原田ひ香のレビュー一覧

  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    アウトドアに長ける、歳下のアシスタントを好きになる子持ちの漫画家のシングルマザーの話が素敵だった。年齢を気にしないで恋できるっていいな

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    2025年09月04日
  • 定食屋「雑」

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    三人屋シリーズやランチ酒シリーズが好きだから期待して読んだけど、やっぱりいい!
    きれいに話がまとまり過ぎず、人間らしいもどかしい感じがモヤモヤするけど現実的で良かった。

    健太郎は人として嫌な奴、ずるいよなと思う。
    結婚していればいろいろあるだろうし、自分と考えが違ったりうんざりしたりするけど、勝手に自分の不満だけ言って出ていくとか子供っぽい。
    しかも弁護士かと思えば、なんだかよくわからないファイナンシャルプランナーの卵だかの女が後ろにいたりして。
    でも実際こういうずるくてちっさい人っているから、モヤモヤムカムカする。
    沙也加には本当に幸せになってほしい。

    それよりも【もふもふ卵道場】は最初

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    2025年08月29日
  • ミチルさん、今日も上機嫌

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    たまたま出会った本だったけど、40代という年代や、恋愛などのステージからいい意味で諦めて達観していく様子が読んでいて共感できて楽しかった。

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    2025年08月29日
  • 古本食堂

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    愛の形も色々。
    とても落ち着いた大人の内容だった。

    古書とおいしいものが溢れている神保町。
    ワクワクが膨らみ、いつか訪れてみたい♡

    自分の街にも落ちついて読書ができるお気に入りカフェを見つけたくなりました。

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    2025年08月26日
  • 東京ロンダリング

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    事故物件をロンダリングする主人公というだけでも面白いのに、
    主人公であるりさ子の再生の物語としても面白かったです。

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    2025年08月26日
  • 一橋桐子(79)の相談日記

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    犯罪者志望だった一橋さんが今度は団地の管理人。
    原田ひ香さんの軽くて穏やかな筆致が存分に生かされていて楽しく読めました。桐子さんは相変わらず底抜けにいい人で、いい人がいい人に囲まれて報われるのを見るのは気持ちがいい。穏やかだけでなく、後半はそれなりにヒリつくする展開もあり、焦ってページをめくることにもなりました。「秀和幡ヶ谷レジデンス」をコミカル小説にしたような感じ。

    強いて不満を言うなら、久遠や門野が活躍するこの先の話もあるはずで、それがあればもっと楽しめたかなと思いました。

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    2025年08月25日
  • 口福のレシピ

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     老舗の料理学校の娘は家の意向に逆らい、料理系インフルエンサーとしてそこそこ名を挙げている。豚の生姜焼きレシピの創始者の昔話が時折挟まれ、料理そのものだけでなく調理法等の時代の違いも感じられるため、読んでいて楽しい。家族とのわだかまりを少しずつ解消の道に進める坂崎が、計算通りに自分の意のままに品川家を操っていそうで面白い。現代は何でもネットで調べれば大抵の物を美味しく作れるが、最初にレシピを考案した人が試行錯誤を重ね苦しんで生み出したことを改めて実感できた。りんごを使った豚の生姜焼き、今度作ってみよう。

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    2025年08月24日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    もぅ〜!!
    最高の1冊!!
    文庫本で読ませていただいていいのか!?って心のなかで叫びました
    お買い得だと思います、この1冊

    恋と食のある10の景色のサブタイトルもすてきですが、わたしとしては恋よりもひととひととのつながりを強く感じました

    誰かと出会うこと
    誰かと寄り添うこと
    誰かと愛し合うこと

    それはとても簡単なようで、簡単ではない

    いっしょに食事することも相手が違えば、高級であっても味気なく、カップ麺でもおいしく感じるように

    最後の山田詠美さんの『恩讐の彼方のトマトサラダ』まで、どの作品も好きですが
    しいて!!
    強いて、好きな作品は
    君嶋彼方『ヴァンパイアの朝食』
    奥田亜希子『白と

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    2025年08月24日
  • 古本食堂

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    とっても良かったー!心にじんわりと響く、しみじみと本の良さを感じられる作品。本好きな人はきっと気に入るだろうな。さらに作中で紹介される作品は食に関するものが多い上に、美味しそうな食べ物も登場するのでそこも良い。
    神保町の古書店主が亡くなり、その店の今後を考えるために北海道から上京した70代の珊瑚さん(兄が付けてくれたという名前が本当に素敵!)と、その甥の娘である美希喜が店の客や近所の人たちと交流していく。実在する神保町の喫茶店やカレー屋さんなどが登場するので、聖地巡り的なことをしたくなる。たくさんの人に尊敬されて頼られる滋郎さんも、おっとりしているけど的確にお客さんにおすすめの本を提案する珊瑚

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    2025年08月21日
  • 一橋桐子(76)の犯罪日記

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    一緒に住んでいた親友の死によって、天涯孤独となった桐子さん。様々な問題が降りかかる。
    孤独、高齢者の転居問題、香典泥棒、年齢による解雇。回りでは、結婚詐欺に、認知症…。これから年を重ねて行く者にとっては、不安だらけ、他人事ではない。その不安逃避手段としての刑務所行きを画策、右往左往する桐子さんだが…
    最後はいろいろな人たちのバックアップでほっこり。読後、何故か「正直者のこうべに神宿る」ということわざが、頭に浮かんでしまった。桐子さんが善い人だから、皆が手を差しのべてくれるのでしょう。
    でも現実の世界では、これらの問題に苦しんでいる高齢者がたくさんいる。政治家の人たちに、認識していただきたい。

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    2025年08月17日
  • 財布は踊る(新潮文庫)

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    人々のお金のリアルな数字や感情、
    その人が育ってきた環境や、現実、生活、仕事。
    周りとの比較や欲望などお金のリアル、それらが生活にどのような影響を与えるか。お金と人々のストーリーがすごく具体的に表現されている。お金の向き合い方、人間関係、社会との向き合い方を、考えさせらる一冊だった。

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    2025年08月15日
  • 東京ロンダリング

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    離婚、家なし、金なし、帰る場所なしの主人公が失意の中ロンダリングという仕事を通して出会った人と自分の生きる道を見つける再生の物語。
    読んでいて、ずっと面白かった!
    不穏な仕事内容の中で、出会う人や町を通して少しずつ考え方が変わっていく。
    しかし、他人の意見に全て左右されるのではなくロンダリング(浄化)は自分にしかできない能力だと受け止めて心の安らぎも緊張も人生には必要なことだと思わせてくれる。
    亮がいい男すぎる〜

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    2025年08月03日
  • ランチ酒

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    若くして結婚、出産、離婚を経て迷いながらも懸命に生きる主人公。主人公の仕事「見守り屋」で出会う様々な人との交流。仕事終わりの晩酌ならぬランチ酒。プライベートでも仕事でも毎回うまくいく訳じゃないけど、美味しいランチとお酒に出会う描写でほっこり癒される。食べるってなんて素敵なんだろうって思わせてくれる。連続短編集で読みやすい。

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    2025年08月02日
  • 人生オークション

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    前から読みたいと思っていた本で旅先の古書店で出会い読みました。旅先の帰りの電車の中でするすると読み終わりました。読後感がスッキリするとともに、自分の人生や生活について見つめるきっかけになりました。

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    2025年07月27日
  • あさ酒

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    ままならない人生をたくさん集めた感じでしょうか。
    ちょっと希望ある感じが現実味を感じます。
    なんにせよ、今はこういう人たち増えてるよな〜

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    2025年07月26日
  • 古本食堂 新装開店

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    ネタバレ

    古本屋さんの店内に珈琲+本一冊、なんてメニューがあったら絶対惹かれるな…。
    どこかの古本屋さんでやってくれていないだろうか。
    最後、珊瑚さんがする決意には胸がぐっときた。
    幸せになってほしい。そして続編希望。

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    2025年07月26日
  • 喫茶おじさん

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    周りのみんなから、口を揃えるように、何も分かってない。と言われて、仕事もなければ家族の関係も冷え切っていて、苦しいなと思いながら、喫茶店でのメニューがどれもおいしそうで、救いだった。これだけ外に出掛けて、食べれてたら、どんな困難でも、まあなんとかなるかって思えるかもね。喫茶店巡りがいいなと思ったし、ナポリタンやあんバターサンドを食べてみたいと思った。読むのが辛いのに、ページをめくる手が止まらないという感覚だった。久しぶりにヒットして、刺さった一冊だった!

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    2025年07月25日
  • 喫茶おじさん

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    喫茶店を巡る早期退職したおじさんの話が、なぜか心に染み入る。あぁ、純喫茶に行きたいなぁーと思わせる一冊。

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    2025年07月21日
  • あさ酒

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    読みやすく美味しそうでお気に入りのシリーズ。結婚間近に訳の分からない理由で振ったことをそんなあっさり許していいのかと思った。

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    2025年07月11日
  • あさ酒

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    祥子の人生の選択、最後かっこよかった。
    人とうまく付き合っていくには、強がりすぎてはいけないのだと学んだ。
    目の前の人を信頼して、話し合っていく。
    自分がどうしたいか、相手のことをどう思うのか。
    思いは伝えていかないと、伝わらない。

    話は変わるけど、最後出てきたラー蕎麦が気になる。ホッピーも飲んでみたい。
    インドカレー×日本酒もいいな。
    原田ひ香さん、今度パン呑みも書いてください。

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    2025年07月10日