無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
個人的にはとても読み応えがあり、面白かった。
住処、生き様、プライド‥ 食べることは生きることと同じ位、住処選びは生きることだと思う。
やっぱり、住む場所ってとても大事だ。
パっと見のタイトルのイメージと、内容に良い意味でギャップがあった。一つのマンションを巡って、どれだけ人の歴史、思い入れ、事情が詰まってるのか‥ 人は自分の住処を守ろうとしたときに、どんな行動に出るか。どんな選択をし、何を発言するか。
白黒ハッキリしない終わり方も、実にリアル。
第1章の『おっぱいマンション』という、グッと人を惹きつけるワードも良いですね。
宗子が女優になりきったときの『私は文化に住みたい』という表現が素晴らしいと思った。
原田ひ香さんの、現実的な題材、大好きです。
Posted by ブクログ
マンションの老朽化をテーマにした作者らしい社会派小説。メタボリズム建築と言えば思い浮かぶ実在のマンションについて、そこまで知識のない自分はどこまでが真実の話なのか、解説が気になりながら読み進めた。マンションの建築家の娘やその片腕、マンションの住民の心理描写を丁寧に織り込みながら進む展開はとても辛辣でありながら感情移入出来た。途中、浮気癖のある旦那が2人出てくるのが印象的だが、婚約はその後どうなったのだろう。序盤からの曖昧な展開が最後に事務所の社長による隠蔽工作である展開であったことが明かされるが、結論は読者の想像に任せる結末に。アスベストが使われた建物は解体費用が倍かかるのでこの後の展開は相当揉めそうと感じた。
Posted by ブクログ
「そのマンション、終の住処でいいですか?」
原田ひ香
〜あらすじ〜
有名建築家による一等地の中古マンション。
誰もがうらやむその家はしかし、とんでもない欠陥住宅だった!
上手くいくはずの改修工事は新旧住民の様々な思惑が絡み合い、混沌の様相を呈していく。
デザイナーズマンションに人生を振り回された人々の胸中にあるのは、幸福か、絶望か、見栄か、プライドか。
誰もが身につまされる、終の住処を巡る大騒動。
以下ネタバレあり
黒川紀章の中銀カプセルタワービルを彷彿とさせるストーリー。
実話とフィクションが混じったような内容。
一等地のデザイナーズマンション。
しかしとんでもない欠陥があって、
建て替えするかどうかで揉める住人の話です。
マンションが結局どうなるか!?!?よりも、
住んでる人たちの裏事情を俗世的に楽しむような話でした。
そして、小宮山という天才建築士に対して、
羨望と、嫌悪感、両方同じくらい入り混じって複雑な感情を抱いている人が何人もいる。
賛否ある建築士なんだろうなぁというのが伝わる。
一等地の誰もが知る有名デザイナーズマンションに住むことへの執着やプライド、選民意識、お金のこと、色々な人間くささが良かったです。
短編集のような形で、
住人ごとにスポットライトが当たり、
そこまで重くならずに読める内容でした。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。