原田ひ香のレビュー一覧

  • 古本食堂

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    ネタバレ

    主人公・鷹島珊瑚が亡くなった自分の兄の店である神保町にある古書店を引き継ぎ、親戚で国文科の大学院生・美希喜とともに周りの人に助けられながら過ごしていく話。
    古書を通じて人の悩みを解決したり、人と人をつないだりと本の持つ暖かい力を感じた。
    電子書籍が主流になりつつあり、こういった暖かい人情ある本屋や古本屋が失われつつあるので、後世にもこういった店員さんと気軽に世間話でもしながら本を探せるような本屋を遺していきたいと思った!

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    2025年10月19日
  • あさ酒

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    原田ひ香さんの著書に出てくる主人公は、年齢問わず感情移入しやすいのですが、今作は年齢が近くてものすごく共感できました。

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    2025年10月19日
  • 喫茶おじさん

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    おじさんの自分も松尾純一郎と同じ所がある気がして少し落ち込む。妻には紹介出来ない本。
    喫茶店で大失敗したけれども、喫茶店で自己を振り返り、喫茶店で人生をやり直そうとする。

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    2025年10月18日
  • 古本食堂

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    まず、泣いた。とても泣いた。泣くと思っていなかったのに泣いた。原田ひ香さんの、食べ物と人物の描写が好きだから読み始めたけど、なんと人間の愛おしいことか!とてもわかる。登場人物みんなの気持ちが、しかも、綺麗じゃない、邪心込みの気持ちが、とても、わかる。私もそう思う、と思いながら読んだ。あと、神保町にまた行きたくなった、この本を片手に。原田ひ香さんの本は、大体、みんなのことを愛おしくなるな。強いていうなら、まだ、タイトルの食堂の意味合いがすこーし薄いというか、タイトルから想定する展開の一歩手前だった気はしたかな?でも、文豪が愛した食事を、外食(もしくは中食)するということで回収された。

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    2025年10月18日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    若干 ウ◯◯マくん色があり、「月収」「三千円の使いかた」と比べて刺激があるおかね小説。夢中になって読んだ。
    麻友子と彩の話自体面白いが、積立投資の途中の選択が人生を分けた。他責か自責か。お金と心に余裕がないと、ボラタイルな局面での対応で差が出る心理がよくわかる。
    運用も人生もそんなに上手くいかない

    備忘録 
    今この本を読んでる前の席の人はCFP(タックス)の勉強をしてる。私はCFP(ライフ)の勉強しないでこの本を読んでいる。麻友子が財善に伝えた感謝の言葉を貰えるように勉強しなければと思いながら。
    隣の注文をしないで席に座った男は、その隣の勉強している女性に話しかける事3度。ナンパか詐欺か?そ

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    2025年10月17日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    一橋桐子(ひとつばし きりこ)79歳。
    今は、久遠樹(くどう いつき)が経営する不動産関連の会社の、清掃部門のチーフを務めている。
    「団地の改革」についての相談を受けた久遠は、桐子と、ハワイの大学を辞めて帰国した榎本雪菜の二人に、『猿山団地(さるやまだんち)』の住み込み管理人を任せることにした。
    お掃除はお手のものの桐子だが、クセの強い住人たちに名簿作成の協力をお願いすることにまず手こずる。

    前作『一橋桐子(76)の犯罪日記』では、身内の縁も切れ、同居していた親友が亡くなり、なけなしの財産を盗られるという悲惨な状況に陥った桐子が、「犯罪を犯して刑務所に入れば老後も安心」などと思いついてしまっ

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    2025年10月17日
  • 定食屋「雑」

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    300ページ
    1600円
    2025年10月10日〜10月16日

    初めて読んだのに、なぜか既視感のあるストーリーだった。夫に離婚を突きつけられるのも、夫の行きつけだった定食屋で働くことも。不思議に感じて、この本読んだことないよね?と色々確認しながら読み進めた。最後には心がほっこりと温まる一冊だった。続編をぜひ読んでみたい。

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    2025年10月16日
  • 三千円の使いかた

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    ネタバレ

    『人は三千円の使いかたで人生が決まるよ』祖母の教え…深いなぁ
    テレビドラマを観ていたのでキャストのお顔を思い浮かべながら読み進めた

    浪費しがちの美穂
    姉の真帆は早くに証券会社退職し結婚、節約しながら子育て600万貯蓄、偉いなぁ
    両親の貯蓄は娘の大学、結婚、親の葬式等にどんどん出費が嵩み、今や100万弱…どこかの政治家さんが仰っていた老後は2000万必要なんて、どうやって貯めれば良いの?が現実
    我が家も同じです(涙)
    1000万貯めた祖母琴子、それでも将来が不安で働き出す
    皆が悩みながら、お金と向き合い奮闘
    美帆は1000万貯めて犬と暮らせる家を買う目標をたてる
    節約セミナーで知り合った翔平は

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    2025年10月15日
  • その復讐、お預かりします

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    穏やかじゃないタイトルなのに話の内容はほんわか、心が穏やかになる
    ミステリーが大好き、復讐系はちゃんと復讐してスカッとするのが好き笑な私ですが
    これはスカッとしないけど柔らかな納得があります
    話も面白くなんだか癒されるおすすめです

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    2025年10月12日
  • 月収

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    お金の価値観や感覚って人それぞれだと思ってはいたけれども、人生とお金の向き合い方も複雑だな。
    経済小説やお金にまつわる話は、人間模様がドロドロと描写している事ご多い。この本では、派手な展開はないけれど、身近にいそうな人たちのリアルなお金の悩みや選択が静かに沁みてくる。

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    2025年10月11日
  • 東京ロンダリング

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    原田ひ香さんといえば、お金が絡んだ小説が多いイメージだった。
    今回は事故物件をロンダリング(浄化)していくお仕事をしている女性の話である。
    この女性は結婚をしていたが自分の不貞で、離婚を迫られてしまい、お金も居場所もなくなった所でロンダリングに出会う。
    何もかも無気力で、自分の行いを後悔し、とにかく何も感じないように決まったルーティンで生きていたが、ロンダリングであるアパートに入りそこで出会う人々との出会いで再生をしていくという物語。

    まず、この女性の生き方にどこか共感できる所や安心感がありスラスラ読んでいける。
    更に物語後半では、少しずつ再生していく光が見えてくるような終わり方をしている。

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    2025年10月11日
  • あさ酒

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    色んなお店が出てきて今回もメモさせてもらった!また東京に行った時に行きたいな。
    印象的だったのはパチンコ依存症の母親。
    子供に会えない事は辛いのにパチンコがやめられない描写が本当に怖かった…

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    2025年10月10日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    タイトルから期待値は低かったのですが、とてもよかった!
    悩めるおばあちゃんの苦悩とまわりの人々のあたたたかさを感じることができて最後はとてもほっこりした気持ちになりました。

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    2025年10月09日
  • 喫茶おじさん

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    自分も周りが見えていない、自分をわかっていないおじさんですね。共感と教訓、そして憧れ。後半気になって一気読みでした。

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    2025年10月09日
  • 三千円の使いかた

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    あるある感満載 
    20〜70代の登場人物が、それぞれの世代あるあるの悩みを抱えながら自分たちの幸せを見つけていくストーリー。軽いタッチで読み進められ、でも最後は不覚にもグッときてしまった。お金の使い方には生き方がギュッと詰まっている。幸せは、幸せ感は、自分でつくっていける・いくべき、それを確認した。

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    2025年12月05日
  • 古本食堂

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    ネタバレ

    亡き兄が営んでいた古本屋を整理する妹の”珊瑚”と、親戚の大学生”美希喜”を主人公とする小説。

    ふたりの共通点は、将来を決めかねて悩んでいること。古書や店を訪れる人たちの出会いを通してそれぞれの道を見つけていく過程が描かれています。

    兄が大切にしていた古書店と誠実に向き合う珊瑚が、とてもチャーミングで素敵でした。
    美希喜は嘘をつけないまっすぐな性格で、相手の気持ちを大切にしつつ、自分の意見もしっかり言える強さを持っています。
    共通点が多いふたりだから、年齢差を感じることなく距離が縮まったのだ。とてもいいコンビだ。と感じました。遠慮がちだった冒頭から徐々に距離が縮まり、ラストのやり取りはまるで

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    2025年10月07日
  • その復讐、お預かりします

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    ネタバレ

    面白かった。
    元恋人に復讐したいと考える主人公の気持ちに共感はできなかったが、心理描写が丁寧で、寄り添いたい気持ちにはなった。

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    2025年10月07日
  • あさ酒

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    ネタバレ

    ランチ→あさに変わったと思ったら、主人公が変わっていた。
    恵麻ちゃんは良くも悪くも若くて、コミュニケーションに遠慮がなく、人との関わりに余計な気を回し過ぎてしまう。
    今後どんなふうに成長していくのか楽しみ。

    祥子さんは角谷さんと復縁して、私はとても嬉しい。
    明里ちゃんはきっとわかってくれるし、お母さんが幸せなところをみせるのって大事だと思う。
    ただ、恵麻ちゃんの復縁はちょっと心配かな。
    まぁタケルをもう一度信じられるところも、若さ故なんだろな。

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    2025年10月05日
  • 古本食堂

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    ネタバレ

     色んな人生の問題を抱えるクセの強い人たちとそれの未知な世界である本との出会いと変化!キャラクター達がクセが強くて面白い。ご飯も美味しそうである。すでに故人だが、やはり前の古本屋の主人の人格がおもしろい。人生を豊かに生き抜いた人特有の余裕や自信、周りの人々の心に深く残る姿がありありと残っており、死後もその存在感が健在である。このような人間こそ大人物といえるのかも?

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    2025年10月03日
  • 東京ロンダリング

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    東京をロンダリングするって すごい話だなぁと思い 購入しました

    面白かったです

    いろんなことがあった物件を浄化して再生させるってことだったんですね

    関った人たちが優しいのと りさ子さん自身が再生できてよかった

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    2025年10月03日