。

    情景がほんとに浮かびやすくて
    原田ひ香さんの小説に出てくる
    おじちゃん、おばちゃんは頼もしい。
    若い人に的確なアドバイスをしてくれる
    人生の先輩がでてくるので
    どうしたらいいんだろうと頭抱える時に
    いやもっと若い頃に出会ってたかった作品。

    進学や就職に悩んでいる人はもちろん
    今やってるこれ意味あるのかな、、など
    モヤモヤした迷いを抱えてる人へおすすめ。

    そして
    読んだ分だけ
    知識がぐっと広がる。
    神保町行ってみたくなった一冊。

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    2026年06月18日
  • その復讐、お預かりします

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    登場人物の設定、会話のリズミカルな流れ、とても好きな構成です。
    私は復讐を頼みたいことはないけど、この先、理不尽に納得できないことが会ったトキ、思い出そうと思う。

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    2026年06月18日
  • #台所のあるところ

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    ネタバレ

    物語の構造が面白い。そのお話もどう進んでいくんだろうと思うんだけど、どのお話にも入っているドラマの展開も気になる。タイトルにハッシュタグがあるのはそういう意味かと合点がいく。

    ままならないキッチン、ままならない人生…五十五歳の女性。夫は退職してボランティアで海外へ。子どもたち二人は独立。寂しさと人生の苦みを感じた。最後は「理想」の冷蔵庫ではなく、自分の欲しい冷蔵庫を買おうと新宿に向かう。読後感「前向き」

    半殺し…社会人五年目。恵比寿で彼氏と同棲。何かにつけて彼女のすることなすことに難癖。同棲時に持ち込んだ「テレビ」にも難癖。最後は「自分の人生の計画を立てよう」と踏ん切りをつける。読後感「さ

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    2026年06月19日
  • 老人ホテル

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    おもしろかった〜!高齢社会の闇と、生活保護大家族育ちの天使(えんじぇる)の成り上がり方よ。最初の“綾小路さんに何があるのだろう感”から、それを明かされてからのとんとん拍子感と平和感、そして天使がなぜ今の状態に陥ったかが明かされていく過程は本当に見事な構成。あ〜めっちゃよかったなぁ…!

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    2026年06月17日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    2話目までは、なんだか切なくなってくる。。
    3話の終わりから少し希望が…
    どうなることかと思ったが、良い終わり方、お話しでした。

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    2026年06月19日
  • 三千円の使いかた

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    お金の使い方や、人生について考えさせられる物語でした。私は何も考えず使ってしまうタイプだと反省し、貯蓄方法など勉強になりました。3千円は積もると大きいです。

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    2026年06月16日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    面白い!!桐子がとっても可愛い!
    この作者さんの書くおばあちゃんは可愛くて好き。
    その他の登場人物もとても魅力的!!

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    2026年06月14日
  • 三千円の使いかた

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    「だいたい、あなたのご両親が費用対効果を考えたら、あなたはここにはいなかった」名言だ。琴子さんのキャラが好きすぎる。お金と人生がテーマの本書。鋭い感性と金銭感覚で描かれているが、中学生のお小遣いが月500円、新作iPhoneは意外とお得、という旨の箇所で疑問符が生じた。本書を書かれた時と現代で時代が急速に変化しているのだろう、と思った。お金のことを考える際、私は本書を再び手に取るだろう。

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    2026年06月13日
  • 月収

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    月収が異なることでお金に対する捉え方がかなり違って見えておりなるほどととなりました。
    それぞれの主人公達が登場していてよかったです。

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    2026年06月12日
  • 老人ホテル

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    大宮の、あるローカルホテルの1階には、
    長期滞在の老人ばかりが「住んでいる」のです。

    当然宿泊料金は払っているので、貧しい訳では
    ありません。

    そんなホテルの清掃員として働く若い女性の
    主人公は、人に知られたくない過去があり、
    それ故に「働いてお金を稼ぐ」とは、どういう
    ことか理解できていないのです。

    ある時主人公は、ホテル住人の一人である
    不動産運用で財を成したと思しき老女に
    「お金の稼ぎ方」の伝授をお願いすることに
    なります。

    果たして主人公は、お金を稼ぎ幸せになること
    ができるのか。

    著者がテーマとしている「老後の幸せ」に焦点を
    当てた、誰もが通る道ではありますが、
    今は見て見

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    2026年06月10日
  • 三人屋

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    ネタバレ

    色々先が気になる状態で終わった!!パパのレコード、結局本人なの?!違うの!?だったり、夜月戻ってきて店名変えて、その後はどうなった?!等
    三人とも幸せに暮らしていけていたらいいなあ。
    まひるの夫はほんとーーにクソ。だからか4章は読んでて胸糞悪くなった。ふざけんなっ。まひるちゃん幸せになってね!!!!

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    2026年06月10日
  • 三千円の使いかた

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    ネタバレ

    原田ひ香のお金小説にハズレなしだな。
    過去に挫折した本なのだけど、なぜ挫折したのかわからないほど、今回は面白くて一気に読み終えてしまった。

    御厨家の女たちのそれぞれの金銭事情を中心にストーリーが進んでいくのは、原田ひ香さんのお馴染みの展開。
    独身一人暮らしの次女の美帆の会社の先輩、街絵さんがなんとも可愛らしくて好きです。ほんと会社の男どもは串刺しになるべき。

    私が一番共感したのは美帆や真帆の母である智子の話。専業主婦でガンの手術をきっかけに家事をまったくしない夫との関係と家の財政事情に直面するって話なんだけど、家事をまったくしない夫の描写がリアルで共感しまくりだった。無害ではあるけど、無口

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    2026年06月10日
  • 月収

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    お金に関する現状の不満や将来への不安が、リアルに切実に描かれていてすごく身に染みる。
    ただ、働き方や投資などについて詳しく書いている一方で、どの話も、月の稼ぎや貯金額は人生の目的や目標では無く、より良い将来や夢への手段なんだ、という終わり方をするのが、なんだか心がほっと軽くなる感じがして良かった。

    オムニバス形式で書かれているので、様々な境遇や事情をもつ多様な女性達の目線で語られていくのが、色々な見え方ができて面白い。
    また、異なる章の登場人物が登場した際に、まるきり違う見え方や印象でもって語られる場面を見て、「人って見た目や印象だけでは分からないもんなんだな」ということが改めて納得できた。

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    2026年06月08日
  • #台所のあるところ

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    女性の生きづらさとか、閉塞感が描かれている。みんな深夜ドラマの「台所のあるところ」というのを見て、いろいろ感じているらしい。
    途中ちょっとつまらなかったけど、最後まで読んだら割と良かった。

    第1話 夫の尚喜が60歳で定年退職、再就職を断って途上国でのボランティアをやりたいと言い出した。無給ではなく、それなりの給料は出る。冷蔵庫が壊れた。冷蔵庫の中を掃除してとにかく捨てる。しばらく冷蔵庫なしで生活する。急に悠華が帰ってくる。

    第2話 就職五年目の陽愛乃は彼が勧める銘柄が本当に正しいのかと思う気持ちから、つい無料相談に足を踏み入れてしまった。一度会社に戻り、終電で家に帰ったが彼はまだだった。年

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    2026年06月08日
  • 古本食堂 新装開店

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    この方の本を読むのは、このシリーズがはじめて。
    珊瑚とそのまわりの人々、そして古本と食べ物。大きな事件はなくても、生きてると色々あるのよねと思い出させる日々。珊瑚の生き方はちょっとびっくりですが、それも良いのかなと思ってしまうのが、珊瑚の人柄かな。

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    2026年06月07日
  • 三千円の使いかた

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    ネタバレ

    柔らかくて、少し笑えて、少しホロッとくる。世代を問わず人生辛いことやままならないこともあるけど、それでも前に進んでいきたいと思わせてくれる一冊だった。

    以前読んだ『喫茶おじさん』同様に、生活の中にある、緩いけどしっとりとした不安を書いていた。

    どれもこれも妙にリアルだ…

    ここ1年ぐらいで人生を豊かに過ごすために意識的に手札を増やさしていかねばと思っていた。この本の内容は本当に沁みる。

    「いつからでも、どこからでも始められるように備えておくことが誰でも必要なんじゃないかな。」

    本当にそうだと思う。

    現代を生きる上では「備えておくこと」、僕の解釈としては複数の選択肢を持っておくことは結

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    2026年06月06日
  • 喫茶おじさん

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    ネタバレ

    さくさく読めて、凄く癒された!予想外の読後感!
    平凡で穏やかな性格ながら、バツイチ、無職、離婚の危機と、多々傷心の過去を持つ松尾純一郎。そんな純一郎が趣味として巡る喫茶店の、どのお店の雰囲気も素敵で、メニューも美味しそうなこと!行く先々で出会う喫茶店が、傷心の純一郎を慰めているような、そんな様子がじんわり伝わってきた。
    純一郎の過去はなかなかの出来事なのに、何とも哀愁漂う感じから目が離せなかった。何だろう、読みながら不思議な癒しを感じずにはいられなかった!でも、最後で離婚を決意した時に流れた涙のところは同じくほろっとしちゃった( ・-・̥ )
    一度は失敗した喫茶店経営を、エピローグでは再チャレ

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    2026年06月06日
  • 定食屋「雑」

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    強い!強い女たち。
    でも、ただ女性を讃える話ではないのが良い。
    年齢差や立場を超えた友情が、彼女たちに苦境を乗り越えていく力を与えてくれる。
    頼り、頼られながら、前を向いて進む二人がうらやましい。

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    2026年06月06日
  • 古本食堂

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    とても素敵な小説だった。
    読み終わった後、ああ好きな作品だなって
    心がほかほかした。
    亡くなった滋郎の妹で、古本屋を相続することになった珊瑚と、珊瑚の親戚の国文科の大学院生、美希喜のそれぞれの視点から物語が進んでいく。美味しい食と優しい人たち、興味深くよんでみたくなる本が詰まっていて、私の大好きな一冊となったな。滋郎さんが亡くなった後もたくさんの人に影響を与えていて、涙が溢れた。心の中で生きているんだなって。
    珊瑚さん視点も美希喜ちゃん視点もどう物語がすすんでいくんだろうってワクワクして、途中から一気によみすすめられた。
    大好きになった一冊。

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    2026年06月04日