あらすじ
学生時代の友人同士で立ち上げたベンチャー企業「ぐらんま」で働く社員たちは、多忙な日々を送っている。不規則な生活のせいで食事はおろそかになり、社内も散らかり放題で殺伐とした雰囲気だ。そんな状況を改善するため、社長は会社で家政婦を雇おうと提案をする。やってきた家政婦の筧みのりは、無愛想だが完璧に家事をこなし、心がほっとするご飯を作ってくれる。筧の作る食事を通じて、社員たちは次第に自分の生活を見つめ直すが、その矢先思わぬ出来事が……。人生の酸いも甘いもとことん味わう、滋味溢れる連作短編集。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
このお話めっちゃ好きだ!原田ひ香の小説はどこか身近で共感したりほっこりしたりが良いのだけれど、これはただのほっこりではない。若き起業家たちの青春小説でもない。その要素を持ちながらのミステリー!とても面白かった。紅一点がブスなのも全く恋愛が絡まないのも良かった。あとは出てくる料理がたまらなく美味しそうでよかった。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃおもしろかった。実家に帰ってご飯食べたくなった…。
ほっこりさせられる日常部分と、えっ!?ってなるミステリー部分のバランスが良くてすぐ読めました。
Posted by ブクログ
ゆるーい感じ希望で読み始めた。
ゆるーくドラマを見ているような感じで読み進めていたけど、だんだん面白くなってきて一気読み。
大学生の仲間で起業。
いろんな立場とか生きてきた環境とか
からまりあってるんだなぁ。
人生ってこんな感じでいろいろあるなと。
ゆるく手に取ったけどこの著者の他の作品も見てみたくなった。
Posted by ブクログ
微妙な人間関係、人の心の反応、そういうものを全ての登場人物から感じることができます。
だからと言って何かを「得る」物語ではないのですが、それがとても心地よく感じる一冊でした。
登場人物たちの連作短編集になっているので、読書初心者でもかなり読みやすいと思います。
Posted by ブクログ
面白かった。
全ての食事の表現が素晴らしかった。
素晴らしいものを生み出す力があるのに、育てる力が致命的に無い人の孤独と暗い気持ちが胸に残った。
Posted by ブクログ
よくあるハートフル系食べ物ストーリーかと思ったら普通にひとこわ系のホラーで良い意味で(?)裏切られた感。食べ物の描写はすごくあったかくて美味しそうだし、過去の人間に縛られず皆で未来を向いて自由になるハッピーエンドなので安心した。
Posted by ブクログ
こんな家政婦さんいてくれたらいいのになぁと。確かにスパイのようにも思えた節はあったけど、あれはあれで筧さんの能力ってことにしてくれたらよかったのにとも思う。ただ、急展開の中にもあたたかさがあり、少しのスパイスとして機能していた気がするするので、総じていい本でした。
ももちゃんエピソードが好きだったなあ。
Posted by ブクログ
大学時代の仲間達で立ち上げたベンチャー企業を舞台に、そのメンバーとそこで働くことになった複雑な過去を持つ家政婦さんが織りなす人間模様。それぞれの現状に対する思いと、家政婦さんが作る心を開かせる料理が物語のスパイスとなりストーリーが進んでいく。最後の急展開は予想できなかったが面白い。人の強さ・弱さを考えさせられる。
Posted by ブクログ
いつものほっこりする原田ひ香さんワールドかと思って読み進めていたら、途中で展開がガラッと変わって、まさかの結末。
音楽で例えたら、長調から短調な転調してそのまま終わった、みたいな感じ。ちょっと怖かった。
Posted by ブクログ
原田ひ香さんの作品の中で1、2に好き。
ベンチャー企業ぐらんまは家政婦を雇うことに。
家政婦の筧みのりはホッとする食事で従業員たちの心を癒し自分たちの生活を見直すきっかけをくれる。社員たち、みのり自身も秘密を抱えていて最後もすっきりするハッピーエンドに納得。
Posted by ブクログ
ご飯を食べて心をほぐしていく系の話かと思いきや……
読み進めていくうちに登場人物達の内面や抱えてるものの苦さやもやもやが出てきます。
ラストに差しかかる時に違和感の謎が解けたり、
「自由になっていい」という言葉に肩の力が抜けました。
登場人物達のそれぞれの未来があかるいものになりますように。
Posted by ブクログ
家政婦さん固定の、読んでてお腹空いてく短編集と思ったら、、、騙されました。
4章(3章?)以降は軸がしっかり出来てきて、ある人物のイメージもぐにゃぐにゃしてきて。
話の中身の割に共感したり、ビビッと来たりするものはなかったけど、けど面白かったし読んで良かったなと思える本でした。
お腹は空かない、焼きリンゴと鯛茶漬けは食べてみたい。
Posted by ブクログ
喪失の痛みを携えた若者たちが不思議な家政婦さんの温かい料理でほっこり癒されていく話かと思ったらとんでもない結末だった。
料理にほっこり癒される面も確かにあるのに同時にどろりとしたミステリーと邪悪も両立するんだと感心した。
Posted by ブクログ
ご飯系のお話はやさしい気持ちになれるものが多いのだが、このお話はずっと重かった。
作中の皆の閉塞感や不安、ピリピリとした空気が伝わってきそうだった。ご飯がある時だけは少し和らぐのだけど、予想とは違う。
家政婦さんは部外者かと思ってたんどけどな。最初から欠けたメンバーが解決してくれるのかと思ってたら逆だった。欠けたメンバーはある意味重要だが、必要ではない。彼のおかげで今があり、彼のせいで今がある。
収束に向かう話の先は漸く霧が晴れるようだった。彼らの門出がよいものとなればよいな。
ご飯系のお話なので作中ちょいちょい出てくるのだが、鯛めしと玉子焼きが美味しそうだった。いいなあ。
Posted by ブクログ
読む前にレビューをいくつか目にしてしまったのもあり、少し内容が想像できた上で見てしまったのだが、それでもそれぞれの人間模様や関わり含めて面白いと感じられる部分は多々あった!
最後もう少しその後を知りたいなぁと思ってしまった部分はあったかな、と。。。
あとは筧さんの人物像が少し想像しづらく(変に口調が乱暴だったりするところ)入り込むまでに時間がかかってしまった
Posted by ブクログ
最後まで読み切った。
今までの原田さんの作品とは違う感じ。
現代でも問題視されてそうな、
無戸籍の話もでてきた。
人にはおすすめしなくてもいいかな。
Posted by ブクログ
もっとのんびりほっこり系のオムニバス小説を想定していたんだけど、思ったより重かった。筧さんは影の人間かと思いきや、主人公だったのか。
そう。学生起業って人間関係難しいだろうなと思っていたので、なんとなくありそうな話だなとは思った。
Posted by ブクログ
2026.06.01
殺伐とした人間模様の合間に出てくる、シンプルだけど心のこもった料理たちがいい役割を果たしており、癒されながら読んだ。
ほっこりとしたストーリーを想像していたがそうではなく、リアルな人間関係だなあと膝を打ちたくなる。
久しぶりに出汁を取って料理をしてみようかなあと思った読後。
Posted by ブクログ
相変わらずご飯の描写は美味い
食べたくなる
人間模様も良かったに、家政婦の過去あたりで??ってなってきて、着地点も、まあ綺麗だけど、求めていた話ではなかったかな……
Posted by ブクログ
古本食堂で好きになった原田ひ香
ご飯のシーンは本から湯気が立ち込めるように、ご飯のにおいがするように目の前に現れてお腹が空く本だった
レシピをメモして作ろうと思う
終盤にかけてのストーリー展開がこれまでの展開とテイストが変わってついていけなかったので星3
Posted by ブクログ
最後は『そうきたかー』、でも悪くない。
一つ一つの章が登場人物で繋がっていて、美味しそうな料理も紹介さてれいて、サクッと読めて面白かった。3.6
Posted by ブクログ
大学生の頃ビジコン運営に携わってたメンバーが実際に起業して最近買収されてたから、すごく身近な話に思えた。社会的排除から社会的包摂の世の中に、、自分自身の意識も、、まだまだ排除の意識が強い世の中だと思う。色々と考えさせられました。
Posted by ブクログ
途中まで、あまり肌に合わないなぁと思っていたけれど、後半も後半、毛色が変わってきて、そこからあっという間にラストへ。ちょっと急展開すぎるような。
よい終わり方ではあったけれど、ううむ。
Posted by ブクログ
仕事に行き詰まったり迷ったり悲しんだりした時は、たいていご飯が助けてくれる。
味覚も嗅覚も胃も掴まれたら幸福感に満ちてよしって立ち上がれるもんね。
意外にもこの連作短編は少しミステリー寄りで食より人間関係の複雑さが突出していた気がする。
人を支配してやろうという邪な心を持つ人は結果的に誰も寄り付かなくなるんだから、平和に生きていきたいね。
Posted by ブクログ
おばあちゃんかな、疲れたときに、ほらまずはこれ食べて、とそっと癒してくれる話と思ってたら全く違うから気をつけて!
学生時代に立ち上げたベンチャー企業で働く若者たちのそれぞれの視点からの連作短編集。最近ぎくしゃくしてたけど家政婦筧さんのお料理で和み始める中での柿枝という不穏(だれ?!)。筧さんはお世辞にもほっこりしてないけど、新しいタイプの家政婦は見た!な人で少しずつ絡まった糸が解けていく。
それにしてもリーズナブルで美味しそうなごはんがたくさん。ミステリ×飯テロの新たな味わいの物語。
Posted by ブクログ
題名、そして各短編を通じての主人公である家政婦・筧が料理を通じて織りなす温かい小説……を想像していた。しかし、序盤の胡雪と筧のやりとりを読むにつけ違和感を抱いた。同じ大学で学んだ仲間と起業したIT会社。発起人の失踪後から物語は始まる。そこに、筧の暗い過去が「合流」し、重さが増していく。最後はマイルドなサイコパス小説のようで、あまり後味は良くなかったな~